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西郷洞窟から5分程、坂を真っ直ぐに
下った所にあります。

途中線路と並走しますが、トンネルの
入口の上には「天敬愛人」西郷さん
お馴染みの石碑が埋め込まれています。
そのまま坂を下りって行くと
マンションの隣に看板が出ており
少し階段を上がった所に「終焉の地」と
書かれた石碑が建っています。

僅かここまでしか移動出来ない程
激戦だったのかな。。と
何とも言えない気持ちになりました。

洞窟というか、ちょっと窪んだ場所
なのですが、大きな穴と小さな穴の
二つが並んでおり、柵があってそれ以上
近づけません。
二つの穴は繋がっていない様に
見えますが。。 こちら側から見るには
定かではありません。
こんな所で最後の日々を過ごしたと
いうのは、もう覚悟があったのだな…と
思いました。

鹿児島市内や錦江湾、そして桜島を
眺めるのには最高の場所です。
市内からは遊歩道などで登って来る事が
出来ます。
展望台の辺りは森になっていて
ここは、天然記念物の指定も
受けているそうです。

お天気が良ければ霧島や開聞岳も
見えるそうです。

午後に訪ねたので、桜島が起伏まで
くっきりと見えました。

義弟である島津久光とその息子で
家督を継いだ忠義により祀られた
そうですが、孝明天皇の勅命により
「照国大明神」の神号を賜り改めて
祀られたのが創祀だそうです。

境内には、面白い形に剪定された
イヌマキの木があります。
「斉鶴」と名付けられたのは
斉彬の「斉」と、両翼を広げた「鶴」を
イメージするその姿に由来するそうです。
境内の中心にあり、青々とした葉が
とても美しいです。

境内にある宝物館も見応えがあります。
時間のある方は必見です。

イスパニアの宣教師フランシスコ
ザビエルは鹿児島で約1年を過ごし
キリスト教を始め色々な異文化を
伝えたそうです。

明治時代に日本最初の仏和辞典を作成
したラゲ神父が、ザビエルの功績を
讃えて建てたザビエル教会は先の大戦で
焼失、その石造りの旧聖堂の一部と
ザビエルの胸像がザビエル公園内に
残されています。

又、薩摩人ヤジロウ、ベルナルドと
ザビエル 3人の像は等身大だそうで
その傍に立っています。

旧聖堂の壁の彫刻が素晴らしいのですが
午後は逆光になる為、お写真撮るのが
難しかったです。

国内の歴史上の人物でのランキングで
いつも上位に上がるひとりだと
思いますが、それが我が故郷出身と
なると地元の方の愛情は「尊敬」や
「誇り」に変わるのだと目の当たりに
感じました。

信号を挟んで、西郷さんと一緒に写真が
撮れる撮影スポットまであります。

西南の役で国賊扱いになり、その後
許されて故郷に銅像を建てるにあたり
晴れて軍服姿で建てられたのが
地元の方にとっても、とても嬉しかった
そうです。
街の中心、お城のあった城山近くに
ある事もその現れでしょうか。。
でも、西郷さんってこんな顔なん？！

西郷隆盛さぁや、大久保利通さぁの様に
全面的な表には出てきませんが
この方がいらっしゃらなかったら
明治維新はあったでしょうか。。と
思う働きをされた方です。
薩摩藩の家老であった方。

西郷さんも写真が無いそうですが
小松帯刀氏も写真や、書など余り資料が
無い方とボランティアガイドさんに
伺いました。本人が嫌われたそうです。

「縁の下の力持ち」に徹した方だった
様です。そう思ってみたせいか
お顔を拝見しても、控え目な印象を
受けました。

薩摩の郷土料理が頂けるお店と探して
黒豚以外〔前日に頂いた為〕の
メニューを探しました。

手作りの薩摩揚やきびなごの刺身が
入った「さつま上膳」を頂くことに。。
前日までの予約が要る「酒寿司」の
セットでお願いしました。

薩摩揚やきびなごは期待通りのお味
でした。酒寿司はばら寿司にお酒を
振りかけたくらいの感じで
アルコールが飛んでいないお酒の味が
しました。

見た目も美しくどのお料理も美味し
かったです。

列強が攻めて来るとまた第28代薩摩藩主
島津斉彬が時代を先駆けて、造船
製鉄などと色々な技術を試行錯誤した
工場が集成館。
日本最古の石造りの工場だそうです。

現在では、その島津家の歴史や
集成館で得た技術などの紹介をしている
資料館です。
見応えあります。

初代の島津忠久公から歴代の藩主と
16代藩主の娘 亀寿姫を祀る
島津家を主祭神とする神社。
仲が悪かったとされる斉興・斉彬親子も
一緒に祀られています。

仙巌園入口の奥にある鳥居が鶴嶺神社です。

藩主と共に祀られるってどんな人？
と思った亀寿姫は、絶世の美女だった様で
親戚の島津家に嫁ぐも、豊臣秀吉の人質
として上洛。
数奇な運命を送った様です。
亀寿姫は「御上さま」と呼ばれるくらい
政治的にも影響力があったようです。
法名から持明院様(じめさあ)と
親しまれているそうです。

御殿のお庭に置かれた東屋です。
最初は曲線が美しい桟に
目が行きましたが、近付いてみると
東屋の床にタイルが貼ってあり
珍しいなぁと…

異国情緒漂うこの東屋は、第19代藩主
光久の時代に、琉球王から献上された
物だとか。。
秦の阿房宮の床瓦を模して造られた
床のタイルが珍しいものだとの解説も
ありました。

ここで、歴代の藩主と琉球王の使いが
会われたり、勝海舟と島津斉彬が
会談した場所でもあるそうです。

広大な仙巌園の中でも、桜島のベスト
ポジションをキープしている御殿です。

島津斉彬から家督を継いだ 第29代の
島津忠義はここに住んだそうです。

風水を取り入れた庭の中央に主人の
寝所があり、良い気が入る様に工夫
されています。

又、１日の殆どを過ごしたという
主人の部屋からは、桜島がバッチリ！
お殿様の席に座らせてもらい
お殿様目線で眺める事も出来ます。
本当に一日中観ていても飽きない
美しさでした。

朱塗りの赤が目立つ綺麗な門です。
明治28年に正門が建てられるまで
仙巌園の正門だったそうです。
と言っても通れるのは
藩主とその長男のみだったそうですが…

薩摩藩特産の錫が屋根に使われており
その名前がついた様です。
そして、驚いたのが漢方医の手で
毎日清掃されていたということ。
錫って扱いの難しい金属だったかな？！
と思いながらくぐって来ました。

仙巌園の正門です。
第29代の当主 薩摩忠義により建てられた
そうです。
江戸時代、島津家の別邸だった仙巌園
ですが、明治に入り廃藩置県で城から
出た後は、この仙巌園に居を構えた
そうです。

樟〔くすのき〕で出来た無彩の門
屋根の裏には、丸に十字と、桐の紋が
刻まれています。どちらも島津家の
家紋だそうです。

派手さはありませんが、大きな武家
らしい門です。

幕末、先見の明があった藩主 斉彬
が外国から攻められた時の為に
鉄製の大砲が必要になると考え
造らせたもの。

とはいえ、当時の日本には無い技術で
オランダの文献を参考に造られた
当時日本には二つしか無かった
建造物だそうです。

造らせた方も、造った方も
凄すぎます！

鹿児島中央駅前から観光循環バスで
約40分、折り返し地点でもあります。

広大な敷地の薩摩藩 島津家の別邸で
斉彬の時代に出来た集成館や
島津家を祀る鶴嶺神社などが敷地内に
あります。

とにかく手入れのされたお庭の
美しさと、桜島の眺めが最高です。
一日中変わりゆく桜島の姿を
眺めているのも良いなぁ ♪
と、思える場所でした。

薩摩ブランドショップというお店が
園内にあり、薩摩切子・屋久杉製品
薩摩焼をギャラリーの様に展示販売
されていました。
正直、高額ですが奮発する価値ありと
感じた私です。
お金貯めて又訪ねたいです。^^

明治政府の要職を辞した西郷隆盛が
帰郷後に建てた「私学校」の跡です。

武士としてしか生きられなかった
若い薩摩武士達の未来を拓く為に
起こしたものであったはずなのに
反政府活動の巣窟の様な扱いを
されたのが、西南の役の際に
撃ち込まれた今も石塀に残る
砲弾の数を見るとわかります。

シティビューで通り掛かったので
私学校についての解説もありました。

生々しい戦いの跡を思わせる
銃弾痕はバスの車窓からでも
見つける事が出来ました。
又その数の多いこと！
戦いの激しさも、観て取る事ができ
何とも言えない気持ちになりました。

この辺り、西郷隆盛が建てた私学校跡
でもあるため、余計に胸が詰まりました。

観光地を循環するシティビューバスと
鹿児島市交通局の市バス全線、市電にも
乗れるというお得なチケットです。

シティビューは30分に一本の割合で
循環しています。
いわさき交通の観光循環バスが20分毎に
来るので間違って乗ってしまいそうです。
私の場合、乗れないと知っていたにも
関わらず、バス乗車口の案内が乗れると
書いてある様に見え乗ってしまいました。
別料金を取られますので、お気をつけ
下さい。

3タイプの化粧バスでやって来ますが
普通の市バスが来ることもありました。
観光客には便利だと思います。

珍しい立ち方のこの鳥居は
『夫婦の鳥居』とも呼ばれている
そうです。と言う訳で縁結びの
神様でもあるそうな。。

諏訪神社は、出雲大社の祭神である
大国主命の二人の息子
建御名方命（タケミナカタノミコト）
と、事代主命（コトシロヌシノミコト）
が祀られています。

大国主命は縁結びや子宝などのご利益で
知られていますが、息子の神様も
同じご利益をもっていらっしゃる様です。

左から入って右から出るのが正しい
参拝の仕方です。とガイドさんが仰った
途端、神社の方が右から入られて
ちょっと変な空気が流れた一瞬でした。^^