ぷーちゃんさんのクチコミ(175ページ)全14,872件

蔵造りの町並みのはずれ、札の辻交差点角に造られた小さな広場です。河越の中央に位置し四方に向かうことができる日本橋のような場所と刻まれた碑が建っています。煉瓦塀と花壇に囲まれ、ベンチも置かれているので散策に疲れた身体を休めることもできますが、交通量が多い道沿いにあるためか、利用している人はいませんでした。

菓子屋横丁近く、新河岸川沿いに建つ浄土宗の寺院です。1558年に小田原北条氏の重臣が開山した寺で、川越七福神の一つ・布袋尊が祀られています。訪れた日は特別な日ではありませんでしたが、小さなお堂に入った布袋尊を参拝することができました。本堂は古く明治時代に建立され、境内に植えられたつげの古木の下には、歴史を感じる石灯籠が立っていました。川越を訪れてもここまでやってくる観光客は少ないようで、静かな寺でした。

蔵造りの町並み沿いに建つ浄土真宗の寺院です。立派な木造の本堂と唐破風がある庫裡が特徴の寺です。山門前は観光客でにぎわう通りで、以前不快なことがあったのか、境内は立ち入り禁止になっていました。山門近くから写真を撮っていたところ、寺の方からご遠慮くださいと丁重に断られてしまいました。よほど嫌なことがあったのだろうと推測しました。

蔵造りの町並み沿い、川越まつり会館から100mほどのところに建つ無料の資料館です。1822年に照降商（照は草履、降は下駄や傘）として創業、明治に入り薬の販売も行っていた家で、館内には薬商の店先を保存し、薬商の看板や明治時代のすごろく、明治26年に起こった大火以前の建物を描いた版画、印伝やろうそく入れ、道計り、印鑑など江戸時代の旅道具が展示されています。服部家の子孫の方が館長をしていて、詳しくいろいろなことを説明してくれたので、川越の歴史を知ることができ楽しい時間が過ごせました。資料館前の町並みは多くの観光客や校外活動をしている中学生で混雑していたにもかかわらず、資料館を訪れる人はほとんどなく、とてももったいない気がしました。

蔵造りの町並みの一画に建つ、370年程の歴史がある川越祭りの様子を映像で見たり、高さ9mほどの山車を見学することができる資料館です。町会ごとに山車の上にそれぞれ異なった大きな人形を配置する、1基1億3千万円ほどかかる山車が29基練り歩く祭りの規模と豪華さにびっくりしました。館内には日本全国の主な山車祭りの写真や川越祭りのポスターなども展示されていました。

川越まつり会館から200mほど、中央通り沿いに建つ服部民俗資料館の向かいの路地を入ったところに建つ曹洞宗の寺院です。趣ある木造の山門に惹かれ立ち寄りました。木造の本堂や庫裡も趣があり、本堂手前には珍しい姿をした、悟りを開くために精進する苦行のやせ細った釈迦像が建っていました。

仲町商店街沿いに建つ山崎美術館横の路地を入ったところにある、松本醤油店の裏に建つ小さな神社です。説明板によると、川越城築城の際に、森があったため富士山が見えないため伐採したところ、祠が出てきて城の完成の前兆だと喜び創建したと伝わる神社だそうです。当時は鴇の住処だったことから名がついたとのことです。こじんまりしていますが、川越の中では由緒ある神社だと感じました。

鎌倉時代に造られた本尊が祀られた、室町時代創建の浄土宗の寺院です。徳川家康が制定した学問所の一つで、屋根には三つ葉葵の紋が飾られています。広々とした境内には、明治26年に起きた川越の大火にも焼けなかった水舎や鐘つき堂が残っているほか、桜の木が何本も植えられた広場があります。本堂には、触ったところが治ると信じられている赤いおびんずる様も安置されています。川越七福神の一つ・福禄寿も参拝することができました。

室町時代に熊野本宮大社から分祀された、縁結びや開運のご利益があるといわれる神社です。境内には導きの神と信じられている八咫烏が飾られていて、社殿裏のむすひの庭には、お賽銭を入れると八咫烏が一言話をしてくれる碑が建っています。12種類のおみくじが置かれ、白蛇の置物を撫でるとご利益があるとされる撫で蛇様や運試し輪投げ、銭洗弁財天、足つぼロードなどの参拝スポットがあり、朝から地元の人や若い女性のグループが参拝に訪れていました。

蔵造りの町並みと共に川越を象徴する建造物です。高さ16mほど、4層構造の建物で、明治26年の川越大火の翌年に再建されました。建物の奥には薬師神社があり、境内から見るとかなり高く感じられました。現在も1日４回鐘つきが行われ心地よい音が街中に響き渡っていますが、江戸時代初期に建てられた時は高さがある建物もなく、より遠くまで鐘の音が響き渡っていたことと思います。

パーキングエリアの最も長野県よりの場所からは、天気が良い日、富士山の姿がきれいに見えます。その富士山を見上げるようにして生花が供えられた碑が建っています。9年前に笹子トンネルの天井板崩落事故で亡くなった方たちに対する慰霊碑です。碑の近くには千羽鶴が飾られた記帳室も設置され、千羽鶴用の折り紙も用意されています。トイレ休憩や食事で訪れた際には、二度と同じような事故を引き起こさないことを願い、ぜひ立ち入ってほしいと思います。

1887年創業のさつま芋を素材にしたお菓子の専門店で、福蔵最中やべにあかくん、マロンどら焼きなどの和菓子を中心に、煎餅や麺類を販売しています。川越市内だけでも15店舗ほどあり、埼玉県内にも店舗を広げています。今回は友人への土産としてスイートポテトのべにあかくんを購入しました。バターとクリームがたっぷり入り、さつま芋のホクホク感もあり、友人の3歳になる子供もあっという間に食べてしまう美味しさでした。

1500年程前に創建され、川越の総鎮守として崇敬されている氷川神社の入口に建つ、高さ15mほどの日本最大級の木製の鳥居横に建っていた建物で、結婚式やお祝いに使用されていましたが、現在は建て替え中で会館は取り壊されていました。新しい会館は令和4年末以降に完成の予定で、それまでは会館別館として開業した直会殿を使用することになります。

川越総合高校向かいに建つ、創建830年の歴史ある天台宗寺院です。喜多院に天海僧正が来る前までは、喜多院よりも勢力があった寺で、現在も木造の重厚な山門や鐘楼門、手入れされた美しい庭園に植えられた枝垂れ桜や松、紅葉などの木々、瓦屋根の大きな本堂など、京都に建つ寺のような雰囲気が感じられました。川越城主だった秋元候の家老・太陽寺一族や島崎藤村の義母の墓、狭山茶発祥の地碑なども建っています。今回訪れた神社や寺の中で、最も静かで落ち着いた寺に感じました。川越を訪れたら、喜多院と共にぜひ訪れてほしい寺です。

川越駅から600mほど、創建1000年ほどの古社です。安産の神として崇められているほか、健脚、腰痛平癒の神、目の神なども祀られていて、健康の神様とも呼ばれています。本殿裏には聖徳太子の姿をしたぐち聞きさまや、本堂脇には桃の形をした玉を厄割石めがけて投げる厄割桃も造られています。境内に植えられた2本の銀杏が寄り添い1本に結ばれていることから縁結びの神としても知られていて、若い女性グループやカップルが多く訪れていました。

成田山川越別院の向かいに建つ博物館です。川越城と川越藩の歴史資料が展示されていて、川越城主や奥方の愛用品や甲冑、刀剣、武具などのほか、川越藩に仕えた忍者の資料なども見学できました。大きな博物館ではありませんが、川越の歴史や刀剣、甲冑などに興味ある人には面白い博物館だと思います。

川越駅から続く、商業施設が並ぶ川越クレアモール沿いに造られている広場です。クレアモール沿いには花が植えられていますが、広場内には数本の桜の木が植えられ、いくつものベンチが置かれているだけです。地元のお年寄りが集まり、ベンチでおしゃべりをしていました。観光客が立ち寄るような場所ではなく、地元の人たちの憩いの場になっている広場だと思います。

仙波東照宮から1分ほどの住宅地の空き地に造られています。高さ1mほどの石垣の上に1.5mほどの碑が建っています。かつて海辺だった仙波を仙芳という仙人が干拓し、喜多院の前身である無量寿寺ができ、その後入定したという伝説が残る塚です。事実はわからず謎に包まれている塚ですが、喜多院とかかわりがある小さな古墳ではないかと考えられているようです。古くなった墓石のような碑には割れ目もあり、ロマンが感じられる塚です。

喜多院の正門前に天海僧正の立像が建っています。喜多院の住職として寺を復興した人物で、側近として徳川家康にも厚く信頼されていました。家康の死後、亡骸を日光に移葬する際、喜多院に４日間とう留したため、仙波東照宮を建てた人物でもあります。108歳で亡くなったとする説や、明智光秀だったのではないかとする説、関ケ原の戦いに参加したとする説など、はっきりしない部分も多くあり、真実に関してロマンが感じられます。

喜多院山門から50mほどのところに建つこじんまりした神社です。喜多院の広々と敷地に比べると狭く、社殿の装飾も簡素で訪れる人も多くありませんが、朱色の社殿は室町時代の建築様式が見られ重要文化財に指定されています。東京の赤坂にも日枝神社があり、規模からして赤坂から分祀したのかと思いましたが、実際は逆で、ここから太田道灌が分祀したとのことでした。分祀は規模の大きさでないことを学びました。