mamiさんのクチコミ(12ページ)全618件

　次に18世紀の聖人ピアール・デリーの墓の「クトゥルグ・チムール・ミナレット」へ。中央アジアで一番高さのあるミナレットで60ｍもあります。まさしく天に届くかのように聳え立っています。ミナレットの壁面には細かな美しい模様が刻まれています。

　トレベク・ハムニ廟の近くにあり、ホラズム王国を滅ぼしたモンゴル軍のハーンで、イスラム化したシェイク・セイト・アフメトの霊廟です。この霊廟の棺を7回まわると、メッカに行くのと同じ効力があると言われているそうです。

　いよいよトルクメニスタンに入り、ホレズム王国の発祥地クフナ・ウルゲンチの観光です。最初に「トレベク・ハムニ廟」へ。クトゥルグ・チムールの正妻のために1370年に建てられた霊廟です。主室のドームには、美しい星空のようなモザイクタイルが残っています。

　タシュ・ダルヴァザ(南門)は、東西交通路の要所とも言うべき門で、かつてカラムク砂漠へ行く人は、この南門から出て行き、砂漠から来る人も、この南門を目指してやって来たそうです。静かに目を閉じると、その頃の光景が瞼の裏に浮かんで来るようです。

　19世紀に作られた比較的新しい宮殿です。17世紀に作られ、宮殿として機能していたクフナ・アルク城塞を古い宮殿と呼び、タシュ・ハウリを新しい宮殿と呼び区別しました。　左手前が王様の間で、50㎝程高くなっていています。その近くから第一夫人、第二夫人、第三夫人、第四夫人のスペースとなっています。

　イチャン・カラの東門のパルヴァーン門は、かつて奴隷市があったことから「奴隷門」と呼ばれています。現在は、そんな雰囲気も全くなく、門の周りは観光化されていて、お土産屋さんなどたくさん並んだ門となっています。

　ヒワの「イスラム・ホッジャ・ミナレット」は、ヒワで最も高い建物で高さ約45ｍもあります。1910年、ヒワの最後のハーンの大臣のイスラム・ホッジャによって建てられた、まだ100年足らずの新しいミナレットです。見上げると首が痛くなる程高いミナレットです!!

　パフラワンとは強いという意味で、イスラム教の聖人であるパフラワン・マフムドの霊廟です。パフラワン・マフムドは、ヒワの大臣であり庇護者として尊敬されていて、力士でもあり詩人・哲学者であり、又、毛皮職人でもあったそうです。

　212本の柱の内2本だけ当時のものが残っており、99％はニレ製で、「柱の博物館」とも呼ばれていて、1本たりとも同じデザインのものはないそうです。凄いですね!!　ジュマとは金曜日のことで、イスラム教では、金曜日が休日なので、沢山の人が、この日に礼拝に来ます。

　「クフナ・アルク」は、タシュ・ハウリ宮殿が出来て区別する為に「古い宮殿」と呼ばれるようになりました。アルクの内部には、公邸やモスク、ハーレムが美しいタイルの装飾で残っていて、とても見所のある「クフナ・アルク」でした。

　カルタ・ミナルと並んで「ムハンマド・アミン・ハーンのメドレッセ」があります。とても美しい青と黄色のタイルで装飾されており、ここは中央アジアで最も大きい神学校でした。現在は、ホテルやレストランとして利用されています。

　西門をくぐるとすぐ右側にムハンマド・アミン・ハーンのメドレッセと未完の「カルタ・ミナル」があります。美しい青色の模様に彩色されたミナーレットです。ミナーレットは、完成していたら80ｍにもなったそうですが、現在の高さは26ｍです。

　イチャン・カラには、東西南北の入口があります。正門となっているオタ・ダルヴァザ門(西門)から入城します。二本の塔が建っている堅固な門構えです。内城が無傷で残っているのは、これらの頑丈な門のお陰だと言えます。

　ヒワの街は二重の城壁で囲まれていて、外側の城壁をディシャン・カラ(外城)、街中の内側の城壁をイチャン・カラ(内城)と言います。ディシャン・カラはほとんど破壊されてしまったが、イチャン・カラの中は昔のままの宮殿・モスク・メドレッセ・街並みが残っています。

　次にアヤズ・カラ遺跡に。ヒヴァから車で3時間140㎞程の所にあり、キジルクム砂漠の端に位置し、現存しているものは6～7世紀のものと言われ、二つの小山が連なったような都城跡です。荒野にそびえるように威厳を感じさせるアヤズカラ遺跡です。

　アムダリア右岸にある古代要塞都市(前1～6世紀)のホラズム文明の遺跡です。S・トルストフによって1938年に発見され、王宮、ゾロアスター教神殿、神殿内部からの美術品、文書などが発掘されています。凄く広大な敷地に建つ遺跡は、当時の繁栄を偲ばせてくれます。

　朝、空路、ホレズム州のウルゲンチへ。白い建物の美しいウルゲンチ空港に到着しました。滑走路を歩いてターミナルへ。これから私達はウルゲンチ空港からバスで北へと移動します。乾燥地帯のカラカルパクスタン共和国へ向かいます。

　1世紀のカラハン朝の頃の霊廟で、建物も非常に珍しいもので、頂上部には塔があり、ゾロアスター教時代に火を拝んだ名残りだそうです。霊廟の中を見学していると、地元の方が私達の旅の無事を祈り、コーランを詠んで下さいました。

　きょうでカザフスタンとお別れし、ウズベキスタンに入り、今晩は首都タシケントの「ウズベキスタン」ホテルでの宿泊です。部屋からの景観も、とても緑の多い素敵なものでした。大きなベットで、今晩はゆっくり安眠出来そうです。

　今晩はカザフスタン、アルマトイの「オトラル」ホテルでの宿泊です。なかなか立派な素敵なホテルで、もちろんバスルームも付いていて、ホテルのロビーの装飾が美しく、特に天井画がとても素晴らしいものでした。中でも部屋から撮ったアルマトイの景色が素晴らしかったです。