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kittoさんのトラベラーページ

kittoさんのクチコミ全255件

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  • ホテル
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  • 交通機関
  • 観光スポット
  • 基本情報
  • さりげなさに現れる品格

    投稿日 2026年08月24日

    房総鴨川温泉 是空 -ZEKUU- 鴨川

    総合評価:4.5

     仁右衛門島の近く、太海の岸壁に建つ5階建て、客室数18の小さな宿。
     1964年「磯の宿そとぼう」として開業。2014年現名称にてリブランド後、2023年に全室露天風呂付の宿に全面リニューアル。全室海側の文字通り(Pacific) “Ocean View”。ただ、本館Dタイプだけ「海一望」ではないとのことで、いわゆる”Patcial View”らしい。
     国道128号に面した4階が地上階。駐車場や受付、ロビーもこの階。
     今回は、本館5階・Eタイプ(78㎡)に5名で1泊。リビング(8畳)+和室(8畳)+寝室(セミダブル2台)+半露天風呂の構成。広い。
    リビングには二人掛けのソファとテーブル。和室には座卓と座椅子。
     広いベランダには肘掛椅子2脚の他に、ブラックフレームデイベッドが置かれ、リゾート気分を盛り上げてくれる。
     木の板壁を隔てたベランダの端には半露天風呂。洗い場や洗面所兼用の脱衣所もあり、24時間、誰にも気兼ねすることなく温泉を満喫できる。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はない。浴衣の替わりに作務衣なのもgood。

     大浴場は本館1階(15:00~24:00,6:00~9:30)。内湯・露天があり、夜間に男女を入替える。景色がいいのは「岩音の湯」の方だが、男は時間が限られる朝のみ。最近は男が「冷遇」される宿が多いが、ここもそう。
     入浴後は太平洋を一望する別館最上階(5階)のスカイラウンジ(15:00-22:00,6:00-9:00)へ。ソフトドリンクは勿論、缶ビールも無料。ソファの前の水盤がインフィニティプールのよう。海を眺めながらの湯上りのビールは旨さも格別。
     本館4階のロビーラウンジは、ソフトドリンク(15:00-24:00,6:00-10:00)とアルコール(20:00-23:00)の提供時間帯が異なる。アルコールは生ビールの他、ウィスキーやワインなどもある。
     夕食(18:00~)は「ダイニング月天(がってん)」(本館4階)。全室が個室又は半個室。
     海を見渡せる席で、会席料理(9品)。刺身の船盛は伊勢海老付の豪華版。大きな焼蛤や上総和牛のステーキ、鯵のなめろう、と山海の幸が盛りだくさん。
     朝食(8:00~)も、「月天」で和定食。竹の盆に色とりどりの料理が並ぶ。卓上の羽釜で炊いた御飯で卵掛け御飯、伊勢海老の入った味噌汁と、朝から贅沢気分で、お腹も一杯。

     夕食時、スタッフの方がサービスです、と大きな金目鯛の姿煮を出してくれた。今回、誕生祝いで3家族が集まったのだが、宿には特に何も告げていなかったのに、それと察した気配りと心遣いに感心してしまった。恩着せがましくなく、さりげなく。宿の品格というのはこういうところに出るらしい。
     高齢(97歳)の家族にとって、最後になるかもしれないから、と企画した温泉旅だったが、料理や露天風呂がよほど気に入ったらしく、また行きたいと言い出した。

    旅行時期
    2026年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    家族旅行
    1人1泊予算
    30,000円以上
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    5.0
    接客対応:
    5.0
    風呂:
    4.5
    食事・ドリンク:
    5.0

  • ”秘湯”の雰囲気はないが

    投稿日 2026年08月21日

    新玉川温泉 湯瀬温泉・八幡平(秋田側)

    総合評価:4.0

     日本一の強酸性泉(ph1.2)で名高い玉川温泉。発見されたのが1680年(湯治場開設は1885年)と、歴史は意外に新しい。泉温98℃の湯が毎分9,000リットルと、湧出量でも日本一(1ヶ所から)を誇る。いつかは行きたいと思っていたが、「秋田県得旅キャンペーン」を機に、念願が叶った。
     姉妹館の玉川温泉(自炊部・旅館部)は中・長期の湯治客向け(トイレやテレビ、冷蔵庫などのない客室が殆どらしい)なので、観光や短期滞在は当館が無難。
     開業は1998年。フロントやレストランのある本館、大浴場のある温泉館と客室棟(A~D館)からなる。客室数195。

     部屋はB館3階のツインルーム(22㎡)。内装はシンプル。ワイドシングルのベッドが2台、窓際に椅子1脚とテーブル。壁際に備品置き場兼用のデスクと椅子。液晶テレビは32型。
     水廻りは洗面所とトイレのみで、浴室は勿論、ない。
     WiFi、冷蔵庫、ポット、セーフティボックス、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はない。
     大浴場(4:00~24:00)は温泉館1階。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。
     青森ヒバで造られた大浴場には、源泉の割合が異なる14種類の浴槽がある。 いきなり源泉100%は刺激が強いので、ぬる湯や50%の湯で体を慣らした後で入ったが、ピリピリするような刺激。さすが、日本一の強酸性。長湯は禁物。
     露天風呂(7:00~24:00)は、源泉割合が30%と穏やかな設定。森の空気を感じながら浸かれるので、落ち着く。いつまでも浸かっていたい気分。
     夕食(17:30~20:30)は本館1階「旬彩ダイニング ぶなの四季」でビュッフェ形式。秋田の郷土料理系は美味しいが、これといったものが少ない印象。
     朝食(7:00~9:00)も、同じ会場でビュッフェ形式。和食を中心にヘルシーな料理が並ぶ。
    とろろをたっぷり食べられたのは嬉しい。

     木目調のフロントやロビーは新しく、リゾートホテルのよう。スタッフも若く、しかも日本人が多い。
     受付開始30分ほど前に着いたのだが、チェックインを待つ人が大勢いて驚いた。平日にもかかわらず、客層も幅広く、子ども連れも多い。(乳頭温泉のような)”秘湯”をイメージして行ったのだが、そんな雰囲気は全くない。
     最もリーズナブルな部屋でも2食付で1万円台後半と、正直、コスパは良くはないが、温泉好きなら一度は訪れてみたい湯ではある。
     今回は「秋田県得旅キャンペーン」のお陰でリーズナブルな料金で泊まることができた。
    ※「1人1泊予算」は「秋田県得旅CP」適用前の金額

    旅行時期
    2026年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    3.5
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    5.0
    食事・ドリンク:
    4.0

  • 中庭が美しい

    投稿日 2026年08月18日

    大湯温泉 ホテル鹿角 鹿角・小坂

    総合評価:4.0

     大湯温泉は鎌倉時代の開湯、800年の歴史を持つ。鹿角地方は陸奥国。江戸期は盛岡藩の領地で、小坂鉱山など一帯の鉱山開発で藩は潤い、温泉も保養地として栄えたらしい。その温泉街に一際高く聳える地上6階地下1階建て。1996年開業。客室数96。 

     今回は3階・洋室ツイン(24㎡)に1泊。
     24㎡は二人には十分な広さ。シングルベッド2台、窓際に椅子2脚とテーブル。壁際にドレッサー兼用のデスク。据置型の液晶テレビは32型。洗面所とトイレが一体のユニットバスは狭く、段差があって不便で危ない。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパなど、設備・アメニティーに不足はない。
     温泉大浴場(15:00~24:00,5:00~10:00)は2階。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。露天は岩風呂。竹垣を隔てて湿地、その先に里山の景色が広がり、1階にいるような錯覚に陥るが、浴場棟が山の斜面に建っているため。自然に抱かれているようで心地良い。
     夕食(18:00~)は地下1階「青垣」で会席料理。「小町コース」は、比内地鶏のきりたんぽ鍋、かづの牛陶板焼きなどの10品。質・量とも満足のいく品々。
     朝食(7:00~)も「青垣」でバイキング形式。和食中心に品数も豊富。

     ホテルではウェディング関連の行事も行われるらしく、チャペルもあって、中庭が美しい。庭に面したロビーでフリードリンク(7:30-10:00,15:00-18:00)のコーヒーでも飲みながら眺めるも良し。
     今回は一人千円分の館内利用券が付いたプラン。夕食時の飲み物にも使えるので使い勝手も十分。2食付で1万円台半ばとコストパフォーマンスもまずまず。「秋田県得旅キャンペーン」のお陰で、更にリーズナブルに泊まることができた。感謝。
    ※「1人1泊予算」は「秋田県得旅CP」適用前の金額

    旅行時期
    2026年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    4.0
    客室:
    3.5
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    4.0

  • 噴気孔や泥火山、泥壺は必見

    投稿日 2026年08月09日

    後生掛温泉 湯瀬温泉・八幡平(秋田側)

    総合評価:4.5

     八幡平国立公園の中にある客室数23の一軒宿。
     開湯は江戸時代中期(300年前)。宿の創業は1881年。「馬で来て 足駄で帰る」と謳われた効能豊かな湯は夙に名高く、一度は行きたいと思っていたが、「秋田県得旅キャンペーン」を機に、念願が叶った。

     客室棟は本館(18室)と新館(5室)の2棟。今回は本館2階・和室6畳山側に1泊。
     部屋は昔ながらの造り。6畳は広いとは言えないが、二人には十分。広縁には肘掛椅子2脚とテーブル。洗面所と冷蔵庫も広縁に。トイレはシャワートイレにリニューアル済み。浴室は、勿論ない。
     冷蔵庫、ポット、金庫、液晶テレビ(23インチ)、ドライヤーなど、必要最小限のものはあるが、WiFiが繋がりにくい。「秘湯」の旅ゆえ、文明との繋がりをしばし絶つのも一興。
     大浴場は渡り廊下を渡った別棟。清掃時間(9:30~10:30)以外は24時間入浴可。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。
     全ての浴槽が源泉かけ流し。源泉が近く、泉温が93.4℃と高いため、加水はやむなし。
     硫黄泉は金属を腐食させるので建屋は木造。天井が高い浴場内に、泥湯、打たせ湯など ”七つの湯” がある。名物「箱蒸し風呂」は天然蒸気が噴き出す木箱から首だけ出して入る。露天風呂は小さいが、緑を眺めながら浸かる湯は気持ちいい。
     入浴後は「ごしょカフェ」でドリンクサービス(15:00~17:00)。湯上りのビールは極上の喜び。
     夕食(18:00~20:00)は食事処「りんどう」(新館1階)。半個室の部屋で会席料理(10品)。
     比内地鶏のきりたんぽや”曲げわっぱ”に入った「菜の花ごはん」など、秋田の郷土料理を中心に美味しい料理でお腹も一杯。
     今回は「地酒3種利き酒セット付プラン」で、純米吟醸「後生掛」も堪能。
     朝食(7:30~9:00)も、同じ「りんどう」。和食膳にサラダやドリンク類はセルフ。

     宿の近くに「後生掛自然研究路」が整備されている。噴気孔や源泉は勿論、泥火山や泥壺(マッドポッド)、湯の沼など、他では見られないようなものを間近で観察できて面白い。見学時期(6月上旬~10月下旬)にあたるのなら、時間(40分ほど)を作ってでも散策する価値はある。
     アクセスは容易ではない。冬季は通行止めになる道もあるし、春~秋でも、豪雨時には通行止めになるような山道を行かなければならない。それでも温泉好きなら訪れる価値は十分過ぎるほどある。
     今回は「秋田県得旅CP」のお陰でリーズナブルな料金で泊まることができた。

    ※「1人1泊予算」は「秋田県得旅CP」適用前の金額

    旅行時期
    2026年06月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    30,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    3.0
    接客対応:
    4.5
    風呂:
    5.0
    食事・ドリンク:
    4.5

  • 黒部川にかかる赤い鉄道橋

    投稿日 2026年08月07日

    黒部 宇奈月温泉 やまのは 宇奈月・黒部峡谷

    総合評価:3.5

     宇奈月を代表する絶景を一望する地に建つ10階建て(客室数142)。
     1970年「宇奈月ニューオータニホテル」として開業。2014年オリックスが経営権を取得し「宇奈月 杉乃井ホテル」に名を改める。2019年、1年以上にわたる改修を経て、現名称でリブランドオープン。
     オリックスはその後、2020~2025年に杉乃井ホテル(別府)の大規模リニューアルも完工させており、豊富な資金力に感嘆。

     ホテルは本館(90室)と別館(52室)の2棟があり、別館は60㎡以上のハイクラス客室。今回は本館6階・スタンダード和室 街側(10畳)に1泊。
     客室は座卓と座椅子があるだけで、簡素。広縁や椅子・テーブルもない。洗面所とトイレが一体のユニットバスは狭い上、段差も大きく、不便で危ない。トイレは最新式に改修されている(スリッパがない)が、ユニットバスもリニューアルすべきだった。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど設備・アメニティーは揃うが、冷蔵庫は古いせいか音が大きい。液晶テレビは40型。USBポートがあるのはgood。
     温泉大浴場(15:00~0:00,5:00~9:30)は1階の「棚湯」と「大黒部」。内湯・露天・サウナがあり、夜間に男女を入替え。「棚湯」は本家・杉乃井ホテルほどではないが、峡谷の絶景スポットが見えるのはアドバンテージ。ただ、男は朝(5:00~9:30)しか入れない。この宿も女性優遇。尚、源泉かけ流し(加水)は「大黒部」の露天のみ。それ以外は循環ろ過。
     夕食(17:30~21:00)は本館2階、ビュッフェレストラン「Seeds」(260席)。90分制。QRコードからの予約が必須。
     予約したはいいが、ゲストの数が多いのでザワザワしていて落ち着かない。ライブビュッフェ(寿司、ブラックラーメン、炭火焼き、天婦羅etc.)や人気メニュー(造り、ます寿司)には行列が絶えないので、ゲットするのも一苦労。
     朝食(6:45~ 9:00) も同じ会場。品数も多いので連泊でも飽きることはない。

     ロビーの窓は全面ガラスになっていて、黒部川と新旧の山彦橋、トロッコ電車の宇奈月駅を一望。この景色を見るだけでも泊まる価値があるかもしれない。
     残念な点もある。到着時、車を玄関につけると、スタッフから荷物を降ろすよう案内があったのに、荷物を運んでくれない。駐車場に車を停めに行っている間、連れが重い荷物を二つも運ぶ羽目になった。どうかと思う。
     メディアでも度々取り上げられているので、ゲストの数が多い。そのせいで大浴場やレストランが混雑。居心地がいいとは言えない。
     2食付で1万円台前半とまずまずの料金設定だが、何を重視するかで評価が変わる宿。

    旅行時期
    2026年05月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    4.0
    客室:
    2.5
    接客対応:
    2.5
    風呂:
    3.5
    食事・ドリンク:
    3.0

  • 客室の食事部屋で部屋食を

    投稿日 2026年08月04日

    氷見温泉郷 魚巡りの宿 永芳閣(BBHホテルグループ) 氷見

    総合評価:5.0

     富山湾を望む高台に建つ、半地下3階地上5階建て(客室数50)。
     1937年、料亭旅館「海老長」として開業。1978年に現在地に移転。2003年に民事再生法の適用を申請。紆余曲折を経て、2014年に横浜のブリーズベイホテルが経営権を取得。2004年、同ホテルの買収から始まったBBHホテルグループも、今では全国に164店舗を有する一大ホテルチェーン。

     建物は本館「海光」と、別館「天游」の2棟からなる。後者は全室が「10畳以上の本間+ツインベッドルーム」のスイートタイプ。全客室から富山湾が、その向こうに立山連峰が見える(1年に100日程度というから、運が良ければ、らしい)。
     今回は本館が満室だったため、奮発して別館の特別客室を予約。アサインされたのは4階の角部屋。和室12畳にツインベッドの寝室。2方向に窓がある広縁も広く、肘掛椅子4脚とテーブルが余裕で置かれている。
     風呂とトイレは勿論別、洗面台も広い。踏込も、一部屋分ほどの広さ。
     驚くことにダイニングテーブルが置かれた食事部屋(6畳ほど)まである。「レストラン食」で予約したはずが、今回は部屋食とのこと。どうやら部屋も含めてアップグレードしてくれたらしい。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーも十分。液晶テレビも和室(42型)と寝室(32型)に1台づつ。
     温泉大浴場は本館1階(12:00~23:00,5:00~9:00)。内湯・露天があり、夜間に男女を入替える。露天風呂からは庭園越しに富山湾を望む。「右の湯」より「左の湯」の方が広く、眺望もいいが、男は朝(5:00~9:00)のみ。最近は女性が多数派になったせいで、男が「冷遇」される宿が多いが、ここもそうだった。
     別館3階に貸切風呂(2室)もある。今回は無料(40分)の特典がついていたので、リラックスバスを体験。

     夕食(18:00~20:30)は部屋食。部屋食ですら滅多にないのに、自室の食事部屋で、という贅沢極まりない事態。
     夕食は3~4種類のプランがあるが、選んだのは量が控えめな「楽コース」。連れが小食の我家はいつも料理を残してしまうので、こういうのがあると助かるのだが、控えめといいつつ出てきた船盛は豪華。天然の生け簀と呼ばれる富山湾で捕れるシオノコ、鮃、鱸、鮪、鰆、甘海老の満載にテンションが上がる。
     氷見牛すき鍋など全8品を食べ終わる頃には、お腹も心も満ち足りる。
     朝食(7:00~9:00)は、別館1階「松太郎」で和定食。
     平日にもかかわらず、多くの宿泊客がいたため、朝食会場は混雑気味。受付などのオペレーションが悪い上、テーブルの間隔が狭いこともあり、落ち着かないのは残念。
     魚(ししゃも、フグ、鮭)を七輪で自分で焼くのは珍しい。美味しいのだが、行列ができやすいので、頃合いを見計らって・・・。アイスクリームも種類が豊富(抹茶、醤油、昆布、バニラ、梅、ブルーベリー)でポイントが高い。

     板前さんが創業したという料理宿だけあって、料理が美味しい。エレベーターで乗り合わせた富山市の方は、何度も訪れているという。地元でも評判の宿なのだろう。
     今回は本館が満室だったので、別館にしたが、2万円ほどの料金がリーズナブルに感じるほど。本館は1万円台半ばのようなので、コストパフォーマンスも優秀。地元の方が常連さんになるのも宣なるかな。

    旅行時期
    2026年05月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    30,000円未満
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    4.5
    客室:
    5.0
    接客対応:
    4.5
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    5.0

  • WiFiが繋がらない

    投稿日 2026年08月02日

    むつグランドホテル 斗南温泉 下北半島

    総合評価:3.0

     ツアーで1泊。むつ市の東、高台の上に建つ11階建て(客室数92)。開業は1969年。
     客室は4~10階。最上階はレストランだが、休業中。
     アサインされたのは6階のツインルーム。ベッドはセミダブルが2台。狭くて荷物の置き場所がない。ツインはA(16.9㎡),B(22.3㎡),C(24.1㎡)の3タイプがあるらしいが、一番狭い部屋だったのかもしれない。
     洗面所とトイレが一体のユニットバスも狭くて使いにくい。
     冷蔵庫、ポット、ドライヤーはあるが、セーフティボックスがないのも不便。液晶テレビは26インチ。
     一番の問題はWiFiが全く繋がらないこと。今時、WiFiが繋がらないのは、論外。

     温泉大浴場は別館1階。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。日帰り温泉も兼ねているので営業は5時~23時。
     内湯・露天のみの宿泊者専用風呂(16時~23時、5時~8時)もあるが、入口が別なので行き来するのは面倒。二つの内湯をつなぐ扉に「故障」の張り紙があったので、本来は中で行き来できる仕様だったらしい。
     夕食(17:45~20:30)は1階宴会場「鳳凰の間」。ゲストが一時に集中したので落ち着かなかったが、スタッフは皆、気が利いていて、適切なタイミングで料理を運んでくれる。
     料理は和食膳(10品)。鮑や豚肉、帆立の焼物など、地元の食材を使った品々は質量共に十分。しめじの釜飯もgood。
     朝食(6:30~9:00)も、同じ会場で和定食+ハーフ・バイキング。豪華とは言えないが、煎餅汁もあって十分。

     食事は良い。スタッフも気が利く。ただ、客室は狭いし、設備も古い。大浴場も使いにくい。何より、WiFiが繋がらないのは、大問題。早急に改善すべきだと思う。
     下北観光における地の利は抜群だが、2食付きで1万円台前半のコストパフォーマンスをどうみるかは人による。

    旅行時期
    2026年05月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.0
    客室:
    1.0
    接客対応:
    3.5
    風呂:
    3.0
    食事・ドリンク:
    4.0

  • 旅行社御用達

    投稿日 2026年07月29日

    ロックウッド ホテル&スパ 白神山地

    総合評価:3.0

     ツアーで1泊。岩木山の北側山麓に建つ8階建て(客室数181)。スキー場とゴルフ場を併設したリゾートホテルは、北に日本海と津軽平野、南に岩木山を望む。
     1994年に「鰺ヶ沢プリンスホテル」として開業。紆余曲折の後、シンガポールのリゾート会社が経営権を取得し、2015年に現名称に改称。
     アサインされたのは7階山側のツイン(25㎡)。大きな窓から岩木山を望む。目の前はスキー場。
     ライトウッドのシンプルな内装。ワイドシングルのベッドが2台、窓際に肘掛付の椅子1脚とテーブル。ドレッサーを兼ねたデスクと椅子が1脚。トリプル用のソファベッドもあり、25㎡は些か窮屈。洗面所とトイレが一体のユニットバスは狭く、洗面台も入口の脇。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーは揃ってはいるが、使い捨てのスリッパは薄すぎて使いにくい。もう少ししっかりしたものを用意してほしい。浴衣も小さいものしかなくて困った。液晶テレビはちょっと小さめ(26型)で、BSも映らない。
     建物は横に長い造りになっているので、端の方の客室にあたるとエレベーターまでの距離が長くて不便。
     温泉大浴場は2階(12:00~翌日9:00)。男女別に内湯・露天があり、入替なし。
     露天風呂や内湯からは日本海が見えるが、岩木山が見えるとなお、良かった。
     夕食(17:30~20:30)は「ロックウッドホール」(3階)でブッフェスタイル。青森の郷土料理を始め、メニューも多く、まずまず。煎餅汁やしじみ汁も美味しい。アイスクリームがあるのもポイント高し。
     朝食ブッフェ(6:30~)も、同じ会場。和食中心に品数も豊富。

     旅行社のツアーによく登場するホテル。細かい点をあげれば色々あるが、ロケーションも良く、2食付で1万円台強とコスパもまずまず、といったところが重用される理由か。

    旅行時期
    2026年05月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    12,500円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    3.0
    接客対応:
    3.0
    風呂:
    3.0
    食事・ドリンク:
    3.0

  • 「部屋食」という贅沢な時間

    投稿日 2026年07月22日

    長瀞 花のおもてなし長生館 長瀞

    総合評価:3.5

     長瀞渓谷「岩畳」の近くに建つ、全室リバービューの地上2階、地下1階建て(客室数22)。開業は1912年、平成年間には行幸も仰いだ老舗。長瀞駅から徒歩3分とアクセスも至便。
     標準的な客室は1階12畳か2階10畳のどちらか。予約時に部屋指定はできない。アサインされたのは1階12畳。目の前には庭園、その向こうに長瀞渓谷。
     客室は一般的な造り。広縁に椅子2脚とテーブル。テラスにも長椅子があるので、庭園を眺めながら風呂上がりのビールを飲むのもいい。
     バスルームはユニットバスで、トイレと一緒。洗面所は別。踏込は広いが、前室や水廻りは必要最小限といったところ。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はない。液晶テレビは32型。
     温泉大浴場は地下1階(11:30~24:00,6:00~8:30)。男女別に内湯・露天(男:岩風呂、女:檜風呂)があり、入替なし。内湯は沸かし湯、温泉は露天のみ(循環)。露天風呂から荒川は見えないが、庭園風の岩風呂は気持ちがいい。
     湯上り処に無料のマッサージチェアがあるのはGood。

     夕食は部屋食。開始時刻(17:30/18:00/18:30)はチェックイン時に選択。
     宿の名物は「鯉のあらい」や「猪肉のぼたん鍋」らしいが、連れが癖のある料理が苦手で、かつ小食なので、「量より質の会席プラン」を選択。メインは「川魚の塩焼き」。
     「量より質」と言いながら、「岩魚塩焼き」(6~8月は鮎)の他にも「上州和牛ステーキ」もあり、「量も質も十分」な11品。部屋食なんて何年ぶりだろうと、妙な感慨に浸りながら、お腹も気分も満たされる。  
     朝食(7:30又は8:00~)は、1階大広間「しゃくなげ」で和定食。見事な庭を眺めながらの朝食もまた格別。

     ロケーションは素晴らしい。
     温泉が露天のみだったり、客室がユニットバスだったりと、残念な点もあるが、サービスや食事は満足のいくもの。2食付で1万円台後半と、少し高い気もしないではないが、「部屋食」なんて贅沢な時間を過ごさせてもらったのに文句を言ったら罰が当たる。

    旅行時期
    2026年04月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    4.5
    コストパフォーマンス:
    3.0
    客室:
    3.0
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    3.0
    食事・ドリンク:
    4.0

  • レストランのオペレーションに問題が

    投稿日 2026年07月21日

    亀の井ホテル 草津リゾート 草津温泉

    総合評価:3.0

     温泉街の南、高台に建つ6階建て(客室数103)。
     1969年「草津 東急ホテル」として開業、2005年「草津温泉ホテルリゾート」に改称。その後、アイコニア・ホスピタリティ(旧:マイステイズ・ホテル・マネジメント。2025/7 社名変更)が買収し、2025年12月に現名称でリブランドオープン。
     「亀の井ホテル」は旧かんぽの宿(30施設)を中心に今や40施設。アイコニアの運営施設は他ブランドを合わせ182棟、客室数では業界4位と、いつの間にか一大チェーンになっていた。米国投資ファンド、恐るべし。
     草津だけでも「大東館」(1877年開業。2019年より同社が運営)、「亀の井ホテル 草津湯畑」(旧・草津温泉 ホテルおおるり。2023年リブランド)に続く3軒目。

     今回は和室10畳・バス無しに1泊。
     内装は至って普通。10畳は2人には十分なはずだが、事前に布団が敷かれているのとテーブルが大きいせいで、少し窮屈に感じる。広縁も椅子2脚とテーブルの他、洗面台に冷蔵庫と、一昔前の旅館といった感じ。洗面台は昔のがそのまま使われている様子だが、トイレは新しくなっているので、まぁ十分。
     浴室はないが、大浴場に行くので問題なし。無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はない。液晶テレビは42型。
     2つの姉妹館にも入浴可(チェックイン日の15:00~20:00)。大東館までシャトルバス(20~30分間隔)が出ているので、早めに行くのが吉。草津湯畑は大東間から数百m、徒歩で7~8分ほど離れているが、「西の河原」の近くなので、散策がてら行くのも良い。
     姉妹館から戻ってきたら、温泉大浴場(1階。15:00~24:00,1:00~9:30)。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。
     当館の露天は「草津温泉でも希少な庭園露天風呂」とある。実際、草津には少ないらしく、姉妹館のも、これで露天?と言いたくなるような代物。それと比べれば確かに「庭園露天風呂」の風情があって、いい。

     夕食(18:00~21:00)は、眺めのいい最上階(6階)にある「草津スカイテラスMINORI」(220席)。料理はビュッフェスタイル。郷土料理を中心に種類も多く、味もまずまず。
     飲み放題(2,200円)を選ばなくても食事時間は90分まで、と釘を刺される。端から長居する気はないが、そういう風に言われると・・・。
     朝食(7:00~9:00)も、60分の時間制で同じレストラン。
     開店直後に行くと受付に行列。どうやら一組づつ席に案内しているので時間がかかっている様子。やっと順番が来たと思ったら、間隔が狭い席(人ひとりやっと通れるくらい)に順番に詰め込まれた。満席で席がないのなら仕方がないが、十分過ぎるほど空席があるのに、この扱い。なんだか鶏舎や牛舎を想像してしまった。和食中心に品数も多く、まずまずなだけに、残念としか言いようがない。食後のコーヒーもそこそこに、早々に切り上げた。

     客室はまずまず。姉妹館の湯めぐりもあり、温泉も良い。2食付きで1万円台前半と、コスパも優秀。さすが亀の井ホテルと思ったのだが、なんだかなぁという気分。
     2025年12月のオープンから日が浅く、オペレーションが上手くいっていないだけ、と思いたい。

    旅行時期
    2026年04月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    12,500円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    4.5
    客室:
    3.5
    接客対応:
    1.0
    風呂:
    3.5
    食事・ドリンク:
    3.0

  • 別府最大のホテル

    投稿日 2026年07月12日

    杉乃井ホテル 別府温泉

    総合評価:3.5

     別府湾を一望する高台にある、別府八湯の一つ、観海寺温泉。
     1944年に「旅館杉の井館」として開業後、規模拡大により別府を代表するホテルとなったが、時代の変化に対応できず、2001年に民事再生法の適用を申請。
     当初のスポンサー加森観光(北海道)が退いた後、オリックス不動産の「ORIX HOTELS & RESORTS」の傘下に。2020年から客室棟の大規模建替えに着手、2025年に星館が開業し、客室総数791を誇る別府最大のホテルとなった。
     客室棟の中心に位置する「杉乃井パレス」には、展望露天風呂「棚湯」や温水プール、レストランなどがある。
     客室棟は虹館(2021年,8階,155室)、宙館(2023年,14階,336室)、星館(2025年,13階,300室)の3棟。

     今回予約したのは、フラッグシップ棟である宙館のプレミアムスタンダード海側(33.9㎡)だったが、デラックス海側( 46.8㎡)にアップグレードしてくれた。
     内装は絵画やタペストリーの類もなく、シンプルというより簡素。
     ベッドはフットベンチ付のワイドシングルが2台。窓際のコーナーにソファベッド、椅子1台づつとテーブル。バスタブ付のバスルームとトイレは勿論、別々。洗面所もダブルシンクで十分な広さ。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はなく、設備が新しいだけあって、USB端子も。液晶テレビも65インチの大型。

     温泉大浴場は宙館13階「宙湯」(15:00~24:00,5:30~10:00)と杉乃井パレス2階「棚湯」(5:30~24:00)の2か所。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。どちらもバスタオルとタオルを無料で貸し出してくれるので便利。
     まずは「宙湯」へ。宙館(全客室)と星館(海側客室)の宿泊者限定の大浴場。
     「最上階、 海抜約250mからの開放感あふれる大パノラマ」を期待して行ったところ、この日は風が強くて、湯舟から出ると寒い。確かに、別府の街や湾の眺めはいいが、ゆったりと湯に浸かりながら眺める気分ではない。
     そういえば、東京湾沿いにあるホテルの展望露天風呂(11階)でも、強風でお湯が水の飛沫になって降りかかり、寒くて入っていられないことがあった。高層階の露天風呂には気をつけるべし。
     翌日は「棚湯」へ。5段の湯船を棚田状に広げた展望露天風呂は、2003年11月オープン。その後、各地に広がった「棚田状露天風呂」の元祖らしい。
     2階とはいえ、ホテル自体が高台にあるので、別府の街や別府湾の眺望も十分。ここなら「宙湯」のように強風に悩まされることもなさそう。棚田状の湯船も雰囲気があり、ゆっくり浸かっていたい気分になる。

     夕食(17:00~21:00)はビュッフェレストラン「シーダパレス」(杉乃井パレス2階)。宙館には1階に「TERRACE & DINING SORA」というレストランもあるが、料金が異なるので、今回はリーズナブルな「シーダパレス」プランに。違いは(1)食材に差がある(行ってないのでわからないが・・・)、(2)宙館から杉乃井パレスまでは4~5分程歩かなければならない、(3)子連れが多いのでちょっと騒がしい、こと。それでも、料理の品数は十分過ぎるほど。大箱ホテルのビュッフェは見た目重視で味はイマイチというケースが多いが、刺身は旨いし、水準以上の品が多かった。
     ソフトドリンクは勿論、酒類もビール、ワイン、日本酒と飲み放題。そのため利用時間は「目安:100分間」の制限付き。
     ウイスキーの飲み放題に「竹鶴」があって目を疑った。目立たないところにあるせいか誰も飲んだ気配がない。太っ腹な品揃えに感謝しながら、有り難く頂いた。他にもアイスが4種(チョコ、バニラ、抹茶とソフトクリーム)もあるし、「シーダパレスプラン」もなかなかどうして、侮れない。
     朝食(7:00~10:00)も、「シーダパレス」。品数も豊富。

    「別府最大のホテル」は、その大きさに圧倒される。まず、巨大ショッピングモールのような立体駐車場はどこに駐車したらいいのか迷う上、ホテル入口までの(遠い)距離に気が滅入る。雨でも降っていたら、どうするんだろうか?
     レストランは夕食も朝食も、まず入口で行列に並ばないといけない。店内の料理の前は言うに及ばず。しかも、騒がしい。
     大浴場(棚湯)でさえ、開始(5:30)の少し前に行ってみたら、既に行列ができていたほど。なんだかなぁ、という気分。
     大浴場やレストランの食事はいいと思うが、大きさ故のデメリットが目につくのは残念。(2食付で)2万円台後半といいお値段にしては、「フラッグシップ」館の客室は質素に過ぎる気も。

    旅行時期
    2026年04月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    30,000円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    2.5
    客室:
    3.5
    接客対応:
    3.0
    風呂:
    4.5
    食事・ドリンク:
    4.0

  • 露天の岩風呂から由布岳を望む

    投稿日 2026年05月19日

    由布院温泉 柚富の郷 彩岳館 湯布院・由布院温泉

    総合評価:4.5

     四方を山に囲まれた由布院盆地の南、街を見下ろす山の中腹に建つ2階建て、全16室の小さな宿。1999年開業、2024年リニューアル。
     2階建ての客室棟が3棟。フロントや食事処があるのは本館、本館1階から更に階段を降りたところに、大浴場や談話室などがある「湯の棟」。

     標準的な客室は和室10畳(30㎡)とアンティークルーム(30㎡)の2つ。前者は「アップグレード由布岳側」と反対側の「スタンダード客室」がある。後者は“藍”と”朱”の2種類があるが、どちらも由布岳は見えない。
     今回は「茜の棟」1階のアンティークルーム“朱”に1泊。浴室はなく、洗面所とトイレのみ。踏込も余裕。
     文字通り、朱色を基調としたアンティーク調の和室にベッドとソファ。坪庭に面した窓際にソファとテーブルが置かれ、レトロな箪笥と50インチの液晶テレビが調和する、ちょっと不思議な空間。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はない。冷蔵内の飲料(ビール、カボスハイボール、つぶらなカボスが一人1缶)が無料なのが嬉しい。ミネラルウォーターは一人2本。
     浴衣の替わりに作務衣のような「くつろぎ着」。浴衣は着慣れないと着崩れしてしまうので、地味に有り難い。
     大浴場(15:00~24:00,6:00~10:00)は、男女別に内湯・露天があり、入替なし。タオルが備え付けなのがいい。
     露天の岩風呂からは正面に由布岳を望む。無色透明のアルカリ性単純温泉に浸かりながら眺める至高の時間。
     大浴場の隣には談話室。中央に囲炉裏があり、雰囲気もいい。生ビール、コーヒーがフリーの上、アイスキャンディもある。庭を眺めながらの風呂上がりのビールは至福のひと時。飲み放題なので飲み過ぎに注意。
     先着予約制の貸切風呂も5室あるが、予約も面倒なので今回は利用せず。
     夕食は本館1階のレストラン。チェックイン時に開始時刻(17:30/18:00)を指定。17:30開始はビール1杯サービスというので、迷わずそちらを選択。今回は窓際、由布岳の見える特等席に案内してもらった。
     料理は会席料理。品数も多い(12品)のだが、地元の食材を使った品々はどれも美味。客のペースに合わせて、料理を配膳してくれるので、美味しさも一入。
     朝食(7:30~)も1階レストランで和定食。幸いなことに朝も窓際の席。寛いだ気分で朝食がとれるのは旅の醍醐味。
     
     2食付で2万円台後半となかなかいいお値段ではあるが、万事値上がりの昨今、我家の金銭感覚もそろそろアップデートが必要かもしれない。
     今回はちょっと奮発(?)して選んだ隠れ家のような宿だったが、客室、温泉、食事、サービスと、どれも満足のいくもので、また一つ記憶に残る宿が増えた。

    旅行時期
    2026年04月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    30,000円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    4.0
    客室:
    4.5
    接客対応:
    5.0
    風呂:
    4.5
    食事・ドリンク:
    4.5

  • 天府空港直結

    投稿日 2026年04月13日

    ジョイハブ チア ホテル 成都

    総合評価:4.0

     成都市の南東50km、2021年開港の成都天府国際空港(TFU)の敷地内、T1とT2の間にある9階建て(客室数524)。円形の建物の反対側には天府空港雲享酒店/Joyhub Air Hotel(客室数329室)が双子のように配置され、どちらも2021年の開業。空港まで500m、階段もなく、自動ドアの向こうがターミナル。文字通り、空港直結。ここまで便利なホテルは初めて。

     周遊ツアーの帰国日前日に1泊。アサインされたのは、8階のSuperior Twin(30㎡)。
     セミダブルベッドのツイン。窓際の隅に大き目の丸テーブル。それを挟むように一人用の椅子とベンチ状のソファ。壁掛けテレビは42インチ。
     バスルームはバスタブがなく、シャワー室のみ。広くはないが、機能的なレイアウトで狭さは感じさせない。バスアメニティはポンプ式の据付容器。歯ブラシはなし。
     ポット、金庫、ドライヤー、スリッパはあるが、グラスがない。ミネラルウォーターは一人1本。USBがあるのはいいが、WiFiは遅過ぎて使えない。冷蔵庫がないのもマイナス。
     朝食ビュッフェ(5:30-9:30)は、2階「Joy Dining Restaurant」(256席)。種類もまずまずで、及第点。
     
     部屋は広いとは言えないが、二人が1泊するには十分。冷蔵庫がないのは不便で、注意が必要だが、コストパフォーマンスは優秀。何より、空港ホテルとしては、これ以上ない立地。

    旅行時期
    2025年09月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    7,500円 未満
    コストパフォーマンス:
    4.5
    サービス:
    4.0
    バスルーム:
    3.5
    ロケーション:
    5.0
    客室:
    3.0
    冷蔵庫なし、WiFi遅い

  • 四つ星ホテルは格段の差

    投稿日 2026年04月04日

    アテネ ザフォリア ホテル アテネ

    総合評価:3.0

     市街の中心部に建つ9階建て(客室数191)。1974年開業(改装2018年)。
     ホテルの前は幹線道路のアレクサンドラ通り(Leof. Alexandras)。通りの向い側にはスーパーマーケット(Sklavenitis)がある。地上階だけかと思ったら地下1階にも売り場があり、意外と広い。酒類や土産を買うのに重宝する。
     地下鉄の駅からは10分程度、個人旅行でもアクセスしやすい。

     ツアーで2泊。アサインされたのは、2階(階数表示は欧州式)のClassic Twin(21㎡)。
     シングルベッドのハリウッドツイン。ベッドサイドテーブルが大きいのは便利。サロンスペースにはキャスター付きの一人用ソファ1台とテーブル。壁際にデスクと椅子。21㎡ながら、それほど狭さを感じない。壁掛けテレビは32インチ。
     浴槽付のバスルームは標準的な広さ。それまでのホテルが小さい浴槽ばかりだったので、これでやっと湯に浸かれる。バスアメニティはパポタニス(Papoutsanis)。ギリシャでは有名な老舗メーカーらしい。歯ブラシもある。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーといった備品は勿論、スリッパも。ミネラルウォーターは初日のみ。
     朝食ビュッフェ(6:30~10:30)は、1階のレストラン「Ellinikon」。種類もまずまず。それまでに泊まった地方のホテルは品数が乏しかったので、豪華に見える。ただし、(欧州のホテルの常で)野菜は少ない。
     ギリシャの朝食はヨーグルトとプレーンビスケット、蜂蜜、ナッツの組み合わせが定番らしく、パンは勿論、ビスケットも種類が多い。

     さすが首都の四つ星ホテル。それまでに泊まった地方のホテルとは格段の差があるが、料金も格段の差(ほぼ2倍)なので、まぁ、当然と言えば当然。
     コストパフォーマンス的には微妙だが、清潔な室内、必要十分な設備や備品と、(四つ星にしては内装が簡素だが)まずは水準以上。

    旅行時期
    2025年10月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    20,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.0
    サービス:
    3.5
    バスルーム:
    3.0
    ロケーション:
    3.5
    客室:
    3.0

  • When in Greece, do as the Greeks do.

    投稿日 2026年04月03日

    Iniohos Hotel デルフィ

    総合評価:3.0

     ツアーで1泊。デルフィの街のメインストリートに建つ、客室数23の小さな宿。1995年開業(改装2008年)。
     山の中腹、南斜面に築かれたデルフィの街は、東西に走る通りを一つ隔てると高低差が2~3階分あったりする。通りの南側に建つホテルは、地上3階(0,1,2)、地下3階(-1,-2,-3)。地下3階は下の通り(南)の地上階と同じ、という具合。
     ホテル前の道は一方通行の細い道。大型バスは道を塞いでしまうので、後続車がいると停められない。今回、一度目は停められず、航空機のゴーアラウンドよろしく、街を一周。二度目に急いで人と荷物を降ろし、やっとチェックイン。
     フロント・ロビーは0階、エレベーターは、-3階と-1階の間だけ。スーツケースはスタッフが運んでくれる。

     アサインされたのは、-1階のTwin Room。バルコニーはあるが、見えるのは向いの建物の屋根。地上階(1,2)は眺めがいいらしい。
     室内(面積不明)は広くはないが、前泊のホテルが狭かったので、それよりはまし。シングルベッドが2台。壁際にデスクと椅子はあるが、サロンスペースはなく、スーツケースの置き場所もなんとか、という程度。壁掛けテレビは21インチ。
     バスルームも狭く、バスタブも子供用かと思うほど小さい。前泊のホテルも同様だったので、ギリシャではこれが普通なのかも。とはいえ、シャワーを浴びるにも小さ過ぎて不便。バスアメニティ(シャンプー、石鹸)は備え付け。歯ブラシはなし。
     ドライヤーはあるが、それ以外(冷蔵庫、湯沸ポット、金庫、ティッシュペーパー、グラス、ミネラルウォーターetc.)はない。WiFiがあるにはあるが、すぐ切れる。
     朝食は0階のレストランでコンチネンタル・ビュッフェ。品数も少ない。パンと並んでビスケットが置かれている。ギリシャの朝食はヨーグルトとプレーンビスケット、蜂蜜、ナッツの組み合わせが定番らしい。ビスケットは美味しい。

     周辺はレストランやスーパー、土産物屋が軒を連ねる。通りと通りを繋ぐ階段状の道にはベンチやテーブルが置かれ、花も飾られている。サンフランシスコを思わせるような風景は、歩いていて楽しい。蜂蜜専門店も多く、家人は喜々として買い込んでいた。

     ホテルの建物や内装は古く、部屋も狭い。備品も不足しているものの方が多いが、ギリシャの三ツ星はこれがスタンダードらしい。ならば、文句を言っても仕方がない。旅をするというのは、その地のしきたりに従うということ。
     郷に入っては郷に従え

    旅行時期
    2025年10月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    10,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.5
    サービス:
    3.5
    バスルーム:
    2.5
    ロケーション:
    3.5
    客室:
    2.5

  • 奇岩の絶景を間近に見る

    投稿日 2026年04月02日

    Famissi Hotel カランバカ

    総合評価:3.5

     カランバカ市街、メテオラの奇岩群を仰ぎ見る場所に建つ3階建て(客室数46)。1990年開業(改装2010年)。ホテル前の通りは街のメインストリートといった風情、ホテルや商店が建ち並ぶ。

     ツアーで1泊。アサインされたのは、1階(階数表示は欧州式)のTwin Room/Meteora View (22㎡)。文字通り、メテオラが目の前。ベランダに椅子2脚とローテーブルがあるので、絶景を朝な夕なに眺めることができる。
     室内は狭い。シングルベッドが2台。サロンスペースもなく、物の置き場所も、ゴミ箱もない。壁掛けテレビは28インチ。
     バスルームも狭いが、バスタブの小ささには驚く。子供用かと思うほど。端からバスタブに浸かる気はなかったとはいえ、シャワーを浴びるにも小さ過ぎて不便。バスアメニティ(シャンプー、石鹸)は「Olive Tree」。ギリシャのブランドのよう。歯ブラシはなし。
     無料WiFi、冷蔵庫、ドライヤーはあるが、それ以外(湯沸ポット、金庫、ティッシュペーパー、グラス、ミネラルウォーターetc.)はない。特に湯沸ポットがないのは残念。メテオラを眺めながら、ベランダでコーヒーが飲めたら最高だっただろうに・・・。
     朝食(7:00~9:30)は、地上階のレストランでコンチネンタル・ビュッフェ。品数は多くはなく、(欧州のホテルの例に漏れず)野菜も少ない。パンの種類も多くないのに、ビスケットが何種類か置いてあって不思議に思ったが、ギリシャの朝食はヨーグルトとプレーンビスケット、蜂蜜、ナッツの組み合わせが定番らしい。ビスケットが意外に美味しい。

     建物や内装は古く、部屋も狭い。隣室の話し声や椅子を動かす音も聞こえるなど、遮音にも問題があるし、備品も不足しているものの方が多い。
     それでも奇岩の絶景を間近で見ることができるロケーションは素晴らしい。記憶に残る宿になる。

    旅行時期
    2025年10月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    10,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.5
    サービス:
    3.5
    バスルーム:
    2.5
    浴槽が小さすぎる
    ロケーション:
    5.0
    客室:
    3.0

  • 自家源泉のかけ流し

    投稿日 2026年03月31日

    雲仙温泉 青雲荘 雲仙

    総合評価:3.5

     温泉街の中心・温泉神社から1.5kmほど南にある5階建て(客室数63)の宿。「雲仙ユースホステル」として開業(1959)後、「国民宿舎 青雲荘」を経て、現名称に。現在の建物は1999年の竣工。2021年8月の豪雨災害で休業を余儀なくされたが、2022年3月にリニューアル、営業を再開したという。

     客室は3~5階。今回は5階の和室スタイリッシュ(33㎡)に1泊。琉球畳にワイドシングルのローベッドが2台。和洋折衷の部屋は全体がワンルームのような、仕切りのない造り。踏込~クローゼット~洗面所と、リビング&寝室のスペースは区分けされ、ちょっとモダンというか変わった造り。畳の感触が心地よく、間接照明もいい感じ。
     浴室はないが、大浴場に行くので問題なし。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はない。館内着が作務衣なのはいい。USBポートもあり、液晶テレビは32型。
     大浴場は1階。男女別に内湯・露天があり、入替なし。内湯(11:00~8:30)と露天風呂(7:00~21:00)が別々のため、移動するのが面倒。
     露天風呂入口にはウッドフロアの休憩室。大きなガラス窓から木々の緑が見える。
     源泉は硫黄泉、泉温は51.1℃。全館、源泉掛け流し。硫黄の臭いと白濁した湯で気分が盛り上がり、いつまでも浸かっていたい気分。残念なのは、朝は7時からと遅いので、朝食前にゆっくり浸かることができないこと。毎日、浴槽の湯を全部抜いて、清掃しているとのことなので、大変なのだとは思うが、もう少し早くしてほしいところ。
     夕食(18:00~20:30)は2階「エーデルワイス」で会席料理(12品)。地元の食材を使った料理はそれぞれ工夫がなされているが、これぞという一品がないのが惜しい。
     朝食は7:00/ 8:00/ 9:00の選択制。セットメニューの「朝食御膳」は和定食。

     温泉街の中心から離れているのでちょっと不便だが、客室、料理も水準以上でコストパフォーマンスもまずまず。何より、自家源泉の豊富な湯量(440t/日)で源泉かけ流しを満喫できるのは嬉しい。

    旅行時期
    2025年09月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    4.0
    接客対応:
    3.5
    風呂:
    4.0
    食事・ドリンク:
    3.5

  • 温泉も料理もお茶も

    投稿日 2026年03月29日

    天空の宿 山暖簾 佐世保

    総合評価:3.5

     北松浦半島の山間(やまあい)にある2階建て、客室数20の小さな温泉宿。国民宿舎「国見山荘」として2001年4月に開業。2004年、現名称にてリニューアル。
     エントランスやロビーは2階、客室は1階。標準的な客室は洋室ツイン(10部屋)と和室10畳(8部屋)の2タイプ。他に和洋室と洋室バリアフリーが各1室。

     今回は洋室ツイン(35㎡)に1泊。内装はシンプル。35㎡は二人には十分な広さ。セミダブルベッドが2台、窓際に椅子2脚とテーブルがあり、サロンスペースも広い。山の緑が美しい。
     無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はない。USBポートも二つ。液晶テレビは32型。
     バスルームはシャワーブースのみだが、大浴場に行くので問題なし。トイレも独立していて、洗面所も広い。
     温泉大浴場は2階(15:00~22:30,6:00~8:30)。檜風呂、岩風呂の二つがあり、夜間に男女を入れ替える。それぞれに内湯・露天があるが、「檜風呂、岩風呂とも掛け流し式が内風呂に1槽」とあるので露天風呂は循環式。内風呂も加温している(源泉温度37.4℃)ので、いわゆる「源泉掛け流し」ではない。とはいえ、山の緑を眺めながらの露天風呂は気持ちがいい。
     夕食(18:00~20:30)は「レストラン国見」で、地元の食材を使った会席料理(10品)。この日のお造りは鯛、平政、鰹の三種。新鮮で歯ごたえがあり美味しい。きのこ饅頭や山女葱味噌焼きも美味。デザートは唐芋アイス。細い千切りを揚げたトッピングの食感が面白い。ただし、和牛きのこ鍋は味がちょっと甘め。
     朝食(7:00~9:00)は、ごくごく普通の和定食。
     この地方で採れる世知原(せちばる)茶は、茶葉が勾玉状の「玉緑茶」というらしいが、生産量が少ないのであまり出回らないとか。客室にあったので飲んでみたら、美味しかった。

     客室や大浴場から見える風景は、正直、絶景というほどではないが、どこか懐かしい。地元の食材を使った料理も豪華ではないが、工夫を凝らした品々がお腹と心を満たしてくれる。
     鄙びた山間の宿は、温泉も料理もお茶も、いい。

    旅行時期
    2025年09月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦
    1人1泊予算
    15,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    4.0
    接客対応:
    3.5
    風呂:
    3.5
    食事・ドリンク:
    4.0

  • 5つ星の山岳リゾート

    投稿日 2026年03月27日

    ヒルトン ジウジャイゴウ リゾート 九寨溝

    総合評価:4.0

     「九寨歸來不看水」(九寨溝より帰りて水を見ることなし)と謳われた九寨溝。一度は行きたいと思っていたが、2017年8月、マグニチュード7.0の地震により深刻な被害を受け、観光客の受け入れを停止。2020年に復旧するも、コロナや日中関係の悪化など、観光どころではない状況に。
     半ばあきらめていたが、2024年8月に黄龍九寨駅まで高速鉄道が開通、アクセスが劇的に改善されたこともあり、念願が叶った。

     ツアーで2泊。九寨溝風景区遊客中心(ビジターセンター)から西に12kmほどの場所に建つ5階建て(客室数255)。2017年開業(改装2019年)。
     アサインされたのは、本館3階 Twin Guest Room(46㎡)。
     セミダブルのツイン。窓際には大きなソファ。ライトブラウンを基調とした内装に、ダークブラウンの家具が気分を落ち着かせる。丸いワークデスクにはデスクライトと肘掛椅子。壁掛けテレビは49インチ。
     バスルームには浴槽の他にシャワーブース。ベッドルームとの間の仕切りを開けるとバスルームから窓の外が見える。中国のホテルはこういう仕様が多い気がする。
     冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパは勿論、バスローブも。コンセントやUSBもベッドサイドにあって便利。冷蔵庫内のソフトドリンク(4本)は無料、ミネラルウォーターも一人1本。ただし、ティッシュペーパーはリビングにのみ。WiFiが遅くて使えないのはどうにかしてほしい。
     朝食ビュッフェ(6:30~)は、1階レストラン「OPEN」。ビュッフェ台のスペースも広く、種類も豊富。早朝にもかかわらず、ゲストの数が多いのは、九寨溝を午前中の比較的空いている時間帯に観光するため。皆、考えることは同じ。
     今回は2日目の夕食も「OPEN」だったが、海老や貝などの海鮮が並べられ、料理の種類も豊富。日本食(寿司はイマイチ)の他、日本酒やビール(雪花)など酒類も飲み放題。デザートの種類も豊富で、アイスクリームもある豪華仕様。山国でなぜ海鮮なのかは知らないが、高地がゆえに、海産物は豊かさの象徴なのかも。

     黄龍・九寨溝のツアーは、九塞溝のホテル選びが一つのポイント。敷地内にはコンラッド九塞溝(161室)が隣接し、ヒルトン九寨溝との間に、池を中心とした庭園(中華風の四阿がエキゾチック)が配置され、高級リゾートの雰囲気が漂う。
     WiFiが使えないなど問題もあるが、客室や食事など総じて満足のいくもので、快適な滞在となった。

    旅行時期
    2025年09月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    20,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.5
    サービス:
    3.5
    バスルーム:
    4.0
    ロケーション:
    4.5
    客室:
    4.0

  • 最低限の基準

    投稿日 2026年03月20日

    城崎温泉 東山荘 (ひがしやまそう) 城崎温泉

    総合評価:2.0

     城崎温泉の開湯は西暦720年。江戸後期(1810年代)の温泉番付(諸国温泉功能鑑)には西の関脇(最高位は大関)となるほど有名だったが、大正14年(1925)の北但馬地震により街の9割が倒壊、焼失。壊滅状態から復興を遂げた温泉街は1972年、源泉の集中管理システムを採用、「城崎温泉供給条例」により収容人数に応じ内湯の大きさに制限を設けた。「まち全体がひとつの大きな宿」とする「外湯めぐり」が全国に先駆けて生まれたという。

     いつかは行きたいと願っていた、その城崎温泉にツアーで1泊。温泉街の入口に建つ5階建て、客室数25。1973年開業。
     アサインされたのは4階の和室10畳。洗面所が広縁にある、一昔前の旅館風。
     ベランダの室外機に鳥の糞が一杯。軒下にアカハラツバメの巣がある。その名の通り、赤い胴をした小さな燕は可愛いが、室外機やベランダの掃除をすべきだろう。
     バスルームも昔ながらのユニットバスで、トイレと一緒。室内風呂は使わないので構わないが、スリッパの履き替えが面倒。
     冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーはあるが、無料WiFiがないのは致命的。小型の据置型テレビはBSも映らない。
     浴場は2階(15:00~9:30)。男女別に内湯があり、入替なし。3階に貸切露天風呂もあるが予約制。大きさに制限があるため、浴場は小さい。中を覗いただけで入らなかった。
     夕食(18:30~)は2階宴会場。7品ほどの和会席に特筆すべきものはないが、「ご飯おかわり有料」というのにはさすがに驚いた。おかわりするほどの料理はないので構わないが、大衆食堂じゃあるまいし・・・・。スタッフも気が利かない。
     朝食(7:30~)も、湯豆腐に海苔や漬物だけと、魚もなければ名物もなく、貧弱。
     
     温泉街のはずれにあり、外湯めぐりには不便な立地。客室や設備も古く、清掃も行き届いていない。食事は見劣りする上、まさかの「ご飯おかわり有料」。
     WiFiは使えないし、支払は現金のみと、現代の宿泊施設の最低限の基準を満たしていない。
     それでいて、2食付の料金が1万円台後半と、値段に見合っていない。

    旅行時期
    2025年07月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    社員・団体旅行
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    2.0
    外湯めぐりには不便な立地
    コストパフォーマンス:
    2.0
    客室:
    2.5
    接客対応:
    2.0
    風呂:
    2.0
    食事・ドリンク:
    2.0

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