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１９４７年２月２８日に勃発した二・二八事件の舞台になった場所。

蒋介石率いる（戦後処理のために）中国本土から派遣された中華民国政府に、当時の台湾の住民が反発して蜂起し、公園内の台湾ラジオ放送局を占拠し、台湾全土に蜂起をアナウンスしたことから、蜂起運動は台湾全土に広がっていきました。

結果として鎮圧され、その後１９８０年代まで台湾は「反共政権の」「独裁政権が」「戒厳令を敷く」場所でした。今報道される自由な台湾からは想像できませんが・・・

台湾に来ると歴史が複雑で、日本人が思うような「中国との対立」みたいな二元論では語れない世界があったことが分かります。その歴史に思いをはせる場所の一つがこの公園だなと思いました。

日本統治時代の「勧業銀行台北支店」の建物を使っており、博物館の本館からは通りの反対側です。

ここは古生物館と土銀展示館があります。

古生物館は、文字通り台湾に生息していた太古の生物の展示で、マンモスやアンモナイトとかそのレベルの展示が見られます。

土銀展示館の方は、日本統治時代に台湾を開発するための金融機能を担った勧業銀行に関する展示が中心です。当時の通貨の情報や、金融を通じた開発の支援の仕組みなどが展示されていました。

日本統治時代に建てられた「台湾総督府博物館」の建物を改修して利用しており、複数ある博物館の本館的な施設です。

台湾の歴史、民族、地質、鉱物など、広く展示があります。
日本統治時代や、１８７４年に台湾に漂着した琉球王国の漁民54名が、台湾の先住民に殺害されてしまったことへの報復で発生した台湾出兵の展示もありました。

日本統治時代に台湾で研究を行ってこの地に貢献をもたらしたり、融和的な支配を行うことで反感を抑えた統治を実現した人物もいれば、国内での圧力のガス抜きに台湾出兵を主導し野蛮な戦いに明け暮れた西郷従道みたいなのも展示されています。

台湾出兵はその後の沖縄の在り方にも影響を与えています。

台湾の歴史は、その後朝鮮戦争でアメリカの拠点にされたり、中国国民党による独裁政権があったり、割と近代まで複雑です。

その台湾の歴史を正しく学ぶ機会を作りたいと思える訪問でした。

二二八和平公園の北東側にある中華風の建物です。

台湾国立博物館側から入ったので、博物館の建物の脇を抜けて公園に入るとすぐ、この建物が目に入りました。

３層建ての色鮮やかな建物で目立つこともあり、写真撮影をする観光客も多かったです。

人がいたので行かなかったのですが、建物の北側から建物の中にアプローチすることも可能です。

二二八和平公園から中正記念堂方面に向かう際に通りました。

ロータリーの真ん中に中華風の門が建っていました。その門のところまで行けるのかは、ちょっと分からなかったです。

かつての台湾城の東側の門で、港町である基隆に向けて立っていたことから、防衛にとって大きな意味がある門だったそうです。

今でも、総統府から東にまっすぐの位置が、この門です。

東門から中正記念堂に向かうと、この門があります。
（地下鉄の中正記念堂や、東門駅から来てしまうと、この門を通りません）

蒋介石の偉業を記念して建てられた中正記念堂の門で、とにかくその大きさと優雅さに圧倒されます。

一方で、蒋介石時代の台湾は言論統制、新党結党禁止の独裁政権。
1987年に台湾にも民主化が訪れ、政権交代した時に記念堂の前の広場は「自由広場」と改められ、中正記念堂も「台湾民主紀念館」に、さらに門の文字も「大中至正」（蒋介石の座右の銘）から「自由広場」に書き換えられました。

国民党政権が政権を奪還して「中正記念堂」の名前に復活はしたものの、門には自由の文字が残ったままです。

ぱっと見圧倒される門には、台湾が民主化を勝ち得た歴史が刻まれています。
（しかも、日本人にイメージしやすい共産圏政権の独裁ではなく、反共政権の独裁でした）

蒋介石の死後、蒋介石の偉業をたたえるために作られた中正記念堂がある広場です、

駅としても「中正記念堂」がありますが、お勧めは二二八和平公園や東門側からのアクセス。

大きく荘厳な自由広場門をくぐって、両側に歌劇場と演舞場を見ながら、中正記念堂を正面に見ることができます。

西門のあたりから、台湾国立博物館の近くに出る通りです。

訪れたのは、台北ランタンフェスティバルの時です。

この通りの入口が結構派手にライトアップしていて目を引きました。
派手なだけではなく、近くの広場に出店が出ていたり、トイレなどの施設もまとまって設置されていて、フェスティバルの中心的な場所になっていました。

台北駅の南側、重慶南路沿いにある足マッサージ店です。

台北の足マッサージは安いイメージがあるのですが、やや物価も上がっているのと、そもそもかなりの円安のため、毎日通えるようなお値段でもなりつつあります・・がそれでも６０分４０００円ぐらいでしょうか。

店員さんはあまり日本語は通じません。
ただ、受付兼呼び込みのオジサンが日本語堪能で、受付や店員さんへの指示もしてくれるのでマッサージは受けやすいです。

マッサージは上手だと思います。
日本人だと、少し弱めの加減でやっているかもしれません。

足マッサージが中心ですが、角質取りや全身マッサージなどもあります。角質取りは日本で手軽にできないので、足マッサージに合わせてやってみるのがお勧めです。

お店の中はとてもきれいで、居心地も良いです。

日本のドンキ・ホーテは格安のお店で知られています。

そのドンキが台湾にもあるとのことで行きました。場所は光華商場のすぐ近くの、コロナで国境閉鎖している頃にできた、新しいビルの地下１階にあります。

商品は日本のものを中心に、食品や雑貨の品ぞろえは豊富でした。
ただ、お値段自体は正直高め。

日本の牛乳で１０００円弱、お寿司のお弁当で２０００円近くしていました。
ウインドーショッピングは楽しいですが、ちょっと買えないかな、と思いました。

台南駅近くの三越（中山店）のレストランエリアにあります。

イメージはだいたい日本のさぼてんと一緒で、味も日本の味が踏襲されています。
昨今の円安があるので、値段は少し日本よりは高めでしょうか。

注文はタブレットでした。
日系のお店なら日本語もタブレットにあるだろうと思うと、（世界的に）そうでもなかったりします。確か英語で注文したような記憶です。

ビールも置いていて、おかずをおつまみに、ちょい飲みにも使えそうでした。
台湾ビールはお得で、日本のサントリービールは結構高かったです。
せっかくの台湾なので、台湾ビールお勧めです。

台北駅近くの「北門」からすぐの場所にある松山新店線の駅です。

この沿線に宿泊している場合、台北駅近辺に行くのであれば下手に淡水信義線に乗り換えるのではなく、北門駅で降りて歩いた方が分かりやすいかもしれません。

また、桃園国際空港に行く路線の駅も、北門駅から近いです。

台北駅はとにかくバカでかいので、そういう事態が発生します・・・

また、台湾国立博物館の鉄道部もすぐ近くです。

PCやスマホの商品を売っている光華市場あたりから歩いてすぐです。

日本統治時代に酒工場として作られた建物が、戦後も引き続き酒工場として使われ、その役割を終えた建物に20世紀末にアート好きの若者が集まったことが始まりと言われています。

昔を感じさせるレンガ造りなどの建物が数多くあり、個性豊かなお店が入っています。

ここでイベントや期間限定のお店が出ることも多いようで、行った時にはキティちゃんのイベント展示や、リラックマショップも出ていました。

金浦空港内の新羅が経営する免税店。

街中の免税店はいろいろ売ってるのですが、ここは韓国の食べ物やお菓子、様々なお酒、たばこぐらいの小規模な店舗です。

父親が吸っているたばこを海外に行くと免税店で買います。
メビウスワンが３０ドル（当時の相場で４２００円ぐらい）で、日本のたばこが値上がりしたのを知らない自分は、「日本と変わらんやん」で購入しませんでした。

実はさすがに日本で買うよりは安かったのですが、その後行った香港や台湾よりも、少しお高めの値付けでした。

ソウル市役所（市庁）前に広がる大きな広場です。

複数の道路が集まってくる場所で、かつてはソウルでも有数の大きな交差点だったそうです。今は芝生が植えられた円形の巨大な広場になっています。

イベントがない時は市民が思い思いにくつろいでいますし、以前来た時はキムチ祭りのイベント、オリンピックのカウントダウンのオブジェが居たりしたこともありました。

市庁駅が最寄ですが、明洞からも歩いてそこまでかからないです。１０分ぐらいですかね。

台鉄の台南駅から歩いても５分少々の場所にあります。
（バス停もデパート前にあり、バス停の名前は、通りの反対側にある「台南医院」の名前を冠しています）

行った目的は、昼食を探すのが面倒で、日本でも馴染みのあるお店が入っていたため。

地下２階から地上１３階まで、フロアはそこまで広くないですが食料品からお土産、化粧品、男女の衣類、電化製品、生活用品、レストランまで揃っていて、日本のデパートのイメージがそのままです。

台南に滞在している場合は、地下２階の食料品エリアなど使い勝手も良いと思います。

湯徳章紀念公園のロータリーの一角にあります。

１９３０年の日本統治時代に建てられた合同庁舎で、中央に高い塔の部分がある石造りの建物です。

塔は当時は台南市内の火災発生を監視する役割を担っていて、台南市内で一番高い建物だったそうです。

今は消防資料館として運営されています。

台南には、色々な場所に廟があり、歩いているだけで偶然目にすることも多いです。

鄭成功祖廟は、林百貨店からすぐ（歩いて１－２分）の場所にあり、鄭成功の息子が父を祀るために建てた台湾最古の鄭成功の廟です。

日本の寺院と違うのは、かなりド派手であること。
キラキラの目立つ飾りつけの中に、鄭成功と思われる人物の像が祀られていました。

なお、この廟の周りには、台南中和境開基三官廟や五帝廟といった廟もありますし、少し裏手には天壇や北極殿があるなど、かなりの廟が集まっているエリアです。

日本統治時代に、山口県出身の実業家である林方一氏が開いた林百貨店。

１９３２年の開業のデパートは、戦後台湾の国民党政府に接収された後国の施設として使われた後、文化財認定を経て２０１２年にリニューアルされて今の形態で開業しています。

内装は新しくしているのですが、その中にも随所にレトロな雰囲気を残していて、当時のデパートを思い起こさせる作りになっています。「百貨店」という名前ですが、それは歴史遺産としての名前で、実際はお土産を中心に販売をしています。

屋上からは台南の街を見渡せます。
また、日本統治時代、このあたりは台南の中心地だったため空爆にも遭っており、その空爆の後も一部、見ることができます。

２０２４年のランタンフェスティバルが台南での開催で、夜のライトアップ前に市内観光をするために訪れました。（高鐵台南駅前が買えるのに便利なので、そちらの会場を見ました）

台南市は台湾第６位、２００万人近い人口を誇るのですが、その中心駅としてはかなり地味というかこじんまりした駅舎で、日本統治時代のものがそのまま使われています。行った時は絶賛工事中でした。

駅構内の施設も大したものはないです。

駅を出た西口は広いロータリーで、台南の各所に行くバスのターミナルとなっていました。その西口の北側には台湾らしく、バイクレンタルの店が並んでいました。

高鐵駅までは、３０分ぐらいかかり、１時間に２本程度の電車が走っています。