DONさんのクチコミ(3ページ)全1,037件

容赦なく強い陽射しが照り付ける日中は街歩きを断念し、涼しいドバイモールを訪ねました。但し地図上ではメトロの駅と接しているように見えますが、駅舎からは結構歩かされます。広すぎる敷地内では無料Wi－Fiもアクセス可。円安の煽りを食って、何も高いのなんの。普通の店のささやかなランチも日本の高級店のように財布が軽やかになりました。

地元の友人が「上までのぼるとお金がかかるし、下から見上げるのが一番」と言うので素直に従いました。孫悟空とお釈迦様の関係のように、結構離れていてもどこかで視界に入ります。個人的にはドバイモールの巨大噴水越しに見上げる構図が絵になると感じました。

ＵＡＥ入国時はＬＣＣのフライドバイで第２ターミナルだったので、その時のことを。空港と市街地を結ぶメトロは第１と第３ターミナルだけに接続しており、２タミは陸の孤島です。事前にネットで調べておいた通りに路線バスでの脱出を試みましたが、バス停を見つけるより前にＵｂｅｒの文字が視界に入りあっけなく予定変更してしまいました。しかしながら待てど暮らせど全く来ない。ようやく乗車できても案外１タミまで遠いうえに大渋滞で結構な出費となりました。２タミ、要注意です。

事前にGolden Trip Travel and Tourismで申し込みました。クルーズ用のダウ船には各社混成で乗り込みます。自分が参加したグループは一番乗りだったので２階のデッキチェアーを確保できましたが、１階も広々快適でした。トイレやシャワーも完備、ランチタイムに限らずフルーツや飲み物も提供され、景色やアクティビティも含めゆったり楽しめました。

ドバイ滞在中、ショッピングや高層建築には目もくれず早々にオマーンの飛び地、ムサンダム地方へ足を伸ばしました。事前に申し込んでいたツアーのワゴン車がホテルまでピックアップに来てくれて、国境も参加者全員のパスポートをまとめて出してあっけなく超えました。入国に際してビザは不要です。着いた先ではダウ船に乗り換えて中東のフィヨルドを満喫、海のアクティビティも愉快です。

世界的にも珍しいクルアーン（コーラン）専門の博物館にして研究機関でもある「コーラン館」。かつては入館無料で寄付はご自由に、というシステムだったようですが、今ではしっかり入館料が必要です。館内の撮影ＮＧ説もありますが、つかず離れず見ているスタッフも特に気にしておらず、先客のロシア人たちはバシバシ撮影大会してました。豆粒サイズから巨大タペストリーまで、さまざまクルアーンが２フロア（厳密には２階から３階に向け緩やかな上り坂）に跨り展示されています。アラビア語が読めなくとも、大きなカリグラフィーの作品や各国の言葉への翻訳本など興味深い展示でいっぱいです。１階の一角は現役のモスクで、時間になれば大勢ムスリムの皆さんが集まってきます。

小さな島国バーレーンですが、ここもやっぱり基本はクルマ社会。歩いて移動している人の姿は（特に日の高い時間帯）ほとんどなく、旅行者にはタクシー一択かと。Uberで呼べば大体スムーズにピックアップしてもらえて安心でした。英語通じる率も高めです。

バーレーンの空の玄関口とはいえ、規模は中東の諸外国に比べればコンパクトな国際空港でした。とはいえさほど混雑もなく、入国時のアライバルビザもすんなりクレジットカードで手続きが済み、ほとんど待つこともありませんでした。プライオリティパスで利用できるのが、制限区域にあるエアポートホテルでマッサージもしくはカプセルホテルで休憩（シャワーも使えます）というのはなかなかユニークでした。

市街地で一番の有名スポットで、門の真ん前はUberの定番待ち合わせ場所にもなります。立派な門構えながら、周辺を中高層ビルに囲まれやや窮屈そうな印象も。中央郵便局側から門をくぐれば、その向こうにスークが縦横無尽に連なり、土産物店や食堂もたくさん見つかります。

バーレーン門から中央郵便局と反対側に広がるスーク地区。日差しが容赦なく照り付ける昼日中は案の定ほとんど人影がなく、軒先で南アジア系の店員さんたちが居眠りしてたりスマホでゲームしてたり。観光客を見かけてもさほど熱心に客引きするでもなく、のんびり巡れました。

リヤド在住の友人が、初訪問なら観光にも飲食にもオラヤ地区がベスト、と薦めてくれました。ビジネスの中心地でもある新市街で、基本的に移動は皆さんクルマです。すぐそこに見えるキングダムセンターやアルファイサリアタワーへもひっきりなしにクルマが行き交う大通りを渡る必要があり（当然ながらクルマ社会のサウジに地下道や陸橋もなく、横断歩道はぽつりぽつり）徒歩メインだとなかなかハードです。オラヤ地区に限りませんがサウジはどこへ行っても治安の不安は感じません。

マスマク城からすぐ近く、旧市街に位置する市場です。お香の専門店からは芳しい乳香のかおりが漂い、トーブのような民族衣装から高価なアンティークまで、いかにもアラブな品揃えを楽しめます。中東あるあるで活気が増すのは日が傾いた夕暮れ時から。年季の入ったコーランから、どう見てもガラクタのような中古家電まで玉石混交の品々が並ぶ骨董品市はそばで観察しているだけで愉快でした。

各ガイドブックにも掲載されているリヤドの有名店です。店構えからして本格派、一歩なかへ踏み入れると中庭や各部屋も立派な設えでアラブの雰囲気ムンムンです。今回は外国人旅行者を対象とした無料ツアーに参加したところ、最後にこちらへ案内してもらい、カブサやハミースなど、代表的な郷土料理を一通り振舞っていただきました。

空港と都心の間に「その内完成する」と言われて久しい地下鉄が２０２４年初夏の時点でまだ開通しておらず、旅行者の主な足はほぼタクシー（Uber）一択です。観光立国に舵をきり程ないサウジアラビアではまだこなれていないドライバーも少なくなく、自分は運悪く乗車中に前の車に追突しました。自分が運転していない手前、注意のしようがありませんが、事故がおきないようアッラーに祈りつつ、後部座席でもシートベルトを念のため。

オラヤ地区に宿をとったので、地図上では通りを挟んですぐそこにあるはずのアルファイサリアタワーにもぶらっと気軽に行けると思っていたのに、サウジアラビアをなめていました。基本的にクルマ社会で歩行者のことは念頭になく、タワー前の大通りには横断歩道は遥か遠くに…熱波のリヤドで延々遠回りする体力はなく、昼も夜も独特な巨大球体を天辺に戴いたタワーの全景を拝むだけでした。地元の友人たちの中では、もう一つの巨大ビル＝キングダムセンターとこちらの夜景、支持者は半分に割れていました。

朝一番に訪ねたせいか、まだ人出も少ないほぼ貸し切り状態の中、スイスイ巡ったために所要時間は２時間ほどでしたが、じっくり見ればもう少しかかるかもしれません。サウジアラビア随一の博物館ゆえ、イスラム教スペシャルに違いない！と入館したら、まさかの地球誕生から始まる壮大な展示は合計８つのギャラリーで構成されていました。日中はどこへ出かけても暑いサウジアラビア、涼しい館内はオススメです。

誰でも無料で参加できるグループツアー"Hadiyat Alim"で最初に訪ねたのがマスマク城でした。改修されたと思しきピッカピカの城壁の前に、これまた巨大なサウジアラビアの国旗がたなびいています。中には入りませんが、サウード家が勝利を収めた記念すべき場所との説明あり。リヤドの現在の中心街たるビジネスエリアからはやや離れています。アルサファー広場から徒歩圏でした。

リヤド都心のランドマークたる「栓抜き」型の超高層ビルです。街並みが一望できる展望台は時間切れで行けませんでしたが、上層階だけでなく下層階にはショッピングモールなども。地階のフードコートは比較的リーズナブルにいくつかのファーストフード店からテイクアウトでき、タワー内で働いていると思しき地元の人たちの姿が多く見受けられました。

近々完成、と長らく謳われてきた地下鉄は線路や駅舎は完成している様子でしたが、未だに試運転ばかりだそうで、これさえ出来れば空港と都心のアクセスは各段に増すはずです。現時点ではUberなど車一択。残念ながら空港周辺は慢性的な渋滞で、余裕を持ったスケジューリングが必要かと。空港内は、数は多くない印象でしたがサウジ自慢のデーツなどマストのお土産品は問題なく購入できます。

今回は主に金浦空港と鍾路３街の間のエリアで地下鉄を利用しました。T-moneyカードを使うようになってからは果たしていくら電車代がかかっているのかもよく確認しないままスイスイ乗っていますが、チャージも日本語対応の券売機的なマシーンで簡単です。主だった駅で列車接近時に流れる勇壮な進軍ラッパみたいなメロディーを耳にするだけで「ソウルに来たなぁ」という気分に。