DONさんのクチコミ(4ページ)全1,037件

今回はソウル中心街から車で訪ねましたが、公共交通機関なら地下鉄でも一時間弱とのこと。無料の駐車場も備えた巨大な公園は韓国最大級で、人工の湖を中心に散策路も綺麗に整備されていました。ドラマのロケ地としてもお馴染みで、春には花が咲き誇りとってもきれい、と説明してもらったものの、訪問時は生憎枯れ木に雪に時々野鳥…訪ねるならバラも楽しめる春か秋がより良いかも。

ソウル初心者の頃はベタに明洞エリアで宿泊していましたが、便利ではあるもののやはりお高め。その明洞が徒歩圏なうえに、ソウル駅や金浦空港からもアクセスしやすい鍾路3街駅は周辺にリーズナブルなホテルの選択肢も豊富です。ソウル地下鉄の１・３・５号線が乗り入れているので出口もたくさん。どこからでも地上に出れば屋台の気配を感じられるはず。

旧市街（オールドタウン）と称しながらも、目抜き通りに軒を連ねるカフェや雑貨屋店はどこもモダンな店構えで、ずいぶん新しさも感じました。夜になってから訪ねたので暗がりの案かではしっかり確認できませんでしたが、周辺には歴史的な建築群も残されているようでした。

位置付けは日本における東京駅か、あるいは乗り入れる路線の多さは新宿駅でしょうか。とにかく地下にも深くて駅ビルの中はカオスです。とはいえ陸の玄関口、案内板も完備されているので迷う事はありませんでした。巨大なロッテマートを始め、お店も多数。

ソウル駅直結でアクセス至便、エキナカというか駅上ながらやたら大規模で、地元の人だけでなく観光客でもごった返しています。明洞のオリーブヤングでは取り扱いの無かった育毛シャンプーを探してみましたが、ライバル社同士のオモニ販売員が全力でアピール大会を繰り広げ、結局オマケの試供品をもりもり付けてくれた方を選びました。土産物になる品々からお惣菜まで幅広いラインナップです。

明洞からソウル駅まで歩いた途中に、期せずして南大門を通過しました。以前放火で焼失した後に再建されたのでピッカピカの新品感。以前と同じように衛兵的な男子たちが装束を着て立っています。地元の人は足早に通り過ぎる場所のようです。

明洞で買い物を終えると、これまでは一つ覚えで毎度毎度「サムギョプサル食おうぜ」に、地元の友人が付き合ってくれていましたが、「たまには焼かずに茹でようぜ」とポッサム専門店に連れて行かれました。二日酔いにも優しい味です。担当してくれた若い店員さんも覚えたての日本語を交えながら一生懸命接客してくれて嬉しかったです。

何十回も来ている明洞で、オリーブヤングの存在も知っていましたが、オジサンには無縁かとこれまで踏み入れず。今回は職場の若手女子に買出しを命じられ初入店です。下調べのうえ、自分用にホワイトニング効果抜群という歯磨き粉を買いました。最初は眉唾だったけど使ってみると確かに効果を実感できました。日本でもネット通販で入手できる品々が多いそうですが、値段はやはり違います。

土曜お昼前に明洞を訪ねたところ、かつては路面店も露店もニホンゴで客引き合戦だったのが、ずいぶんと静かでした。円安で以前より減った日本人旅行者に代わって、整形手術直後のアジア旅行客と幾人も遭遇。皆さん一様に顔面包帯だらけでたじろぎました（手術の成功を祈りつつ）。お店もコロナ禍で結構入れ替わりが進んでいて、健在なのはＳＰＡＯやオリーブヤングとか。

鍾路３街界隈からあてもなく朝散歩をしていたら、鍾路と世宗路の交差点の角にひっそり佇む建物が。朝鮮王朝の高宗皇帝の即位４０年を祝った記念碑だそうです。説明文には英訳のほか、日本語訳も。「古色蒼然とした記念碑」という言い回しは間違ってはいないものの、何となくネガティブに聞こえなくもありません。周囲は柵に囲まれています。

鍾路３街の宿を出て、朝の散歩で適当に巡っていてタプコル公園に辿り着きました。いつ訪ねても、朝も早くからおじいちゃんたちが大勢集まり、何をするでもなくのんびりお喋りタイム。穏やかな場所です。園内には、韓国の国宝２号だというパゴダも保存されています。

メディナから首都リヤドへの移動の際に訪ねました。さすがイスラム教第二の聖地の空の玄関口、空港前にも大変立派なモスクが備えられています。国際線側にはもちろんラウンジがありますが、ここは国内線側にもプライオリティパスで利用可能な、その名もWellcome Loungeがあります。当然アルコールはありませんが、最低限の軽食や飲み物があり、Wi－Fiは絶不調。受付スタッフに、ここ以外に飲食店はある？と尋ねると「ここしかない」。ゆえに、あまり早くに保安検査を抜けると店も少なく持て余します。

ジェッダから砂漠を一気に突っ切るハラマイン高速鉄道、終点のメディナ駅で下車しました。ジェッダのキング・アブドゥルアズィーズ国際空港と一体化した駅舎とはまた違って、メディナの駅は近未来的というかほぼＳＦの世界のようなデザインで一見の価値ありです。

メッカに次ぐ、イスラム教第二の聖地メディアで世界中からムスリムが目指すのが、ここ「預言者のモスク」です。さすがの大スケールで、地下には大駐車場完備。原則ムスリム以外は入れないと聞いていましたが、現地の友人とお揃いのトーブを纏って、彼らに倣って体を隈なく浄めて向かったら、特に「異教徒お断り」の看板にも遭遇しないまま中へ。端っこが見えない位の巨大モスクには世界各国の言葉で祈りが満ち溢れ、凄まじい人出なのに静謐で穏やかな空間でした。外に出るとミナレット以外に林立する数多の柱、これが日中は自動的に大きな傘を広げて強い日差しを遮る仕組みです。機会があれば是非朝夕いずれも壮観荘厳な光景を。

イスラム教第二の聖地メディナといえば、誰もがまず思い浮かべるのは「預言者のモスク」ですが、そこから少し離れた郊外にもう一つ大切な場所が。イスラム教最古の寺院とされる白亜のクバーモスクです。朝夕二度に渡って至近距離で車中から全貌を見渡しただけですが、どの時間帯も多くのムスリムが集い、立派なミナレットが青空に映えていました。

ジェッダで生まれ育った友人がぜひ！と薦めてくれたのは、ジェッダ発祥のファストフード店、Al Baikでした。アラビア語の発音では「アルベイク」が近い印象。ジェッダの街中に何店舗かあります。どこのお店もカウンターの端っこにあるレジで注文して、数字の書かれたレシートを受け取る仕組みです。自分の番号が店内モニターに表示されるまで結構な時間がかかるうえに、受取カウンターは無秩序カオスで一向にスタッフ捕まえられず。あんまり「ファスト」フード感はありません。チキンが売りなだけあって、しっとりフワフワの鶏肉に衣はカリッと美味でした。但し最少サイズのパックでも結構なボリュームです。

南北に長いジェッダでは観光スポットがあちこち点在しているので必然的に結構な距離の移動が必要となりますが、路線バスは旅人にややハードルが高いためタクシー一択になります。結構な割合で英語NGなドライバーと巡り合うため、行き先や値段の交渉不要なUber利用が便利です。但し旧市街などではピックアップポイントが絶妙に遠い場所に固定されていたりするので時間に余裕が必要です。稀に女性ドライバーと遭遇する事もあり、サウジも変わりつつあるなぁ、と。

基本的にクルマ社会のサウジアラビアでしたが、観光立国を急ピッチで進める中でバスを始め公共交通機関の充実にも目下力を入れているとジェッダの友人が話していました。SAPTCOによる運営のまだ真新しいバスも旧市街周辺で時折見かけたものの、割と気まぐれで走ってくるうえに基本は地元仕様で、旅人には難易度高いです。Uberが無難かと。

ジェッダの街中にも駅がありますが、メディナまで停車駅の少ない便に乗るため、空港始発にしました。空港駅はもちろん、終点のメディナ駅も近未来的なデザインで、かつスペイン製の車両もスタイリッシュ。ホーム上に日本の新幹線のような売店はないものの、スナックや飲み物を扱う車両が連結されていました。砂漠を貫く時速３００キロの体験は世界でもここだけかと。

旧市街の中に連なるスークは、昼間の活気はいまひとつ。開けている店があってもやる気は今一つでそもそも暑い時間帯は客がいない。ところが日が傾く頃には一斉に地元の人々が行き交うようになり、遅い分にはいつまでも賑わっています。観光地化のまだ途中という印象で、世界遺産の中にありながら価格帯も割と良心的。治安の心配も一切感じませんでした。