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12月の中旬に天園ハイキングコースの後半部分を歩いてきました。
通常、天園ハイキングコースと言えば北鎌倉の明月院や建長寺をトレイルヘッドとしますが、今回歩いたルートは大塔宮バス停→永福寺跡→獅子舞→天園→広場→貝吹き地蔵→瑞泉寺→大塔宮バス停で、そのコースタイムは2時間程度でした。

今回、北鎌倉から鎌倉宮へと歩く正規の天園ハイキングコース炉利用せずに、このルートにしたのには理由があります。
その理由とは、鎌倉の最後の紅葉を楽しみたかったから。
鎌倉宮のある地域は鎌倉の中でも最後に木々が紅葉を始める地域として知られていて、その地名も紅葉ヶ谷（もみじがやつ）と呼ばれています。

そして、2017年の初冬の紅葉ヶ谷の紅葉は見事でした。
寒さが厳しくなってからの紅葉のせいか、葉の色づきが鮮やかで、緑、黄、紅のモミジのグラデーションの美しさは他の地域では目にしないような色あいで、紅葉の見納めにはお勧めの場所でした。

紅葉の時期に天園ハイキングコースを歩くならば、コースの一部分だけ歩いてモミジを愉しむショートカットルートも悪くないですよ。

江島神社の奥津宮にはどこから見ても、その視線が自分の方を向いている亀の絵が奉納されていて、参拝者もその絵を目にすることが出来ます。（亀の絵は近年に複製された物ですが、実物そっくりだそうです）。

私も見てきましたが、確かに絵を右から見ても左から見ても亀の視線が自分の居る方向についてくる感じで、だまし絵の様でした。

江島神社の中津宮に祀られるのは、市寸島比賣命（いちきしまひめのみこと）で恋愛成就の神様として名高い女神さまです。
奉納されている絵馬の模様はハート型でいかにも女性受けを狙った感じで、その狙いどおり、参拝している方は女性の方が多かったです。

女性向けの神様ということで、その説明書きには、より綺麗になりたい、より美しい恋をしたい方に･･･と書いてありましたが、綺麗の定義も美しいの定義も難しく、さらに、より美しい恋･･･とは言ったどんなものを指すのでしょうね。

哲学的な神社だと感じました。

江の島神社は日本三大弁財天の一つを祀る神社として有名ですが、実はこの弁才天さんは、ひとりの女性の神様を指すわけではないのです。

江の島の場合は、もともと三姉妹の女神さまが居たのですが、政府の神仏融合政策により、1人の弁財天と云う事にされてしまったそうです。
しかし、現在でも江の島の中では3人の女神様たちは健在で、それぞれに特技があり、固有のお宮を持っています。

江島神社の辺津宮に祀られるのは末っ子の女神さまで、音楽や芸能ごとを司ると言われ、辺津宮の脇のお宮には裸体の女神さまの像があります。
美人と評判の弁財天ですが、裸体というのは珍しく、さすが美を大切にする芸能関係の神様だと思ってしまいました。

鎌倉は関東地方の中でも紅葉の時期が遅く、紅葉の見ごろは11月後半から12月上旬と言われています。
そんな鎌倉の中で、一番遅くまで紅葉が残ると言われているのが、獅子舞のモミジ谷。
獅子舞は天園ハイキングコースの一部で鎌倉宮の直ぐ裏手に広がる山ですが、そのモミジの紅葉の様子は、町からちょっと歩いてきた･･･なんて信じられないほど見事なモノでした。

例年だと獅子舞は12月下旬位まで紅葉は続くそうですが、2017年は寒くなるのが早かったせいか12月中旬（12/16）で、もう紅葉もそろそろ終わりかな…という感じでした。

永福寺は源頼朝が建立したお寺で、源義経・藤原泰衡等の頼朝の手で殺された怨霊の魂を鎮めるために建てられ、当時は鶴岡八幡宮と匹敵する規模のお寺だったそうです。
建物時代は600年前に火事で焼失してしまい、現在は建物の跡しか見ることができません。

歴史に興味がない方はさして面白くもない場所だと思いますが、池に映る山肌のモミジの色合いが非常に美しく、近くに行くならば、立ち寄っても良い場所だと思います。

鎌倉の鎌倉宮では、大鳥居の前に植えられている緋寒桜が開花し始めました。
通常は1月頃と言われているので今年は半月ほど早いのかも知れません。
12月の中旬は本堂の周りの木々が紅葉の最後の頃で、紅葉する葉と緋寒桜のコラボはなかなか見られない景色。
今年はラッキーなのかもしれません。

オアハカは乾燥地帯の土地なので、サボテンを育てるにはとってもあっている気候。
だから、リュウゼツランというサボテンを原料とするメスカル酒も多く作られています。
オアハカからミトラ遺跡などへと続く道沿いにはメスカル酒工房が多くあり、遺跡に行く途中に立ち寄ることも可能です。

メスカル工房ではその製造方法の紹介や高級なメスカル酒の販売をしていて、お酒好きの方ならばお勧めかな。
ただ、ドライバーの方はメスカル酒の試飲は不可。
行くならばお酒を飲まない運転ができる方と一緒に行くか、ツアー参加で。

飲酒運転はメキシコでも厳罰ですよ。

オアハカの南側にある市場（Mercado veinte de Noviembre ベインテ・デ・ノビエンブレ）はオアハカ市民のためのローカル食堂があり、夕方には家族ずれや仕事帰りの様な方たちで賑わっていました。
メニューは殆どスペイン語の様でしたが、写真付きなので指さしでもオーダー可能。
夕食をレストランでとなるとそれなりの価格となってしまいますが、市場の食堂ならば数百円でお腹いっぱいになります。
食事の場所に困ったら、Mercado 20 de Noviembre。
覚えておくと便利ですよ。

オアハカはチョコレート（カカオ）の産地で、市内にはチョコレートの専門店街がある程で、夕涼みの時間帯になると、アイスココアを手にした市民が多く街中を歩いています。

チョコレート専門店の中でも夜遅くまでやっているのが、Chocolate Mayordomo。
店内で出来たばかりのチョコを、その場でテイクアウトのココアにしてくれます。
お店では土産用のココア（ブロックチョコ）も販売していて、1kg(最少単位)で120ペソ（約1000円）でした。
オアハカのココアは欧州のココアの様に滑らかさはないけれど、粗削りなカカオが好きな方にはお勧め♪です。

メキシコには南北アメリカ大陸の最大の木があります。
え、アメリカ大陸で最大の樹と言えば、北アメリカの将軍杉なんじゃないの？と思いますが、残念ながら違っていて、南北アメリカ大陸における最大の木があるのは、メキシコのオアハカ郊外の小さな町。

その木はEl Tule（エル・トゥーレ）と呼ばれています
このエル・トゥーレの木はイトスギの仲間で、樹齢：2000年以上、幹の周囲：58ｍ、幹の直径：14m、高さ：42ｍ。
そして、その重量は63万6107トンの重さ。
近づいてみたら、その巨大さが良くわかりました。

ワザワザこの木だけを見に行くのは時間がもったいない気がしますが、オアハカからミトラ遺跡へと行く時には是非立ち寄ってみてくださいね。

ミトラ遺跡はサポテカ文明の遺跡で、モンテアルバン遺跡が使われなくなった後も、スペイン人たちによる征服の後も暫くは機能し続けた祭祀場で、オアハカ市の郊外に今も残っています。

遺跡の特徴は幾何学的な立体模様。
17種類の模様が並ぶ壁は圧巻で見ごたえがありますが、遺跡自体の規模はそれほど大きくはないので、見学時間は1時間を見ておけば十分だと思います。

夜にソカロ広場へと夕涼みに行った時に、Cathedralがライトアップされ、多くの市民がその前のベンチに座り、涼しい夜の空気を味わっていました。
カテドラル（大聖堂）というと神聖なイメージですが、その扉の前には屋台も出ていたりで、市民との距離が近い様に感じました。
市民に愛されている大聖堂なのだと思いました。

Hierve el Agua（イエルベ・エルアグア）はオアハカから車で2時間の所にある崖の名前で、そこで見ることの出来る光景は、ここは、本当に地球上の景色？と疑いたくなってしまう光景でした。

まるで沸騰したお湯が崖から零れ落ちる瞬間に時が止まり、そのまま沸騰したブクブクの泡ごと石になってしまったような滝、山の上から流れ落ちる滝が一瞬にして化石化してしまったような滝の景色が広がっていました。

この地域の岩は、水に溶けやすくまた、再石化しやすい性質を持っているための景観なのだとは思いますが、数千年・数万年という長い期間をかけて作り上げられた絶景は言葉もないほど美しいものでした。

Hierve el Aguaは個人で行くにはちょっとハードルが高い場所なので、グループの方ならば専用車の手配、1人参加の場合は現地ツアーの参加がお勧めです。
オアハカに行くならば、マストな訪問先だと思います。

Hierve el Aguaを歩くハイキング道については旅行記の方に情報を挙げています。
https://4travel.jp/travelogue/11311212

オアハカと言えばメスカル酒の産地で、ちょっと郊外へと出ればメスカル工房も沢山あります。
せっかくのお土産のメスカル酒なので、メスカル工房の良い品を買って帰りたい…それも悪くないと思います。

ただ、ごく普通のメスカル酒、一般的なメスカル酒を買って帰りたいという場合のお勧めの買い物場所は、市場。
オアハカの南部にはMercado de Benito Juarez（ベニート・フアレス）市場があり、その中のお酒エリアには、普及品からちょっと高級品のメスカル酒が勢ぞろいしています。
メスカル工房で買えば100ペソ以上の価格帯の小瓶も、市場ならば45ペソ（500円もしない）で購入でき、複数買えば更に値引き交渉もOK。

市場には酒エリア以外にも、チョコレートエリア、チーズエリアもあり、お土産を探すにはうってつけ。
朝は8時半くらいからお店が開いていましたが、夜は多分20時には店じまいをしていたので、お買い物予定のある方は日暮れ前に行く方が良いかも。
お土産探しも楽しいですよ。

年末にオアハカへと行き、2晩を過ごしてきました。
オアハカというと、麻薬取引･･･なんて単語を思い浮かべるかもしれませんが、そんな危険なことはまず一般市民は巻き込まれません。
夜だって、ソカロ広場には大勢の家族ずれが繰り出していて、屋台も沢山出てとても賑やかでした。
少なくとも夜10時頃までは、女性の独り歩きでも何の心配も要らないと思います。

オアハカはソコソコ大きい街で、宿も中心部のツアー客御用達の高級なところから★★レベルの所まで沢山あります。
お金が沢山あるならば、ソカロ広場近郊が便利でしょうが、旅人というものは大概宿代は節約したいと思っているのが常。
そんな旅人にお勧めなのが、市場の直ぐ傍にあるホテル・フロリダ・オアハカ。
二つ星ですがソカロ広場へも徒歩10分と近く、部屋は清潔でセキュリティがしっかりしているので女性にもお勧めできる宿でした。

以下にホテル・フロリダ・オアハカの詳細情報を入れておきます。

【ロケーション】
・メルカド(市場)へは2ブロック、モンテアルバンへのミニバス乗り場へは1ブロック、ソカロへは徒歩10分～15分の便利な立地。
・ADOバスのターミナルへは徒歩では45分位かかる。
・ADOバスターミナルへは、タクシ－(50ペソ)の方がお勧め。
【ホテル、アメニティ】
・部屋のシャワーの湯温、水量も問題なし。
・部屋にミネラルウォーター1本付。
・Wi-Fiも部屋で使える。
・エアコンは無く天井ファンだけだが、12月・1月の気候であれば快適に過ごせる。
・フロントは英語も通じる。
・部屋は清潔で可愛い。
・室内コンセントは室内2か所、浴室2か所。
・朝食付料金で朝食は何種類かありOaxaquena(オアハカ朝食)がお勧め。

オアハカ市内からモンテアルバン遺跡へと向かう時、多くの旅人がそのアクセス手段として市内南部の乗り場から出るミニバス（シャトルバス）を使うのではないかと思います。
そのミニバスですが、切符は往復での販売となっていて、往路の切符を買う時に復路の乗車時間を指定されます。
基本的には、復路は往路の3時間半後のバスで、その時間変更はすることができません。
(たとえば11時半出発のバスを予約した場合、15時のバスで帰って来なければならない)

というのが、基本ルールですが、厳密には帰りのバスはどのバスを使っても良いそうです。
ただ、バスの乗車は時間指定のチケットを持っている乗客が優先で、指定時間外の乗客は、余りの席がある時のみ乗車可能となるそうなので、そこだけ注意が必要です。

四万温泉には数多くの温泉旅館があり、湯元四萬舘があるのは、温泉街の一番端。
旅館としての歴史は古く、その昔は太宰治の定宿でもあった場所です。
歴史のある宿ですが、内装は改装で綺麗になっており、快適に過ごせました。

お部屋のタイプには大きく分けて本館のリーズナブルタイプ、別館の露天風呂付きのラグジュアリータイプがありますが、どうしても居室にお風呂がなくては嫌！という方以外ならば本館のリーズナブルタイプの部屋で十分だと思います。
その理由は、四萬舘には無料で利用できる貸切露天風呂があり、数も多いので、どこが良い！とこだわらなければ、家族で貸切風呂も出来てしまいます。

また、お金のある方は別館のお風呂付の部屋を選ばれるので、大浴場も空いていました。
夕食のお料理も美味しく、温泉の泉質も良いので、リピートも有りだと思っています。

ただ、料金がリーズナブルの分、若干こちらが目を瞑るべき個所もありました。
それは、部屋の隅々の清掃。
ＴＶの脇や暖房器具と壁の間には蜘蛛の巣が張り放題。
パッと見はわかりませんが、近くまで行けばはっきりわかります。

宿泊予約は私の場合はじゃらんなどの宿泊サイトを通すよりも、宿のHPで直接予約した方が500円程度安く予約で来ました。
宿泊を考える場合は宿のHPのチャックも忘れずに。

世界遺産の富岡製糸所。
訪れる前は、殆ど詳しい知識を持たずに、日本の製糸業界を担ってきた工場という認識でいました。
しかし、訪れてみて分かったのが、此処が女性の教育の場でもあったというコト。
富岡製糸所が作られた明治時代、まだ女性に対する教育制度は十分ではなく、特に娘が多くいる士族の家庭では女に教育が必要ない･･･という発想がまかり通っていた時代でした。

そんな時代に、富岡製糸所で蚕の糸を紡ぐ仕事につけば、三食宿舎付きでお給料を貰えるうえ、夜間学校も開催され、勉強をしたい女性にはその機会が与えられたとのことでした。

女工さん＝悲劇のヒロインではなく、女工さん＝向学心の溢れる女性達だったのですね。


ガイドツアーですが、個人的にはお勧めしません。
決められた時間内で効率よく回るため、結構説明を端折っている姿を目にしました。
建物内にはボランティアの解説員さんが多く配置されているので、その方たちにお話を聞くと、ガイドツアーよりもはるかに深い話を教えてくれます。
ガイドツアーは、滞在時間が１時間を切っている駆け足旅行者をターゲットにしている様です。