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kittoさんのトラベラーページ

kittoさんのクチコミ全191件

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  • ツインタワーの夜景を部屋から

    投稿日 2024年04月25日

    トレーダース ホテル クアラ ルンプール クアラルンプール

    総合評価:4.5

     KLCC(Kuala Lumpur City Centre)に建つ、35階建て(客室数571)。Shangri-La Hotels and Resortsの上級ビジネスホテルのブランド。2006年開業。
     空港からはKL Sentralで乗り換え、KLCC(LRT)かRaja Chulan(MRL)で降りる。いずれも900mほど。地下街や屋根付き高架歩道を通るので雨の日でも濡れずに行ける。タクシーならKL Sentralから約20分、Grabが使えるならRM11ほどなので、これが一番。
     客室のカテゴリーは、Deluxe(32㎡)、Exective(38㎡)、Traders Club(32㎡)、Traders Club Exective(38㎡)、Suite(48~65㎡)の5つ。眺望は、Twin Towers、Garden、Cityの3種類。
     マレーシアは欧州列強(葡→蘭→英)の支配が長かった影響で、階数の数え方は欧州式。このホテルも地上階はG階。フロントは5階(日本なら6階)にある。
     今回はDeluxe Double/ Twin Towers View/ 1WK 32㎡に3泊。部屋は14階。
     32㎡は二人には十分な広さ。ベッドはワイドキング(2m)。サロンスペースにはソファ(2人掛け)、ローテーブルとオットマン付きのウィングバックチェア。
     バスルームは、トイレも一緒だが広いので使いやすい。ただ、バスタブ横にあるシャワースペースのスライドドアがちょっと小さめなのでシャワー使用時は注意。バスアメニティーはシャングリ・ラ オリジナル 。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパと必要な備品は勿論、バスローブも完備。紅茶はTWG、ミネラルウォーターも一人1本。
     朝食ブッフェ(6:30~10:30)は、5階「Gobo Chit Chat 」。質量ともに十分。オープンキッチン(卵料理、フレンチトーストetc.)や「NOODLE STATION」(麺は6種類)もある。中華、洋食は言わずもがな。Teh Tarik(テータリック)は、初めてだったが、「左利き」には、ちょっと甘すぎた。簡単に済ませるなら、G階のカフェ「On The Go」(7:00-19:00)という選択肢もある。
     スリアKLCCまでのバギーサービス(無料)が便利。徒歩でも10分程度なので、KLCC公園の中を散歩がてら歩くのもいいが、疲れていたり、荷物が多い時には助かる。行きは、ホテルG階、エレベーター近くのコンシェルジュに部屋番号を伝えて乗る。帰りは乗降場所にあるQRコードから呼び出せるらしいが、日中は頻繁に往復しており、噴水を眺めながら待っていればやってくることが多い。雨が降ると運行は中止。
     Bukit Bingtangも徒歩圏内なので、買い物や食事は便利。KLCC公園の緑もあり、ロケーションは申し分ない。

     ツインタワーの全景を正面から見ることができる唯一のホテルらしいので、ここは是が非でも「Twin Towers View」を選択したい。ライトアップされた幻想的なタワーの夜景を、ビール片手にウィングバックチェアに身を委ねて眺めることができるのは、このホテルならでは。何やら神々しささえ感じられ、魅入られてしまう。

    旅行時期
    2024年02月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    12,500円 未満
    コストパフォーマンス:
    4.5
    サービス:
    4.0
    バスルーム:
    4.5
    ロケーション:
    5.0
    客室:
    4.5

  • 朝食の混雑さえなければ・・・

    投稿日 2024年04月22日

    カフーリゾートフチャク コンド・ホテル 恩納・読谷

    総合評価:4.0

     恩納村冨着の高台に建つ、全室 (Eastern China) Sea View の12階建て。2009年開業(アネックス棟は2016年)。運営はカトープレジャーグループ(KPG)。隣のAQUASENSE Hotel & Resortも同社。ホテル棟(H棟;121室)、コンドミニアム棟(C棟;128室)、アネックス棟(A棟;84室)の3棟からなり、客室総数333。
     客室カテゴリーは一般が1、スイート6の全7種(他にペット可が1)。スイートの内、5つは「Premium」「Corner」といった上級グレードになるので、一般的な選択肢としては「Superior」(36㎡;H棟)又は「Suite」(55~79㎡;H棟/C棟/A棟)になる。
     今回はH棟 Suite(62㎡)に2泊。H棟のエントランスに車をつけると、駐車場を指示される。棟毎に受付があり、駐車場(352台;無料)も別らしい。
     部屋は7階。客室階の廊下は外廊下。隣にゴルフコースが見える。アルコーブにはシーサー。玄関が広い。靴を脱いで室内に入る仕様。
     さすがに62㎡は広い。寝室にダブルベッド2台。リビングにはL字型ソファ(2~3人用)と丸テーブル。デイベッド(2人用)もあるので、大人4人は泊まれる。液晶テレビは65型、シーリングファンがリゾートを演出。
     バスルームは、浴室、トイレ、洗面所がドアで区切られる。浴室には洗い場もあるので、便利。
     キッチンスペースも余裕。IHコンロ(2口)、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、電気ケトルはT-Fal製、コーヒーメーカーはDolce Gusto(4個/日)。給湯器パネルまであって、お湯張りもできる。自宅にいるよう。
     ベランダにもデイベッド、隣室との間も区切られているので安心。暖かい季節なら、ここでのんびりするのもいい。
     無料WiFi、USB端子、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、パジャマなど、設備・アメニティーも十分。ミネラルウォーターも一人1本。スリッパもあるが、フローリングの室内は裸足の方が気持ちいいので、ベランダ用。
     C棟/A棟のSuiteとの大きな違いは、洗濯機、掃除機、食器・調理器具がないこと。長期滞在の場合はC棟が良さそう。
     連泊時、清掃不要を選択すると館内利用券(1000円)がもらえる。
     朝食のレストランは2箇所。「Wine & Dining The Orange」(H棟1階;104席,6:30~10:00)と「琉球BBQ Blue」(A棟12階;113席,6:30〜10:00)。どちらを選んでもよい。料金は約3,000円/人。
     初日、8時過ぎにOrangeに行くと、入口に行列。ロビーにも待機中らしき人々が大勢。オフシーズンだから空いているだろうと高を括っていた。急遽、Blueへと行先を変更。A棟へは一旦、建物の外に出て、C棟の脇を通って行かなければならない。雨でも降っていたら、ちょっとやっかい。
     Blueでは待つことなく、しかも運よく窓際席に。最上階からの景色はなかなかのもの。
     メニューは、あぐー豚のしゃぶしゃぶと沖縄料理を中心とした和食ブッフェ。朝からしゃぶしゃぶかと、一瞬怯んだが、これが頗る美味。チャンプルーやジューシー、沖縄そばの定番料理の他にもイナムドゥチ(甘味噌を使った豚汁のようなもの)、ポーたまのりまき、ヒラヤーチー(沖縄風お好み焼き)などもあり、ついつい食べ過ぎてしまった。
     2日目は7時前にOrangeへ。席こそ待たされることはなかったが、ビュッフェテーブルの動線が悪いせいで、料理の取り分けに時間がかかる。
     料理は、質量とも満足のいくものだったが、そもそも333室に対し、朝食会場が217席(104+113)というのは、明らかに容量不足。客室キッチンで調理する人やテイクアウトを想定しているのかもしれないが、待ち時間が長いと、リゾート気分も台無しなので、ハイシーズンは要注意。
     夕食は、ムーンビーチ界隈まで歩けば(700~800m)、飲食店の選択肢は多い。天気が悪い日は、前記2箇所のレストランが少々お高いので、テイクアウト専門の「Deli & Café」(H棟2階,6:30~11:00,12:00~21:00)もお薦め。リーズナブルな料金ながら、結構、美味しい。

     空港から一般道でも90分。駐車場有料のホテルも多いが、ここは無料。空港リムジンバスも立ち寄るので車がなくても便利と、アクセスは良い。60㎡のスイートが1万円台半ば(朝食付・1人1泊)というのは(ローシーズンとはいえ)コストパフォーマンスも優秀。問題はレストランのキャパシティー。それさえクリアできれば、優雅なリゾートライフを満喫できる。

    旅行時期
    2024年01月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    4.0
    客室:
    4.5
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    3.5
    朝食会場は混雑

  • 次は「Horizon」

    投稿日 2024年04月14日

    ザ グランド ホテル 台北

    総合評価:4.0

     ツアーで1泊。日本統治時代の台湾神宮跡地に「台湾大飯店」として1952年開業。14階建て中国宮殿様式の本館は、台湾を代表する5つ星ホテル。客室数500。
     蒋介石や宋美齢と縁のあるホテルだけあって、宿泊者名簿にはアイゼンハワー、朴正熙、リー・クアンユーなどと、戦後史に刻まれる名前が並ぶ。
     剣潭(けんたん)山の中腹にあり、徒歩でのアクセスは厳しい。高雄駅からは7km・車で20分。MRTの圓山駅と剣潭駅からは無料送迎バスもある。周囲に店舗はないが、別館・麒麟廳にファミリーマートがある。
     客室は別館(金龍廳、麒麟廳)にもあるが、詳細不明につき、本稿は本館について。
     客室階は2~9階。カテゴリーは一般が6種、スイート4種の10種類。一般客室は眺望(4種類)、階数(2種類)で区分。東西に長い長方形で、南側・City Viewは「Horizon」、北側・Mountain Viewは「Deluxe」、東と西(公式HPには「側景」とある)が「Superior」。建物中央部分の窓のない部屋は「Economy」。低層階(2~6階)と高層階(7~9階)に分かれ、高層階は「Prestige」の名が冠せられる。
     アサインされたのは、5階のDeluxe Twin Mountain View(40㎡)。ダブルベッド2台を置いても十分な広さ。書斎にあるようなデスクと椅子。サロンスペースには椅子2脚とテーブル。どれもしっかりとした造り。壁掛けテレビは42型。バスルームはホワイトマーブル。バスタブ、シャワー室とシャワートイレ。シンクも2つあって便利。
     朱塗りの柱が並ぶベランダは宮殿のよう。ただし、隣室との間に目隠しはなく、椅子もないので、寛ぐという感じではない。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパ、ミネラルウォーター(1本/人)と、備品類は十分。USBも3個。
     朝食(6:00~10:00)は本館1階「松鶴レストラン」(400席)。和洋中・100種類以上という料理やオープンキッチンなど、質量とも満足のいくもの。料金は少々お高い(NT$836)ようなので、朝食込の料金と比較した上で選択するといい。

     忙しいツアーだったので、ホテルの内外をじっくり見て回る時間がなかったのが残念。客室に関して言えば、今回は選択の余地はなかったが、個人旅行ならCity Viewが良さそう。台北市街を一望でき、夜景も綺麗、松山空港を離着陸する航空機も見えるらしい。(室料は2~3割高くなるようだが)二度目の圓山は是非、「Horizon」で。

    旅行時期
    2023年12月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    20,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.5
    サービス:
    4.0
    バスルーム:
    4.0
    ロケーション:
    4.0
    客室:
    4.0

  • 大浴場でリフレッシュ

    投稿日 2024年04月10日

    レイクショア ホテル ファーリェン 花蓮

    総合評価:3.5

     ツアーで1泊。台鉄花蓮駅から3.5km。2011年開業、9階建て、客室数213の4つ星ホテル。リニューアルされたのか内装は新しい。廊下も広い。
     Deluxe Twin(39㎡)は、ワイドシングル(110cm)が2台。ブラウン系のシンプルな内装。バスルームはバスタブ、シャワー室、トイレが一緒。トイレはシャワートイレだが、トイレットペーパーは流せないらしい(水圧の関係か)。シンクが変わった形(丸味を帯びた三角形)で使いにくいことを除けば、広くて使いやすい。
     小型のライティングデスクと椅子。サロンスペースにテーブル(コップ程度しか置けない)とソファ1脚。壁掛けテレビは37型。ベランダには椅子2脚とテーブルがあるが、眺めは良くない。海側も建物越しに海を望む形になるので、高層階でないと眺望はさほどではなさそう。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパなど、基本的なものは揃うが、ミネラルウォーターはなく、各階に設置された冷水器を利用するシステム。
     8階に大浴場(15:00~22:00)があり、サウナ、ミストサウナもある。現地ガイド氏によると、台湾の公衆浴場は水着着用が基本で、「日本式」(裸で入浴)は珍しいのだとか。タオルは部屋から持参する必要があるが、スリッパでもOKなので便利。
     朝食(6:30~13:00)は1階「Mola Mola」(140席)。ビュッフェは種類も豊富、パンも数種類。アイスクリーム(胡麻、チョコレート、マンダリン・・・)があるのはポイントが高い。

     海外のホテルで大浴場があるのは珍しく、貴重。狭いバスタブに体を折り曲げて浸かる苦行から解放されるのは有り難い。客室も広く、コストパフォーマンスも高いので、リーズナブルな宿を探している人にはお薦め。
     花蓮地震(2024/4/3)で、市街地のビルが何棟も傾いた映像には驚いたが、幸い、当ホテルには大きな被害はなく、現在は正常に営業している様子。ただ、太魯閣渓谷が無期限閉鎖になったため、影響が心配。

    旅行時期
    2023年12月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    7,500円 未満
    コストパフォーマンス:
    4.0
    サービス:
    3.5
    バスルーム:
    3.5
    ロケーション:
    3.5
    客室:
    3.5

  • 次回はゆっくりLake View

    投稿日 2024年04月09日

    ザ グランド ホテル カオション 高雄

    総合評価:3.5

     ツアーで1泊。澄清湖畔に建つ、客室数107のホテルは、1971年開業、5階建て、客室は2~4階。高雄駅からは7km、車で20分ほど。
     台北圓山大飯店の姉妹ホテルは、宮殿を思わせる壮麗な外観。内部も豪華。広いロビーの正面は、大理石の階段。床も大理石。調度品も多く展示されている。客室階の廊下も広く、並みのホテルの倍以上。
     アサインされたのは、City View Room(36㎡)。ワイドダブル(150cm)の大きいベッド2台を置いても十分な広さ。朱塗りの柱が並ぶベランダも広い。隣室との間に目隠しはないのと、椅子2脚とテーブルも簡易なものなので、ゆったり寛ぐという感じではないが、宮殿のような豪華さは味わえる。Lake View Roomからは澄清湖が望め、料金もさほど高くないので、個人旅行なら、Lake Viewにした方がよさそう。
     浴室も広めで、バスタブとシャワー室にトイレ。テレビは42型。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパ、ミネラルウォーター(1本/人)と、基本的なものは揃うが、グラスがないのは残念。ベッドサイドにはコンセントとUSBも1つづつ。
     朝食は1階・万寿ホール(6:30~10:00)で。ビュッフェは質量とも満足のいくもの。料金もNT$495と、リーズナブル。

     本家の台北が5つ星なのに対し、高雄は3つ星らしい。勿論、歴史や規模、壮麗さなどで比較にはならないのだが、設備やサービスでも違いは大きいのかもしれない。ただ、料金を考えれば、十分とも言える。オフシーズンだったので、ビジネスホテル並みの料金だったが、ハイシーズンのLake View でも1万円台前半と、コストパフォーマンスの点では本家を圧倒。
     忙しいツアーで、ホテル周辺を散策する時間がなかったのが惜しまれる。

    旅行時期
    2023年12月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    7,500円 未満
    コストパフォーマンス:
    4.0
    サービス:
    3.5
    バスルーム:
    3.5
    ロケーション:
    3.5
    アクセスは車のみ
    客室:
    3.5

  • 高コスパのビジネスホテル

    投稿日 2024年04月05日

    ザ メトロ ホテル タイチュン 台中

    総合評価:3.5

     ツアーで1泊。市の中心部にあり、台中駅から車で10分ほど。五権路という大きな通りに面して建つ、8階建て、客室数100のビジネスホテル。周囲に商業施設は殆どないが、最寄の交差点の斜向かいにセブンイレブンがあるので、ビールなどの調達は可能。
     Superior Twin(17㎡)は、シングルベッド2台にデスク、椅子は1脚のみ。壁掛けテレビは40型。広くはないが、ツアーの宿としてはまぁ、こんなところ。浴室にはバスタブもあり、洗面台が広い。湯量も十分。空調は冷房のみで暖房はない。台湾のホテルは大体そうらしい。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、基本的なものは揃う。ティッシュやミネラルウォーター(1本/人)、スリッパも(薄いながらも)ある。USBはなく、コンセントも1箇所のみ。
     幹線道路沿いだけあって、夜中でも車の音が時折聞こえてくる。気になる人もいるかもしれない。
     朝食ビュッフェ(7:00~9:40)は、種類は多くなく、果物も少ないが、味はまずまず。御粥はあるが、白いご飯がなく、パンはイマイチ。

     不備な点はあるが、オフシーズンとはいえ、朝食付で4,000円/人にも満たない料金は、驚異的なハイコストパフォーマンス。文句を言ったら、罰があたる。

    旅行時期
    2023年12月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    5,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    5.0
    サービス:
    3.5
    バスルーム:
    3.0
    ロケーション:
    3.0
    客室:
    3.0

  • ツアー御用達なのだとは思うが・・・

    投稿日 2024年04月02日

    メルキュール ローマ ウェストホテル ローマ

    総合評価:2.5

     ツアーの最終日、帰国前夜に1泊。Il Raccordo(GRA;ローマ環状線)の外側にあり、空港(FCO)まで車なら20分ほど。周辺は住宅地で、店舗は少ない。2001年開業、3階建て、客室数215の4つ星ホテル。
     Superior Twin(23㎡)は、ちょっと変わった間取りだが、リビングスペースは広い。ただし、ベッドは85cmのスモールセミシングルと呼ばれるもの。これほど小さいものはなかなかお目にかかれない。
     ライトブラウンのシンプルな内装。デスク2台にソファ2脚。クローゼットはちょっと小さい。バスタブはあるが、年季が入っている。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、基本的なものは揃うが、スリッパはなく、ミネラルウォーターは大瓶1本。グラスは紙コップ、ティッシュが洗面所にしかないのも不便。
     この日は夕食も1階レストラン。料理はまずまずだったのだが、生演奏の音量が大きすぎて、食事を楽しむどころではない。うるさいと感じるのは日本人の感覚かとも思ったが、欧米系の客もテーブルを変えるよう要求していたので、かなりの「騒音」だったよう。
     朝食(6:30~)は地下1階の会場で。ビュッフェの品数、味はまずまず。

     ホテル到着の際、荷物はポーターが運ぶことになっていたが、ホテルが用意したポーターが来ないというので、荷物をとりにバスに戻る羽目になったり、夕食時の支払の際、店員が高額のチップをせがんだり(ツアー同行者が憤慨していた)と、何やらスタッフの質に問題がありそうな感じ。
     空港に近い立地からツアー御用達なのだと思うが、(車がないと不便なので)個人旅行には不向きだし、敢えて選択することはないかも・・・。
    (「1人1泊予算」は朝食付1人分の料金)

    旅行時期
    2023年11月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    10,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.0
    サービス:
    2.0
    バスルーム:
    3.0
    ロケーション:
    2.5
    客室:
    3.0

  • 広い公園の中にあるホテル

    投稿日 2024年04月01日

    ウナホテルズ コングレス ホテル ボローニャ サン ラッザロ ボローニャ

    総合評価:3.5

     ツアーで2泊。古代貴族の邸宅(Villa Cicogna)がある広い公園(20ha)の中にある。2階建ての4棟が正方形を形作る客室数152の4つ星ホテル。
     Classic Twin(17㎡)は、シングルベッド2台。ブラウン系のシンプルな内装。'23年2月にリニューアルしたとのことで新しい。17㎡は広くはないが、室内設計が巧みなのか、狭さを感じさせない。バスタブはなく、シャワー室のみ。無料WiFi、冷蔵庫、金庫、ドライヤーなど、基本的なものは揃うが、スリッパはなく、ミネラルウォーターは紙パック(500ml)。ポットも貸出しで、フロントに頼まないといけない。ティッシュが洗面所にしかないのも不便。お湯の温度は問題なかったが、空調温度の調節ができないため、寒さを訴えるツアー同行者が続出。イタリアのホテルは、冬には暖房が入るが、エアコンは冷房しかないので、春や秋は注意が必要らしい。
     朝食ビュッフェ(7:00~)の品数は普通。ハム類は多いが、(欧州のホテルは)野菜が少ない。

     広い公園の中にあり、周囲に高い建物はなく、静かな雰囲気。ただ、市街地から離れている上、周辺には店もないので、個人旅行では選択しにくいかもしれない。
     2泊目、水の補充はあったが、ティシュ、飲み物の補充がなかったり、カードキーが2泊目に使えなかったり(データの誤入力が原因)、夜中に火災報知器が鳴ったりと、トラブル続きだったので、高評価は難しいが、コストパフォーマンス的にはまずまず。

    旅行時期
    2023年11月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    10,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.5
    サービス:
    3.0
    バスルーム:
    3.0
    ロケーション:
    4.0
    アクセスには難。周囲の環境はGood!
    客室:
    3.5

  • 「Holiday Inn」の原点はモーテル

    投稿日 2024年03月31日

    Holiday Inn Genoa City ジェノバ

    総合評価:3.0

     ツアーで1泊。Piazza Principeからは1km以上と距離があるが、地下鉄最寄駅(Dinegro)までは300m。個人旅行でもいけそうなアクセス。目の前がフェリーターミナル。そこにスーパー(Coop)があるが、この日は臨時休業。ミラノ通りを500mほど西に行った所にもスーパー(Esselunga)があり、入口は分かりにくいが、中は意外と広いので、酒や土産物などの調達はできる。
     Standard Twin(18㎡)は、シングルベッド2台。内装はモノトーンが基調。デスクの上に、壁掛けテレビ(40型)、椅子は1脚のみと、さすがに些か窮屈。浴室はバスタブと洗面所の間に透明のアクリル板。最小限のスペースを活用という感じ。バスアメニティはポンプ式、リンスがないので注意。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、基本的なものは揃うが、スリッパはなく、ミネラルウォーターもなし。お湯の温度や空調には問題なし。
     朝食は1階「New Port」で6:30から。質量とも至って普通。

     公式HPには「ジェノヴァ湾に面したムード満点のロケーション」とあるが、幹線道路沿いということもあって、周辺はむしろ殺風景な感じ。
     客室も日本ならビジネスホテル、といったところ。もともと「Holiday Inn」は家族向けのモーテルから始まったブランドらしいので、多くを期待すべきではないし、今回は寝るだけだったので問題なかったが、室料を調べたら、25千円(朝食付・2人)と結構な値段。高く感じてしまうのは、デフレ日本と円安の影響か。

    旅行時期
    2023年11月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    12,500円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.0
    サービス:
    3.5
    バスルーム:
    3.0
    ロケーション:
    3.5
    客室:
    3.0

  • 復興と再訪を祈念

    投稿日 2024年03月29日

    ホテルこうしゅうえん 輪島

    総合評価:3.5

    「ホテル高州園」として1968年開業。地上9階、地下1階建て、客室数132。輪島温泉を代表する旅館だったが、 2018年3月にHMIホテルグループが事業承継し、 改称。
     特別室以外の標準的な客室は和洋室、和室10畳、和室8畳、ツインルームの4タイプ。前二者は全室海側、後二者が街側になる。
     今回は和室10畳に1泊。海に面した窓際の広縁(2畳ほど)に椅子2脚とテーブル。トイレ(洗浄機能付)と浴室は別。古さは否めないが、気になるほどではない。それより煙草臭かったのには困った。禁煙室が空いてなかったので仕方がないのだが、そろそろ全室禁煙にした方がいいのでは。WiFiもよく切れたので、要改善。
     温泉大浴場(15:00~9:30)は1階(男湯)と2階(女湯)。内湯・露天・サウナがあり、入替なし。タオルは部屋から持参。大浴場はカランが20程度。露天風呂は半露天の岩風呂風。オフシーズンのため、入浴客も少なく、目の前の日本海を眺めながらゆったり浸かることができた。
     夕食(18:15~19:30)は「松の間」(2階)で、会席料理。能登豚の陶板焼き、ずわい蟹など12品。質量ともまずまず。
     朝食(6:50~9:00)は「あすなろ」(4階)でバイキング形式。和洋あわせて40種以上と品数も豊富。焼き立てのクロワッサンが美味しい。ソフトクリームがあるのもgood。

     荒天のため、予定を切り上げて早めに到着したのだが、30分前に入室させてもらったのは有り難かった。大浴場も14時半からと、便宜をはかってもらい、ホスピタリティに感謝。
     ロビー前のウッドデッキの「天海シーサイドテラス」も、晴れていたなら気持ちいいのだろうが、今回は断念。
     能登半島地震で大きな被害を受け、今も変則的な営業(復興関係工事業者に臨時提供)を余儀なくされている由。一日も早い復興と再訪を祈念。

    旅行時期
    2023年10月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    3.0
    客室:
    3.0
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    3.5
    食事・ドリンク:
    3.5

  • 4月からは「メルキュール」

    投稿日 2023年12月29日

    メルキュール能登リゾート&スパ 志賀・能登金剛

    総合評価:3.5

     1978年、大和ハウスがホテル事業に進出した際の第1号ホテル。80万坪の敷地にゴルフ場や別荘地が広がる高原のリゾート。本館(10階)と別館(4階)からなる(客室数234)。
     今回は和室10畳に1泊。広さは十分。広縁には椅子2客とテーブル、遠くに日本海が見える。ただし、バスルームはビジネスホテルのようなユニットバスで、狭く使いにくい。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーと必要な備品は備わる。
     温泉大浴場は別館1階(15:00~24:00,5:00~10:00)。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。大浴場はカランが約20。まずまずの大きさ。露天は岩風呂、周囲を塀で囲まれているので、眺望がないのが残念。
     風呂上がりにウェルカムラウンジ(14:00~18:00)でビールが飲めるのはいい。
     夕食(18:00~20:30)は「ロイヤルホール」(本館2階)で「ハーフビュッフェ」
     前菜、造り、能登牛陶板焼きは事前に用意されているが、能登牛は甘く、刺身も普通。ブッフェ料理の種類が多いので、わざわざ事前に準備しなくてもいいように思う。料理も子供連れには喜ばれるかもしれないが、特筆すべきものはない。アルコールが飲み放題なのと、シャーベット(カシス、マンゴー)があるのはポイントが高い。
     朝食(7:00~)も、「ロイヤルホール」でバイキング形式。和食中心に品数は豊富。

     2食付で1万円台前半と、コスパはまずまずなのだが、再訪するかと問われれば悩むところ。大和ハウスがリゾートホテル事業から撤退すると聞いて、妙に納得してしまうのも残念と言えば残念。
     全国に23ある「DAIWA ROYAL HOTEL」は、Accor Hotelsが運営を受託、能登は「メルキュール能登リゾート&スパ」に名前が変わる('23/4)らしい。結局、外資に買われるのかと思うと、複雑ではあるが、「メルキュール」になってどう変わるのか。

    旅行時期
    2023年10月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    3.0
    接客対応:
    3.5
    風呂:
    3.0
    食事・ドリンク:
    3.5
    飲み放題は良い

  • アトリウムガーデンのある高級ホテル

    投稿日 2023年10月20日

    水戸プラザホテル 水戸

    総合評価:4.0

     茨城県庁の近く、国道50号バイパスに面して建つ5階建て、客室数83室。
     地元企業の伊勢甚本社が、ブライダル事業の中核として那珂川沿いに開業(1983)、堤防改修工事に伴い、2001年に現在地に移転。チャペルを始め、随所に結婚式場の雰囲気が漂うが、アトリウムガーデンの緑やヨーロピアンクラシック調の内装など、シティホテルとしての高級感もあり、皇族も宿泊するなど、県内トップクラスの格式を誇るらしい。平置駐車場は収容台数750台と桁違い。

     今回は最もリーズナブルなダブルルームBタイプ(29㎡)。部屋は3階。ベランダはないが、そもそも窓からの景色は期待しない方がいい。
     クローゼット、荷物置き場、デスクスペースは十分な広さ、大型液晶テレビは壁掛け。
     ベッドはキングサイズ。幅は十分でも一方が壁に接しているので、壁側に寝る人は足元からダイビングでもしないと出入りできない。ベッドボードも高いので使いにくいが、枕元でカーテンの開閉ができるのは便利。
     サロンスペースには1人用のソファとオットマン。もう一人はデスク用の椅子に座るにしても、テーブルがないので飲み物を置くのも不便。29㎡は本来なら十分な広さのはずだが、レイアウトの拙さもあって些か窮屈。
     水回りは洗面所、トイレ、浴室が一緒。浴室はバスタブと洗い場がある日本式。シャワーも洗い場ででき、スペースにも余裕があって便利。その分、トイレと洗面所が少し狭い。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパ、パジャマと必要な備品は揃う。バスアメニティーは、L'OCCITANE。
     ドリンクメーカーは専用カプセルを使用するタイプ。コーヒー(2杯)の他にも紅茶(1杯)、日本茶(1杯)があり、水は専用のペットボトルをセットする、珍しいもの。家人は、コーヒーは勿論、紅茶、日本茶も美味しいと喜んでいた。
     冷蔵庫には数種類の飲料があるが、缶ビール(350ml)が300円以下と、高級ホテルにしてはリーズナブルな料金設定。
     アトリウムガーデンはなかなかの雰囲気。カフェではケーキセットが千円台前半なので、女性には人気らしい。
     宿泊者専用ラウンジ(3階)は、ウェルカムドリンクの時間(16:00-19:00)だけオープン。嬉しいことにビールもあった。2杯目からは有料(500円)。アトリウムガーデンを見下ろす絶好の場所にあるのに、3時間だけというのは勿体ない。
     エレベーターは2基しかないが、ボタンを押すと待っていたかのようにすぐ開く。10回ほど利用したが、待たされたことが一度もなかった。どういう仕組みなのか不思議。
     朝食(7:00〜10:00)は、月・水・金が和食、火・木・土が洋食、日曜のみ選択可。この日は、1階「旬菜和膳 よし川」で和食。小さい子や車椅子のお年寄りなどで賑やか。数組が顔見知りのようなので、結婚式で親族大集合、といった趣。
     小皿11品と鯖の塩焼き、涸沼のシジミ汁にご飯。藁苞納豆がメインディッシュのような存在感を放つ。さすが、水戸。ただし、料金(2,600円)の価値があるかと言えば、微妙。

     朝食付で1万円台半ばと、コスパは良くなかったが、今回は「いばらき割」のお陰でリーズナブルな水準に。アトリウムガーデンを始めとする施設、内装は高級感があるので、改まった機会に利用するにはいい。ただし、ダブルルームBタイプはお薦めしない。
    ※「1人1泊予算」は「いばらき割」前の金額

    旅行時期
    2023年10月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    3.5
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    3.5

  • プライベートプールでフローティングブレックファースト

    投稿日 2023年10月16日

    マカ ヴィラズ&スパ ウマラス バリ島

    総合評価:5.0

     SeminyakにあるMaca Villas & Spa Baliの姉妹館。2007年開業。Seminyakからは4kmほど離れているだけだが、細い道はいつも渋滞しているので、車でも20分はかかる。
     周囲に店舗はあまりないが、サークルKが徒歩圏内(400m)にあるので、ビール等の調達は可能。道幅が狭い道路を車やバイクがひっきりなしに往来し、道を横断するのも大変(交差点でも信号はおろか、横断歩道もない)なので、長い距離は歩かない方がいい。
     2度目のバリは、18棟全てがプライベートプール付のヴィラに。寝室数の違いなどで5種類のタイプがあるが、最も標準的な One Bedroom Pool Villa(150㎡)に3泊。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーと必要な備品は勿論、サンダル、バスローブも。バスアメニティーはホテルオリジナル。家人は香りが気に入ったらしい。ミネラルウォーターが5本ほど置いてあったが、頼めばいつでも補充してくれる。
     ヴィラの周囲は高い塀(約3m)に囲まれ、塀に沿って南国の花が植えられている。Garden Viewとあるが、Pool Viewと言った方がいい位、プールの存在感が大きい。
     プールは、長さ7~8m、幅2.5mほど、水深1.4mと思っていた以上に大きく深い。プールサイドにはデッキチェア。頭上にあるプルメリアの木からデッキチェアやプールに花びらが散り、絵にかいたような南国の風情が現出する。夜間はライトアップされ幻想的。
     プールはリビングからもベッドルームからも見えるレイアウト。リビングとプールの間はスライド式のガラスドア。リビングがオープンエアだと虫が入るのでここを選んだ、という口コミがあったが、確かに虫は寄って来る。窓際の床に壺があり、中には渦巻型の蚊取り線香。点けたら懐かしいにおい。バリに来て、日本の夏を思い出すとは思わなかった。
     リビングには2人掛けと1人用のソファにローテーブル。天井で回るシーリングファンがリゾート気分を演出する。ダイニングスペースには円形のテーブルと椅子2脚。シンクもあるので便利。
     ベッドルームはシングルベッドのジャーマンツイン。足元にはフットベンチ。ベッドサイドには合計3個のコンセント、有り難いことに変換プラグも1個置いてある。
     天窓のある明るいバスルームにはトイレにバスタブ、シャワーブース。洗面台はダブルシンク。明るい光の下、大きなバスタブに浸かるのは、思いのほか気持ちがいい。
     朝食(7:00~11:00)は、レストラン「MASE UMA Kitchen & Bar」か客室で。ルームサービスでも追加料金不要というのが凄い。
     今回は、「フローティングブレックファースト」のサービス(1回のみ)があったので、初日に利用。人気のサービスはバリ島のカフェが発祥とかで、確かに気分は盛り上がるし、「映える」。プール付きヴィラならではの贅沢。折角なので、2,3泊目も部屋食に。人目を気にせず、ゆったりと食事ができる。
     周囲に食事ができる店は殆どないので、夕食は街中まで行く必要があるが、レストラン(11:00-23:00)も美味しいので、お薦め。さすがに街中の店よりは高いが、Nassi Goreng 60K,Bintang Beer(S) 42Kと、料金もリーズナブル。2人で200~300Kもあれば、お腹いっぱい。客室には写真と料金が掲載されたメニューも置いてあるので安心。我家は夕食に3回、チェックアウト(12時)後、送迎車を待つ間のビールタイムにと、4度も通い、終いには入店の際、スタッフから名前で呼ばれるようになってしまった。
     スミニャック地区への無料シャトルサービス(往路のみ)は、原則スケジュール制。それ以外でも利用できるというので、頼んでみたらBluebird Taxiが迎えに来た。タクシー料金はホテルが前払い。Seminyak Villageまでということだったが、本当はスーパーに行きたいんだけど、という希望を聞いてくれたらしく、Bingtang Supermarketまで送ってくれた。偶々、我家一組だけだったので、いつでも、という訳にはいかないと思うが、こういう心遣いは嬉しくなる。

     150㎡はとにかく広い。一生に一度(?)くらいはプール付きに泊まってみるかと選んだのだが、想像以上に快適な滞在だった。確かに、設備の古さは否めないが気になるほどではない。アクセスも悪いが、無料シャトルサービスを利用すれば帰路のタクシー代(Seminyakから40K)だけで済む。レストランも美味しいし、スタッフもフレンドリー。なんだか時間がゆったりと流れてゆき、広い室内とプールで過ごす「非日常」は快適そのもの。3泊では短すぎたと後悔。Maca Villas & Spa Baliより料金は安いのに広いので、コストパフォーマンスも超優秀。バリ島が初めての人や観光・ビーチが目的の人には向かないが、静かに過ごしたいという方にはお薦め。

    旅行時期
    2023年09月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    12,500円 未満
    コストパフォーマンス:
    5.0
    サービス:
    5.0
    バスルーム:
    4.5
    ロケーション:
    3.5
    客室:
    5.0

  • スイートルームとフレンチ・ディナー

    投稿日 2023年10月14日

    那須温泉 ウェルネスの森 那須 那須

    総合評価:4.5

     会員が25人だけの「25メンバーズ 那須ゴルフガーデン」の宿泊施設として1991年に開業し、2000年、共立リゾートが現名称で営業開始。
     客室は、ヨーロピアン館(6F・24室)、オリエンタル館(2F・19室)の2棟と、オリエンタル館1階の「ロイヤルガーデンコート」(4室)。客室数47。
     今回はロイヤルガーデンコートのスイート(48㎡)に1泊。
     入口のドアが重厚。エントランススペースにはソファまで備える余裕。室内も広い。洗面所、ミストサウナ付きのバスルーム、トイレは勿論、別。リビングルーム(LR)とベッドルーム(BR)の間には2つのドア。ベッドはセミダブルのツイン。壁掛けの液晶テレビはLRとBRに1台づつ。ただし、BSは映らない。ソファは、1人用と2人用のソファが1台づつ。かなり使い古されているので、そろそろ替え時。
     部屋の西側と南側は、ガーデンテラス。周囲はコニファーに囲まれ、南側にゴルフコースへの出入口もある。テラスへは、LRとBRから出入りでき、バスタブに浸かりながら外を眺めることもできる。ウッドデッキにはテーブルと椅子2脚。すぐ隣がゴルフコースのスタート地点のため、ゴルファーの話し声が聞こえてくるのは短所。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、ドライヤー、スリッパなど、設備・アメニティーに不足はない。金庫はないが、鍵付きの引き出しがある。ミネラルウォーターも一人2本。
     大浴場はオリエンタル館1階(13:00~2:00,4:00~11:00)。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。無料の貸切風呂も4箇所あり、予約なしで利用できる。内湯・貸切風呂は源泉かけ流し(加水・加温)だが、露天は沸かし湯。タオルは部屋から持参。内湯はかけ流しの温泉が作り出した、鄙びた風情が漂い、モール温泉のよう。露天が沸かし湯なのは残念。
     ロビーにアイスキャンディー(4種類)が置いてあるのは嬉しい。朝は、乳酸菌飲料になっていた。
     夕食は、レストラン「ラ・フレノア」(ヨーロピアン館1階)。2部制(17:30又は20:00)だが、事前予約はできず、チェックインの先着順なのが不便。
     料理は、創作カジュアルフレンチコース。基本のコースからは一品少ないらしいが、オードブル、パスタ、スープ、肉料理、デザート、コーヒー/紅茶と、連れが小食の我家には十分過ぎる内容。料理も美味しい。冷製コーンスープが絶品。
     レストランは、床から天井近くまである格子入りのガラス窓から、ゴルフコースが見えるロケーション。フレンチレストランなのに、館内着でもOKというのも、ポイントが高い。
     夜泣きそばのサービス(22:30~23:00)もある。注文を受けてから作るので、少し時間がかかるが、醤油味であっさり、夜食にぴったり。
     朝食(7:30〜9:30)も同じ「ラ・フレノア」でバイキング。種類も豊富、食欲をそそる品々を一つづつ取り分けていったら、食べ過ぎてしまった。パンも美味しい。

     スイートルームに滞在し、2食付で、ディナーはフレンチ。今回は「おトクに宿泊体験」で1万円台半ば、OTCの割引後は1万円台前半という、平日ならではの超お値打ち価格。(1)チェックアウトが10時(通常11時)(2)夕食は「カジュアルコース」という条件が付くが、二つとも全く問題なく、快適で満足のいく滞在となった。機会があれば再訪を。

    旅行時期
    2023年07月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    5.0
    客室:
    4.5
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    4.5

  • その偉容に圧倒される

    投稿日 2023年10月13日

    シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート 宮崎市

    総合評価:4.0

     日向灘を望む、全室オーシャンビューの地上43階・地下2階建て、地上高154mの超高層ホテルは、客室数も736と大型。1994年「ホテル・オーシャン45」として開業、2001年破綻後に米投資ファンドが買収、翌年スターウッド(現:マリオット)が傘下に収め現名称に。
     正面から入ると威圧されるほどの高さ。2階エントランスに車をつけると、駐車場は1階を指示される。1階にもスタッフがいるので、最初から1階に行く方がいいかも。
     クラブ、スイート以外の標準的な客室は、高さによってスタンダード(8~15F)、デラックス(16~35F)、プレミアム(36F以上)に分かれ、50㎡の広さを誇る。
     今回はデラックスツイン(50㎡)、オフシーズンのお陰か、34階にアサイン。さすがに高い。地上にあるものが小さく見える。
     50㎡も広い。ベッドはセミダブル。内装は、砂浜のサンドベージュをイメージしたという落ち着いた色調。バスルームは、ベッドルームとの間がガラスなので明るい。洗面台の幅は1間半の広さ、シンクは1台。脱衣籠やスツールも備え、余裕。バスタブと洗い場の他にシャワールームもあり、トイレにも手洗いシンク。
     サロンスペースにはソファ(2人掛け)とテーブル。デスクとチェアも使いやすい。USBも1箇所。液晶テレビは中型。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパ、部屋着など、設備・アメニティーは十分。ミネラルウォーターも一人1本。
     温泉施設「松泉宮」は黒松林の中。「前の湯・新月」(6:00~10:00,16:00~23:30)と「奥の湯・月読」(6:00~23:30)があり、カードキーをかざして入場。客室から「松泉宮」までも結構歩くが、そこから奥の湯までも距離があり、「あと、〇百M」という表示が廊下の各所にある。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。タオルが備え付けなのは嬉しい。ただ、行き帰りに、スリッパ履きはいいが部屋着はダメ、というのは煩わしい。
     奥の湯の露天風呂は、黒松林に囲まれ、なかなかの風情。ゴルフ客と思しき団体が一角を占拠し、大声を話すので折角の風情も台無し。前の湯の露天は、少し小さめながら、4~5人程度で静か。翌朝、リベンジで奥の湯を再訪。意外に人がいたが、声高に話す人もおらず、静かに湯に浸かれた。数百メートル遠くても、奥の湯がお薦め。
     朝食は1階・ ガーデンビュッフェ「パインテラス」(6:00~13:30)。テーブルの配置が少し窮屈な感じ。4人用のテーブルを占拠するのも憚られたので、2人用にしたが、小さくて不便だった。
     料理の種類は豊富。クロワッサンが美味しい。キーマカレーや魚だしうどんも旨い。和食は出来合いのものが多く、特色あるものは少ない。コーヒーマシンも、調子が悪いのか、使用できない時間が多かった。テイクアウトは可能。
     ブランチにもできるのはいいが、料金(3,000円/人)に見合っているかと言えば、微妙。

     バブル全盛期に計画された「宮崎シーガイア」を象徴する建物。多額の税金を投入した挙句、外資に安く買いたたかれたと思うと、複雑ではあるが、その偉容には圧倒される。
     この高さと広さ、眺望を考えれば、朝食付きで1万円代後半も納得がいく。高級ホテルだけあって、レストランは料金も高級、しかも周囲には飲食店も殆どないので、特に夕食は悩むところだが、一度は泊まってみたいホテルではある。
    ※「1人1泊予算」は「全国割」前の金額

    旅行時期
    2023年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    4.5
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    3.5

  • 全面ガラスの大きな窓

    投稿日 2023年10月11日

    日南海岸 南郷プリンスホテル 日南

    総合評価:3.0

     全室オーシャンフロントの8階建て(客室数84室)。1994年開業。
     客室はツイン(26㎡,66室)とダブル(34㎡,7室)の2タイプ。他にファン御用達の「ライオンズルーム」なるものがあるらしい。
     今回は最も部屋数の多いツイン、部屋は8階。淡いベージュを基調としたシンプルな内装。ベッドはワイドシングル。バスルームはユニットバスで、トイレと一緒。洗面所は入口ドアのすぐ脇にあり、小さいので使いにくい。デスクスペースやクローゼットも最小限。天井から床まで全面ガラスの大きな窓から望む日向灘は美しい。その脇にあるベランダは三角形と、少し変わっている。窓際にはソファベッドとテーブル。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパなど、設備・アメニティーに不足はない。
     露天風呂(15:00~23:00,6:00~10:00)は1階。沸かし湯。内湯はなく露天のみ、という珍しい造り。洗い場も5つ程度で大きくはない。男女別で入替なし。タオルは部屋から持参。ベランダのような半露天は、目の前が海水浴場、遠くに大島(日向大島)を望む。海風が心地よい。
     朝食(7:00~10:00)は、1階レストランでバイキング。和洋とも種類は豊富。

     オフシーズンは朝食付で1万円を切るので、納得のいくところだが、今回は1万円台後半。ジャカランダのシーズンは高いのかもしれないが、それにしても割高。オーシャンフロントの大きな窓から望む風景はリゾート気分を盛り上げてはくれるが、水廻りやデスクスペースなど、ビジネスホテルとしても見劣りする点があるのが残念。
    ※「1人1泊予算」は「全国割」前の金額

    旅行時期
    2023年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    2.5
    客室:
    3.0
    接客対応:
    3.0
    風呂:
    3.0
    食事・ドリンク:
    3.5

  • 祝い事ならではの、プライスレス

    投稿日 2023年10月10日

    鉛温泉「藤三旅館 別邸」心の刻 十三月 花巻

    総合評価:4.5

     日本一深い自噴天然岩風呂「白猿の湯」で知られる鉛温泉の一軒宿、藤三旅館。開湯から600年、旅館としても230年以上の歴史を誇り、「源泉100%かけ流し」の宿として「日本百名湯」「新日本百名湯」「温泉遺産」にも選定されている。その藤三旅館の別邸として2015年に開業。2階建て14室は、全室、60㎡以上で、露天風呂付き。
     客室は6タイプ、和モダンツイン(最大4名・2部屋のみ)以外は定員2。今回は長寿の祝いのため、和モダンツイン2部屋に7名で1泊。部屋は1階。
     内装は、1部屋は白、もう1部屋は黒を基調としたモノトーン。黒は圧迫感があり狭く感じるので、好き嫌いがあるかも。因みに14室は全て違うデザインとか。
     ベッドはSealy製のセミダブルツイン。リビングスペースは掘り炬燵のあるモダンな和室風。3名以上の場合はここに布団を敷いてくれる。
     洗面所が広い。2間程の幅の大きな洗面台、シンクも2つ。目の前の壁のほぼ全面を覆う大きなミラー。バスアメニティーはTHANN。タイのブランドらしい。壁にかかるバスローブに高級感が漂う。トイレも広く、照明は人感センサー付き。シャワールームもある。極め付きは源泉100%かけ流しの半露天風呂。客室、洗面所、シャワールームからも出入りでき、全面ガラスの引き戸を開け放つと、豊沢川のせせらぎが聞こえてくる。解放感が素晴らしい。白御影石の円形の湯船の脇には椅子1脚とテーブルもあるので、対岸の緑を眺めながらビールを飲めば至福の時間が訪れる。
     液晶テレビ(42型)は壁掛け。ベッドサイドにはコンセントとUSBが2口づつ。エスプレッソマシンに冷蔵庫のドリンク(ビール334ml,ミネラル500ml,龍泉洞サイダー,お茶が人数分)が無料というのは嬉しい。
     無料WiFi、金庫、ドライヤー、スリッパ、パジャマの他に、タオル類が人数分以上置いてあるのはさすが・・・。
     大浴場は本館。「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のよう、と言われる木造3階建て総けやき造りは、別邸とは対照的に歴史の風格を感じさせる。連絡通路の扉はカードキーをかざすと開く仕組みで、「白猿の湯」を含む4つの湯に自由に入れる。
     風呂上がりには本館ラウンジでビールやエスプレッソが飲める。無料なのが嬉しい。アンティークな内装は時代を感じさせ、渓流沿いの席からは小さな滝も見える。
     夕食(18:00〜)は、1階「梵」KARMAで会席料理(9品)。三陸の海産物や地元の素材を使い、どこか西洋料理の香りも漂う品々はどれも美味しい。
     朝食(8:00〜)も同じ「梵」で和食膳。鮭の塩焼きなど、至って普通の品々。

     コスパが悪すぎるので普段、泊まることはないのだが、初めて泊まった露天風呂付客室は、快適そのもの。人目を気にせず、チェックアウト(11:00)ぎりぎりまで、露天風呂に浸かる時間は贅沢の極み。癖になりそうで怖いが、2食付きで30,000円という贅沢も、祝い事ならではと思えば、プライスレス。
    ※「1人1泊予算」は「全国割」前の金額

    旅行時期
    2023年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    家族旅行
    1人1泊予算
    30,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.0
    客室:
    5.0
    接客対応:
    4.5
    風呂:
    5.0
    食事・ドリンク:
    4.5

  • 露天風呂は入替制にして!

    投稿日 2023年10月09日

    南三陸 ホテル観洋 南三陸・登米

    総合評価:4.0

     志津川湾に面して建つ、全室オーシャンビューの10階建て、客室数244室の大型ホテル。東館(1~10F)と南館(4~10F)の2棟からなる。1972年開業。
     今回予約したのは南館 海側和室10畳だったが、東館 海側和室12.5畳にアップグレードしてくれた。部屋は9階。 窓のすぐ近くまでウミネコがやって来る。
     12.5畳は二人には十分な広さ。椅子2脚とテーブルがある広縁も4畳と広い。風呂とトイレは別、洗面台が2つ。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパなど、設備・アメニティーに不足はない。液晶テレビは32型。
     温泉大浴場は東館2階(15:00~25:00,4:00~10:00)。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。サウナ室からは海が見える。露天風呂は、男湯の岩風呂も悪くはないが、写真を見る限り洞窟のような女湯の方がいい感じ。露天も2つあるといい、パンフレットなどに掲載される写真も女湯のものばかりなので、是非、入替制にしてほしいところ。東館4階にも内湯があり、女湯は2階とつながっているが、男湯は一旦、着替えないといけない。ここでも女性優遇が目立つ。
     夕食(18:00~20:00)はレストラン「シーサイド」(東館5階)で会席料理(8品)。鮑の踊り焼きを始め、刺身や鮭釜飯も美味しい。
     朝食(7:00~)はコンベンションホール「羽衣」(東館6階)で、バイキング。和食を中心に種類も豊富。自分で作る海鮮丼も旨い。ヨーグルトが岩泉ヨーグルトなのもポイント高し。

     東日本大震災では自らも大きな被害を受けたが、約600名の被災者の避難所になったという。今では、プロが選ぶ100選'23で、総合18位になるほど人気の宿。旅行会社のツアーの目玉になるのも頷ける。
     今回は全国割の適用は受けられなかったものの、館内利用券2,000円分が付き、実質1万円強。食事内容も考慮するとコストパフォーマンスも高い。復興の後押しも兼ねて、機会があれば再訪したい。

    旅行時期
    2023年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    12,500円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    4.5
    客室:
    3.5
    接客対応:
    3.5
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    4.5

  • リニューアルが中途半端

    投稿日 2023年10月09日

    亀の井ホテル 鴨川 鴨川

    総合評価:3.0

     鴨川シーワールドの向いに建つ、7階建て(客室数103室)。前身は「かんぽの宿 鴨川」。2021年3月にリニューアル後、22年3月にマイステイズが買収、7月現名称にリブランド。
     今回は、洋室ツイン(二間) 29㎡に1泊。部屋は2階、松林に面していて、どこか高原風の趣。ベランダはあるが、椅子もないので寛げる感じではない。
     29㎡は本来なら十分な広さのはずだが、和室だった部屋を改装したと見え、不便さが目につく。ベッドルームとリビングルームは、壁(半間)とスクリーンカーテン(1間)で仕切られているため、動線が限られる。ベッドルームはシングルベッド2台で目一杯だが、和室時代の押し入れ(間口2間)には何もなく、空間を生かせてない。風呂がないのは問題ないが、洗面所が半間程度、物の置き場もない。クローゼットもなく、鴨居にハンガーをかける有様。ビジネスホテルならともかく・・・。
     リビングスペースには椅子2脚とテーブル。液晶テレビはちょっと小さめ(24型程度)。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなどはあるが、アメニティーは最小限。
     温泉大浴場(12:00~24:00,5:00~9:00)は1階(松風の湯)と7階(天空の湯)の2箇所。内湯・露天があり、夜間に男女を入れ替える。タオルは部屋から持参。脱衣所のロッカーは全て鍵付きなので便利。大浴場にはシャンプー、リンス、ボディソープはあるが、その他のアメニティの類は一切ない。
     7階展望大浴場は、内湯・露天とも松林越しに海が見える。露天風呂は壁を取り払った半露天ながら、海風を感じながら浸かるのはいい気分。1階庭園大浴場は、松林を見ながらの湯。露天風呂は珍しい立ち湯。
     夕食(17:30~21:00)はダイニング「はまゆう」(1階)で和洋中のバイキング。品数(50種類)は多く、家族連れには喜ばれそうなメニュー。「80分間食べ放題」と気ぜわしいが、飲み放題(1,980円/人)があるので仕方がない。1人だけでも可というのを有り難く思うべし。
     朝食(7:00~9:00)も、「はまゆう」でバイキング。

     受付は地域クーポンなどの説明もない上、事務的で不愛想。「かんぽの宿」は数か所泊まったことがあるが、他は総じて良かったので、シーワールドの目の前という立地に胡坐をかいてる?
     内装自体はシンプルで新しいが、リニューアルが中途半端。もう少し金をかけて使いやすい部屋にすべきだったが、かんぽ時代の限界か。23年4月にスーペリアツインがリニューアル、というので、2年足らずでまた?と訝しんだのだが、こういう不具合を修正しているのかもしれない。
     今回の「レギュラープラン」は、2食付きで1万円台前半とコスパとしては標準的。全国割のお陰で2割引きとなったが、部屋が使いにくい問題が解決されないと、なかなか人には薦めにくい。他のタイプの客室にするか、再リニューアルに期待。
    ※「1人1泊予算」は「全国割」前の金額

    旅行時期
    2023年05月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.0
    客室:
    2.0
    接客対応:
    2.5
    風呂:
    3.5
    食事・ドリンク:
    3.5

  • 「石焼料理」は一見の価値

    投稿日 2023年10月07日

    男鹿温泉 結いの宿 別邸 つばき 男鹿

    総合評価:4.0

     1969年「男鹿グランドホテル」として開業。2015年4月に現名称に変更、全館リニューアル。7階建て、全40室。客室は3~7階、1フロア8室のコンパクトな造り。全室が海側。ホテルは男鹿半島の北岸に位置し、客室も東向きなので、夕日は見えない。
     今回は「和室海側(10畳タイプ)」に1泊。室内は新しい。10畳は二人には十分な広さ。踏込も広く、洗面所、トイレも使いやすい。窓際のマットの上に椅子2脚とテーブルが置かれ、広縁という位置づけ。段差がないので使いやすい。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はない。ミネラルウォーターも一人1本。
     夕食の時間に布団を敷いてくれるのだが、戻ってみると、主照明が消え、広縁のテーブルをダウンライトが照らし、いい感じ。
     温泉大浴場は1階(15:00~23:00,5:00~10:00)。男女別に内湯・露天があり、男女の入れ替えなし。男湯にのみサウナ。タオルは部屋から持参。
     かけ流しの源泉が二つ、内湯(ナトリウム塩化物泉/泉温49.2℃)と露天(低張性中性高温泉/泉温55.5℃)で異なるらしいが、違いがよくわからなかった。入浴客は(夕方も朝も)1人程度だったので、ゆっくりでき、寝湯では文字通り寝そうになってしまった。
     夕食(18:00〜)は、1階・ダイニング「味彩」。開始時刻はチェックイン時に指定。
     料理は会席料理(9品)に、一部バイキング形式。オープンキッチンに天ぷらと寿司。「おくどさんコーナー」にはご飯、味噌汁の他に鯛飯と鯛茶漬け。因みに、おくどさんというのは、京言葉で竈を指す由。北前船で栄えた秋田らしい。
     「石焼料理」の実演もある。秋田杉の木桶に800度近くに熱した「金石」(溶結凝灰岩)を入れ、生の魚介を急速に加熱することで旨味を閉じ込めるらしい。初めて目にする男鹿の豪快な調理法に、ゲストも皆、興奮気味。出来上がった味噌汁も美味だったが、その後に運ばれてきた「真鯛の兜煮」も絶品。〆は鯛飯と鯛茶。お腹も気分も満ち足りる。
     朝食(7:00〜)は同じく「味彩」でバイキング。和食中心に品数も十分。一品づつ取り分けていくとお皿も一杯、御飯(あきたこまちが旨い)も進む。ギバサと呼ばれるねばねばした海藻(正式にはアカモク)も美味しい。クロワッサンも意外といける。

     温泉と口コミ評価の高さで選んだ宿だったが、満足のいく滞在となった。2食付で1万円代後半と、コスパ的には標準だが、夕食は特筆もの。さすが、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の料理部門で18年連続入選、というだけのことはある。

    旅行時期
    2023年04月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    3.5
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    5.0

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