ナツメロ大王さんのクチコミ(139ページ)全9,711件

長崎平和公園の高台ではなく南の「祈りのゾーン」にある、黒い御影石を使ったオブジェが、爆心地を示していました。8月9日に一瞬にしてそれまでの生活を奪われた数多の御霊に思いを馳せました。装飾を排したシンプルさで、祈りの場にふさわしい雰囲気でした。

長崎の浦上にある平和公園を訪れた際、祈念像の両脇に一対の「折鶴の塔」が建っていました。近づくと色とりどりの折鶴がかけられていました。きっと時に切なく無力感にも苛まれながらも、平和への願いをこめて鶴を折った一人一人の存在が貴重だと思いました。

長崎の平和公園の平和の泉を過ぎて右手に、立派な青銅製の鐘が建っていました。多くの花が供えてあり、支柱には原爆の絵とその説明文がはられていて、ビジュアルに訴えることで多くの人に長崎で起きた出来事を伝えられるよう工夫されていました。

長崎市の中心部から、路面電車に乗って平和公園駅で下車、長いエスカレーターに乗って小高い丘を上がった先にある平和公園を訪れました。かつて刑務所があった場所で、爆心地からほど近いため、一瞬にして大勢の方の命が失われたそうです。平和への思いを込めたおりづるの塔や、青銅色の祈念像などがあり、静かに鎮魂の祈りをささげる場所だともいました。午前の早い時間でしたが、修学旅行と思しき中学生が一生懸命にガイドさんの話に耳を傾けている姿が印象的でした。

路面電車の平和公園駅をおり、エスカレーターを上がった先にある平和公園にたどり着きました。公園に入ってすぐの場所に綺麗な噴水があり、それが平和の泉です。原爆の炎に大勢の人間が生きたまま焼かれ、水を求めてさまよい歩いたそうです。そのようにして落命した数多の霊を鎮めるため、ここに作られたとのこと。あぶらの浮いた水さえも口にせざる得ないほど、熱さに苦しんだ犠牲者の姿を描写する文章が、平和の泉の中心の碑文に刻まれていて、その様子を想像すると心が締め付けられる思いがしました。

平和公園の特徴的な祈念像の前に広がるスペースが、かつて長崎刑務所浦上刑務支所の跡地で、基礎の部分など今でもところどころに残っていました。コンクリートの中から折れ曲がった鉄筋が顔を出した場所もあり、この至近の場所で炸裂した原爆の恐ろしさを感じました。説明書きには、朝鮮人や中国人を含む受刑者や職員、その家族らが一瞬にして命を落としたと記載されていました。これも貴重な戦争史跡だと思いました。

長崎を訪れた際、路面電車に乗って平和公園を訪れました。広島の平和記念公園ほどではないですが、丘陵地の多い長崎にあっては広く平坦な公園の奥に、仏陀を彷彿とさせるような顔のブロンズ像が見てきました。近くまで行くと目を閉じた大らかな表情をして、右手で天を指さし左手を平らに伸ばした独特の姿で、一度見ると忘れられない鮮烈な印象を受けました。

河北省にある「全国重点文物保護単位（日本の国宝）」に指定されている古塔で、石家庄の空港から毎日数本の定州行きのバスでアクセスが可能です。今から1000年ほど前に建てられた仏塔は高さ83mほどあり、中国でも最も高い塔の一つとして知られています。1961年には「全国重点文物保護単位（日本でいう国宝）」に第一次指定された文物の一つです。他には故宮や西安の大雁塔などが同時に指定されています。こうした点から見ても、中国を代表する古建築の一つであることが分かります。また、2020年までは塔の内部の保護調査活動が行われており、残念ながら中には入れませんが、塔の北側の広大なエリアが公園として整備されており、塔の全体を思う存分眺めることが出来ました。

石家庄の保定市を代表する古建築の一つです。金の時代（13世紀ころ）に創建されたお寺ですが、南北にいくつもの建物が奥に行くにしたがって高さを増しながら連なり、あたかも丘に上がった戦艦のようでした。急な石段を上った先には3層の楼閣がそびえており見ごたえがありました。

河北省の保定市曲陽県を代表する名跡で、北魏の時代に創建され、明・清の時代に整備され今の形となりました。北岳を崇拝する廟とのこと。赤い門をくぐると広大な敷地が北に向かって広がり、左右には皇帝に因んだ碑文やそれを治める堂宇が建ち、中心に伸びる石畳の先には均整のとれた「徳寧之殿」という13世紀に建てらえた本堂がどっしりとした姿を見せていました。堂内に入ると、壁面に残る装飾や天井の梁や、がっしりとした柱など壮観で実に見ごたえがありました。アクセスは石家庄の空港から保定市に直行バスで向かい、曲陽県へのバスに乗る方法か、石家庄駅ないし北京南駅から高速鉄道（中国新幹線）で保定東駅に向かい、そこからバスターミナルへ移動、曲陽県行きのバスに乗り換えることになります。曲陽県のバスターミナルから北岳廟までは近いので、タクシーや路線バスで15分ほどで到着できます。

五代十国と言われる10世紀に建てられた、中国でも非常に歴史の古い文廟です。遣唐使らが活躍した時代とも近く、シンプルで力強い軒先の垂木や肘木の構造など、興味深く見学しました。観光の主要ルートからは少し西に外れるので、訪れる人もまばらでのんびり見学できました。

空港からほど近い石家庄正定県旧市街の正門がこちら。石家庄市の地下鉄北宋駅で下車、近くのバス停から観光1路に乗車。30分ほど北に向かって走っていくと、正定県旧市街の入り口である南門に到着しました。バス停の周りは広い面積の駐車場が出来ており、マイカーで訪れた人達が大勢散策していました。この南門は西安の城門ほど大きくはないですが、中国らしい城壁（一部は復元）と相まって旅情を掻き立ててくれました。

今はまだ2路線です。社内ではWifiも使えますし、チケット購入は現金以外にもアリペイやウィーチャットペイも使えます。また、日本ではいまだにJRも私鉄も警備員が細くて狭い駅のホームで大声で呼びかけるなど、人海戦術で安全確保の業務を進めている駅が多いですが、こちらはホームドアが当たり前で、安全も確保されています。日本だと一人一人の自覚に訴えるスタイルが主流ですが、人口も多く社会の発展レベルの異なる様々な地域からの人が交わる中国では、大勢の人間をさばけるよう、また飛び込み自殺がしにくいよう合理的に設計されています。

南京駅から通じる南北に走る地下鉄1号線と、南京博物館方面に向かう際に便利な東西に走る２号線の乗換駅で、大型のショッピングモールが何軒も集まります。駅から西南方面に出ると東宝福来徳というモールがあり、大型の無印良品のお店が入っていました。観光でも買い物でも使い勝手の良い駅の一つです。

五台山風景区から車で1時間ほど離れた場所にある古刹です。風景区内のホテル前からタクシーを手配、片道1時間ほど山道を走り漸くたどり着くことが出来ました。北魏の時代に建てられた六角形をした小ぶりの祖師塔、文殊院、唐の時代の貴重な東大殿など、見ごたえがありました。また、五台山風景区の中心に比べてはるかに観光客も少なく、馥郁とした花の香が漂う境内を散策することが出来ました。

洛陽にある白馬寺と並び、中国でも古い時代に創建された寺院とされています。銅殿と言われる金箔の張られた堂宇や、梁の無い無量殿などの見ごたえのある建築が山の斜面を使って重層的に折り重なる姿は非常に壮観でした。ただ、旅行シーズンでもあり大勢の観光客で境内がごった返していてあまり落ち着けませんでした。

山西省を代表する観光地の一つである五台山に行ってきました。バスで訪れたのですが、五台山風景区の入り口で全員一度バスをおり、ヴィジターセンターで風景区の24時間有効のチケットを購入、裏口を抜けて道路に戻ると乗ってきたバスが待ち構えており、それに再度乗車。風景区中心にあるバスターミナルまで運んでくれます。ここからは徒歩で20分ほどで、有名な塔院寺や顕通寺が並び立つ見ごたえあるエリアに至ることが出来ました。とりわけ50ｍほどの白い塔の目立つ風景は、五台山のシンボルともいえる風景で、見ごたえがありました。

南京西路の駅を降りてすぐ。テスラのショールームのすぐ近くにあるスターバックスは、オープンしたての頃は話題性もあって注文するのも大変が程でしたが、一年を経てお客さんも以前ほど多くなく、落ち着いてコーヒーが楽しめました。工場かビールの醸造所のような雰囲気の内装も見ごたえがありました。

つけ麺で有名なお店のようですが、私は友人と夜利用したので居酒屋としての利用でした。ゴーヤチャンプルーや焼き鳥の盛り合わせといった御馴染みのメニューが多く、気軽に利用できました。日本以上に物価の高い上海ですが、200元（約3300円）位で十分お腹一杯になりました。

常州駅の東南に見えるビルのような仏塔が気になり、思い切って訪問してみました。天寧寺自体は常州でも最も有名な歴史ある名刹らしいのですが、この仏塔は案の定コンクリート造りで、外観だけ仏塔を模したビルでした。仏像も敬虔な宗教心を催す神々しさは微塵も感じませんでした。それでいて入場料は80元（約1300円！）、法隆寺の二倍ですから驚きました。