ナツメロ大王さんのクチコミ(425ページ)全9,711件

朝霧橋を東側に渡ると宇治神社の前に小さな公園があり、宇治十帖モニュメントを立っています。このモニュメントは、源氏物語の中でヒロイン「浮舟」と「匂宮」が小舟で宇治川に漕ぎ出す場面に題材をとっており、源氏物語ファンには興味深い場所ではないでしょうか。

平等院と宇治川の間に細い遊歩道があり、これが「あじろぎの道」と呼ばれています。私が訪れた時には折あしく護岸工事を行っている最中でしたが、それでも山塊を縫って流れ下って来る宇治川の雄大な景観を楽しませてくれる場所です。

宇治川の護岸工事を現在行っているため、十三層の石塔のある宇治川の中州には現在渡ることが出来ません。２０１６年の春４月以降であれば終了していると思いますが、いかれる際にはツーリストインフォメーションはネットでの事前確認をお勧めします。

平等院へ行くにはＪＲ奈良線で宇治駅で下車する場合と、京阪電車で京阪宇治駅で下車する場合があります。この後者の場合に渡るのが宇治橋で、山塊を抜け上流から水しぶきをあげながら流れ下って来る、宇治川の勇壮な姿を楽しむことが出来ます。

宇治駅から平等院に向かうと丁度宇治川のたもとで右折することになります。宇治川は嵐山方面から流れ下ってくる桂川と山崎で合流して、淀川となり大阪へ流れ下り海に注いでいます。宇治川は源氏物語の舞台にもなり、古より人々に愛されてきた川です。

宇治川にかかる朱塗りの橋で、東側には宇治神社と宇治上神社がありますので、平等院見学後はこの橋を渡っていくことになります。宇治の山々から銀の水しぶきを立てながら雄大に宇治川が流れ来る、中々美しい景観を楽しむことが出来ます。

嘗ては宇治上神社と一体であったとか。檜皮葺の本殿は鎌倉時代の建築とのことですが、丁度お正月の参拝客受け入れ準備の真っ最中で十分に建物を鑑賞することが出来ませんでした。平等院から丁度宇治川を挟んで対岸に位置します。

平等院見学の後で訪れました。橋を渡ると宇治神社が目に飛び込ん来ますが、その裏手に入ったところにあるのが宇治上神社です。応神天皇や仁徳天皇を祀っているようで、国宝の本殿はなんと平安時代に建立されたとのこと。寝殿造様式の拝殿も同様に国宝です。

宇治茶に関する博物館で、ある老舗のお茶屋さんの歴史を宇治茶の歴史と重ね合わせるように構成されています。お茶の世界は奥が深いようで、私など到底理解出来ないのですが、「利き酒」ならぬ「利き茶」も世の中にはありますし、お茶く好きの方は興味が尽きない博物館だと思います。

平等院鳳凰堂の仏教美術に関する展示館です。中には平安時代の浄土信仰を知るための絵画や仏像、菩薩像などを豊富に紹介しています。天女の展示など天を舞っているかのように見せる工夫がされていて、楽しく見学ができました。

京都駅からＪＲ奈良線で約２０分、宇治駅で下車して徒歩１５分ほどで到着します。台風豪雨の被害を受け、長いこと修復工事をしていましたが、すでに工事も終了し多くの観光客が訪れていました。鳳凰堂への入場は１時間３０分待ちとのことで断念。庭園散策し池にその姿を映す鳳凰堂を外側から楽しみ、また堂内に飾られていた菩薩像などを展示する鳳翔館の見学をしました。

奈良の観光の中心である興福寺や東大寺のような華やかさはありませんが、奈良の渋い街を楽しむには丁度良い場所で、多くの街や建築が残っています。欧米人の観光客が散策に訪れることが多いようで、しきりに格子がはまった店先やむくり屋根の建物をカメラに収めていました。

奈良町散策の際に夕方訪問したのですが、すでに閉館していました。市内循環バスで田中町下車し徒歩３分ほどで到着しますからアクセスは非常に良いです。ならまちの伝統的な町屋建築を再現した施設で入館無料とのこと。

奈良町散策のついでに訪れました。元興寺は奈良時代には東大寺が興福寺と並ぶほどに栄えていたそうで、今の奈良町も元興寺の寺域であったそうです。今は奈良町の中にひっそりと佇むお寺の一つとなっており、五重塔の跡も散策ついでに立ち寄れば十分かと思います。

奈良町散策のついでに訪れることのできる寺院です。世界遺産にも登録されていますし、飛鳥時代の瓦が残る古刹として知られています。ただ、そうした歴史を事前に調べておかないと、奈良の街の至る処にあるお寺の一つとして通り過ぎてしまいそうなほどこじんまりとしています。

観光地というよりも大きな自然公園といった方が良いと思います。奈良の都のすぐ近くに、こんなに開放的で人の少ない公園がある奈良市民がうらやましくなるほどです。正月のしめ縄などを焼くどんど焼きなどもこの飛火野で開催されるようです。

春日大社へ向かう途中、万葉植物園の入口そばに建つ軽食のお店です。お粥が名物のようですが、それ以外にもお茶を飲んで冷たく冷えた体を温めるのも良いでしょう。表参道に面しているので、バスで春日大社に向かう場合にはアクセスしにくいと思います。

春日大社に向かう途中にあり、国際会議や各種フォーラムなどに利用されるそうです。中々大きな建物でコンサート会場としても使われるとのこと。庭園も広いので、若草山・春日大社散策の後にでも、立ち寄っては如何でしょうか。東大寺参道まで３００ｍ程です。

ＪＲ奈良駅、近鉄奈良駅から７０番と９７番のバスでアクセスが可能ですが、循環バスに比べると本数が少ないため、些か不便。世界遺産にも指定されている社殿は朱塗りが美しいく、回廊などに釣り灯篭が千基ほどつるされた様も一見の価値ありです。

万葉集に出て来る植物を栽培する珍しい植物園です。特に藤が有名らしいのですが、私が１２月でしたので閑散としてもの寂しいだけでした。やはり季節は選んで訪れるべきでしょう。面積は広く、「しかせんべい」をねだる鹿がひょこり木立から顔を出してきます。