温泉大好きさんのクチコミ(27ページ)全6,522件

菰山塚古墳は、仁徳天皇陵古墳の周遊路から少し外れた住宅街にあります。現在は住宅に取り囲まれた円墳状の墳丘が残るのみで旧状をとどめませんが、もとは墳丘全長33m、高さ4mの前方部が南を向く小規模な帆立貝形の前方後円墳だったようです。
都市化によっていくつかの古墳は喪失しましたが、こちらは後円墳部分だけが保存された形です。文化財保存の難しさを考えさせられました。

仁徳天皇陵古墳を歩いて巡った際、その外濠のすぐ西側に万葉歌碑を見つけました。
仁徳天皇のゆかりということで、５つの歌のうち４つが仁徳天皇の磐姫皇后が詠んだ歌です。
ありつつも君をば待たむうち靡くわが黒髪に霜の置くまでに
磐姫皇后はとても嫉妬深かったと言われています。歌にも良く表れている様な気がします。

銅亀山古墳は、仁徳天皇陵古墳の西南にあり、高さ5.4mの方墳で現在周濠はありません。古くは堂亀山とも記されていたようです。墳丘は高く、2段築成がなんとなくわかる長方形の方墳です。仁徳天皇陵古墳を歩いて巡った際、見つけました。百舌鳥古墳群巡り一環で訪れたら良いと思われます。こちらも世界遺産の構成資産のひとつです。

狐山古墳は、大仙公園の隅にある径30m、高さ5mの小さな円墳です。仁徳天皇陵古墳の西南の角の先にあるので同噴の陪塚と考えられています。
他の古墳に比べるとかなり小粒なので案内板がないと古墳とは気付かなかったかもしれません。こんな小さな古墳でも築かれた時には濠があったそうです。

竜佐山古墳は、仁徳天皇陵古墳に南接する全長61mの前方部が短い帆立貝形の前方後円墳です。同古墳の陪塚と考えられています。
古墳全体が木々で覆われていますが、そこだけこんもりとしているので古墳だとすぐわかりました。
竜佐山古墳も世界遺産の構成資産のひとつとなっています。百舌鳥古墳群巡りの一環で訪れると良いと思われます。

仁徳天皇陵古墳は、クフ王ピラミッド、始皇帝陵と並ぶ世界3大墳墓のひとつです。5世紀中ごろ築造とされ全長約486mの日本最大の前方後円墳です。百舌鳥耳原三陵の一つで、墳丘は3段に築成され三重の濠がめぐり10基以上の陪塚があります。
仁徳天皇陵古墳を歩いて巡ったのでその大きさを体感できて良かったです。しかしながら、大きすぎて全景を見られない点はちょっと残念でした。
仁徳天皇陵古墳の拝所には、ボランティアガイドさんがいて、色々と説明してくださいました。ありがとうございました。

大仙公園観光案内所は、仁徳天皇陵古墳の拝所の近くにあります。
こちらでは百舌鳥古墳群エリアマップや堺市の観光案内図などをいただきました。
これから堺市を観光する方には重宝すると思われます。
また、こちらではレンタサイクルを利用出来ます。今回徒歩で百舌鳥古墳群を巡り大変時間がかかったのでレンタサイクルを利用すれば良かったと思われました。

孫太夫山古墳は、仁徳天皇陵古墳に南接する全長約56mの前方部が短い帆立貝形の前方後円墳です。同古墳の陪塚と考えられ周濠がめぐっていたようですが、今ある周濠と前方部の一部は試掘調査に基づき復元されたものです。
古墳全体が紅葉に覆われたようで綺麗で良かったです。
孫太夫山古墳も世界遺産の構成資産のひとつですが、古墳の前の芝生では子供たちが遊んでいてのどかな雰囲気でした。

花と緑の交流館は、堺市都市緑化センターの隣にあります。建物は別々ですが、庭園で繋がっています。
花と緑の交流館の入口前には冬桜が綺麗に咲いていて良かったです。
こちらは観光客向けというよりは、地元の園芸愛好家の交流館のようでした。

堺市都市緑化センターは、四季折々の花と緑が一年中楽しめる植物のテーマパークです。 テーマに沿った15の庭園があります。
12月中旬に訪れましたが、ピークは過ぎていましたが、まだまだ紅葉が綺麗で良かったです。また、前方後円墳型の花壇がユニークで良かったです。

旗塚古墳は、大仙公園内にある帆立貝形古墳と呼ばれる前方部が短い前方後円墳です。前方部を西に向け盾形の濠がめぐっています。
こちらの古墳の上にも木々が茂っていて、その形状ははっきりとはしませんが、古墳だとはすぐにわかりました。
大仙公園内には多くの古墳が点在していますので、それらを探しながら巡るのも楽しかったです。

大仙公園は、世界文化遺産に登録された百舌鳥古墳群の一角、世界最大の墳墓仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の間に位置する大きな公園です。
大仙公園内にも古墳が点在しています。
12月の中旬に訪れましたが、まだまだ紅葉が綺麗で良かったです。

七観音古墳は、履中天皇陵古墳の北側、大仙公園の南入口にあり鉢巻状の壁で保存されています。直径25m程の小さな円墳なので、かえって全体像が見えて古墳だと分かりやすい点が良いと思われます。大仙公園内には多くの古墳が点在しているので形状など見比べながら巡るも楽しかったです。

寺山南山古墳は、履中天皇陵古墳の外濠に接して築かれた、平面が長方形の方墳です。かつては墳丘の周りに濠が巡らされ、その一部は履中天皇陵古墳の外濠と重なることから、同古墳と関わりが深い古墳（陪塚）と考えられています。
案内板がないと古墳とは気付かないような小さな古墳で、木々が茂っているので形状もよく分かりませんでしたが、世界遺産の構成資産のひとつになっています。

履中天皇陵古墳は、百舌鳥エリアの南西部に位置する規模では日本第3位の巨大な前方後円墳です。
前方部の前にちょっとしたビュースポットがありますが、古墳が大きすぎるので勿論全景を見られるわけではありません。それでも見学する場所を整備している点は評価できると思われます。
12月の中旬に見学しましたが、意外に紅葉が綺麗で良かったです。

いたすけ古墳は、百舌鳥古墳群のほぼ中央に位置し、前方部を西に向ける3段築成の前方後円墳です。周囲には一重の濠が巡っています。濠沿いの道路からは古墳がよく見られるようになっている点が良かったです。
いたすけ古墳は、昭和30年頃に土取り工事で破壊の危機にひんしましたが、市民による運動で保存が決まりました。現在も濠の中に残されている崩壊した橋げたは、土取り工事が行われようとしたときの名残です。
いたすけ古墳は文化財保存のシンボルとも言える存在だと思われます。

善右ヱ門山古墳は、いたすけ古墳の濠に接して造られた方墳です。いたすけ古墳の付属墳と思われます。 墳丘長は28ｍに復元されていますが、ちょっとこんもりとして木々で覆われているだけなので案内板がないと古墳とは気付かなかったかもしれません。 そんな小さな古墳ですが、世界遺産の構成資産のひとつになっています。

御廟山古墳は、百舌鳥本町にある前方部を西に向けた前方後円墳です。墳丘長約203m、後円部径約113m、前方部最大幅約136mと百舌鳥古墳群では4番目の大きさです。
御廟山古墳の濠の外周が遊歩道になっています。遊歩道からは一度に古墳の全景を見ることは出来ませんが、遊歩道を歩きながら古墳を望むと前方後円墳であることが分かります。遊歩道は歩行者専用なので歩きやすい点も良いです。
また、12月の中旬に見学しましたが、結構紅葉が綺麗で良かったです。

高林家住宅は、百舌鳥八幡宮から石畳の小径をちょっと歩いたところにあります。
白漆喰の土塀がとても趣があって良かったです。
主屋･土蔵･不動堂･稲荷社と山林の敷地全体が、江戸時代の近畿地方の大規模な庄屋屋敷の構えを残す重要文化財ですが、内部は一般に公開されていない点が残念です。

2019年に世界遺産に登録された百舌鳥古墳群を巡った際、百舌鳥八幡宮にも参拝しました。
百舌鳥八幡宮は、境内が広くまた重厚なたたずまいは歴史の古さを感じさせる点が良かったです。
百舌鳥八幡宮の社殿前には樹齢800年の大きな楠の木があり、その枝ぶりがとても立派でした。