温泉大好きさんのクチコミ(282ページ)全6,522件

主計町茶屋街は、浅野川大橋から中の橋までの浅野川左岸にあります。ひがし茶屋街からも歩いてすぐです。200ｍ足らずの通りに格子の建物が並んでいます。早朝に行きましたのでほとんど人がおらずとても静かでした。川沿いの風情ある町です。

今回は残念ながら時間がなく金沢城公園を見学することが出来ませんでしたが、今でも復元が進んでいる様なので改めて訪問したいと思います。かなり昔訪れた時は、まだ金沢大学のキャンパスで石川門ぐらいしかなかった気がします。どんどん変わっていきますね。

今回は残念ながら金沢城公園を見学する時間がなく、兼六園に行く途中観光バスの車窓から見ました。屋根瓦が白っぽいのは鉄砲玉に転用できるように鉛でできているからだそうです。さすが、江戸時代最大の外様大名、用意周到ですね。

近江町市場は、金沢駅から歩いても１５分程のところにある鮮魚店、青果物店、飲食店など約180店が軒を連ねる金沢市民の台所です。また、金沢人気の観光地でもあります。アーケード街になっているので天気が悪くても平気です。井ノ弥でズワイ・甘エビ丼をいただきました。大変美味しかったです。

尾山神社は香林坊の金沢ニューグランドホテルの真ん前にあります。裏は金沢城公園です。加賀藩祖前田利家と正室まつを祀っています。３階建ての最上階に色鮮やかなギヤマンがはめ込まれた和漢洋折衷の珍しいデザインの神門が目を引きます。夜間はライトアップされますが、終バスが早いのがネックです。

ひがし茶屋街見学は、今回参加したツアーに含まれていなかったので、早朝行って来ました。早朝なので当然お店は閉店していますが、人のいないとても静かで独特の茶屋建築が立ち並ぶ整然と美しい町並みを堪能しました。小雨が降っていたのでかえってしっとりした感じがしました。

雁行橋は兼六園の曲水に架かる橋です。１１枚の赤戸室石を使って雁が列をなして飛んでいる姿に似せて造られているので雁行橋と呼ばれています。また、一枚一枚の石が亀甲の形をしているので亀甲橋とも呼ばれています。残念ながら渡ることは出来ず、見るだけです。

根上松は兼六園の千歳台にあります。土を盛り上げて若松を植え、成長後に土を除いて根を露わにしたものです。大小40数本ものクロマツの根が地上２ｍにまでせり上がった奇観を見ることが出来ます。「根上」が「値上がり」に通じることから株式をする人に人気があるそうです。御利益があるといいですね。

金沢の冬の風物詩と言えば、兼六園の雪吊りではないでしょうか。兼六園を訪れるのは３度目で過去２回は紅葉の時だったので今回は雪化粧した雪吊りを見たく１月下旬に行きましたが、何とまったく雪がありませんでした。ガイドさんによれば、この時期まったく雪がないのは20～30年振りとのこと。ちょっと残念でした。

鶺鴒島は龍石の裏側を流れる曲水に浮かぶ正面に鳥居が立つ小島です。鳥居が結界となり、その奥が聖域となっています。誕生を現す陰陽石、結婚を現す相生の松、死後の世界を現す石の塔があり、人生の三儀式を現していると言われています。島に渡ることは出来ません。

龍石の椿は、兼六園の要石の一つである龍が口を開いている姿に似ている龍石の背後にあります。１月下旬に訪れましたが、この時期咲いている花はほとんどなく、この椿ぐらいでした。雪化粧した椿を見たかったのですが、この時期に雪がないのは20～30年振りとのことで残念ながらその情景は見ることが出来ませんでした。

龍石は小立野出入口の近く、石川県伝統産業工芸館の兼六園側入口の向かいの築山にあります。龍が口を開けている姿に似ていることからこの名がついたそうです。言われて見ればそのように見える気がしますが、言われなければ通り過ぎてしまいそうです。

明治紀念之標はある意味兼六園で一番目立っているかもしれません。身長5.5ｍの日本武尊の像です。明治13年、日本で最初に建てられた銅像と言われています。銅像には鳩がつきものですが、この銅像には鳥が近寄らず綺麗なままです。銅像の成分に微量のヒ素が含まれているそうです。でも、鳥はどうやってヒ素が含まれていることがわかるのかな。

蓬莱島は兼六園の霞ヶ池に浮かぶ島です。この島は「亀甲島」とも呼ばれ「亀」の姿を、対岸にある唐崎松は「鶴」の姿を現し、不老長寿の象徴「鶴亀」に見立てているようです。また、大きな霞ヶ池を大海に見立て、不老不死の仙人が住む島として蓬莱島を配置している様です。なかなか奥の深い作庭ですね。

兼六園の噴水は眺望台と瓢池の間辺りにあります。金沢城に水を引く試作品として藩政末期に完成したもので、日本最古の噴水と言われています。霞ヶ池との高低差を利用した自然の水圧で噴き上がっており、完成当時の最先端技術が応用されています。高さは約3.5ｍですが、霞ヶ池の水位によって変わるそうです。

瓢池の辺りは兼六園の作庭が始まったところの様です。池の中ほどがくびれて瓢箪のような形をしているのでこの名がついた様です。大小二つの島が浮かび、池の奥には樹木に覆われた翠滝が流れ落ちています。霞ヶ池の周りの様に観光客が多くなく、落ち着いた雰囲気が楽しめます。まさに六勝の「幽邃」といったところでしょうか。

姫小松は兼六園の月見橋の近くに植えられています。初代は樹齢500年を超える大木であったようですが、台風の被害と老衰で伐採されてしまったようです。今見られるのは２代目ですが、なかなか立派な木です。雪吊りはなされておらず、ほかの雪吊りを施された樹木と比べ目立たない存在です。

芭蕉の句碑は兼六園の山崎山の北麓にあります。芭蕉が奥の細道で金沢に逗留した際に詠んだものです。「あかあかと　日はつれなくも　秋の風」。果たして芭蕉は兼六園を訪れたのかな。金沢市内にはこの句碑が他にも２ヶ所あるそうです。

虹橋はことじ灯籠の手前に架かる、長さ約5ｍの一枚石橋です。琴の形の様に緩やかな曲線を描いていることから、琴橋とも呼ばれているようです。それにしても兼六園の池や曲水に架かる橋には緩やかなアーチ型をした反り橋が多いですね。直線ではないので柔らか味があって和みますね。

唐崎松は霞ヶ池のほとりにある兼六園の中で最も枝ぶりが見事なクロマツです。霞ヶ池の水面すれすれをはう枝ぶりは感服します。近江八景の一つ「琵琶湖の唐崎」から種子を取り寄せて大事に育てたそうです。園内で一番大切にされているクロマツらしく、冬の雪吊はこの木から縄張り作業を始め、春になると最後に取り外されるようです。