ナツメロ大王さんのクチコミ(118ページ)全9,711件

金沢の中心地、兼六園の道路を挟んだ南側に位置する美術館です。丘を少し上がった緑の木立の中にありました。21世紀美術館ほど有名ではないですが、こちらも素晴らしい展示が楽しめました。「石川県立美術館60年の歩み」と銘打った展示が開催されていて、美術工芸品の数々をま近に見ることが出来ました。

金沢に滞在した際、何回もバスなどで通ったのが、この繁華街「香林坊」です。東急ハンズや大和アトリオ、ビームスなどのお店が集まり、年齢層を問わず大勢の人で賑わっていました。飲食店も多く、一人ご飯の見方ともいえる【やよい軒】もあって利用しました。

金沢でも現代美術の展示スペースとして知られる「21世紀美術館」の道をはさんで向かい側に、金沢でも古い歴史を誇る石浦神社があり、こちらも見学しました。境内は比較的広く、「りんご飴」や「べビーカステラ」といった昭和の雰囲気の感じられるお菓子を売る出店があって、楽しめました。

石川県の旧県庁が、椎の木迎賓館として公開されていまして、無料で内部が見学できました。２階にあるレストランからは、金沢城の「いもり堀」から本丸石垣が見えて、ゆったりとして気持ちになりました。外観はレンガタイルが貼られていて、クラシックで均整のとれたシンメトリーな姿は、大正末期の建築様式を今に伝える貴重な存在であり、なおかつ非常に美しいと感じました。

金沢を代表する繁華街の一つである香林坊からほど近い場所にあり、長町武家屋敷街の土塀沿いを流れている用水が大野庄用水です。武家屋敷群は観光客も多く、街並みに彩りを添えるこの用水路が、写真撮影の時に絶好のアクセントになりました。ゴミもなく、綺麗に景観が維持されていて感心しました。

兼六園公園に隣接した、加賀前田家の奥方御殿がこちらです。江戸時代の末期に建てられ、国の重要文化財に指定されています。内部の写真撮影は不可ですが、一見の価値はある１階の書院造りの和室や、室内から見える美しく繊細な庭園など、見所満載でした。加賀百万石の富の一端を垣間見る思いがしました。

「香林坊」という繁華街からほど近い場所にある、長町武家屋敷跡かいわいを散策しました。ところどころに用水路が流れ、石橋がそれらに架かり、薄茶色の土塀がそれに沿って続いていました。隠れ家のように久谷焼を売るお店をのぞいたり、カフェでお茶を頂きながら散策しました。それらのお店はどれも控えめで奇をてらうことなく、全体としてまとまりをもった雰囲気を形作っていました。のんびり散策しても1時間～２時間もあれば十分な小さなエリアですが、城下町の魅力が凝縮していると感じました。

金沢の三大茶屋街のひとつとのことですが、ひがし茶屋街に比べて訪れる観光客も少なくて、落ち着いて散策が出来ました。メインとなる通りも１本なので、分かりやすいですね。訪れた時間帯が午後の中途半端な時間であったため、道行く人は数人程度で、観光地らしからぬ雰囲気に少し戸惑いました。近くには寺町寺院群があり、それらと合わせて観光すると丁度良いエリアです。

長町武家屋敷群の中でも、野村家は内部見学ができる貴重な存在で、大勢の旅行者が訪れていました。立派な柄天井や障子戸、様々な家具調度品や建具など、非常に見ごたえがありました。野村家は加賀藩では非常に格式の高い名家とのことで、そうした品の良さが随所に感じられるお屋敷でした。

浅野川沿いにはひがし茶屋町が有名で観光客も多いのですが、浅野川大橋を渡った南側にある主税町の茶屋町にも足を伸ばしました。川沿いにならぶ風情ある料理屋などがとても風流で雅な雰囲気でした。メインとなる道は二本程ですが、歩いていると時おり薄暗い石段などが現れ、それがまた新たな発見をしたように感じられました。地図がなくてもそぞろ歩きが出来ました。

金沢にあるお寺の中でも人気のあるお寺の一つです。完全予約制ということで、何が目当てかといえば、落とし穴や隠れ部屋といった仕掛けが、さながら忍者の世界を彷彿とさせるとことで、これは見ないでは帰れない。外国からの観光客を含めて少人数での見学でした。係員の方の説明も非常に分かりやすく楽しめました。

金沢を代表する香林坊という繁華街から小路に入り、小川沿いを歩いていくと、土塀の続く古い趣の家並の続く一角に入ります。ここが嘗ての武家屋敷の跡が何軒も残る【長町武家屋敷跡】です。初めて訪れたのですが、細い水路にそって石橋が架かり、両脇にそれほど大きくはないのですが、何軒もの武家屋敷が立ち並ぶさまは趣がありました。外国からの観光客も多く、ガイドさんと一緒に興味深そうに見学していました。

お堀通りは金沢城公園と兼六園の間を伸びる道幅の広い通りで、観光バスや金沢周遊のバスもこの道路を走っています。石川橋から見ると、ここが幅の広いお堀であったことが良くわかりました。両脇の緑地帯は緑豊かな散策路として整備されていました。

お堀通りから大手門方面に向かって伸びる歩行者用の専用路が【白鳥路】と呼ばれていました。大手門に近い入口には白鳥のモニュメントがあり、細い小路は至るところに種々のオブジェが置かれていましたし、蛍が舞うこともあるようで、綺麗な水の流れる水路まで整備されていました。時間がある時に散策してみると楽しい場所です。

金沢城の三の丸から二の丸に向かう際、五十間櫓や橋爪門の手前にあるお堀がこちらです。堀とはいっても幅も狭くて水深もさほどなく、他の城郭のような無骨さは微塵も感じられませんでした。フランスの宮殿に見られるような、美観重視のお堀に通じる性格が感じられました。

近江町市場から金沢城へアクセスした際、この黒門を通り抜けました。尾崎神社や老舗交流館と合わせて見学したので、あまりに気になりませんでしがが、黒門を目的とすると拍子抜けする位に簡素です。黒い門が残っている訳でもなく、「黒門口」と書かれた説明板があるのみでした。

金沢城の二の丸広場から極楽橋を渡って、三十間櫓を右手に見て、本丸に向かって少し登ると、かつて本丸への入口であった場所に鉄門跡がありました。切りそろえた石を積み上げた構造となっていて、建物こそ残っていませんが、かつての面影は十分に感じることが出来ました。

本来お城の中心は本丸だと思いますが、こちら金沢城は慶長年間に本丸を火災で焼失したことから、二ノ丸が中心になったとのこと。そうした歴史の関係から、本丸跡に入ると鬱蒼として木々が生い茂る森になっており、鳥や虫の鳴く声がそこかしこから聞こえて来ました。虫も多く、私はそうそうに退散しました。

金沢城の三の丸広場と本丸園地に挟まれた場所で、【鶴の丸休憩館】があるあたりです。金沢城の特徴である海鼠壁の構造模型が置かれていて、どのように作られているのか、非常によくわかりました。こうした展示物があると、お城の見学もより専門的で興味深く感じられると、非常に感心しました。重要文化財の【鶴丸倉庫】もこの一角なので、併せて見学しました。

金沢城の本丸に位置する櫓の跡地です。建物は早期に焼失し、苔むした石垣と案内板のみが櫓跡であることを伝えていました。三十間櫓の見学と合わせて私は訪れましたが、他にはここまで来る人もおらず、ひっそりとしていました。10月でしたが蚊もいるようで、長時間の滞在は注意が必要だと思いました。