なぜか考古学博物館と軍事博物館が同居している、関心をもって眺めたのがフン族の歴史、圧巻なのはヘルメットのコレクション
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- 旅行時期:2019/11(約6年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ブロツラフ クチコミ:11件
ここはなぜか考古学博物館と軍事博物館が同居している。建物は1459年から改修を重ねたもので非常に古く、もともとは兵器庫だったゴシック様式の建物。現在、建物は明確に二分されており、異なる博物館が並んでいる感じだ。
考古学博物館のほうはポーランド含めた中欧の古代史であり、まとめ方も見事でなかなか見応えがあった。関心をもって眺めたのがフン族の歴史。フン族については、ハンガリーはフン族の末裔だと言う偽説が流れたり、チャーチルが第二次世界大戦中にドイツ人を「フン族」と悪し様にののしる時に使ったり、少々謎めいたところがある。そこで、実際のフン族がどうだったのか、をこちらの展示から垣間見ることができた。ポーランドはフン族とは密接な関係にあり、今のポーランドの領土はフン族のアッティラの支配下にあった。そして、3世紀と4世紀にはポーランドの領土のほとんどにゲルマン民族が定住することになる。ポーランドの北東部にのみ非ゲルマン民族で西バルト民族が住んでいたらしい。西ゴートあたりの歴史も少々勉強しておきたく感じた。
軍事博物館は兵器庫だったこの建物の成立ちと同じく大量の武器庫をイメージさせる展示であり、18世紀から銃器類が整然と並ぶ。また、圧巻なのはヘルメットのコレクションで、様々な国の昔から現代に至るまでのヘルメットがたくさんの棚に陳列されている。古代から中世の武器類のブースは改修中であった。古い建物なので、常にどこかしら建物のメンテナンスをしている様子である。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/wroclaw-museum-history-military/
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2020/03/27
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