ぷーちゃんさんのクチコミ(78ページ)全14,870件

厚生労働省と環境省が入る合同庁舎5号館の中庭に、海軍省跡、軍令部跡と刻まれた石碑が建っています。明治27年から昭和20年まで、海軍省があったことを表す石碑です。碑の裏には海軍省・軍令部の略史が刻まれています。碑を見学するためには、合同庁舎入口で見学希望を伝え、身分証明書を提示、館内の受付で指名等を記入することが必要で、その後、係の方が碑まで案内してくれました。

千代田区平河町1丁目3番地と4番地の間にある急な坂道です。説明板によると、江戸時代、甲州街道沿いにありそこにあった一里塚が甲斐塚と呼ばれていたという説と、貝塚があったことから貝坂と名付けられたという説があるようです。坂上の建物の壁には、高野長英大観堂学塾跡と刻まれたプレートがはめ込まれていて、古くからある坂道だと思いました。

落合南長崎駅から東へ８分ほど歩いたトキワ荘通りに建つ２階建ての白い建物です。戦後建てられたマーケットの建物を利用した、豊島区立昭和歴史文化記念館です。１階に有料のマンガピット、マンガナイトがあります。多目的室で無料の特別企画展「これも学習マンガだ展」が行われていました。宇宙兄弟の複製原画が展示されていて興味深く見ました。２階のアパート部分の各部屋に昭和の家庭生活やおもちゃなどの展示があり、多目的室で豊島区の90年特別企画展が行われていました。２階の各部屋は懐かしい昭和の雰囲気が溢れていました。トキワ荘マンガミュージアムやトキワ荘通りお休み処へ行かれる際に寄ってみてはいかがでしょうか。

日比谷通りから日比谷国際ビルまでの地下１階部分を、オフィス就業者が使えるアウトドアオフィスとしてまた子ども連れの人たちのくつろぎの場として提供するスペースです。芝生のベンチや日よけ設備があるテーブルと芝生のベンチなどがあり、大きなプランターに植えられた木々が配置されていて、オフィス街で自然を感じることができます。道路から巾広い階段や煉瓦のらせん階段でテラスに下ります。訪れた休日、周辺オフィスが閉まっているため、ヒビコクテラスも閉鎖されていました。オフィスワーカーがどのように活用しているか見たかったです。

外堀通りの虎ノ門交差点と特許庁前交差点の間に架かる歩道橋のそばにあります。領土主権展示館入口前の植え込みに説明板があります。石垣がわずかに残っていて、まるで虎の門三井ビルディングの前庭のような雰囲気でした。江戸城外堀に設けられた３つの隅櫓の１つが溜池櫓だったことなどが説明板に記されています。散策していると石垣を見ることがあります。江戸城の広さを実感できる遺構です。

外堀通りの虎ノ門交差点近くの霞が関コモンゲート敷地内の植え込みにあります。日本初の工学教育機関だった工部大学校がこの場所にありました。東京大学工学部の前身で、本郷に移った後、跡地は帝室博物館などに使用されました。関東大震災で倒壊した煉瓦を使って、工部大学校出身者たちが1939年に工部学校阯碑を建立したことなどが、説明板に記されています。年月を経た煉瓦は趣あり、方位を示す漢字が珍しく印象的です。新しい石碑を建てるのではなく、使われた煉瓦を再利用したことで関東大震災の被災を伝えているように感じました。

外堀通りの虎ノ門交差点そばの36階建てのオフィスビルです。虎ノ門駅から2分ほどです。カフェやレストランが入っていて、3階にクリニックなどが入っています。現在は周辺のビルとの違いをあまり感じませんが、建設当時霞が関ビルディングは高くて目立っていました。訪れた休日、近くの官庁街や周辺のビルは休みで静かでした。外堀通りから霞が関ビルディングへ向かう階段は年号と浮世絵などの絵が彫られていて印象的でした。平日のオフィスワーカーたちの忙しそうな姿を思い浮かべられないくらい人がいなくて静かでした。

国会通りの西幸門前交差点から外務省と財務省の間を通る財務省上交差点までの坂です。江戸時代初めまで現在の日比谷公園や皇居外苑あたりまで日比谷入り江がありました。坂上の台地から東側に海が見えたことから名付けられたと説明柱に記されています。霞が関２丁目交差点から緩やかな上り坂になり、片側４車線で中央分離帯に木が茂っています。訪れた休日は広い道路を走る車は少なく広々とした感じでした。

白山祝田通りの霞門交差点に建つ弁護士会館の敷地内にあります。霞が関駅B1a出口を出ると弁護士会館前の植え込みがあります。そこに明るいエンジ色の説明板があります。徳川八代将軍吉宗の時代、約20年江戸奉行を務めた大岡忠相が晩年住んでいた上屋敷があった場所です。ドラマで度々取り上げられ、歴史に疎い自分でも知っている名奉行です。桜田門に近い場所に上屋敷があることから幕府との関係が深いことがわかります。説明板の模様は江戸小紋でしょうか。きれいでした。

桜田通りの霞が関１丁目交差点そばの歩道に説明柱があります。霞が関駅A2出口のすぐ近くです。霞が関は奥州街道の関門だったこと、江戸時代武家屋敷が建ち並んだ場所を通称霞が関と言っていたこと、明治になり東京府の町名として霞が関が正式に決定されたことが記されています。実際にどこに関門があったかは不明だそうです。各省庁が集まっている場所が霞が関と自分は認識しています。無機質な建物が建ち並ぶ場所です。

桜田門駅出口５そばに建つ煉瓦造りの建物です。各合同庁舎の間に建つ明治時代の建築物は目をひきます。1895年に旧司法省庁舎として造られました。関東大震災でほとんど被害を受けなかったですが、1945年の空襲で煉瓦壁を残し焼失しました。改修工事が行われ、1950年から法務省本館として使われてきました。1994年に外観を創建当時に復原され、法務総合研究所や法務図書館として使われるようになりました。平日、法務史料展示室メッセージギャラリーを見学できます。美しい屋根が魅力的な重要文化財です。

銀座線・虎ノ門駅3番出口から1分ほどのところに建つ展示館です。日本固有の領土である北方領土、竹島、尖閣諸島に関する歴史を振り返りながら、日本が領有する根拠や他国の主張、それに関する日本の考え方などを、写真やパネル、文書などで展示、説明しています。小中学生向けには領土に関してのアニメや紙芝居を映像で流したり、ワークブックに理解した内容をまとめたりできる工夫がされています。難しい問題ですが、解決に向け交渉し続けてほしいと思います。

虎の門三井ビル1階にある領土・主権展示館を訪れた際に立ち寄りました。展示館から50mほどの植え込みに建っています。1874年に日本最初の大衆啓発紙・読売新聞が発行されたことを伝える碑です。当時は漢字にフリガナがしてあり、町の人からは読みやすいと好評だったようです。この碑のすぐ近くには、明治時代の政治家・江藤新平が襲われた事件を伝える遭難遺址碑も建っています。

桜田通り・霞ヶ関3丁目交差点から六本木通りに向かう緩やかな坂道です、霞ヶ関坂や潮見坂と平行している坂道で、道路の両側には文部科学省や財務省、合同庁舎などの建物が建っています。昭和の中頃まで、坂の上は曲がりくねっていたためささえじりと呼ばれていたそうですが、現在はまっすぐな道路になっています。この坂道で転ぶと3年以内に亡くなるという迷信が、坂の名の由来になっているようです。

霞が関周辺を散策していると歴史がわかる説明板や史跡に出会います。この説明板もその一つで、経済産業省前の都バスのバス停に立っています。1890年に国会が開設された際に、現在の経済産業省庁舎がある場所に仮議事堂が造られ、帝国議会が開催されました。議事堂は1936年に永田町に移転されるまで使用されていたそうです。新しくなった議事堂の中央の塔は、当時、日本一の高さを誇る建造物でした。説明板には1890年当時の議事堂と街の様子が描かれています。

桜田通りの霞が関1丁目交差点から六本木通りの外務省上交差点まで続く、200mほどのなだらかでまっすぐな坂道です。中世の頃、関所が置かれていたことから名が付き、江戸時代には広大な大名屋敷が建ち並んでいたようです。現在は、坂の両側には外務省庁舎や合同庁舎が並んでいます。周辺には日本の中核を担う省庁が点在し、中には見学できる展示室もあるので、建物や展示室を見ながら散策するのも面白いと思います。

桜田門駅5番出口に建つ法務省旧本館の植え込みの中に、草木に埋もれるようにして碑と藩邸の様子がわかる屏風絵が描かれた説明板が立っています。現在の法務省の一部に、桜田屋敷と呼ばれた上杉家の江戸屋敷が建ち、幕末まで江戸藩邸として中心的役割を果たしていたそうです。絵図からは、かなり広い藩邸だったことが想像できました。

大田区総合体育館を訪れた帰りに立ち寄りました。京急蒲田駅から400mほど、第一京浜を挟んで体育館向かいに造られた公園です。江戸時代に家庭用常備薬だった和中散という薬を売っていた場所に、梅の木を植え、東海道の休み茶屋にしたことが始まりだそうです。現在も白梅や紅梅100本ほどが植えられていて、訪れた時は早咲きの梅が7分ほど花をつけていました。水仙も咲いていて、5月から6月にかけてはアヤメも咲くようです。園内にはベンチも設置されていて花見を楽しむことができました。

京急蒲田駅改札口から東口に向かう通路に設置されている観光案内所です。センター内には大田区周辺の地図やパンフレットが置かれているほか、担当の方が常駐していて、美味しい店の情報や周辺の見どころなども紹介してくれます。大田区内で製造している工芸品や特産品も販売していました。羽田空港に近いことから英語や中国語での対応もしてくれます。利用しませんでしたが、折り紙やしおり作り、着付けなど日本の文化を体験することもできるようです。駅から3分ほど、第一京浜に架かる歩道橋を渡ったところに建つ、大田区産業プラザpioの2階にも大田区観光協会があり、地図やパンフレットも手に入れることができます。

六郷土手駅に向かう際に、品川駅から乗車し京急蒲田駅で乗り換えました。普通列車以外にも急行、特急、快特などがあり、とても便利な路線だと思います。京急蒲田駅には2階ホームと3階ホームがあり、1つのホームに3つの乗り場があります。3階には羽田空港方面に行く列車のホームと横浜方面に向かう列車のホーム、その先に普通列車のホームがあります。ホームの造りを知らなかったため、1階から3階まで行ったり来たり2往復してしまいました。大きく書かれた案内図があると、初めて利用する人にもわかりやすいと思います。