江戸に水を供給した野火止用水
- 3.5
- 旅行時期:2018/12(約5年前)
-
by ウェンディさん(女性)
新座・朝霞・和光・志木 クチコミ:5件
野火止用水(のびどめようすい)とは、江戸時代に作られた生活のための用水路で、玉川から取水された水を武蔵野台地へと運んでいました。
もともと江戸は関東ローム層の上に作られた街なので、水の確保が難しい土地。
そんな土地でも人々が生活に困らない様にと、江戸幕府の老中の松平信綱さんが作らせた用水路が野火止用水で、この用水があったおかげで江戸の人々は衛生的な水を使う生活ができたそうです。
しかし江戸時代には重宝された野火止用水も、その後の時代の変化に伴いその役目も変わり、さらには高度経済成長期には水質悪化によるドブ川となってしまった時期もありました。
現在は昔の生活風景を残す水路として野火止用水は保護はされているますが、その多くは暗渠化され地上に残されている部分は少なくなっています。
平林寺の境内には、そんな歴史ある水の流れが今も残っていました。
- 施設の満足度
-
3.5
クチコミ投稿日:2018/12/14
いいね!:2票