RiEさんのクチコミ(17ページ)全1,104件

函館市電：十字街電停手前の交差点に立っているのが、かつて市電の切り替えポイントの役割を担っていたキノコ型操車塔で、現在はその役目を終えています。
1939年9月に建てられたこの操車塔は、路面電車用の操車塔としては国内最古とされており、現在唯一残されているのはここだけだそうです。
高さ5.4m・制御室直径1.9mと非常にコンパクトな造りをしているため、街に溶け込んでひっそり佇んでいました。

函館山山麓続く石畳の坂で、二十間＝約36ｍという広い道幅があることから二十間坂という名前が付けられたそうです。
道幅が広い割に車の往来が少ないので観光客も多かったのですが、海方面はこの坂からだと真っ直ぐ望めないため函館山を見上げる形になります。

日本初のロシア正教聖堂として誕生した函館ハリストス正教会ですが、現在の建物は1916年に再建された2代目で、残念ながら耐震補強（鐘塔部）+保存修理中でした。
立ち入ることが出来なかったけど、中から日曜ミサの讃美歌の歌声が聞こえたので、ミサは別の建物で行われているのかもしれません。

1979年11月に完成した近代的なデザインをしていますが、中世紀におけるヨーロッパの教会にならった工法を用いていて、高い場所から見ると十字形をした屋根を見ることが出来ます。
日曜ミサが終了したタイミングで訪れたところ内部見学させてもらうことができ、無機質なコンクリートと温かみがある木を上手く配置したモダンさの中に、十字架が素朴な雰囲気で素敵でした。
見学者が立ち入り許可されている位置まで進んで振り返ると、外正面から見えた大きな十字架がステンドグラスになっていることに気付き、非常に可愛らしい配色で外からの印象と随分異なるからうれしい驚きでした。

2度の大火に遭ったため、荘厳なゴシック建築が美しい現在の聖堂は1924年に再建されたもので、火事の見舞いとしてローマ法王：ベネディクト15世から贈られた日本では唯一の豪華な中央祭壇や、美しいステンドガラスが素晴らしいです。
教会内部は撮影禁止になっており、日曜日の午前中はミサが行われるため正午まで入ることは出来ないので、時間をズラす必要があります。

時折車が通るため周りへの配慮が必要ですが、海に向かってまっすぐ伸びる一本道が美しいです。
訪れた日は汗ばむくらいの陽気でしたが、八幡坂は海からの風が通って気持ちが良く、遠くに視線を送るとかつて青函連絡船として活躍し現在は保存・展示がされている函館市青函連絡船記念館摩周丸が見えました。

函館聖ヨハネ教会とハリストス正教会の間にある石畳の急坂で、坂の起点にチャチャ登りという案内が建っていますが、車1台が通れる幅しかない細い1本道です。
「チャチャ」とはアイヌ語でおじいさんを表し、おじいさんのように腰を曲げなければ登れないほど急な坂という意味だそうで、勾配がキツいから歩くのであれば函館聖ヨハネ教会見学後に、教会建物脇から伸びる裏口から坂を下りて行くのがオススメです。

基坂をのぼっていくと突き当りにある公園で、ベイエリア観光ついでに立ち寄る人も多いと思います。
公園敷地内には旧北海道庁函館支庁庁舎や、旧開拓使函館支庁書籍庫などの文化財建造物が建っているのでモダンな雰囲気が感じられました。
函館区公会堂2階のバルコニーに出ると、元町公園の緑と一緒に函館港や横津連山が一望できるので天気が良い日は遠くまで見渡すことが出来ます。

赤レンガ倉庫手前にある築約100年の旧本久商店倉庫の建物で醸造が行われていて、Barも兼ねています。
ラインナップにはヴァイツェン・ペールエール・IPAなど定番のクラフトビールをはじめとする併設の醸造所で造られたビールが並び、日によって扱っているビールが異なるようですが、訪れた日は8種類中6種のオリジナルビールが用意されていました。
夕刻に訪れたのはWeekend Menu（15：00-17：00）の3種の飲み比べがあるからなのですが、この時間はフードメニューの提供が限られているそうで、HOTELに戻ったらすぐ夜ゴハン食べるつもりだったため、提供可能だというセットデリのボリュームを質問したのですが要領得なかったのと、メニューの書き方もわかり難くて困りました。
目的だった【3種飲み比べ】1400円を注文したところ、APA・Saison・Weizenが登場し、私はビールが苦手なので【H.M.Works白すだち】800円を注文しましたが、ふわっと爽やかな香りが広がって苦みゼロだから美味しく飲めました。
常時置いてあるわけでは無いそうですが、瓶詰めされているH.M.Works白すだち瓶を販売していたので、HOTELで飲むようにテイクアウトしました（一部金森レンガ倉庫内でも取り扱い有り）。

函館朝市から少し離れた場所にあるせいか私たち以外の観光客の姿は無く、地元の人や朝市で働いている人が主な客層のローカル向けな居酒屋食堂のようで、朝から瓶ビール片手に仕事上がりを労う人もチラホラ見かけました。
Menuが多いので迷ってしまいますが、着席する人の殆どが特別定食を注文しており、ホッケ・鯖・赤魚・紅鮭・ハラス・銀鱈・銀鯖・鮭カマからメインを選ぶことができます。
【特別定食（ホッケ）】と【生ラム定食】を注文したところ、この日特にお勧めだというホッケはパリパリの皮目にフワフワの身が美味しく、鉄板焼きで熱々のまま登場したラム肉は柔らかくてコクたっぷりでゴハンが進みました。

BAY HAKODATE・金森洋物館・函館ヒストリープラザ・金森ホールの4つの施設からなっていて、様々な種類の店舗が入店しているからしっかり見て周ろうとするとかなり広いです。
BAY HAKODATEには、はこだてわいん 葡萄館西部店が入店しているのでワイナリー限定商品も購入することが出来ました。
函館ベイエリアのランドマークですが、この周辺にはTAXIがあまり走行していないためアプリなどで予約するのがオススメです。

函館西波止場手前の道路を挟んだ小さな広場にポツンと少女のブロンズ像が建っていて、靴だけ赤いので目を惹きましたが周りを歩いていた人たちは気付かずに素通りしていました。
童謡：赤い靴の歌詞が刻まれた石碑があるので結びつきますが、赤い靴の少女＝函館のイメージがなかったのであまり知られていないのか知れません。

1988年まで日本銀行函館支店として営業していた建物を活用し、現在はアイヌやウイルタなどをはじめとした貴重な民族資料を展示していますが、特に2階は日本銀行函館支店の面影が随所に残されていて、天井を見上げると豪華な装飾が施されているので、建物自体に興味があるもくすぐられると思います。
1階のアイヌやウイルタが着用していた民族衣装や装飾品を展示しているスペースでは、わかりやすくて興味を惹く解説が添えられていますし、正面から見えない背中部分などは鏡を利用して360℃隈なく鑑賞できる工夫が行われており、丁寧で非常に面白かったです。

建物入ってすぐの階段手前で入場券購入or共通券提示をすると見学は2階から始まりますが、靴を履いたままでOKです。
領事執務室と家族居室は函館の町づくりに尽力した3代目領事：リチャード・ユースデンが使用していた当時を再現してあって、実際に椅子に腰を掛けたり調度品に触れることもでき、記念写真撮影用の三脚を利用して世界観が楽しめます。
併設の洋風庭園のバラは6月末から7月末までが見頃だそうで、美しいアーチ＆ゲートを鑑賞できました。

元町エリアをベイエリアに向かって直線に走る坂の1つが基坂です。
基坂の途中には函館市旧イギリス領事館やペリー提督来航記念碑が、のぼりきったところに元町公園があるので観光客が訪れる機会が多いせいか、海側を背景に広い坂の中央で記念撮影している人もいました。
坂の奥にそびえる函館山は鉛色の雲に包まれているのに海方面は晴れているので、起伏が激しい函館の地形を感じられる場所でもあります。

金森赤レンガ倉庫 BAYはこだて内にあるワイナリー直営のワイン販売専門店です。
ワイナリー限定商品や、世界最深級のワインカーヴ：はこだてわいん青函トンネル蔵置所で貯蔵したワインなど、街中の酒屋や土産物屋では見かけないラインナップも多く、はこだてワインを知り尽くしたスタッフに話を聞きながら選ぶことが出来ました。

ベイエリアにある金森赤レンガ倉庫の斜め向かいに建つ巨大な土産物専門店で、函館産をはじめとする北海道ののあらゆる土産が揃います。
銘菓・要冷蔵の加工品・クラフトビール・ワイン・チーズなどが揃っているので便利ですし、幾つもある坂周辺の観光名所を散策した後に立ち寄るのにもピッタリでした。
買いそびれた物があったのですが、こちらは朝9：00から営業しているので空港に行く前に立ち寄ることができ助かりました。

地図で見ると福岡空港の向かいに位置していますが、国内線出口を出て右手方向に進んでいき、歩行者待機用の中央分離帯がある信号を渡ったら、左に向かってしばらく進むとタイムズカーの黄色い看板が見えてきます。
ちなみに福岡空港からの送迎車あるので、出発する空港から搭乗前に問い合わせたところ「電話を貰ってから30分以上掛かります」と言われたため、私は歩いて向かいましたが、大通りを挟んで文字通りU字に歩いて行くから、スーツケースを引っ張っていると結構な距離を感じますし、天候が悪かったり幾つも荷物を抱えていると不便です。
カウンターが複数あるので手続き自体はサクッと完了して、車に案内してもらえました。

福岡県から山口県に移動する時に利用しました。
1階は福岡を中心に九州各地の様々な土産（馬刺し・鯨の冷蔵品なども）を取り扱っていて、2階はフードコートが展開されており、フードコートのカウンター席は目の前がガラス張りになっているので、関門海峡を眺めながら食事ができます。
フードコートの反対側にある半屋外テラスに出てみると、強い風が吹いて気持ちがよく目の前には絶景が広がっていたので立ち寄る価値ありです。

2021年春まで大規模な保存修理工事が行われ一部の床材を明治期と同じものに復元し、外壁は建築当初と同じ色に塗り直して、かつての姿をより忠実に再現したそうで、ブルーグレー×イエローが印象的なコロニアル風建築です。
元町公園から見たときは鮮やかなイエローが目立っていて派手に感じたけど、至近距離で見るのとでは随分印象が異なりました。
1階にある衣裳館で明治期を思わせるドレスを有料レンタルして館内見学を楽しんだり、ポーズを決めて自撮りしている人を多数見かけましたが、2階の個室床に複数人座り込んで長いこと撮影会をしていたため入れなかった部屋もあって残念でした。