2023/04/04 - 2023/04/04
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jijidarumaさん
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【七十二候・雷乃発声(かみなり すなわち こえをはっす):印西市の鳥見(とみ)神社・三度見の桜と吉高(よしたか)の大桜を期待して訪れた。】
産経新聞に今週は【七十二候・雷乃発声(かみなり すなわち こえをはっす、3月31日~4月4日)】であると小さく載っていた。
3月下旬以来、千葉の北総(ほくそう:主に千葉県北部地域)を走り、各地の桜見物をしている。
4月3日に匝瑳市「飯高の黄門桜」を訪ねたので、北総で知られた山桜は「三度見の桜」と「吉高(よしたか)の大桜」の二つが残っている。
それで、4月4日も同じように日帰りの桜巡りをした。
そして、これが最後の【桜だより】になった。
写真は印西市小林の鳥見(とみ)神社・「三度見の桜」
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
千葉の北総(ほくそう:主に千葉県北部地域)で知られた山桜の大木は、
匝瑳市「飯高の黄門桜」、
印西市小林の鳥見(とみ)神社・「三度見の桜」、
印西市吉高の「吉高(よしたか)の大桜」である。
その内、「飯高の黄門桜」は4月3日に訪れた。水戸黄門様ゆかりの、由緒ある一本桜として伝わるものだが、黄門桜は盛りにちょっと遅れたようで、葉桜になりつつあったが、花びらを見ると、まだまだ美しかった。
残る印西市小林の鳥見(とみ)神社・「三度見の桜」、印西市吉高の「吉高(よしたか)の大桜」も盛りを過ぎているかなと思いながらも、気持ちは期待して、4日に二つの山桜を訪れた。
写真は①吉高の大桜と③小林の鳥見(とみ)神社・三度見の桜の紹介パンフレットから:地図と満開時の様子。 -
<鳥見神社(とみじんじゃ)・「三度見の桜」>
〒270-1318 千葉県印西市小林2712
Tel0476-42-2358
樹齢約200年の山桜(オオシマザクラ)は印西市小林2712の小林鳥見神社裏手にあり(*道作(どうさく)古墳群・・・後述、小林寄り)、ヴィトラファーム敷地内に立つ。
写真は小林の鳥見神社・三度見の桜:神社の裏手にあるヴィトラファームの農地に咲く。 -
イチオシ
例年4月上旬に淡いブルーの花が開花し、徐々に花びらが白色になり、満開を迎えるころには見事なピンク色になる。
見ごろが三度訪れる事から、「三度見の桜」と呼ばれるようになった。
「三度見の桜」の大樹の足元からは幹が4本伸びているのが見える。農道に出て撮ってみると、4本の幹は一体化してしまい、こんもりとした山形の大きな樹形を作っている。近くに寄って花の様子を撮ったが、まだ綺麗に咲いている。
花弁も大きくて、まだまだ美しい。
これは丁度「満開」なのかもしれない。
「三度見の桜」と良き呼称がついた、樹齢約200年の山桜(オオシマザクラ)は、私共の期待に十分応えてくれたようだ。
写真は小林の鳥見神社・三度見の桜:農道に出て撮った。 -
写真は小林の鳥見神社・三度見の桜:この素晴らしい枝ぶり。
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近くに寄って花の様子を撮ったが、まだ綺麗に咲いている。
これは丁度「満開」なのかもしれない。
写真は小林の鳥見神社・三度見の桜:近くに寄った花の様子。 -
写真は小林の鳥見神社・三度見の桜:近くに寄った花の様子に満足する。
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大樹の足元からは幹が4本伸びているのが見える。
農道から見ると、4本の幹は一体化して、大きな樹形を作っている。
写真は小林の鳥見神社・三度見の桜:幹が4本伸びている。 -
写真は小林の鳥見神社・三度見の桜:幹が4本伸びている。
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写真は小林の鳥見神社傍:農地の山桜の先に咲いていたソメイヨシノも満開だ。
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写真は小林の鳥見神社・三度見の桜(印西トピックから)
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<鳥見神社(とみじんじゃ)>
〒270-1318 千葉県印西市小林2712
Tel:0476-42-2358
印西市小林の鳥見(とみ)神社の創建は、崇神(すじん)天皇の御宇5年(紀元前93年)と伝えられている。
御祭神は①饒速日命(にぎはやひのみこと:天孫降臨(てんそんこうりん:天孫の邇邇藝命(ににぎのみこと)が、天照大御神の神勅を受けて、葦原の中津国を治めるために、高天原から高千穂峰へあまくだったこと)とは別に大和国に降った神で、長髄彦(ながすねひこ)の妹を妻とする。後に神武天皇の東征の際、これに抵抗した長髄彦を討った)、②御炊屋姫命(みかしやひめ:饒速日命の妻)、③宇摩志眞知命(うましまみのみこと:饒速日命と御炊屋姫命との子)、④火産靈命(ほむすびのみこと:記紀神話における火の神)、⑤天日鷲命(あまのひわしのみこと:阿波国を開拓し、穀麻を植えて紡績の業を創始した阿波(あわ)の忌部氏(いんべし)の祖神)を祀っている。
敷地1,500坪の境内には本殿(銅板葺流造)、幣殿(亜鉛板葺切妻造)、拝殿(亜鉛板葺権現造)、社務所(瓦葺入母屋造)が建ち並んでいる。
下総台地上に点在する印西18ケ村の総社であったと云う。永禄11年(1570年)3月19日に千葉介胤冨が本殿・拝殿を改築した。
現存の社殿は安永6年(1777年)5月の造営で、境内の末社として、八坂神社・大鷲神社・東神社・道祖神社(二社)が祀られている。
写真は小林の鳥見神社:鳥居から本殿。 -
写真は小林の鳥見神社:周囲を鎮守の森に囲まれている本殿。
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写真は小林の鳥見神社:社伝の説明碑はまだ新しい。
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写真は小林の鳥見神社:高々とした大楠?
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写真は小林の鳥見神社:神社周辺の鎮守の森。
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写真は道作(どうさく)古墳群(印西市HPより)
*参考
【道作(どうさく)古墳群(道作1号墳・4号墳・5号墳)[印西市指定記念物(史跡)】
印西市小林字馬場2826-1、2826-5
指定年月日:平成26年3月24日
道作古墳群(どうさくこふんぐん)は前方後円墳7基、円墳14基、方墳1基の合計22基から構成される群集墳である。特に全長46m、高さ4mを測る1号墳は、印旛沼西岸域で最大の規模を有している。
調査の結果、周溝部から下総型埴輪の破片が見つかっており、築造は6世紀後半と考えられている。隣接する4号墳、5号墳も同一方向に主軸をとることからその陪塚と考えられ、被葬者同士の強い関係性を窺うことができる。
本古墳群は印旛沼の対岸に位置する大規模な群集墳である「龍角寺古墳群(りゅうかくじこふんぐん)」や「公津原古墳群(こうづはらこふんぐん)」などと並び、古墳時代後期から終末期にかけての当地域の様相を解明するための重要な古墳群といえる。 -
午後5時前に小林の鳥見神社を出発した。
「吉高(よしたか)の大桜」に着いた頃は5時15分、入る農道のガードマンもその守衛を止め、丁度大桜見物の人もいなくなるだろう時刻になった。
写真は吉高(よしたか)の大桜Map(いんざいパルケ -印西市の紹介)・・・臨時駐車場はMap中央にある印旛中央公園である。 -
イチオシ
昔々、あまり世に知られていない頃に、印西市の「小林牧場の桜」や「吉高の大桜」を子供たちもつれて見に来た事があった。
もう私にはセピア色した思い出になってしまったのだが、今はその時と様変わりで、桜の季節になると人々が桜を見に参集する。
そして手に手にカメラをもって写真撮影に専念している。
ただ農道が狭く、車がすれ違うのが困難(この為、道の入口にガードマンを配して通行を制限している)なので、桜見物の方は1.5km離れた「印旛中央公園」の駐車場に車を停めて、20分ほど歩かねばならない。
予想した通り、既にガードマンは撤収し、番小屋だけが道路わきにある。
道に入ると、直ぐ大桜が見えるかと思ったが、森蔭に入っているのか、見えない。
丁度やって来た地元の中学生に聞いてみると、まだ先らしい。
対向車が来るのを気にしながらそのまま進むと、「吉高の大桜」が右手に見えた。
そこは農道が少し切り込んでいて、やや道が広めになるので、そこに車を寄せて停めた。少し上がると畑地で、そこから「吉高の大桜」が見えて、3人の方が写真を撮っていた。
私も畑地に入らぬように手前に立ち、デジカメを少し拡大して、この写真を撮った。
私が停車した位置の後方100mに、小型車がこちらの様子を見て、私の車が動くのを待っている様子だった。
写真を1枚撮ってから、車を前に進めると、10mほど右手に小さな数台の駐車場があったが、いっぱいだった。
尚、*吉高(よしたか)の大桜の由来は、奈良時代和名抄に記されている下総国印波郡吉高郷とあり、古くからこの地は知られている郷の中心である須藤家(屋号 文左衛門)の氏神祠(うじしんし:ほこら)に植えられた「ヤマザクラ」である。
(文化財保護の会/吉高大桜を守る会)
*根元周囲は所有者須藤家の祭祀場(氏神うじかみ)として周辺より1mほど小高く塚状に盛土されており、良好な環境条件に恵まれて樹勢を拡大してきた。
(印西市教育委員会)
いやはや、やはり大変な場所だと思いつつ、車を前に進め、集落の狭く、曲がりくねった道を抜けて、成田の甚兵衛大橋に至る道路に出た。
写真は吉高の大桜:夕暮れも近い、遠めに撮った大桜、これが本日何とか撮った一枚だ。吉高の大桜 花見
-
<「吉高(よしたか)の大桜」:過去5年間の満開日(印西市HPより)>
平成30年4月2日~4月4日、
平成31年4月8日~4月12日、
令和2年3月28日~4月3日、
令和3年3月27日~3月30日、
令和4年4月8日~4月10日、
*令和5年4月5日(水曜日)午後、葉桜となりました
写真は印西市吉高の大桜20230405(印西市HPより) -
<吉高(よしたか)の大桜>
印西市吉高930
所有者:須藤家(屋号 文左衛門)
「吉高の大桜」は樹齢300年を超える孤高の一本桜(山桜)で、市の天然記念物に指定されている。「小林牧場の桜」と併せて、印西市の2大花見スポットと称されていると云う。
幹周囲6.85m、樹高10.6m、枝張最大幅25.8mを超える山桜で、満開した姿はピンクの小山のような景観で実に驚かされる。
例年、ソメイヨシノより1週間程度遅く開花し、満開の状態は2、3日しか続かないという山桜である。
写真は吉高の大桜:色をデジカメのオートでいじった大桜。
・・・・・
北総の大きな山桜、その代表的な3つは「黄門桜」、「三度見の桜」、「吉高の大桜」であるが、それぞれがちょっと目につかない農地にその長い寿命を誇っていた。
3つの山桜は皆、アクセスに困るぐらいの地にあったが、今の時代は丁度良いのだろう。
今年の桜探訪はこれで終わる。
来年は満開の季節に訪れたいがさて!
(2023年4月15日Wiki・HP参考、編集・追記)
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