ごーふぁーさんのクチコミ(35ページ)全906件
- サムネイル表示
- リスト表示
- ホテル
- ショッピング
- グルメ・レストラン
- 交通機関
- 観光スポット
- 基本情報
-
投稿日 2021年05月13日
総合評価:4.5
内戦と蛮行の結果によって大部分が失われてしまったパルミラの遺跡であるが、これを再現してる場所が日本にある。場所は、池袋サンシャインシティ内の古代オリエント博物館。ショッピングモール内にある文化施設なんて百貨店の企画展示程度かと勝手な想像をしていたが、ここまで本格的な博物館とは知らなかった。
展示されている今は亡きパルミラの見事なジオラマ模型を見ながら、巨大なベル神殿まで炎天下の中テクテク歩いたのを思い出した。また、内戦で失われてしまった パルミラの遺跡関連の展示も素晴らしい。また、古代オリエント博物館はシリアの発掘調査をおこなったことからパルミラの貴重な写真が収蔵され現在500点もの写真が『古代オリエント博物館 パルミラ遺跡写真 アーカイヴ』としてネットで公開されている。
http://aom-tokyo.com/db/palmyra/
古代オリエント博物館は収蔵品も多く、楔形文字を実技で教えてくれたり、キャプションも丁寧だったりで、とても楽しい博物館である。
また、この古代オリエント博物館の収蔵品の中にエジプトやイランの美しいものがあった。エジプトの奉納碑にはデモティック(Demotic)と言われる民衆文字とヒエログリフ(hieroglyph)神聖文字が併記されている。オシリス神への供物の図が刻まれている。イランの花と鳥が描かれた見事な鉢、この紋様はササン朝ペルシア時代からの伝統らしい。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/%e4%b8%87%e8%83%bd%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%82%bb%e3%82%a4%e3%83%a6%e7%9f%b3%e9%b9%b8/- 旅行時期
- 2021年05月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
-
投稿日 2021年05月04日
総合評価:5.0
この美術館を目的としてミュンヘンに訪れる方も多いのではないだろうか。やはりドイツ屈指の芸術の都ミュンヘンだけあって、収蔵する作品は豪華そのもの。大戦を経てよく残ったと思わせる逸品も多く、数十年ぶりの再訪を楽しみにしていた。
・見逃せないデューラー作品と彼の 『ネーデルラント旅日記 』(岩波文庫)
この美術館の画集などでトップ扱いになることも多いデューラーはここを訪れたら見逃せない。イタリアやネーデルランドの絵画も多い美術館ながら、やはりドイツの美術館としてはそのアイデンティティを示す必要がある。そのせいもあってか、マクシミリアン1世はデューラーに目がなく、神聖ローマ皇帝でプラハに素晴らしい芸術基盤をつくったルドルフ2世と常に競り合ってきた。アルテピナコテークの『4人の司祭』も逸品だが、印象的なのは『自画像』(1500年)である。当時正面を見すえた自画像を描くなどありえなく、正面を見すえた顔はキリストを描く時に限られていたそうだ。その範を破っての強い自負が感じられる作品である。
デューラーは後に『ネーデルラント旅日記 』(岩波文庫)と言う興味深い日記を残している。旅日記の体裁をとっているが、実際は旅のこづかい帳。人気画家の彼は大名旅行のような旅をおこなったようで、その日その日の支出を事細かに記載してある。そして、その旅の目的は王様への年金再受給の懇願というのだから面白い。しかも、年金をもらいにいくはずなのに、旅ではえらい散財ぶりなのだ。それ故に、主目的は年金受給ではないのであろう、と訳者はあと書きで綴っている。したたかな彼の裏目的は異国の画家たちとのネットワーク作りだったのであろう、と。
1521年5月17日
1521年の精霊降臨節の前の金曜日、アントウェルペンの私の許に、マルティン・ルッターが陰謀によって逮捕されたとの報せが入った。
1520年8月
アントウェルペンの聖母教会は巨大で、多くのミサを同時に互いに邪魔することなく歌うことができる。そして華麗な祭壇が寄進されている。そこにはそれ以上のものはない最良の音楽家たちが傭われている。
こうした記述から当時の雰囲気を味わえるのもよいし、翻訳された方は趣味的に翻訳したとのことで、どこかほのぼの感があるのもよい。内容も興味深いこと請合いであり、デューラーの画を楽しむ前に一読してもよい。尚、内容をより良く理解する為には、あとがきの解説と地図から読むことを推奨する。
・盛り沢山のオランダやフランドルの絵画 イタリアの名画たち
旅の都度、追いかけているブリューゲルは、貴重な作品にもかかわらず美術館のメインストリートの展示ではないので驚いた。お目当てのブリューゲル作「怠け者の天国」は裏側回廊に寂しげに展示されている。
この画は当時の各階層の御仁が楽園で怠惰と飽食を楽しむ様を描いている。ゆで卵や焼き豚が食器を添えて周囲を駆け巡ったり、柵はソーセージ、屋根にはパイが並びそれが落ちてくるのを下で寝そべって待つ兵士とユーモラスな名品なの見逃さないようにしたい。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/munchen-munich-artmuseum-1/- 旅行時期
- 2021年05月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
-
宝石がちりばめられた王冠等でいっぱいだが、つい目が精緻な洋裁道具など小物類に行く!
投稿日 2021年04月21日
総合評価:4.0
ミュンヘン・レジデンツの入場券売り場にはコンビチケットがあり、宝物館(Die Schatzkammer der Residenz)を追加4ユーロで見られるというので、まずはグロット宮殿の前に宝物館に入ってみた。
宝物館は金細工の施されたまばゆい品々、宝石がちりばめられた王冠等でいっぱいだが、つい目が精緻な小物類に行く。王族たちが使ったはさみやスプーン、砂時計など精巧なデザインで興味深いものがかなりある。- 旅行時期
- 2021年04月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
-
展示解説スタッフの博学な若者たち、館内のあちこちで親しみやすく声かけし、更には対話上手で凄すぎた!
投稿日 2021年04月20日
-
ゴブラン織りのヘラクレス物語のタペストリーに由来する名コンサートホール
投稿日 2021年04月13日
総合評価:5.0
ヘラクレス・ザールは録音盤も多く、1度現地を訪れてみたかった。中に入って驚いたのがホールに入るまで、かなりゆったりした空間が用意されていることだ。あちこちに彫像が立っている。そして、2階席がいくつもないのに、階段の踊り場がとてつもなく広い。まさに王宮の中のホールだけある。
更に、驚いたのが座席数が意外に少なかったことであった。総座席数は1300席たらずであり、ほとんどの席は平土間席である。2階にはバルコニー席があるが座席数はわずがだ。また、バルコニーは平土間席に張り出していないので、平土間には棚下席が存在しない。両サイドと後ろには柱が並びこれがバルコニーを支えている。
期待していた音響は、よい響きだが一聴して感じたのは、木をふんだんに使ったブレーメンのGLOCKEやウィーン楽友協会ほど温もりある響きではなく、やや硬質な響きである。その分、楽器の音色を楽しめる自然な残響とも言える。録音にも適しているだろうし、自分好みであり、とても気に入った。
「ヘラクレス・ホール」という名称は2階周囲に巡らされているゴブラン織りのヘラクレス物語のタペストリーに由来していて、このホールを強く特徴づけている。尚、オリジナルのタペストリーは1993年から博物館に入りしており、現在は木綿のコピー品が吊されている。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/munchen-munich-music/- 旅行時期
- 2021年04月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 半日
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 施設の快適度:
- 4.5
-
小ぶりながら、企画も素晴らしく、上下2階の展示スペースは意外に広い、裏には東渕江庭園も
投稿日 2021年04月11日
総合評価:4.5
小ぶりながら、企画も素晴らしく、上下2階の展示スペースは意外に広い、裏には東渕江庭園もあり実は贅沢な郷土資料館。キャプションも丁寧で得るもの多く度々立ち寄りたくなる。
訪れた際には特別展「名家のかがやき 近郊郷士の美と文芸」。
宮廷画家のような狩野派、その画派の末端に位置する町狩野(街場の絵描き)に絵を習う旧家の人々。豪商が金を注ぎ、豊かな文化的基盤を拡げ、後世に残すのは洋の東西問わず。旧家故に離散せず現当主が寄贈した名品たちを存分に愛でる。- 旅行時期
- 2021年04月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.5
-
ドイツに支配されたダンツィヒ(グダニスク)に対抗して造られたポーランド最大の港町、そして大戦中の大悲劇『ヴィルヘルム・グストロフ号事件』
投稿日 2021年04月05日
総合評価:4.5
● ポーランド最大の港 グディニャ(Gdynia)へ
第一次大戦後のベルサイユ条約で、グダニスク(ダンツィヒ)はポーランド国内に位置するも自由都市の名の下、国際連盟の統治下となり、ポーランドにとっては外国の地となってしまった。そこで、ポーランドの意のままにならないダンツィヒ港は不便であり、これに対抗してつくられたのがグディニャの港である。つまり、バルト海に面した充実した港湾都市であるダンツィヒを失ったポーランドが目をつけたのがグディニャの町だった。当時のグディニャは小さな漁村で、今とは比べものにならないくらい小規模な町だったらしい。
しかし、現在では国1番の主要港となっており、グディニャの街の規模もとても大きい。そして、グディニャは近郊のソポト、グダニスクとあわせて「三連都市」(Trójmiasto)と呼ばれ、それら都市間のつながりも強く、ポーランド民主化でのストライキでは、いつもグダニスクと連動していた。
● 小説『蟹の横歩き ―ヴィルヘルム・グストロフ号事件』 ギュンター・グラス著 を読む
グディニャをもうひとつ有名にしている話がある。第二次大戦中、ポーランドがせっかくつくったグディニャ港はドイツに占領され、その期間のみ町は改名され「ゴーテンハーフェン」(ゴート族の港の意)となった。そして、1945年の大戦末期、迫りくるソ連軍に追われたドイツ民間人がドイツ本国に避難する際に脱出港として選んだのがグディニャ港であった。
そのグディニャからの脱出で使われ、避難民を満載した船「ヴィルヘルム・グストロフ号」がソ連の潜水艦に撃沈され、9,400人が犠牲となる大事件が起こる。その沈没時の混乱の描写と物語を興味深く描いたのがギュンター・グラスの小説『蟹の横歩き ヴィルヘルム・グストロフ号事件』。グディニャを訪ねてみたくなるきっかけとなった本だ。
この「ヴィルヘルム・グストロフ号」は乗客約1500名が乗船できる客船で、客室は463室もある。劇場やプールも備えており、豪華客船と言える。発注したのは、歓喜力行団(KdF)と言うナチスが国民に対して福利余暇活動を提供する組織。この組織と幹部のロベルト・ライによって、ドイツ国民に対して船旅であるクルーズが大々的に企画され、労働者に提供された。このような船は「ヴィルヘルム・グストロフ号」以外にも7隻も就航していたらしい。この船を発注した歓喜力行団(KdF)は、ヒトラーの国民車構想で生まれたフォルクスワーゲンの購入制度なども運営し、ナチス政権の人気獲得に大きく貢献していた。
ワイマール体制下、困窮にあえぎ失業者も増大する中、ドイツ人たちにとっては、生活の改善から余暇まで提供されるナチスの福利厚生施策はとても眩いものに見えたのだろう。この辺りの状況は 岩波少年文庫「ぼくたちもそこにいた」 ハンス・ペーター・リヒター著 を読むと、その心情とともよく理解できるし、作中にはこの客船に乗ってノルウェーのフィヨルドクルーズを夢見る一般ドイツ家庭の会話も登場する。
「ヴィルヘルム・グストロフ号」は豪華なクルーズ船にも関わらず船室の等級を廃し、全客室において階級を廃する設計になっている。これも歓喜力行団のロベルト・ライの指示だった。また、船名の「ヴィルヘルム・グストロフ」は当初ヒトラーの名を掲げる予定だったが、ユダヤ人に暗殺されたナチスの高官の名前グストロフに差し替えられた。これもナチスが反ユダヤ・キャンペーンに活用するためであった。
そして、敗戦色濃くソ連軍が迫りくる1945年1月31日、早朝からグストロフ号には9000人以上が乗り込んだ。乗船人数が定かではないほど多くの人数が乗船したものだから時間も要して、昼頃にようやく船は出港。更に、沖では別の船から乗船する人々を数百名も受入れる。そして、再びドイツ本国のキールに向けて出発。護衛艦はたった2隻で、1隻はすぐさま故障で船団を離れた。その日の夜の21時、ソ連海軍の潜水艦の放つ魚雷がヴィルヘルム・グストロフ号に命中、深夜かつ厳寒のバルト海に9000余名が投げ出され、その多くが死亡した。乗船していたほとんどは避難する民間ドイツ人で被害に遭ったのは女性、子供がほとんどだったと言う。
『蟹の横歩き ―ヴィルヘルム・グストロフ号事件』ギュンター・グラス著 では、沈没するグストロフ号から運良く救助された女性の話から始まる。彼女は沈没時に子供を身ごもっており、この時の救助船内で出産をする。その被災者である母トゥラから生まれた息子パウルが物語の語り手だ。そして、物語はグストロフ号の生き残りの母トゥラと息子のパウル、そしてパウルの子供であり、トゥラの孫にあたるコニーの3世代にわたる話として展開する。
物語が辛辣なのは、息子のコニーが高校生にして極右思想にかぶれてしまっていること、更には三世代の間柄で母トゥラから孫にあたるコニーへの思想の影響が描かれることにある。つまり、トゥラは息子のパウルを飛び越え、孫のコニーにグストロフ号の惨劇と合わせて当時の体験を伝え、それが孫の持つ極右思想に大きく影響を与えるのだ。どうにも救われない話であり、祖母から孫へと奇妙にも恐ろしい思想の受け継がれる様がひたひたと描かれる。
しかも、トゥラ自身はナチスの信奉者ではなく、ただ当時の世相に巻き込まれていった1人のドイツ人にすぎない。更にはグストロフ号の被害者としての悲惨な境遇を知られていないジレンマを抱えた人物として悲劇的にも扱われている。歴史に翻弄され、トゥラに降りかかった大事件はドイツの戦後の雰囲気から、話題にするのもタブーとされてしまっている。このことによる疎外感が一般ドイツ人女性のトゥラから感じられるのだ。語り手であり、自らの母と息子の間に位置する主人公パウルの心中というのは推し量るのも難しいほどだ。
グストロフ号事件はドイツだけの悲劇であって、戦中のナチスドイツの犯した残虐行為の数々から話題にされることは少なかったらしい。散々酷いことをした侵略者たるドイツが自国の悲劇を語るな、ということである。そして、この話題を持ち出すような非常識な輩は、コニーのようなナチス賛美のネオナチくらいなのがドイツの世相なのだそうだ。
『蟹の横歩き ―ヴィルヘルム・グストロフ号事件』は親子間の対話の妙もあいまって、読み応えのあるスリリングな小説であった。この小説の訳者である 池内 紀さんの『消えた国 追われた人々』は、このグディニャを含めた東プロイセン巡りのよいガイドブックであるので、こちらもお薦めである。このエッセイ集には『蟹の横歩き』や作家のギュンター・グラスにも触れているので、そちらから読み始めてもよい。
こんな読書背景からグディニャを訪れたが、今やポーランドとなったこの地には、どの博物館にもグストロフ号についての記述はなかった。
具体的な各博物館の詳細はコチラから↓
グダニスク近郊 ガイド 1 グディニャ / バルト海の三連都市 グディニャ、ソポトとギュンター・グラスの小説『蟹の横歩き ヴィルヘルム・グストロフ号事件』 を読む
https://jtaniguchi.com/gdansk-gdynia-sopot/- 旅行時期
- 2021年04月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 1日
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.5
-
何時間でも滞在できる在庫豊富な中古レコード店、クラシック盤の専用部屋も
投稿日 2021年03月29日
総合評価:4.0
ドイツ博物館からの帰路の途中で立ち寄った。閑静なアパート街にひっそりとある中古レコードショップ。店内奧にクラシック専用部屋があり在庫も豊富である。
日本なら入手困難そうなレコードがちらほら。当たり前だが、どれも日本で言うところの「外盤」なのだから、音も良いはずである。レコードを収集していた時代だったら思わず大量買いしていそうで危険である。とても落ち着いた雰囲気なのもよかった。- 旅行時期
- 2021年03月
- アクセス:
- 4.0
- お買い得度:
- 4.0
- サービス:
- 4.0
- 品揃え:
- 4.0
-
もともとはワーグナー作品の上演の為に造られた劇場で豪華絢爛、至福の音楽鑑賞となること請け合い!
投稿日 2021年03月24日
総合評価:5.0
ここはワーグナー作品の上演の為に1901年に造られた劇場で、ワーグナー好きであったら是非訪れたい劇場である。そもそもはドレスデンの歌劇場を設計したゴットフリート・ゼンパーにミュンヘンでのワーグナー祝祭劇場案が依頼された。しかしながらルートヴィヒ2世が渇望したにも関わらずこの案は廃案になってしまう。その代替として造られたのがプリンツレーゲンテン劇場である。しかし、こちらも建造の際には散々ワーグナー家とも揉めたようで完成は遅れに遅れた為に、実はルートヴィヒ2世は完成した劇場を見ずに世を去ってしまった。
建造時からバイロイトの祝祭劇場に対置する形で造られた背景があるので、外観も内装も豪華で立派な劇場である。座席数は1100余りと小ぶりで音響は無難な部類、奏者と客席が近いので悪くはない。そして、この装飾の絢爛さが演奏に華を添えるので、音楽鑑賞時は至福の時となる。特に訪れた休日のマチネのような演奏会では、ゆったり気分で最適なコンサートとなる。
また、劇場へのアプローチもイザール川方面から散歩しながら向かうと趣がある。普仏戦争を記念した塔、平和の天使(Friedensengel)がある 美しい公園 マクシミリアンシュアンラーゲン(Maximiliansanlagen)を通過し、プリンツレーゲンテン通り(Prinzregentenstraße)からワーグナーの像を横目に劇場に赴くことができる。
・プリンツレーゲンテン劇場の録音ディスク
この劇場で収録された音源はそう多くないが、なんと1970年に録音された カルロス・クライバー のベルク『ヴォツェック』全曲 はこのプリンツレーゲンテン劇場での収録だったようだ。明瞭な音から録音会場としても悪くないことがうかがえる。また、エレーヌ・グリモー による モーツァルトのピアノ協奏曲 などもある。
・ミュンヘンのネット予約は要注意
プリンツレーゲンテン劇場では、ザビーネ・マイヤー/ ミュンヘン放送管弦楽団を聴いた。ただ、うかつにも夜のコンサートと勘違いしてしまい、マチネだったことに気がついた時には前半プログラムも終わりにさしかかったところ。慌ててアパート前からタクシーに飛び乗った。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/munchen-munich-music/- 旅行時期
- 2021年03月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 施設の快適度:
- 4.5
-
思わぬトラブルをJCBプラザ ラウンジ パリに救われた、海外でも実は使えるJCBのクレジットカード
投稿日 2021年03月20日
総合評価:5.0
JCBのクレジットカードは、VISAなどに比べれば海外で使用できる店舗が少なく、これまでは正直アテにしていなかった。たまたま所持していたアイワイカードの提携先がJCBカードであり、この時はこの偶然に救われた。
偶然にもJCB欧州の拠点がパリだったこともあるが、クレジットカードの再発行を速攻(1~2時間)でしてくださった上に、JCBオフィスで再発行したカードを直接受取ることが可能であったのだ。幸いにして、このカードはキャッシングもできる上に限度額も充分だったので、先々の旅も全く不安がなかった。
一方、VISAカードは電話対応でのオペレーターが手続き論重視で時間を要し、あげく担当者によって話が異なった上に、カードはいかなる地域でも直接の受取は不可で、郵送対応で2~3日要するとのことだった。そのため、何枚か所持していたVISAカードは、対応に手間をとられたばかりでなく、この時の旅では使うことすら断念せざるをえなかった。
そして、VISAカードは連絡できる当方側の電話番号が必要とのことなので、先の話の通り携帯電話もいっしょに紛失、盗難にあった場合には窮地となってしまう。一方、JCBでは担当者が割り当てられ、その方を中心としてやりとりをすればよいので、こちらからの随意の連絡も可能であった。また、担当者が決っているのでVISAのように電話の度に話が食い違うこともない。今や海外でも公衆電話は少なくなっているから、場所を選ばずこちらから連絡できる利点は大きく、担当が決っている安心感も大きなメリットと感じた。
● 命綱はパスポートとクレジットカード
旅先でのパスポート再発行はクレジットカードの再発行以上にたいへんである。時間も要する上に日本から戸籍謄本取り寄せたりすることまで必要となるそうだ。そして、パスポートなしでは他国へ移動もできず、帰国もままならないので、パスポートを紛失すると、とにかく大変である。このパスポート再発行作業が発生すると旅行どころではなくなってしまう。それ故にパスポートの紛失の事態だけは避けたい。今回はパスポートの被害は逃れたが、これは鞄の奥底にしまっていた為であった。
逆にパスポートさえ紛失せず、クレジットカードが1枚でもあれば旅は続行できる。クレジットカードさえあれば、携帯電話を含めて、ほとんどのものは現地で調達が可能であり、キャッシングすれば宿泊地への帰路も確保でき、路頭を彷徨うこともない。そこでパスポートとクレジットカードの1枚を絶対盗難紛失にあわないようにセットでしまっておくのが賢明だ。
● 無事にクレジットカードを再発行して、早速JCBカードを活用
スリ被害で、お世話になったパリ5区中央警察署(Commissariat central de police de Paris 5e arrondissement)を後にして、その近くにあった一角獣のタペストリーで有名な国立中世美術館/クリュニー中世美術館(musée national du Moyen Âge Paris)に立ち寄り、クレジットカード再発行までの時間をつぶした。
この日、気を取り直して訪ねた、この国立中世美術館に行ったことがきっかけになって、俄然中世の欧州世界に興味が沸いた。そして、翌年以降のニューヨークのクロイスターズ美術館やルーマニア旅行、シャルトル大聖堂訪問につながった。旅は、なにがきっかけとなって拡がるかわからないから面白い。
そして、カードができあがる頃に中世博物館を後にしてオペラ座そばのJCBラウンジへカードを受け取りに行く。到着すると、すでにカードはできあがっていて、とても丁寧な対応をしてくださり、こちらも大感謝であった。
お次は紛失した財布の調達である。財布を新調するよい機会であるから、オペラ座裏の老舗百貨店 ギャラリー・ラファイエット (Galeries Lafayette)で出かけた。手頃なフランスの財布が選り取り見取りで、土産を兼ねた良い買物ができた。未だにこの財布を見るとパリのことを思い出す。そして、支払はもちろん、JCBカードを使ってのお買い上げである。
詳細はコチラ↓
海外で財布のスリにあった!クレジットカードを紛失した! / トラブルを想定して安心、安全なクレジットカードの持ち方、選び方
https://jtaniguchi.com/credit-card-passport-theft-lost/- 旅行時期
- 2021年03月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
-
復元された書斎など、図書館内の展示にしては大がかりで充実した文学館
投稿日 2021年03月18日
-
リニューアル直後で純白の壁面と真新しい展示スペースが眩しい、コスパ抜群の博物館
投稿日 2021年03月14日
総合評価:5.0
江戸の野菜や食べ物史を調べていて、そう言えば肥船があったと同館を再訪。リニューアル直後で純白の壁面と真新しい展示スペースが眩しい。河川交通が発達していた地域なので界隈の郷土資料館はどこも山の手の資料館よりダイナミックで展示も解説も面白い。
前回の訪問記はこちら
https://jtaniguchi.com/%E7%AB%8B%E7%9F%B3%E3%81%A8%E8%91%9B%E9%A3%BE%E5%8C%BA%E9%83%B7%E5%9C%9F%E3%81%A8%E5%A4%A9%E6%96%87%E3%81%AE%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8/- 旅行時期
- 2021年03月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
-
たい焼きは、まとめ焼きの「養殖」と一丁焼きの「天然」とで区別されるらしい
投稿日 2021年03月12日
-
流転の砕氷船『宗谷』の歴史が凄い!関東圏での数少ない海事博物館の一つ
投稿日 2021年03月10日
総合評価:3.5
砕氷船『宗谷』の歴史が凄い。ソ連への売り物として造船されるも、戦争で海軍艦船(徴用船ではなく)となり、戦後は引揚船や南極観測船として活躍。高性能で暴風圏で最高62度まで傾いても復元したとある。艦内は南極関係の展示や当時の状況を再現しており、博物館船としても見応えがある。
船の科学館 別館は長期休館中の本館の代替展示館。
模型から利根川の高瀬舟は巨大で舷側板が一枚板だったと知る。各種艦船模型も見事で、本館にはまだまだたくさんあるとのこと。
本館は9年の休館中で再開の目処がない、東京一の海事博物を見られないのが誠に惜しい。- 旅行時期
- 2021年03月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
-
モンブランと似て非なるハンバーグ、肉汁が流れ出さないようにナイフは端から入れて
投稿日 2021年03月09日
総合評価:4.0
浅草モンブラン出身のシェフがつくるモンブランと似て非なるハンバーグを食べに町屋へ。メニューはそっくりながらお肉のお味がちょっと違い、パスタはつかず大人っぽい感じ。肉汁が流れ出さないようにナイフは端から入れて、と卓上の注書き、なるほど。
- 旅行時期
- 2021年03月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算
- 1,500円未満
- 利用形態
- ランチ
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 4.0
-
本堂前の4代にわたる松の歴史冊子に読みふける、近辺散歩の際には立ち寄りたい名所
投稿日 2021年03月07日
総合評価:4.0
古書ドリスを久々訪ね、近くの 御行の松(おぎょうのまつ)不動尊を見物。
本堂前に冊子が置かれており、この内容が興味深い。虫封じのやり方や日暮里大火は二度あり古いほう(大正14年)の存在を知る。現在の松は4代目で、初代の松は2代目の植替え時に自ら倒れた話なども。- 旅行時期
- 2021年03月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
-
いずれの座席も音響よく、名だたる名指揮者が競演したミュンヘンに来たらはずすことができない音楽スポット
投稿日 2021年03月03日
総合評価:5.0
ブルーノ・ワルターにハンス・クナッパーツブッシュ、ウォルフガング・サヴァリッシュやキリル・ペトレンコと蒼々たる音楽監督を迎えてきたバイエルン国立歌劇場はミュンヘンに来たら、はずすことができない音楽スポットである。毎夜、見事なオペラやバレエが上演されており、客席数も多いので、よほどのプレミアムチケットでないかぎり入場は可能である。
大昔にこちら歌劇場を訪れた際の演目はサバリッシュの振るロッシーニ「モーゼ」であった。その時はアライサやクルト・モルの活躍を楽しんだ記憶が鮮明にある。そして、当時も感じたが、このオペラ劇場の音響は素晴らしい。空間に声と音に満ちる感じが、自分の好みと合致しているのだ。今回は3公演を鑑賞したので、平土間から立ち見席そばの最上階と各々の座席を聞き比べたが、どの席も総じて安定した音響で楽しめる素晴らしい劇場であると思う。
バイエルン国立歌劇場の客席は2100席とオペラ座としては規模も大きく、歴史も長く欧州のオペラ座の中でも最高峰に位置する。装飾はシンプルだが天井の巨大なシャンデリアは見事である。最上階ではこのシャンデリアが目の前にあたり、視界を遮るので上演時にはせり上がるようになっている。
そして、このシャンデリアを眺めると、かつてお金がなく立ち見席で見ていたことを思い出す。
・バイエルン国立歌劇場での鑑賞体験
プッチーニ:トスカ
演目と旅程優先で、出演者も調べもせずにチケットを購入したので、実はバッティストーニが指揮とは登場するまで知らなかった。指揮者が壇上にあがるや、日本人にはお馴染みの見知った姿で驚いた次第。バッティは例によって大ぶりな指揮でオケを鼓舞するのだけど、そこはミュンヘンの古株奏者の方々、易々とはのらない感じであったが、それでも、彼ならではの火の玉トスカで、ほとばしる汗のバッティによる1幕ラストは凄まじい熱量であった。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/munchen-munich-music/- 旅行時期
- 2021年03月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 施設の快適度:
- 5.0
-
ホール完成直後と30年後の聞き比べ、当初からこちらのコンサートホールの音響は評判が悪かったが現在は如何に?
投稿日 2021年02月27日
総合評価:4.5
ここは1985年完成で完成直後に、 ペンデレツキによるショスタコーヴィッチ9番やフリードリッヒ・グルダのベートーヴェンの協奏曲を聴いた思い出のコンサートホールである。当初からその音響は評判が悪かった。その後、幾度か改修もされたようだが、30年ぶりに再訪しても、その音響はやはり今1つである。
ただし、幾たびの改善のせいか酷すぎることはない。ただ、低い位置の反射板など苦肉策が多いのだろう。反射板の下の楽器音が上に立ち昇らない等もあってバランスを欠く響きで音源も遠く感じる。そして、やはりホールが鳴っていない。ちなみに30年前ペンデレツキ/MPOを聴いた際には、反射板はなかった。
問題は音響が良い席が限られている上に、舞台上でも楽団員間の音が聴きにくいようだ。これで、よくぞあの饒舌に響きをコントロールするチェリビダッケが指揮をし続けてくれたと感心すらする。ミュンヘンという音楽都市の1番のコンサートホールでありながら、音響が残念な評判な上に、名楽団ミュンヘン・フィル(Münchner Philharmoniker)の本拠地というのも惜しい。
しかし、ガスタイクの座席数は約2400席とコンサートホールとしては大きく、ホール自体の造形は美しい。ホール以外の施設も充実しており、図書館や学校なども入っており、軽食を取る場所もあり、カフェなど気軽に使えるので、施設としての利便性は高い。
現在、ガスタイクは更なる改修工事を予定しており、代替としての新しいホールが用意される。また、ヘラクレスザールを常用していたバイエルン放送交響楽団にも新たなホールが与えられることが決っていることから、しばしミュンヘンは新ホールラッシュとなり、ますます音楽の都に拍車がかかることが期待される。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/munchen-munich-music/- 旅行時期
- 2021年02月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 施設の快適度:
- 5.0
-
尖塔の高さは100m、内部は22本の太く白い八角柱が壮麗な巨大教会
投稿日 2021年02月26日
総合評価:4.0
ミュンヘン中心部には著名教会が多くある。その中で、塔の高さが100メートルある後期ゴシック様式の聖母教会 / フラウエン教会(Frauenkirche)が筆頭、市内のどこからでも、その尖塔が目に入る。
内部は22本の太く白い八角柱が2列に並んでおり、これが壮観。この柱が壁のように側廊の窓を隠している。そのため建築家と悪魔の間でかわされたという逸話から「悪魔の足跡」の伝説が残り、その石がある。ただ、そんな伝説が不要なほどこの八角柱は見事で、この教会を独特なものにしている。
ミュンヘンの詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/munchen-munich-bayern-touristguide/- 旅行時期
- 2021年02月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 3.5
-
ロンドンの下町風情のあるレンタルショップでオートバイを借りる、そしてロンドンシティで予想外のトラブルでJAFに助けられ(笑)。
投稿日 2020年02月29日
総合評価:5.0
海外でのオートバイのレンタル方法(レンタルバイク)は様々。今回はイギリス / ロンドン編をご紹介。
レンタルバイクショップはネットで簡単に見つけたが、宿泊場所との距離や電車などで借りに行く際の利便性などで絞る。レンタルバイクショップはたいてい都心から離れているので、このアクセスが借りる際も返却の際も胆になる。更に今回は大都市のど真ん中で車両が立ち往生するというトラブルまであった。その対処時の状況もご説明したい。
● イギリス ロンドンでバイクをレンタルする
● レンタルしたオートバイでロンドンを流す
● 予想外のバイクトラブル、場所はロンドンのど真ん中
ネットで探したバイクのレンタルショップRaceways Motorcycle Rentalsへ。地下鉄 Surrey Quays駅からほど近く、歩いてすぐだったのが決め手だった。場所はロンドン市内とグリニッジの間くらいで、市内からのアクセスもまずまず。
このレンタルバイクショップがある近辺はサリー・ドックと呼ばれ19世紀から戦後まで各国から木材や穀物が船で運ばれ大量に陸揚げされていた。言わば港湾地帯であり、この近辺のテムズ川に突きだした半島のほとんどが溜め池で虫食い状態であった。1970年になって船の出入りは禁止され、それらの溜め池状のドックが埋め立てられ、商業地区などに再開発されている。どことなく小綺麗ながら上品さに欠ける雰囲気はそのあたりからきているのかもしれない。
続きはコチラから↓
http://jtaniguchi.com/%e6%b5%b7%e5%a4%96%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0-%e3%82%a4%e3%82%ae%e3%83%aa%e3%82%b9%e7%b7%a8%e2%91%a0/- 旅行時期
- 2012年09月



































































