ナツメロ大王さんのクチコミ(379ページ)全9,711件

満州時代の大連市役所は中山広場にありますが、現在の大連市役所はこちらになります。満州国のあった時代には関東庁庁舎として使われていた建物です。威圧するような外観は現在の政権と相性が良いのか、大連市役所として活躍しています。

大連の人民広場は、その名前とは裏腹に、周りを厳つい建物に取り囲まれています。この公安局の建物はその最たるもので、満州がこの地にあった時から治安当局が使っていた建物です。そのためか芝生の広場も以外と市民の姿は少ないですね。人民路の向かいに広がるエリアで大連市民は憩いの時を過ごしていました。

地下鉄二号線の人民広場駅から歩きましたが、近くに見えて以外と距離がありますので、バス利用がお勧めです。私が訪問した際には、丁度ローラースケート教室が開かれており、大勢の子供達が参加していました。この広場だけでは物足りないですが、周りに新しいショッピングモールが有りますので、それらと併せて訪問すると良いでしょう。

児童公園のすぐ南に、嘗て楓街と呼ばれていた日本風情街があります。今は多くが取り壊され、富裕層向けの戸建て住宅街に生まれ変わりつつあります。古い日本式家屋も僅かですが残っていますし、カフェなどに改装されて利用されている建物もあります。

労働公園からのアクセスが便利ですが、眺めるだけであれば人民広場からでも全体が美しく見えます。四半世紀ほど前に建てられた塔で、緑豊かな中に高層ビルが林立する大連の街と、クレーンが立ち並ぶ大連港とを眼下に望むことができます。

元関東軍司令部跡で、丁度旅順博物館の向かいに建つ黄色の外壁が美しい建物です。私が訪問した時は生憎閉館となっており、見学はできませんでした。旅順や大連の地元の人は日本人に対して友好的、もしくは理性的な態度をとっている方が多いように感じますが、反日教育を受けた気の毒な世代の方の中には理性的ではない方もいます。旅順に限らず中国では最低限の用心はした方が良いでしょう。

旅順攻略作戦を率いた陸軍の乃木希典と、日本海海戦で日本を勝利に導いた東郷平八郎とがイニシアティブをとり、日露戦争終結後に建てた慰霊塔です。小高い丘の上に建つ高さ６０ｍを超える塔は、旅順の街を歩くと至る処で目に飛び込んできます。この塔からは旅順港を見渡すことができ、日露の戦いの中で散った多くの若者らの尊い犠牲を決して忘れない、そんな陸海二大将の思いを感じることができます。

裁判所や市役所などの建物に囲まれた、緑鮮やかな芝生の広場です。正面には大連市役所として使われている旧関東州庁舎が、両脇には公安局や裁判所の建物が建ち、行政の中枢として使われてきたことが分かります。中山広場から西へ伸びる中山路という幹線道路に面しているため、バスでのアクセスも非常に便利です。

大連駅の南側にあるショップング街で、種々雑多なものを販売していて日本でいうアメ横とも少し似たような場所です。携帯電話関連の店や衣料品関係が多いですが、中には小吃のお店もあって、少しお腹が空いたような時には気軽に購入できます。

1904年、日露戦争の旅順をめぐる攻防戦の激戦地です。旅順の中心から５路のバスでアクセスも可能ですが、バスの停留所から風景区まで片道900ｍの道を歩く必要があるので、タクシーをチャーターしました。往復50元弱で、時間も相当節約できました。風景区からは豊かな緑で覆われた山道を１０分ほど登ると、爾霊山（er ling shan)と書かれた弾丸の形をした慰霊碑が立っています。203の中国語読み（er ling san)に近いことからこの文字が充てられたとも言われています。この慰霊碑から南に目をやると、旅順港が丸見えです。まさに「203高地」の映画や、司馬遼太郎の「坂の上の雲」にある通り、「そこから旅順港が見えるか？」「丸見えであります！」。

中国東北区の海の玄関口で、今でも世界有数の貿易港となっています。山東省の煙台方面や韓国のソウルとはフェリーで往来することも出来るとのこと。免税品売り場のような建物がありますが、お客がいるようにも見えなかったので、そうしたフェリーが接岸した時のみ営業しているのかもしれません。

新疆で発見されたミイラをはじめ、中国や韓国、日本の焼き物などの充実した展示物を、ゆったりとした歴史的建築物の中で鑑賞することが出来ます。木製の陳列ケースには桜の紋章が入っています。1904年から1905年にかけて行われた日ロ戦争直後に建てられた建物自体も見応え十分です。

中山広場から歩いてすぐの場所にあり、飲食店や旅行者でも使える商店が狭いエリアにまとまっており、利用価値が高いです。また、多くの路線バスが通りますので、市内を歩き回る時にも非常に便利です。地下鉄２号線も乗り入れていますから、空港からも乗り換えなしでアクセスできます。

大連の中山広場から北西にあるロシア風情街に向かう途中にある、食べ歩きの楽しい横丁です。ロシア風情街は器（建物）だけで内実にロシアの雰囲気がまったく感じられず、些か期待はずれでしたが、こちらは中国らしい屋台街で、以外と楽しめました。

日露戦争の激戦地でコンクリートの要塞跡が残ります。２０世紀初頭の１９０４年、有名な２０３高地をめぐる攻防も含め、旅順攻略作戦の中では何万人という若い命が失われました。司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」や、1980年の映画「２０３高地」、2009年から放送されたNHKドラマ「坂の上の雲」などを通じて、この東鶏冠山北堡塁は私たち日本人には良く知られています。
丁度中国のおばさんグループが旅行に訪れており、大砲と一緒に写真を写していました。掛け声は、「向日本鬼子、開炮！　日本野郎に向かって、撃て！」でした。抗日ドラマの見すぎなのか、はたまた抗日ドラマ自体が、日本人にとっての「水戸黄門」と同様史実を二の次にした娯楽番組なのかもしれません・・・。

ロシア風情街と言っても店先にはチョコレートとマトリョーシカ位しかロシアを感じるものはありません。他はハムや腸詰めといった大連の特産品ばかりです。ロシア時代の建物がいくつか残っているから「ロシア風情街」と名前を付けたのでしょうが、中身が伴っていないようで見掛け倒しです。

大連中心部からバスで簡単にアクセスできます。近くにある星海広場と併せて訪問しても良いです。海岸に面した公園で、私が行った日は丁度お天気も良かったため普通の大連市民が家族やカップルで大勢訪れ、ダンスをしたり音楽を楽しんだりと思い思いの時間を過ごしていました。

中山広場のロータリーを挟んで大連賓館（旧ヤマトホテル）の丁度向かいにある、こぶりであってもバランスの取れた建物です。鉄道網と経済圏とが密接なつながりを持っており、２０世紀初めからここ大連は満州（現中国東北部）を日本・世界と結ぶ役割を担っていました。そうした時代の経済活動を支えていた銀行の一つであると考えると、非常に興味深いです。

嘗ての満州鉄道大和ホテルは、その重厚さ故に多くの中国人旅行者も訪れるスポットとなっています。１Fロビーにはホテルから見た中山公園の古い写真などが飾られていますし、柱や壁面の彫刻なども見応えがあります。

大連のへそ。嘗ての大和ホテルや大連市役所の建物が残ります。大連空港から地下鉄二号線に乗ると40分ほどで到着します。円形の広場を囲んで９０年から１００年ほど前に建てられた建物が建ち並び、その後ろに高層ビルが林立する興味深い景観が楽しめます。