ウェンディさんのクチコミ(42ページ)全2,269件

東京ミッドタウンの室内クリスマスツリーは、小さなサンタやスノーマンが演出するサンタツリー。
ガレリア一階の吹き抜けの空間で高さ4ｍの木枠に揺れるサンタさん達は、綺麗というよりは、ほのぼのとした雰囲気でした。

芸術家Louise Bourgeois（ルイーズ・ブルジョワ）が制作した巨大なクモの彫像。
それは、地面から腹までが9ｍもある巨大蜘蛛だ。

ママンは世の中には虫の中で蜘蛛が一番嫌いと云う方には恐怖でしかない存在かもしれないが、Louise Bourgeoisがこの作品に込めたのは、母の母性。
今にも人に襲い掛かりそうにしている蜘蛛だが、その腹部には大理石で出来た卵をシッカリと抱えている。

そんなママンは世界に9体あり、その内の一つがあるのが六本木ヒルズ。
蜘蛛嫌いの私だが、ママンの姿には嫌悪感は抱かず、どちらかと云うと圧倒された。

雑司ヶ谷霊園には多くの夏目漱石を始め多くの文豪たちが眠りについています。
ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の墓も雑司ヶ谷霊園にあります。

小泉八雲の墓への行き方ですが、一番近いアクセスは都電の雑司ヶ谷停留所で、停留所を降りてから10分で墓まで行くことができます。
小泉八雲と妻セツが眠る墓の番地は1-1-8で、墓区画：1番1種8列と読み替えることができます。
お墓の探し方は、区画番号1番1種8列と1番1種9列の間の通路を2-1（2番1種）方向に向かって歩くこと。
歩き出して3分もしない内に、左手に小泉家の墓が見つかります。

墓は左からセツ、八雲、小泉家代々の墓となっていて、セツの墓は八雲に寄り添う感じでした。
きっと、怪談の世界へ行っても二人で仲良し夫婦なのでしょうね。

霊園の旅行記は→https://4travel.jp/travelogue/11432271

宍道湖畔にあるテラス：夕陽スポットテラスは椅子が設置されていて、ゆっくりと腰を落ち着けて夕陽を眺める場所としてはお勧めですが、一人旅の方にはちょっと居心地が悪いかもしれません。

その理由は、これでもか…というくらい次から次へとやってくるカップルの方々。
夕陽の紅色に負けないほどの熱々の方々を目にする場所です。

平林寺へとモミジを見に行くために新座駅を利用しました。
大きそうな駅なので駅前にカフェ位あるだろうと思っていましたが、全然みつからない！
唯一あったのが、このイタリアン・トマトカフェジュニア。

ランチはシンプルなパスタとコーヒーで500円。
量はそれほど多くは無いですが、バスへの乗り換え時間などの利用には便利だと思います。

秋、新座市の平林寺でモミジが色づく頃、睡足軒の森では夜間ライトアップが始まります。
期間は1週間と云う短さで2018年は11/23-11/30まで。
時間も16：30-19：00と短いですが、夕方に平林寺のモミジを見に行けば、そのまま続けてライトアップも見ることができます。

ライトは最近はやりの色ライトではなく、ナチュラル色。
派手さは無いですが、落ち着いた日本庭園の美しさがありました。

新座駅を平林寺へ行くためのゲートとして利用しましたが、バスの便があまりに少なくてびっくりしました。
平日の午後には1時間以上バスの便のない時間帯も有ります。
新座駅から平林寺行のバスに乗車する際には、事前のバス時間の確認は欠かせません。

因みに、同じ武蔵野線でも北朝霞駅から歩いて徒歩2分の朝霞駅前からバスに乗る方が便数が多いかもしれません。

野火止用水（のびどめようすい）とは、江戸時代に作られた生活のための用水路で、玉川から取水された水を武蔵野台地へと運んでいました。

もともと江戸は関東ローム層の上に作られた街なので、水の確保が難しい土地。
そんな土地でも人々が生活に困らない様にと、江戸幕府の老中の松平信綱さんが作らせた用水路が野火止用水で、この用水があったおかげで江戸の人々は衛生的な水を使う生活ができたそうです。

しかし江戸時代には重宝された野火止用水も、その後の時代の変化に伴いその役目も変わり、さらには高度経済成長期には水質悪化によるドブ川となってしまった時期もありました。
現在は昔の生活風景を残す水路として野火止用水は保護はされているますが、その多くは暗渠化され地上に残されている部分は少なくなっています。

平林寺の境内には、そんな歴史ある水の流れが今も残っていました。

塩見縄手の通り沿いに小泉八雲の旧居があります。
日本文化に深く傾倒していた八雲は武家屋敷での生活に憧れ、英語教師をしていた松江で武家屋敷に住む機会を得ました。

この家には、妻となったセツと共に暮らし、この家でセツから語り聞いた松江の伝承や民話が八雲の綴った怪談のもとになっています。

部屋数は14有り、公開されているのは数室のみですが、八雲が好んだ部屋からは庭が三方に見え、当時の気分が味わえます。

宍道湖に浮かぶ小さな島である嫁が島は、夕暮れ時には真赤な夕日の中に浮かび上がる小さなシルエットが印象的な島です。

この島を何故【嫁が島】と呼ぶようになったかは、現在でははっきりとはしないようですが地元ではいくつかの伝承が残っています。

その伝承の1つは嫁の死体が島と共に浮かび上がってきた話で、死体と書くと怖そうですが、島1つない宍道湖の湖に突如小島が浮かび上がり、その島には美しい女性の死体がただひとり乗せっていたそうです。そして、その女性は姑にいじめられていた嫁だったと言われています。

他には、姑にいじめられた嫁が実家に帰ろうとして氷の張った宍道湖を渡ろうとしたところ、嫁が島近くで氷が割れて冷たい湖に落ちて亡くなり、後の人々がこの島を嫁が島と呼ぶようになったとする伝承などがあります。
更に、真冬の嫁入り行列のお嫁さんが氷の湖を渡ろうとしたところ、寒さで尿意をもよおし、仕方なく氷の割れ目で…としたところ、運悪く氷が割れて落ちて亡くなったとする話もあるようです。

伝承の全てが嫁がらみで姑が関与しているものも多く、もしかして、その昔は宍道湖周辺のエリアはお嫁さんには厳しい嫁入り先だったのかもしれません。

夕方に宍道湖へと夕陽を見に行くならば、ぐるっと松江レイクラインの夕陽鑑賞コースの利用が便利です。
バスは3便あり、月ごとの日没時間に合わせて運行されています。
夕方の1便で宍道湖へと向かって、最終便で松江駅へと戻れば、ゆったりと時間を湖で過ごすことができます。

因みに9月は1便の松江駅発が17：00、最終便の宍道湖発が18：44でした。

松江に辿り着き最初に立ち寄ったお蕎麦屋さんが、老舗の一色庵。
まだ開店したばかりの時間でしたが、嫌な顔一つせず対応して頂きました。

三色蕎麦(1080円)をオーダーしたら、丁寧に食べ方まで教えていただきました。
三段の割子に順番に蕎麦汁を入れて食べる出雲そばの独特の作法で、コシのあるお蕎麦を美味しくいただきました。

松江城の敷地内にある城山稲荷神社は、石狐が拝殿を囲むように2000匹あまりが並ぶ神社として知られていて、それぞれが異なる表情をした石狐を鑑賞しながらの参拝となります。

そしてその中には明治の文豪である小泉八雲がこよなく愛した耳欠き狐もいます。
八雲狐は参道から少し離れた場所に居るので見つけやすいです。

旧日本銀行の建物を改築しショッピングモールとしたカラコロ工房は、お買い物にもお勧めの場所ですが、夜景もなかなか素敵です。
夜の松江はどちらかというとおしとやかなイメージでしたが、京橋川の川面に映るその景色は、ちょっと寂しい松江の夜に輝きを添えていました。

桐生天満宮は昇龍神社として知られ、学業成就はもちろんの事、運気を向上させる系の御利益があるそうです。
小さなお宮ですが、お宮の背面の龍の彫刻は迫力がありました。
正面だけではなく、脇から眺めても素敵でした。

こちらの神社では、五利益は、昇運、厄除け、交通安全、合格祈願、安産の万能タイプ。
神社の由来を記した看板に、あえて御利益ではなく五利益と記されていたのが印象に残っています。

11月中旬に高津戸峡の紅葉を見に行きました。
計画時には、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ電車への乗車を考えましたが、紅葉の時期は予測が難しい事、本数が少ない上に、2週間前の週末にはトロッコ車両がほぼ満席になってしまい、結局、利用は諦めました。

予約をするならば3週間前であれば、予約場所によって（関与各社が販売座席をそれぞれ持っているので一か所の販売所が売り切れでも他を当たると残っていることもある）ですが、トロッコ電車の空席に余裕はありました。
しかし、土日は2週間を切るとほぼ満席状態となります。

紅葉の見ごろ予測は難しいですが、11月にトロッコ電車に乗りたいならば、早めの予約が必要です。

上毛電気鉄道上毛線では、水族館仕様のラッピング電車を走らせています。
ラッピングというと外側だけのイメージですが、上毛線の場合は車内も海のラッピング。
吊革にもタツノオトシゴが描かれ、とてもポップな車内でした。

子供はもちろんですが、大人も楽しく乗車できました。

大正5年に建築された桐生染織高等学校の講堂と正面玄関の一部が残されている群馬大学工学部があるのは桐生の歴史地区の外れ。

訪れたのは土曜日でしたので講堂内部は見ることは出来ませんでしたが、大学構内には入ることができ、建物を間近で見ることができました。
建物内部を見学したい場合は、事前に問いあわせて公開日を確認する方が良いでしょう。

旅の前に、友人に桐生へ古い建物や町並みを見に行く…と話した時、友人は「陸の孤島に…」と呟いていました。私は、そこまで辺鄙な場所ではないよ…と笑いながら友人にこたえましたが、実際に旅し、あながち友人の言葉も間違えてはいないかも…と思いました。

私がそんな風に思ったのは、桐生駅の駅前でのこと。
電車の時間まで３０分ほどあったので、コンビニかカフェで少し美味しい飲み物でもと考えたのですが、桐生駅前徒歩５分のエリアにはコンビニはありませんでした。

カフェは地図上には無かったのですが、たまたま通りすがりに珈琲の香りをキャッチして小さなスタンドを見つけました。（カフェではなくコーヒースタンドです）
お持ち帰り専用のノリーズ コーヒーは、駅前の小さな一画を利用したお店。
珈琲の香りが無かったら見過ごしてしまう程の小ささです。

このノリーズ コーヒーでコーヒーを買うことができ、ちょっとしたブレイクとすることができましたが、桐生駅、もう少し頑張れ！と感じてしまいました。

桐生の歴史保存地区にある有鄰館は江戸時代から続く醸造蔵をそのまま現在に残し（修復はされています）、イベントスペースとして利用されている場所です。

当時の建築様式が見られ、なかなか興味深い場所でしたが、歴史的建物とアピールするにはもう一工夫、欲しいところです。