2022/06/25 - 2022/06/25
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kojikojiさん
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「アンワインド ホテル&バー 小樽」での夜が明けました。早朝に目が覚めて屋上に出てみると朝日に輝く美しい海が見えました。左手には祝津へ続く海岸線の丘陵も見えます。昨日までの天気が嘘のような快晴で、午前5時でも日差しは強いです。ここまで6日間は怒涛の観光が続いていて、朝食も午前7時前後に摂ることが多かったのですが、初めてゆっくりと9時前にいただくことが出来ました。この日は終日妻の行きたいところに合わせることで考えて、時間割のようなスケジュールは組んでいませんでした。唯一午後4時から運河クルーズで船に乗るだけでした。午前9時過ぎにホテルを出て、「小樽運河」を歩く前に「小樽港 観光船乗り場」にも行ってみました。ここは翌日に祝津港からここまで船で戻る予定なので下見に来ました。するとここからオタモイ岬を往復するクルーズがあることが分かりました。それを知ると5日前に強風で乗る事の出来なかった積丹半島のクルーズの事が思い出されました。午後1時から1時間30分のクルーズに乗れることが分かりましたが、察知した妻はご機嫌斜めです。小樽運河を歩いていると自作の絵葉書を売っている方がいらして、タイやカンボジアで売っているタイパンツを履いていました。同じようなパンツを10枚くらい持っているので話しかけると、友人に貰ったということでした。そんなことから話が弾んで絵葉書を5枚ほど買いました。その後は堺町本通りに向かいます。小樽と言えばこの通りを歩かないわけにはいきません。妻はお店の商品を見ることが目当てですが、こちらは建物自体を見るのが楽しみです。それでも共通点が見つかると2人とも買い物モードに突入してしまいます。そんなことを繰り返しながら通りを進み、北一硝子三号館の「北一ホール」に入りました。混雑する前の時間だったのでゆっくりランプの灯った空間を楽しめました。ソフトクリームも美味しかったです。「小樽オルゴール堂」まで一通り歩いた後はタクシーで「若鶏時代なると本店」に向かいました。案の定ここはお昼時で混雑していました。ここで並んだら船には乗れないので諦めて、「中央市場」の中にある「ガンガン亭」で海鮮丼をいただきました。早めにお昼を切り上げて、「小樽港 観光船乗り場」に向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー ANAグループ JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
小樽2日目の朝です。午前5時30分でも太陽は高く上がっています。昨日までの曇天が嘘のような快晴です。
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ホテルの屋上からは祝津方面の丘陵が見えました。この景色は「旧越中屋ホテル」の時代と変わりはないのだと思います。
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海面には太陽光線が当たってキラキラ輝いています。早朝だというのに日差しは強く、今日は暑くなりそうです。
旧越中屋ホテル 名所・史跡
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午前8時40分に1階に降りて「The Ball」で朝食です。土曜日の朝は混雑が見込まれるのか、この日だけはフロントで時間を確認されました。混んでいるのか心配しましたが、お客は4組ほどでした。
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思っていた通りお客さんは若いカップルが多いようです。まずはセルフで紅茶とオレンジジュースをいただきます。
ザ・ボール 小樽 グルメ・レストラン
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妻はコーヒーを飲まないと目が覚めないタイプで、この点だけは気が合いません。
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「アンワインド ホテル&バー 小樽」を選んだ理由の1つがこのレストランでの朝食でした。3段のスタンドに乗ったホットプレートとコールドプレートとスイーツプレートのモーニングハイティーです。
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1番下の段がホットプレートで、小樽の平野パンのチーズとハムのクロワッサンサンドです。ハッシュドポテトにはミートソースが乗っています。そして北海道のコーンスープ。
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2段目は道産の鶏ハムのサラダとミニアメリカンドックとマチェドニアです。
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1番上の段はデザートで道産小麦の自家製スコーンとフレンチトーストとヨーグルトです。
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1925年に和菓子屋として創業し、1950年に給食のパンを作り始め、「平野パン」の愛称でパンを作り続けて70年の老舗だそうです。熱々のハッシュドポテトとミートソースもなかなか美味しいです。今度真似してみようと思います。北海道のトウモロコシは美味しいのでスープもとても甘いです。
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サラダはカップが小さいのでちょっと食べにくいです。ミニアメリカンドックは想像通りの味ですが、久しぶりに食べると美味しいです。マチェドニアはフルーツカップですが、名前の由来は色々な果物が入っている様を色々な民族が住むバルカン半島のマケドニアになぞらえたものといわれます。このことを教えてくれたのはアエロフロートの機内で知り合ったジャーナリストの方で、映画監督のタルコフスキーやベルトリッチについても詳しく教わりました。知り合って30年近く経ちますが今でも手紙のやり取りは続けています。
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デザートは自家製のスコーンで、これだけはおかわりが出来ます。出来立てなので熱々でした。スコーンとフレンチトーストには生クリームとジャムとはちみつが用意されています。北海道ヨーグルトには人参と黄桃のソースがかかっています。
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日替わりでメニューがありますが、3日目には同じメニューに戻りました。
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北海道に来て6日目でゆっくり朝ご飯をいただけた気がします。「グランドホテル札幌」ではたくさん食べ過ぎたので、小樽では少し控えようと思いました。東京に戻ったら病院に行って血液検査と体重測定が待っているのが気になってきました。
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この時間「BAR IGNIS」は開いていませんが、ライトは灯っています。この日の夕方5時から90分間はこのバーでワイン6種類がフリーで飲めます。
バーイグニス 小樽 グルメ・レストラン
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昨日はチェックインが遅くて間に合いませんでしたが、残り2日間は楽しみにしています。
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朝食もゆっくりだったので午前10時前にホテルを出発します。天気は良く暑くなりそうです。旅行前の天気予報では雨と曇ばかりだったのでサングラスを持ってこなかったのが悔やまれます。
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ホテルを出た瞬間から暑いです。まずは午後の「運河クルーズ」の乗り場の確認と「小樽港 観光船乗り場」を下見することにします。
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5日前に積丹半島を巡るバスツアーで通りがかった時よりも天気が良さそうです。空に浮かんだ雲が運河の中に浮かんでいます。
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船見坂の先には小樽駅が見えました。小樽市内の観光ポイントはほぼほぼ歩いて回れるのが嬉しいです。
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翌日は鰊御殿に行った後に祝津港からここまで船で戻って来るので下見に来ました。すると午後1時発のオタモイ岬クルーズがあることが分かりました。1時間30分のクルーズで、まだ予約が可能とのことでした。天気が良いので気持ちよいクルーズになりそうです。
小樽海上観光船 乗り物
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妻は急に予定を変えられそうになりご機嫌斜です。すぐには予約せず午前中の状況で電話することにします。
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運河沿いには「ホテルノルド小樽」も一度は泊まってみたいと思っていたホテルです。出来た頃は商店建築という雑誌にも紹介されていました。今回は屋上のドームにある「BAR Duomo Rosso(バー ドゥオモ ロッソ)」に行きたいと思っていましたが、そこまで元気がなくなりました。
ホテルノルド小樽 宿・ホテル
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「北日本創庫港運会社」の倉庫は「小樽タイムズガーテン」という商業施設になっています。以前は寂れた倉庫が並ぶだけでしたが、時代はどんどん変わっています。
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「大同倉庫」の建物も懐かしいですが、ここはパーキングになっているようです。
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ここでタイパンツを履いた男性がいて、絵葉書を売っているので話しかけてみました。雰囲気からタイやカンボジアを放浪されているようなので尋ねてみましたが、友人からもらったのことでした。タイパンツは1枚5ドルくらいなので、旅行に行くたびに買い求めるので10枚ほど持っています。その1枚づつに思い出があります。熱帯のようになってきた日本でも重宝するので夏場には家で穿いています。気に入った絵葉書を数枚買って家に送りました。
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隣の「大同倉庫」は「ベイサイド・ユートピア」という名称で「トアマート」という安売りのお店が入っていました。これが信じられないほど安いのでびっくりしました。
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明治初期以降の北海道では近代化が急速に進み、港町の小樽は北海道開拓の拠点として急速に発展していきました。小樽港では北海道の海運貿易拠点としてたくさんの物資が流通し、その物資を保管するためにたくさんの倉庫が必要でした。大正時代には積荷の運搬作業を効率的に行うために「小樽運河」が整備され、そしてその運河沿いにはたくさんの「倉庫」が作られます。
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外壁の軟石が小樽近郊で採れること、工期が短く建築費も低く抑えられることもあって、大正初期頃までは多くの石造倉庫が建てられます。小樽の倉庫の特徴は内側の柱や梁は木材で、外側は石造りの「木骨石造」です。石造りの建物は夏は涼しく冬は暖かい上に防火性にも優れていて倉庫に適していました。
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この建物の半分は「小樽倉庫No,1」という麦酒醸造所のビアホールになっているので、夜にはここへ来る予定にしています。
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「三井船舶ビル」
運河を挟んだこの建物は昭和8年の1933年当時としてはモダンでデザインに工夫を凝らした鉄筋コンクリートの近代的ビルディングとして竣工しています。小樽初のテナントビル「三井船舶ビル」として海運関係の会社が多数入居し、3階には石原裕次郎の父が支店長として勤務した山下汽船が入居していたことでも知られています。小樽中国料理 レストラン好 グルメ・レストラン
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「出抜き小路 火の見櫓」
「小樽出抜小路」は2005年にオープンした比較的新しい屋台村だそうです。明治時代に市内の入船町にあった望楼、火の見櫓をモデルに建てられた展望台があり、午前11時から午後7時まで登ることができるそうです。 -
堺町本通りに入ってからは妻に行きたいお店へ後をついていきます。この通りにある店に情報は妻に任せたままで来てしまったので後をついていくしかありません。
小樽 大正硝子館 専門店
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まずは「大正硝子館 本店」からお店を見ていきます。妻はお店で売っている商品に興味があり、こちらは建物自体に興味があります。
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「旧名取高三郎商店」
山梨県出身の銅鉄金物商名取高三郎が、明治37年の1904年の稲穂町大火後に建てた店舗で、裏手に住宅や倉庫を連ねていました。角地に建ち、西側と南側に開いた形で防火のための袖壁(うだつ)を設けています。外壁には札幌軟石が使用されていて、上部壁体を鉄柱で支える構造となっています。小樽の明治後期の代表的商家建築といえます。 -
小樽に大きな川は無いのですが、市内にはいくつか小さな川が流れています。
そのうちの1つが比較的小樽の中心部を流れている「於古発川(おこばちがわ)」です。 -
次に向かったのは「小樽キャンドル工房」です。ヨーロッパのクリスマスマーケットを巡っているとキャンドルは切っても切れないものなので各地で面白いものに出逢います。
小樽キャンドル工房 専門店
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北海道産の蜜ろうのキャンドルなど面白い実のがたくさんあります。弟の住んでいる栗山町の白井養蜂園というところのものでした。
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並んでいるキャンドルを見ていると日本的な淡いものが多いと感じます。ヨーロッパだともっとビビットな色が多く、寒い冬に負けないような力強さものが多いです。スペインのトレドで見たキャンドルを買わなかったことをずっと後悔しています。それとアドヴェントキャンドルを探しているのですが良いものに出逢えません。
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トレドのアンティーク店で売っていたこんなタイプのキャンドルなのですが、こんなロール状のキャンドルは手に入らないと思って諦めたのですが、ドイツやオーストリアのクリスマスマーケットではどこでも売っていました。
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妻はキャンドルを買うのかと思っていたのですが、試験管立のような花器をお買い上げでした。この建物も小樽軟石の建物でしたが、由来の描かれたスタンドはありませんでした。
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そのまま隣接する「小樽浪漫館」に入るようです。旅行のスケジュールの大半が出来上がってから妻に見せるので、なかなか自由にならなくて申し訳ないと思いながらいつも同じことの繰り返しです。
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「旧百十三銀行 小樽支店」
「旧第百十三国立銀行」のすぐ近くにある建物で、銀行業務の拡大に伴い明治41年の1908年に新たに支店店舗として建設されました。木骨石造りの2階建てで、屋根は瓦葺きです。外壁は煉瓦タイルと窓や入口の柱の白い部分とが縦じまになっています。小樽浪漫館 (旧百十三銀行小樽支店) 名所・史跡
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建設当初の外壁は石張りだったそうなので、今よりもだいぶ重厚な雰囲気だったのかもしれませんが、現在は蔦で覆われてしまっています。入口上部の両脇にある古代ギリシャ風の円柱は上にいくほど細くなる銅張りで安定感があります。三角破風の下にはレリーフが彫られていて、レトロな雰囲気を醸し出しています。
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内部には吹き抜けのホールがあり、見上げると天井に組まれた木骨が見えます。子供の頃に母のオルゴールを壊してしまったことがあり、大人になってから良いものをプレゼントしようと思っていました。1度目のスイスを旅した際に「REUGE(リュージュ)」の物を買おうと思いましたが高くて手が出ませんでした。その後3回スイスに行きながら、買えないうちに母は亡くなりました。
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「旧金子元三郎商店」
金子元三郎商店は明治から大正期に海陸物産、肥料販売および海運業を営んでいました。店主の金子元三郎は明治32年に初代小樽区長に就任し、その後衆議院議員に数回選出されるなど、小樽を代表する政財界人でした。 -
両袖に「うだつ」壁を建て2階正面の窓には漆喰塗りの開き窓が収まり、創建時の形態をよくとどめています。同じ意匠の漆喰塗りの開き窓は側面にも残っています。建築用語の「うだつ」は隣接する家屋や店舗からの延焼を防ぐために考案された防火壁で、これを立てられるのは金持ちだったことから「うだつが上がる」という言葉が生まれました。
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「旧岩永時計店」
この建物は時計卸商の初代岩永新太郎の店舗として建てられ、店員で編成された楽団を持つハイカラな商店でした。平成3年の改修により正面2階のバルコニー、半円アーチ扉、手摺などが修理され、ほぼ創建時の姿になりました。屋根の装飾や軒の繰り型など細部にもデザインが施され、瓦葺き屋根を飾る一対の鯱は商店では珍しい装飾であり、当時の小樽商人の意気込みが感じられます。小樽オルゴール堂 (堺町店) 専門店
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「旧北海雑穀株式会社」
この建物は木材の骨組みの外側に軟石を積んだ木骨石造と呼ばれる構造で、瓦葺の切妻屋根、開口部には鉄扉が納められています。また正面両脇には、小屋根付きの袖壁(うだつ)が設けられています。 -
商店というよりは倉庫としての役目が強かったような印象を受けます。
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歴史的建造物ではありませんが行きたかった「世壱屋」という余市のウニ専門店です。前の旅行の稚内から利尻島と礼文島、留萌の小平と続いたウニ三昧は今回は積丹半島の寿司屋で1回食べただけでストップしています。
うに専門店世壱屋 小樽運河店 グルメ・レストラン
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店舗は明治開業されていますが、2019年に閉店した金物店の奥野商店のままですが、現在の店舗の経営は「大正硝子館」などを展開する、アートクリエイトという会社だそうです。奥野商店で扱っていた商品やレトロな生活雑貨、かご、ドライフラワーや札幌や小樽の作家の作品などいろいろな品揃えがあるようです。
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通りの反対側には「旧久保商店」がありました。この建物は小間物雑貨卸を営む久保商店の店舗として建てられました。現在は和風商店の趣を残しながら喫茶店に再利用されていて、堺町通りの歴史的景観を形成する主要な建物になっています。
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古い商店の前を自転車タイプの人力車が通り過ぎていきました。
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1時間半ほど歩いたところで「北一硝子三号館」に着きました。まだ午前中だというのに汗ばむような天気になってきました。ここで休憩することにしました。この通りに入って修学旅行生が多く見られましたが、お土産物屋さんやお食事処に多いだけで、カフェなどには姿はありません。
北一硝子 三号館 (旧木村倉庫) 専門店
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ここには2人とも来たかった「北一硝子三号館北一ホール」です。中は涼しいので汗が引きます。
北一ホール グルメ・レストラン
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建設当時の屋根の小屋組みがそのまま残っているようです。壁の板張りは先ほど見てきた「旧百十三銀行 小樽支店」にもあったので、伝統的な施工方法なのだと思います。
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ミルクティのソフトクリームと北海道ミルクのソフトクリームは美味しかったです。
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元々は「旧木村倉庫」だった建物で、小樽港の繁栄を示す大規模な石造倉庫は当初は鰊漁場の中継倉庫でした。内部は中央廊下をはさんで2つの倉庫に分けられ、その廊下には港から引き込まれたトロッコのレールが今も残されています。
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表に出るとさらに暑くなった気がします。
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昨年帯広で「六花亭」の本店に行き、その後には「六花の森」の森にも行ったので懐かしくなって店の中に入ってみます。
六花亭 小樽運河店 グルメ・レストラン
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ルタオが小樽で創業したのは1998年のことだそうです。北海道産の素材をたっぷり使い、ドゥーブルフロマージュが人気になりましたよね。常設店舗は無くても西武池袋線の池袋駅の構内に年に何度か出店するので買ったことはありました。さすがに本店は立派な建物です。2階にはカフェもあり、限定商品もありましたが、ソフトクリームを食べたばかりなので気持ちが動きません。
小樽洋菓子舗ルタオ 本店 グルメ・レストラン
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堺町交差点はメルヘン交差点とも呼ばれ、ルタオの前には「小樽海関所灯台」がありました。「常夜灯」とも呼ばれ明治4年の1871年に小樽市信香(のぶか)町の丘の上に設置され、明治7年の1874年に焼失した木製灯台を再現したものだそうです。日没時にはセンサーにより点灯する仕組みになっているそうです。
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「旧共成株式会社」
外観は明治45年/大正元年の1912年に建てられた米穀商「共成」の本社社屋と倉庫を平成元年の1989年にリノベーションしたものです。石造の多い小樽では珍しい煉瓦造の建築です。壁の褐色の煉瓦にアーチ状窓のキーストーン(要石)や開口部と隅部に積んだコーナーストーンなどが特徴的です。 -
現在は「小樽オルゴール堂」の建物になっています。堺町通りの商店街はここで終わりになります。今回外観だけでも見て帰ろうと思った「海陽亭」はこの建物の横にある小高い丘にあり、周辺の木々も写真に写っていました。この時は全く気が付きませんでした。
小樽オルゴール堂 本館 専門店
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店内に入ると2階の床が見える構造になっていました。ここ数年行くことが出来ないでいるヨーロッパのクリスマスマーケット巡りの雰囲気を味わえました。今年の冬に行けるようになれば良いなと思います。
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歩き疲れたのとお腹も減ったので堺町交差点からタクシーに乗って「若鶏時代なると本店」まで移動しました。ところが土曜日のお昼なので店は満席で、10数組の人が待っています。ここで待っていたらオタモイ岬クルーズには間に合いません。
若鶏時代 なると 本店 グルメ・レストラン
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近くに「小樽中央市場」があるので行ってみると「ガンガン亭」という寿司屋さんがありました。海鮮丼であれば出来上がるのも食べるのも時間がかからないのでここでお昼をいただくことにします。
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妻は甘エビとイクラと生うにの三色丼です。小さめの丼ですがこれで2,200円はお手頃価格です。利尻島と礼文島とオロロンラインを旅してからすっかり甘えびと生うにの虜になったようです。
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サッポロ・クラシックをいただきながらさっぱりしたサーモンの親子丼にしました。
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岩海苔の味噌汁も美味しかったし、すぐに出してくれたので助かりました。
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市場の中にはこんな昭和の時代の居間が再現されていました。お商売をされている友人の家に遊びに行くと昭和40年代はこんな雰囲気でした。そんな友人は日々の現金収入があるので、みんな5段変速だったりウインカーの付いた自転車を買ってもらい、最新のカセットデッキを持っていました。
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中にはオーディオセットを持っている友人もいました。我が家は自転車は買ってもらえず、みんなの自転車の後を走って追いかけていましたし、カセットテープだけ持って行って、レコードをダビングさせてもらいました。その当時は何で自分だけと思いましたが、年に10回くらいスキーに行って、夏には北アルプスの山々を登ったり、海に行ったりした思い出は掛け替えのないものになっています
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「小樽中央市場」の起源は戦後昭和21年の1946年に満州からの引き揚げ者が今の場所の空き地に木造2棟のバラックを建てたことに始まるそうです。当初は「小樽中央マーケット」として発足し、今では日本遺産の構成文化財に認定された市場です。
長きにわたり小樽市民の台所を支え続けています。 -
ガンガン亭の名前が気になったので調べてみると「ガンガン部隊」という行商人のことだと分かりました。ガンガン部隊とは昭和20年代末から昭和30年代頃の行商人の事で、ブリキ製の缶を担いでいたのでそのぶつかり合う音から、いつからか彼女たちは「ガンガン部隊」と呼ばれるようになりました。
小樽中央市場 市場・商店街
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市場で仕入れた鮮魚等をブリキ缶の中に入れて背負い、朝早くから列車に乗って、それらの商品を炭坑や地方に住む人々へ売りに行きました。どの町でも待ちわびる人が多く人気を博していました。そんな「ガンガン部隊」の仕入れ先の市場の1つが小樽中央市場だったようです。子供の頃は大きな行季(こおり)を風呂敷に包んで背負ったおばさんをよく見かけました。
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粘板岩の天然スレートを魚鱗葺きにした古い建物がありました。すでに廃墟となっているようですが、もったいないような気がします。元々はどのような由来のある建物だったのでしょうか。
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「旧安田銀行小樽支店」
この建物は第2次世界大戦後に富士銀行が継承した後、昭和45年の1970年から新聞社の社屋として使われています。ギリシャの建築様式をもった昭和初期の典型的な銀行建築であり、重量感あふれる円柱が特徴です。
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中央通りの道路拡幅に伴い平成13年に建物が斜め後方に曳き家され、同時に外観も修復されています。ただ、現在は何も使われていないようです。近いうちに似鳥美術館になるのかもしれませんね。
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「旧小樽倉庫」までやってきました。色内地先の埋め立て直後に建てられた営業用倉庫の1つです。増築を重ね2つの中庭を囲む大倉庫となっています。寄棟の瓦屋根に鯱をのせた和洋折衷のデザインで、煉瓦造の事務所を中心に左右対称に展開し、全体として優雅な美しさをみせています。北側を市博物館、南側を運河プラザで利用しています。
小樽市観光物産プラザ(運河プラザ) 名所・史跡
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「ホテルノルド小樽」まで戻ってきました。お昼時間も入れて3時間のお散歩でした。何とかオタモイ岬クルーズに間に合いました。
ホテルノルド小樽 宿・ホテル
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