miharashiさんのクチコミ(12ページ)全655件

稚内公園の中でも、氷雪の門についで、私の目を引いたのが、９人の乙女の慰霊碑でした。
なぜかというと、昔、ロシア軍の樺太侵攻を扱った映画を見て、真岡郵便電信局の９人の若い女性の交換手が最後まで職場を離れず、碑に書かれた言葉を最後に、青酸カリで自決するというショッキングな画面を覚えていたからです。誰が演じていたのか思い出せなかったのですが、後で調べてみると、名子役で有名な二木てるみさんや名優藤田弓子さんらが演じていたようです。演技力のある人達が演じていたからこそ、今でも印象に残っていたのだと納得しました。彼女たちの奮闘や悲劇を忘れてはならないと教えてくれる場所でした。

2019年の初夏にレンタカーで稚内公園を初めて訪れました。広々とした公園の中で、ひときわ目を引いていたのが、この記念碑です。高さ8mもある真っ白な門もすばらしいのですが、最も印象的だったのが、黒大理石の台座の上に立つ高さ2.4mの女性の彫像です。天を仰ぎ、悲しみに満ちた女性の表情や仕草は見る者を圧倒する力を持っていました。あまりにもすばらしいので、いろいろな角度から撮影してしまいました。芸術的にもすばらしいと思いました。

利尻山へ登る元気はなかったので、せめて５合目まで行ってみようと、軽自動車をレンタルして行きました。沓形で昼食後、舗装された坂道を登ること15分くらいでトイレのある広い駐車スペースに着きました。軽自動車でも、登りには支障がありませんでしたし、時間帯がよかったので、バスにも会いませんでした。駐車場にいた青年たちに展望台からのながめを聞いたら、霧があるので、登っていないとの返事。下は晴れていたので、だめもとで登ってみることにしました。展望台までは傾斜の緩い100段の階段が続き、登山用のストックを使いながらの楽な登りで、10分もかからなかったと思います。展望台に着くころには霧が晴れ、利尻山の頂上まできれいに見渡せました。あきらめないで登ってみるものです。残念ながら沓形港方面の眺めは上空に雲があり、霞んでいていまいちでした。利尻山の西側は雲がわきやすいところなので、クリアに見えたのは本当にラッキーでした。ここは雲一つない快晴のときに訪れることをお勧めします。

夕日を見ようと夕食後すぐに町中の宿(花りしり)から歩いて行きました。近いかと思ったのですが、意外と距離があり、日没には間に合いませんでした。少し雲があったので、もしかすると完全な日没は見られなかったのかもしれません。展望台は手前と頂上の２カ所あり、登る気も失せ、手前だけにとどめました。ここからも利尻山がきれいに見えましたが、展望台の高さはペシ岬のほうが高いので、眺めはペシ岬に軍配をあげざるを得ません。

夕食がつかない宿に宿泊したとき、宿に紹介されて行きました。宿から歩いて数分、フェリーターミナルからも歩いて５分のところにありました。ちょうどマラソン大会の前日にあたっていたので、店には次の日走る予定の観光客でにぎわっていました。ほっけ定食と天ぷら定食を注文しましたが、おいしくいただきました。値段も手ごろでした。

利尻島・礼文島旅行最終日の朝、稚内温泉近くの宿からレンタカーで訪れました。かなり高台にあるので、街から歩いてくるのはきつそうです。ちょうど花壇にはアルメリアの花がきれいに咲いていて、氷雪の門の白と海と空の青とのコントラストがきれいでした。朝早い時間は観光客も少なく、駐車スペースもガラガラで、ゆっくり見学ができます。眼下には稚内の市街地がきれいに見える、気持ちのいい公園でした。

２度目の稚内ですが、以前来た時は目にもとめていませんでした。今回稚内の名所を調べていたら、北海道遺産に指定されたというし、今はやりのインスタばえのする写真がとれるというミーハー的な気分でレンタカーで訪れました。車を停めるところがあるか心配しましたが、すぐ斜め向かいに大きな無料駐車場がありました。ドームは信号を渡ったすぐ向かい側にありました。もちろんフェリーターミナルからも駅からも歩けます。長さがあるので、入り口だけにとどめました。朝早かったので古代ローマの神殿のようなりっぱな柱の羅列に陰影を入れてインスタ映えのする写真をとることはできませんでした。入り口横に階段があり、少し高いところからも撮影できます。ドームにあがる不届きものもいるようで、登らないようにという注意書きがありました。

２度目の訪問で、いづれもレンタカーで訪れました。車では稚内から３０分しかかからないところにあり行きやすいのですが、公共交通(バス)での往復は便数が少なく不便でしょう。観光バスかタクシーかレンタカーで行かざるを得ないところです。前に来た時も天気が良くなく、今回はリベンジのつもりでしたが、午後遅くに訪れたので、雲が多く、海の色が冴えず、残念でした。稚内公園と同様、ここもアルメリアの花がきれいでした。北海道最北の岬というロマンに浸れる日本最北端の地の碑や間宮林蔵の像以外は特に見るものはありません。車で来ている場合は近くの宗谷岬公園や宗谷丘陵を周ることをお勧めします。時期が合えばクロユリの群生も見れます。

オロロンラインは北海道の日本海側を石狩市石狩川河口付近から稚内までの南北にまっすぐ走るルートです。私は２０数年前に旭川空港から稚内に向かうときと、今年稚内から豊富町のサロベツ湿原センターへの行き帰りに通りました。３回共、交通量も少なく、信号も少なく快適に走ることができました。一直線に伸びた道路が延々と続くので、知らず知らずにスピードが出やすいので、運転には注意が必要です。晴れた日は海越しに利尻山を見ながら走れますし、私達が走った６月は浜勇知園地あたりからエゾカンゾウやハマユウの花を眺めながらのドライブを楽しめました。路線上には夕日ヶ丘パーキングや浜勇知園地など、絶景が望める休憩地があり、景色を楽しみながら走れます。天気が悪い日は風をもろに受けるので、避けた方がよさそうです。

名前からは、姫沼が見える展望台と思いがちですが、実際は、島を周回する道路(１０８号線）から姫沼方面への横道へ入ってすぐの高台にある展望台で、姫沼は見えません。私達は、最初に姫沼へ行った時には素通りしてしまったので、島を半周した帰りに、撮影のため立ち寄りました。ペシ岬と鴛泊港の眺めは良く、それらを撮影するにはいいところでした。広い駐車スペース以外は何もありません。

利尻富士町の町中にあり、フェリーターミナルから歩こうと思えば歩けますが、港からは緩やかな坂道になっているので、大きなバックを持っている場合は送迎を頼んだ方がいいでしょう。たまたま安い軽自動車のレンタカーを借りたペンションから、歩いて数分のところにあったので、便利でした。料理もおいしく、風呂トイレが部屋に後付けで設置されて狭い以外は快適にすごせました。時間があれば外の温泉を利用することをお勧めします。

ペシ岬の登り口にあります。早朝ペシ岬へ登る前後にお参りしました。会津藩から１９世紀初めに樺太出兵の一環として利尻島にも派遣され、亡くなった藩士の墓だそうです。会津から遠く離れた離島で命を落とした藩士の方々の気持ちを思うと、切なくなります。私も同郷で、会津藩に少しは関係があるものとして、お参りできて、よかったです。お墓が美しい自然に囲まれた地にあることが、せめてもの慰めです。

宗谷岬から高台へ登る舗装道路を白い道めざしてレンタカーで走りました。途中、牧場が
特別解放されていて、中ではクロユリの群生を見ることができました。その先は美しい丘陵地帯が広がり、風力発電が立ち並んでいるところも通過。急な坂を登る途中からホタテの貝殻を砕いてまかれた白い道が始まりました。狭いのに一方通行ではないので、対向車に会わないことを願いながら４キロ近く白い道を走りました。前方に海が見えたところからは普通の道にもどり、稚内と宗谷岬の間の主要道路に出ることができました。道の途中からも利尻山をきれいに見ることができます。宗谷岬や白い道だけでなく、浸食を繰り返すことによってできた、ダイナミックな緑の台地のうねりも見ごたえがありました。

岬に近い日本最北の温泉の温泉民宿に宿をとったので、チェックイン前と夕食後に２回訪れました。稚内のフェリーターミナルからもレンタカーで１０分ほど、温泉からも５分ほどで着きます。晴天に恵まれ、昼、夕方共にきれいな利尻山を見ることができて、ラッキーでした。口コミ写真を見ると、ここはなかなか晴れる日が少なさそうです。私達が訪れた６月初めは日没が丁度宿の夕食後の７時すぎごろだったので、車で走っている際中に日没。岬に着いた時は日が沈んだ直後で間に合いませんでした。ツアーで来ている場合は夕食の関係で、夕日を見ることはかなわないかもしれません。この時間訪れている人はまばらでした。日没後の利尻山も幻想的で素晴らしかったです。

６月初めに稚内でレンタカーを借りて訪れました。利尻島や礼文島でもすでにエゾカンゾウの花が咲いていたので、もしかしたらここでも見れるかも知れないと一縷の望みを抱いて向かいました。途中のオロロンラインの道路脇のエゾカンゾウは見ごろを迎えつつあったので、ますます期待が膨らみました。稚内から１時間半弱かかって入園。実際は日当たりがいいところはきれいに咲き始めていましたが、最盛期にはあと１０日から２週間かかりそうでした。今年は例年よりは開花が早かったようです。それでも利尻山が遠望でき、いいところでした。この時期はカラマツソウとコバイケイソウがきれいに咲いていいました。

６月初旬に、桃台猫台展望台から地蔵岩まで歩いた後、同日の午後に歩きました。林道への登山口は、桃岩登山口へ登る車道の途中にありました。美しい新緑の木々の中、緩やかな坂道ではじまり、途中から急に視界が開け、右側には植林されたきれいな段々畑が広がります。途中海側に細い道を入ると、眼下に元地港や地蔵岩が花越しに見ることができました。地蔵岩は上から眺めた方が割れ目をはっきり見ることができます。さらにアップダウンのない緩やかな登りを高山植物を眺めながら行くと４０分ほどで、ウスユキソウの群生地に着きました。残念ながら花をつけたウスユキソウは見られず、あと一週間もすれば咲きだしそうなものばかりでした。この先でクロユリが咲いているということを聞いていたので、心残りでしたが、ここで引き返すことにしました。このコースは利尻山を遠くにながめられるところは一カ所しかなく、他のコースよりも見どころも少ないので、ウスユキソウが咲いている時に歩いた方がよさそうです。

スコトン岬の北１キロのところにある無人島で、礼文島(大字船泊村）に属する島だそうです。
スコトン岬に着いた時は車のドアの開閉にも気をつかうほどの強風が吹いていましたが、幸い天気が良く、岬からはトド島が手が届くくらい近くにはっきりと見ることができました。おそらく無人の島は樹木が生えず、草が生い茂るさえぎるものの無い台地になっているので、スコトン岬よりもっと風が強いのだろうと想像され、冬場は人が住めないと思いました。唯一人工物として、白と黒の縞模様の灯台が立っているのが見えました。島の名前がついたトド島展望台からよりも、スコトン岬の先端からのほうが真近かに大きくクリアに見えます。

この展望台からのほうが、桃岩がより桃に、猫岩がより猫に見えるということで桃岩展望台コースから続いて歩いて行きたいと思っていたら、旧トンネルが閉鎖され、その日は行くのをあきらめ、翌日宿の車で新トンネルを通って送っていただきました。そこから地蔵岩のある元地まで歩き、11時22分発のバスで香深へもどりました。個人で来る場合は、香深フェリーターミナルから元地行きのバス（一日５便、７：０５，９：００，１１：１０，１５：３３，１７：２０発）に乗り、元地で下車。そこから徒歩１０分で展望台に来ることができます。唯一１３:１５発の元地行きの観光シャトルバスだけがこの展望台を経由してくれます。元地から同じバスが１０分後に戻ってくるので、短い時間ですが、時間のロスなく見学できます。写真を撮るだけなら１０分で十分だと思いますが、せっかくなので、ゆっくり見学し、元地まで歩き、メノウ海岸と地蔵岩を見て、元地発の１５：３３のバスでフェリーターミナルに戻るといいと思います。それでも時間をもてあますかもしれません。
離島では公共交通機関(バス)での見学が効率よくできないのが、難点です。

車でスコトン岬へ向かうと、浜中を過ぎた後、江戸屋の手前の分岐点で左に別れる江戸屋山道といわれる舗装道路を登った高台にあります。展望台から見える海の色はたとえようもなく美しく、金田ノ岬まで続くきれいな海岸線が見渡せます。ちょうど江戸屋の真上に位置します。ここから北へ2.5キロくだったところに、スコトン岬があります。なお、展望台を通る道は南側からの一方通行になっているため、スコトン岬からの帰りに車で展望台を通ることはできないので、注意してください。

知床から戻るバス便が非常に少ないので、桃岩展望台コースは知床から桃岩展望台を目指して歩くことにしました。最初は利尻山を背にして歩き始めることになるので、山が見えるときは、逆から歩いた方がいいかも知れません。ただ、こちらから歩いた方が、全体としては緩やかな坂道を歩くことになるので、楽だと思います。ゆっくり花を撮影しながらの２時間強のトレッキングを終えて、最後に桃岩を見下ろせる展望台に着いた時は達成感と共に安堵しました。桃岩登山口16時7分発の最終バスには急げば間にあったかもしれませんが、宿が近いところにあるので、電話して迎えにきてもらいました。迎えがだめなときでも、宿まで歩けるので、時間を気にせずに歩けました。展望台からバス停までの下りは、かなり急な階段もあり、ここを登るのは意外に大変だと思いました。展望台から見る桃岩の形は、桃の形とは違っていて、翌日に桃台猫台展望台から眺めた方が、より桃の形に見えました。