万歩計さんのクチコミ全773件
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投稿日 2023年05月29日
総合評価:4.0
秘湯ムード溢れる乳頭温泉郷のなかで、孫六温泉は黒湯温泉とともに最奥に位置する。大釜温泉裏の「新奥の細道」と呼ばれる小径を先達川に沿って20分ほど歩くと隠れ里のような孫六温泉の建物が現れる。建物は杉皮葺や茅葺の屋根を使った黒い木造で、四季折々に周囲の風景に溶け込んで湯治場の雰囲気を色濃く残している。
孫六温泉には3つの源泉があり、万病に効くことから「山の薬湯」と呼ばれている。源泉は一段低い川沿いに点在し2つの湯小屋が建つ。「唐子の湯」はラジウム鉱泉で源泉温度は49.9℃。入ると湯の花が飛散する。「石の湯」は単純硫黄泉で源泉温度は56.1℃。石と木を組み合わせた湯小屋は急な河原の斜面に建っているため、狭いけど立体的で高い天井が開放的。湯小屋の外には上下2段になった露天風呂。源泉温度46.0℃単純温泉で上段は熱めだが下段は適温になっている。
孫六温泉から先達川の上流に架かる橋を渡ると数百mで黒湯温泉。途中の小径に乳頭山の登山口があり、山頂まで片道2時間。先達川の上流にはあちこちで野湯が湧出しているそうで、時間があればこれらを求めて川を遡るのも面白そう。- 旅行時期
- 2022年06月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 泉質:
- 4.0
- 雰囲気:
- 5.0
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投稿日 2023年05月24日
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投稿日 2023年05月24日
総合評価:4.0
蟹場温泉(「ガニバ」と濁る)はJR田沢湖駅から発車する乳頭温泉郷行き路線バスの終点にある一軒家。乳頭温泉郷の他の宿と同様にブナの森の中にあり、敷地内に流れるせせらぎに多くの蟹が生息していたので命名されたという。
蟹場の源泉は2つで、混浴露天風呂と2つの男女別内湯がある。
混浴露天風呂は建物から50mほど離れた場所にありブナの森の中を流れる渓流に沿って下りていく。この細道の両側には水芭蕉が自生し、冬場には2mを越える雪の壁になる。簡単な男女別の脱衣場があるが出ると直ぐに混浴。泉質は重曹炭酸水素で透明。源泉がすぐ近くにありるためとても新鮮。周囲はブナの原生林に囲まれせせらぎの音しか聞こえない。
内風呂は岩風呂と木風呂の2つ。岩風呂はやや小ぶりで奥にはヒバの寝湯がある。木風呂は秋田杉を使った広々した浴室で、湯船には豊富な湯の花が沈んでいる。- 旅行時期
- 2022年06月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 泉質:
- 4.0
- 雰囲気:
- 4.0
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投稿日 2023年05月24日
総合評価:4.5
妙の湯は乳頭温泉7湯の一つで、先達川のブナの森の中に建つ一軒家。 路線バスも宿の前に停車する。春と冬の合計3回、立寄り湯で訪れた。
ここは女将自身の経験から「都会で忙しく働く女性を癒してあげたい」という願いがこもった宿(TV番組での女将のインタビューより)で、「素朴、鄙びた」といった乳頭温泉郷のイメージからすると良い意味でやや異質。簡素だが気品を感じる玄関から中に入るとクラシック音楽と微かなお香の匂い。廊下、階段、脱衣場などあちこちに女性目線で細かな配慮がなされている。
妙の湯の源泉は「金の湯」「銀の湯」の2つで、それぞれ内湯と露天風呂がある。金の湯の内湯は坪庭風で木の枕でゆっくり入れる。「喫茶去」と名付けられた銀の湯の内湯は、足元に敷き詰められた那智石がが足裏を刺激して気持ちいい。銀の湯の露天風呂は小ぶりでお湯は温めで頭上のランプがいい感じ。金の湯の混浴露天風呂「妙見の湯」は大きなヒノキ造りで先達川の渓流と森を眺めながら最高の入浴が出来る。
湯上りの跡は先達川を眺められるお洒落なリビングスペースで休憩できる。ここで具沢山のキノコ汁を100円で頂けた。- 旅行時期
- 2022年06月
- 利用目的
- 観光
- アクセス:
- 3.5
- 風呂:
- 4.5
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投稿日 2023年05月19日
総合評価:4.0
乳頭温泉郷最奥に位置する一軒家。専用の広い駐車場から坂道を下ると、ブナの森の中に隠れ里のような黒湯温泉の建物群が現れる。杉皮葺の黒い木造建物の他に、茅葺、モルタル塗の宿泊棟があり、特に自炊棟は風情ある茅葺の建物で、乳頭温泉郷で自炊できるのはここだけ。乳頭温泉郷の他の温泉と違い冬季は休業になる。
黒湯温泉の源泉は2つ。自炊棟の下にある「下の湯」は白濁の単純泉で、池になった源泉から95℃のお湯がぐつぐと湧き出す光景はワイルドそのもの。一方「上の湯」の源泉は宿から少し離れた先達川の河原でひっそりと湧いており、54.7℃の単純硫黄泉。「下の湯」は湯殿は男女別の内湯と露天風呂、「上の湯」は混浴露天風呂、内湯、打たせ湯があり、特に先達川を望む混浴露天風呂は秘湯ムード満点。
同じく温泉郷の最奥にある孫六温泉は車で行くことが出来ず、温泉郷の他の温泉から20分以上歩く必要があるが、黒湯温泉からだと歩いて5分余りで行くことが出来る。- 旅行時期
- 2022年06月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 12,500円未満
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 客室:
- 3.5
- 風呂:
- 5.0
- 食事・ドリンク:
- 3.5
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投稿日 2023年05月13日
総合評価:4.0
田沢湖の南湖畔近くに昔の小学校の分校跡が残っている。陸の孤島といわれた田子の木地区に潟分校が出来たのが明治15年。昭和49年に廃校になった校舎が、平成16年に「思い出の潟分校」として一般公開された。廃校になった小学校の多くはコンクリート造りに建て替えられている中で、木造校舎のままで残っているのは貴重。
教室2つに職員室と講堂兼体育館だけの小さな校舎で、教室には傷の残る木の机と椅子が並び、後ろには当時の教材、文房具、カバンが並べられている。団塊シニアには懐かしい子供時代が蘇ること請け合い。
アクセスは車ならたつ子像前の駐車場から田沢湖に沿った県道を走って約10分。公共交通なら田沢湖駅前から田沢湖を一周する羽後交通バスに乗って、上田子の木バス停で下車して徒歩10分。バス便は多くない。- 旅行時期
- 2022年06月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
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投稿日 2023年05月07日
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投稿日 2023年05月07日
総合評価:4.0
重伝建地区の奥まった路地に入ると、江戸時代の長屋を改修したまちなみ交流館があり、その向かいに銭湯跡歴史資料館「甚風呂」がある。開業は幕末で昭和60年の営業終了ま100年以上の歴史がある。石とタイル張りの2つの浴槽があり、深い浴槽は立ち湯になっている。浴槽の上に古い映画ポスターが掲げられ、長年住民の憩いの場であったことが窺える。燃料は以前は木材を使っていたようだが最後は重油だったらしい。経営者の住居だった主屋部分は明治から昭和にかけての生活道具の展示館になっている。
このように古い昭和の時代にタイムスリップしたようなノスタルジックな体験が出来る。銭湯、主屋とも入場無料。- 旅行時期
- 2022年06月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
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投稿日 2023年05月07日
総合評価:3.0
湯浅では江戸時代には紀州徳川家の庇護を受け百軒を超える醤油醸造家があったが、現在町内に残る醸造家は数軒のみ。その中にあって天保12年創業の角長は現在も昔と同じ方法で製造を続けている。主屋は創業当時の町家造りで、他に醤油蔵など11棟が重要文化財の指定を受けている。
醸造蔵の古い天井や梁や桶にはに醤油製造に不可欠な酵母が白く付着しているため、安易に建て替えることが出来ないという。このため重要文化財の建物の見学は出来ないが、本店前の古い仕込蔵が博物館「職人蔵」として無料開放されており、自由に見学が出来る。- 旅行時期
- 2022年06月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
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投稿日 2023年05月07日
総合評価:4.0
角長は天保年間創業の湯浅醤油の老舗で、本店の向い側にある昔の仕込蔵が職人蔵として無料開放されている。内部には仕込樽や醤油を搾った締木(しめ木)等、醬油製造に使われた道具類が展示されている。他にも商いの帳簿類や宣伝広告、当時は珍しかった電話室もある。薄暗い室内の古い天井や梁や桶には酵母が白く付着しており、これが醤油製造に不可欠だそうだ。
隣接して醤油資料館がありこちらには比較的新しい道具や製造工程の説明があるらしいが、当日は閉館していた。- 旅行時期
- 2022年06月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
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投稿日 2023年05月07日
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投稿日 2023年05月06日
総合評価:5.0
花筏通りを挟んで外村宇兵衛邸と向かい合って建つのが外村繁邸。こちらも延々と板塀を巡らし、敷地の広さは金堂の中でも双璧。花筏通りの入口から見る両屋敷の風景は絶好のフォトポイント。
外村家は東京日本橋や高田馬場に呉服木綿問屋を開いた大商人だったが、繁は家業を継ぐが文学の夢を捨てられず、弟に家業を託し自らは私小説家として近江商人を題材にした作品を残した。そのためか敷地内のあちこちに文人らしい風雅さがある。- 旅行時期
- 2022年05月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
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投稿日 2023年05月06日
総合評価:3.0
近鉄田原本線は王寺町と田原本町を繋ぐ単線のローカル線で原則20分間隔の運転。池部駅は県立馬見丘陵公園の入口にあたる駅で、公園までは美しい緑道を20分ほど歩く。
池部駅を出るとすぐ隣に長屋門をもつ河合町町役場がある。ここは近鉄田原本線の前身である大和鉄道の建設を行った実業家森本千吉の邸宅「豆山荘」跡。豆山荘には馬見丘陵の自然を取り入れた日本庭園が造られたが、昭和50年に現庁舎が建設され庭園は縮小された。馬見丘陵公園に向かう前に一寸覗いていきたい。- 旅行時期
- 2022年05月
- 施設の快適度:
- 3.0
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投稿日 2023年05月06日
総合評価:4.0
馬見丘陵公園は奈良公園に次いで県内2番目の広大な県立公園。自然林の中に古墳群が緩やかな起伏を形作り、広い池もある。園内には多くの花壇が整備され、春には桜/チューリップ/パンジー/ネモフィラ、初夏にはバラ/菖蒲/紫陽花、盛夏にはヒマワリ、秋にはコスモス/ダリア/コキアといった季節の花々を楽しめる。四季を通して花を切らさないよう、どこかで次の仕込み作業が行われている。また園内には国指定史跡「ナガレ山古墳」が往時の姿で復元されていて、公園館では古墳に関する展示を見ることが出来る。
アクセスは電車なら近鉄田原本線の池部駅から美しい緑道が公園まで続いている。車利用なら広い駐車場が用意されている。これだけの規模を持つ公園だが、入場料、駐車料とも全て無料なのは素晴らしい。- 旅行時期
- 2022年05月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
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投稿日 2023年05月06日
総合評価:3.5
外村繁邸から浄栄寺や弘誓寺といった寺院に至る通りは片方が水路になっていて、清流の中を錦鯉が泳いでいる。5月には水路に植えられた菖蒲が群青色や黄色の花を付ける。この通りと並行した「あきんど通り」の間をには陣屋通りを始め小さな路地があり、家並を見ながら散策すすのにお勧めの場所である。
- 旅行時期
- 2022年05月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
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投稿日 2023年05月06日
総合評価:3.0
中江準五郎邸から「花筏通り」に曲がると、通りに沿って延々と板塀を巡らした大邸宅がある。外村宇兵衛は主に呉服太物を商い、明治期には全国の長者番付にも名を連ねた大商人。2720m2の敷地には主屋、書院、蔵等十数棟が並んでいる。現在は宿泊施設を持つ研修・体験施設になっている。
- 旅行時期
- 2022年05月
- アクセス:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
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投稿日 2023年05月06日
総合評価:3.0
昭和初期に朝鮮半島や中国で三中井百貨店を築いた中江家四兄弟の末弟準五郎の邸宅で、建築は昭和8年。大商人の本宅にも係わらず建物の造りは意外と質素で、大きな田舎の屋敷といった感じ。内部の展示で目を引くのが五個荘の郷土玩具である小幡人形を始めとする全国の土人形の数々。日本の昔話を題材にした微笑ましい。庭園は新緑が溢れており中央に廃した池の岸には黄色の菖蒲が鮮やかだった。
- 旅行時期
- 2022年05月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
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投稿日 2023年04月30日
総合評価:4.0
八幡掘はかつて豊臣秀次が築城した八幡山城の堀割として造られたが、琵琶湖に繫がる水路の役目も果たしたため、後世には商都近江八幡の発展に重要な役割を果たした。堀の両側には石畳の歩道になっており、立ち上がる石垣の上に風情ある建物が並んでいる。建物の中には水路から石段で直接裏門に出入りできる造りもあり往時の姿が偲ばれる。
5月には両岸の新緑と堀端の菖蒲の黄色がとても美しく、観光用の小舟がのんびり行き交う。八幡掘は近江商人の古い町家が並ぶ新町通とともに、近江八幡を代表する風景である。- 旅行時期
- 2022年05月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
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投稿日 2023年05月01日
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投稿日 2023年05月01日