2023/08/20 - 2023/08/22
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【七十二候・蒙霧升降(ふかいきり まいおりる):志賀高原で母の思い出につながる山母子(やまははこ)の花を見つけた!】
産経新聞に、今週は【七十二候・蒙霧升降(ふかいきり まいおりる)・・・森や水辺で白い霧がまとわりつくように立ちこめる、8月18日~22日)】と小さく載っていた。
志賀高原の旅も本編で3つ目になる。
先に掲載したのは以下の2編、
20230913:七十二候・蒙霧升降(ふかいきり まいおりる):志賀高原に残る伝説・大沼池の大蛇と黒姫の物語
20230923:七十二候・蒙霧升降(ふかいきり まいおりる):かつて華やかな時代もあった志賀高原歴史記念館(旧志賀高原ホテル)の見学
本編は8月21日、22日と旅の2日、3日目は宿泊先の白樺荘からも徒歩で行ける「志賀高原の蓮池」を巡り、池周辺に咲く花々を楽しんだ。
その時、志賀の伝説を祀る大蛇神社に参詣し、偶々、志賀高原総合会館98を訪れた際に、母の思い出につながる山母子(やまははこ)の花を見つけた!
本編の写真掲載の順序は、最初に思い入れのある山母子(やまははこ)の花にした。
写真は志賀高原総合会館98前で見つけた山母子(やまははこ)の花。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<2023年8月20日(日)~22日(火)、志賀高原の旅>
宿泊先:ホテル白樺荘(2泊)
長野県下高井郡山ノ内町志賀高原蓮池(平穏7148)
Tel:0269-34-3311
8月半ば過ぎ、長女宅の年長の孫娘(大学1年)が夏合宿中の志賀高原に、娘と下の孫娘に誘われて行ってきました。ファゴット奏者として入団したての吹奏楽団のカレッジコンサートが21日に行われるという事で、それに誘われたわけです。
その志賀高原で、「山母子(ヤマハハコ)」の群生に出会いました。
母静子の遺品である日記に挟まれていた「那須の山母子」を以前、見つけて、家内が押し花にして残していた(後掲)。
写真は志賀高原:白樺荘の周辺Map -
標高差のある高山地帯には様々な花々を見ることができると云う。
写真は志賀高原の花々(標高差のある里山から高山植物の花) -
<8月22日(火)、晴>
志賀の伝説を祀る大蛇神社に参詣し、偶々、志賀高原総合会館98を訪れた際に、母の思い出につながる山母子(やまははこ)の花を見つけた!
写真は志賀高原総合会館98の自然保護センターなどの施設の入口
*志賀高原総合会館98(長野県下高井郡山ノ内町平穏7148 志賀高原蓮池
電話:0269-34-3098)の自然保護センターなどの施設の入口。
*「志賀高原総合会館98」は1998年長野冬季オリンピックの年にオープンした。
志賀高原総合会館98、
志賀高原自然保護センター、
長野オリンピックパラリンピック記念館、
志賀高原観光協会、
志賀高原索道協会、
志賀高原ガイド組合、
岳南広域消防本部志賀高原分遣所からなある複合施設です。
志賀高原総合会館98は世界的音楽指揮者「小澤征爾」氏監修のもと完成された音楽ホールは各種音楽コンサート等に幅広く活用されています。
1200名収容可能な98ホールは、音楽コンサートやレセプションパーティー会場、ロールバック客席を収納すればスポーツ合宿等にご利用いただけます。
(上信越高原国立公園 志賀高原の公式サイト引用)志賀高原総合会館98 名所・史跡
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22日は旅の最終日。この日は娘達がロープウェイ(ゴンドラ)に乗るというので、高所恐怖症の私は辞退して、その間、蓮池傍の山の駅や大蛇神社、志賀高原総合会館98の様々な施設を見学して待つことにしました。
写真は「志賀高原の山の駅」で写した高山の花々・・・一番下中央に赤枠した写真が山母子の花である。 -
偶々、志賀高原総合会館98を訪れた際に、母の思い出につながる山母子(やまははこ)の花を見つけた!
写真は志賀高原:石段の隅に咲く山母子(やまははこ)の花 -
その総合会館98傍の階段で「山母子(ヤマハハコ)」を発見したのです。
階段の両側に小さく隠れるように咲いていました。
写真は志賀高原:山母子(やまははこ)の花を近接して撮った。 -
写真は志賀高原の花々(亜高山帯の花・・下から2段目の左から2番目の赤枠は山母子の花)
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道を辿りつつ、昨日のコンサートホールの入口まで歩いて行くと、エントランスポーチ前の一角に「山母子」の一群を見つけた。
なんと元気で美しい立ち姿なのだと驚きました。
写真は志賀高原総合会館98前に群生していた山母子(やまははこ)の花 -
イチオシ
写真は志賀高原総合会館98前に群生していた山母子(やまははこ)の花
【山母子(やまははこ)の名前の由来】
山地に生える。葉は細長い。白いドライフラワー状の花の真ん中にちょっとだけ見える黄色の花がある。
花言葉:親子愛という。
「ヤマハハコ」という名前は、春の七草のひとつ「ハハコグサ(ゴギョウ)」に似ていることが由来と云われている。
一方で学名のAnaphalis margaritaceaはギリシャ語で「真珠」を意味している。
ヤマハハコの蕾は輝くような純白色をしており、まさに真珠のような見た目からこの名前がつけられた。
キク科の多年草で、北海道、本州中部以北の山地の乾いた草地に生える。
高さは30~80cmになる。茎と葉の裏に白い綿毛を密生。葉は線状披針形で基部は茎を抱く。雌雄異株。夏から秋にかけ、茎頂に小枝を分け、径約1cmの頭状花を多数つける。総苞片は銀白色を帯び花より目立つ。
〔日本植物名彙(1884)〕
・・・・・ -
イチオシ
我が家の「山母子(やまははこ)の花」は、母静子の遺品である日記に挟まって見つかりました。
母静子は戦前の若い頃、皇后宮に7年間(大正14年・1925年~昭和7年・1932年)奉職していた。夏には「那須の御用邸」に香淳皇后(こうじゅんこうごう、1903年~2000年、第124代昭和天皇の皇后、諱(いみな)は良子(ながこ)と称した)に附きしたがい、多分、御用邸近辺で「山母子」を採取したようです。
写真は「母の遺品」の日記に挟まっていた山母子(やまははこ)の花 -
私がまだ3つの頃、39歳で急逝した母の遺品でもあり、大事に残したいと家内が記念に押し花作品にしたて、今も額に入れて部屋に飾っています。
母の弟の娘=従妹(我が家の語り部で家族史にも詳しい)がこれを知り、この写真が欲しいと言ってきたことがある。
我が家の語り部に対する形見分けのように、押し花作品の写真を送ったこともありました。
写真は「母の遺品」:家内が山母子(やまははこ)の花を押し花にした額 -
写真は母静子の遺影(1947年・昭和22年2月3日急逝、享年39歳ですから、私自身は既に母の倍を生きたことになる)
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那須の御用邸にて(1929年・昭和4年6月)撮られた集合写真。
最後列に(母の斜め左)*河井 彌八 皇后宮大夫(かわい やはち こうごうぐうだいぶ)、中山氏、
3列目に香淳皇后(こうじゅんこうごう)附女官たち、左から山口、母静子、久松、?、右端が内大臣秘書官、
2列目にも皇后附女官たちが居られ、左から須藤、永田、五十嵐、
1列目は左から佐藤、万里小路ソデ(までのこうじ そで・・・万里小路正秀男爵の令嬢、猪野毛利栄政務官夫人)、
女官長心得 竹屋志計子(たけや しげこ・・・竹屋光昭子爵の令嬢:後に 香淳皇后 の 女官長、姉は 貞明皇后 の 典侍(てんじ) を務めた 竹屋津根子たけや つねこ)、高木御用掛け。
(上述の方々は母静子の日記にもその名が登場する)
写真は母静子・那須の御用邸にて(1929年・昭和4年6月) -
*河井 彌八(かわい やはち、1877年(明治10年)~1960年(昭和35年)、享年83歳)は、日本の官僚・政治家。静岡県出身。
1930年から7年間にわたって皇后宮大夫(こうごうぐうだいぶ:皇后宮職の長)兼侍従次長として昭和天皇・香淳皇后の側近として仕えた。
後、貴族院議員を9年ほど勤め、戦後の第1回参議院議員通常選挙に出馬し当選した。1953年、第4代参議院議長に就任。
没後に従二位・勲一等旭日桐花大綬章が授章された。(Wiki参考)
写真は山母子(やまははこ)の花 -
写真は「志賀高原総合会館98」・志賀高原自然保護センターに展示されていた高山地帯の花々の写真集・・・山母子の花は無かったが。
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イチオシ
<8月20日(日)>
志賀高原の蓮池はいろんな姿を見せてくれる。
写真は志賀高原の蓮池:雷雨の後の虹 -
<8月21日(月)、晴>
ホテル白樺荘で朝食を食べ、ゆっくりしてから蓮池ひろばに。
10時半、大きな志賀高原の看板前で、3人で写真を撮る。
写真は志賀高原の看板前:左から家内、私、孫娘と並ぶ。孫娘は私並みに大きくなった。 -
停留所のある蓮池ひろばから振り返ると、宿泊先のホテル白樺荘がある。
志賀高原の紅葉は蓮池が絶景!だと云う。今はまだ早い。
池を一周できる遊歩道(0.3km、約8分とMapにあったが、もう少しあるように思えた)があり、池にはスイレンの小さな花や蒲(がま)の穂が見え、トンボが飛んでいた。
写真は志賀高原の蓮池:停留所のある蓮池ひろば -
写真は志賀高原の蓮池:蓮池前の白クローバー
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古いアルバムで志賀高原の蓮池を見つけたが、若い頃の私共が長女を連れてボートに乗っていた写真があった。
かつてはスイレンやガマの穂は無かったのだろう。
写真は志賀高原蓮池:8月21日10:32 スイレンの小さな花や蒲(がま)の穂が見える。蓮池(長野県山ノ内町) 自然・景勝地
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写真は志賀高原の蓮池:水草である蒲(がま)の穂が目立っている。
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写真は志賀高原の蓮池:スイレン(ヒツジグサ)の花が咲いている。
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写真は志賀高原の蓮池:?の花か
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写真は志賀高原の蓮池:8月21日10:36 高原バスと入道雲
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写真は志賀高原の蓮池:夏場の入道雲
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写真は志賀高原の蓮池:8月21日10:37 高原バスやロープウエイの駅もある「山の駅」(右手の建物)に向かって蓮池の遊歩道を歩く。
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写真は志賀高原の蓮池:娘が指をさす帽子に赤トンボがトマッタ。
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写真は志賀高原の蓮池:娘の帽子に赤トンボがトマッタ。
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写真は志賀高原の蓮池:チョウチョ?
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写真は志賀高原の蓮池:アキノキリンソウ
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写真は志賀高原の蓮池:野アザミ
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写真は志賀高原の蓮池:8月21日10:43 山の駅から撮った蓮池
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写真は志賀高原の蓮池:対岸の道を行けば、元に戻る。
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志賀高原は標高1,500m~2,040mの高原だと云う。
写真は蓮池園地案内図:湖や池、沼を巡るトレッキングコースが用意されている。 -
写真は蓮池園地案内図:湖や池、沼を巡るトレッキングコースが用意されている。
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写真は志賀高原の蓮池:8月21日10:46の山の駅から撮った蓮池と志賀レークホテル
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写真は志賀高原の292号線沿いで:ナナカマド
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写真は志賀高原の山の駅:ナデシコ
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<8月22日(火)、晴>
最終日、ホテル白樺荘で朝食を食べ、チェックアウトの後、荷物を預けた。
9:45に徒歩で蓮池周辺から志賀高原山の駅に行き、娘と孫娘が山の駅からゴンドラ(ゴールデンライン・・・高所恐怖症の私は辞退して)に乗るのを見送った。
11:30志賀高原山の駅のレストランで昼食を予定し、それまでにレストラン前に集合する事にした。
徒歩で再び蓮池周辺を歩き、10時、写真を撮った。
私共は山の駅からゴンドラ(ゴールデンライン)に乗るのを見送った後、
その近くの①大蛇神社、昨夜カレッジコンサートを聴いた②志賀高原総合会館98に行ってみた。
写真は志賀高原の蓮池:8月22日 9:46 飛行機雲が残る。 -
写真は志賀高原の蓮池:8月22日 9:48 撮影した飛行機雲と蓮池
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写真は志賀高原の蓮池:8月22日の蓮池
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写真は志賀高原の蓮池:8月22日スイレン
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イチオシ
写真は志賀高原の蓮池:8月22日スイレン
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写真は志賀高原の蓮池:8月22日、水草である蒲(がま)の穂
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写真は志賀高原の蓮池:8月22日、水草である蒲(がま)の穂
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写真は志賀高原の蓮池:8月22日、山の駅近くの娘と孫娘
志賀高原 山の駅 自然・景勝地
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イチオシ
写真は志賀高原の蓮池:8月22日、明るい光の下、昨日とはまた違った蓮池と志賀レークホテルの写真が撮れた。
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写真は志賀高原の蓮池:8月22日、10時前である。明るい光の下、昨日とはまた違った蓮池と志賀レークホテルの写真が撮れた。
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写真は志賀高原の花々(里山、池や湿原の花)
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写真は志賀高原の花々(高山帯の花)
(2023年9月30日:編集・追記)
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