エロシさんのクチコミ(41ページ)全6,830件

上賀茂伝統的建造物群保存地区の東側、明神川の傍に建つ大きなクスノキの袂にある小さな祠があります。それが藤木社です。クスノキは推定樹齢500年と言われ、社家のシンボル的な存在になっています。藤木社は瀬織津姫神を祀る上賀茂神社の境外末社で明神川の守護神と言われています。
この様な小さな祠が残る風景に、情緒を感じます。

上賀茂神社から東に800ｍ程行った住宅街の奥にある神社が大田神社です。天鈿女命を祀る大田神社は上賀茂神社の摂社の一つになっておりますが、上賀茂神社よりも創建は古いそうです。燕子花が有名ですが、燕子花の花がない時期でも、こじんまりとした鎮守の森に囲まれた社殿は趣があり、個人的にとてもお気に入りの神社です。近くにこの様な神社があるといいのになぁと思います。

濠川に架かる丹波橋を下ったところにある共同酒造の東側に伏見薩摩藩邸跡の石碑が建てられています。この地にあった伏見薩摩藩邸は、寺田屋事件の際に龍馬を助けるためにお竜が助けを求めた藩邸です。寺田屋からは1km程でしょうか。
石碑しかありませんが、実際に伏見の街を歩いてみると当時の位置関係が分かり面白いです。

伏見板橋小学校に東側にある玄忠寺に伏見義民小林勘次碑があります。小林勘次が伏見義民と言われるのは淀川船銭の値上げで伏見の商人が困り果て、薪炭商の小林勘次がが命をかけて幕府に直訴したことによるものです。
玄忠寺山門の左手に伏見義民小林勘次碑と刻まれた石碑がありますが、伏見義民小林勘次碑は山門奥の突き当りにある平たい石板の石碑が本物です。

伏見区役所から50ｍ程北に行った大黒寺の対面に金札宮があります。伏見の神社の中でも最古級であるだけでなく、名前から想像が付くように金運アップのパワースポットとしても知られています。本殿に祀られるは、天太玉命、天照大御神、倉稲魂命が祀られ、神社にも関わらず鳥居がないのが面白いです。

伏見区役所から50ｍ程北に行った金礼宮の対面にあるお寺が大黒寺です。別名 薩摩寺と呼ばれている薩摩藩ゆかりの寺で、この寺で西郷隆盛が話し合いをしていたと言われています。そして、本堂の裏手に行くと寺田屋事件で命を落とした薩摩藩士9人が葬られており、西郷隆盛が建立した墓碑もあり、幕末ファンには見逃せないお寺です。

伏見を流れる濠川が宇治川に流れ込む場所に2つの大きな門があります。これが三栖閘門です。改修によって淀川との行き来が不可能になってしまい、昭和4年に伏見港と宇治川との船の通航を可能とするために作られた閘門。
見た感じは一見新しそうにも見えますが、土木的価値が高く、意外と見ごたえありでした。

京阪電車の中書島駅から西に入った濠川の傍に三栖神社があります。祭神は天武天皇・熊野皇大神・八幡皇大神を祀る神社ですが、観光地としては知られていません。この神社には大銀杏があり、紅葉の穴場となっており、まだ、葉が残っているかと思ったのですが、すべて落ちた後。しかし、その枝ぶりをみたら、色付いたときは見事だとうなと思いました。
行くなら、大銀杏が紅葉する秋です。

寺田屋の東側、濠川に架かる蓬莱橋を北に行った所にある商店街が竜馬通り商店街です。石畳の幅の狭い歩行者専用の商店街は古そうな雰囲気があり、伏見の酒を味わえる酒場や、飲食店、龍馬関係の土産物がならぶお店などが並び、人通りが多い商店街です。

伏見にある西岸寺（油掛地蔵）の南側を東西の走る伏見酒蔵のメインストリートと言って良い通りです。黄桜カッパカントリーから竹田街道の辺りが一番賑やかですが、そこ以外は住宅街や、酒蔵もある通りです。この通りを中心に伏見を巡れば殆どの観光地は見て周れます。

伏見を通る竹田街道と油掛通りの交差点角、伏見駿河屋の前に電気鉄道事業発祥の地の石碑が建てられています。夏に七条にある電気鉄道事業発祥の地を見て、反対側の起点である伏見にもあることを聞いていたのですが、確かに同じ石碑建てられていました。七条の石碑よりシンプルですね。
明治の中頃に七条と伏見に電気鉄道が作られたことからも、伏見が京都で重要な場所であったことが分かる史跡です。

伏見を流れる濠川に架かる伏見であい橋の西側詰めの先に角倉了以水利紀功碑が立てられています。角倉了以と言えば木屋町通の横を流れる高瀬川を掘削した人なので、何でこの場所に紀功碑があるのかなと？と思ったのですが、説明板を読んで納得。伏見まで繋がってったんですね。確かに高瀬川を掘削し、物流功績は大きいなと思いました。

伏見を流れる濠川に架かるY字型をした歩道専用橋が伏見であい橋です。新しい橋で。歴史的にも何でこの橋が観光地として掲載されているのかと思ったら、映画「君の膵臓をたべたい」のポスターの撮影となった橋なんですね。行ったのは冬で何とも思いませんでしたが、ポスターの様に桜の花の時期は確かに綺麗だと思います。映画ずにお薦めですね。

伏見を流れる濠川に架かる京橋の南詰、東側に伏見みなと公園があります。以前伏見を訪れた時にはなかった様な気がします。濠川に面した公園には、龍馬とお龍の像が寺田屋のある北側を向いて立てられており、伏見の記念写真を撮るのに丁度良い場所です。
濠川に釣り糸を垂らして釣りをする人もおり、中々趣きのある公園です。

伏見の京橋を下ってすぐの所、京都市伏見土木事務所の壁沿いに伏見長州藩邸跡の石碑が建てられています。ただ、石碑が立つのみですが、鳥羽・伏見の戦いの激戦地であった京橋の近くにあり、実際の伏見を歩いて散策すると、どの様な位置関係にあったのかが分かり、幕末の歴史好きにはたまりません。

京阪電車の中書島駅から北に行った先、濠川の架かる橋が京橋です。伏見の中心地にあたる橋で、江戸時代末期には鳥羽・伏見の戦いの激戦地になったことで知られています。現在は伏見の幹線通りとなっており、車の往来が多いだけで当時の面影は濠川の流れ位しかありません。

京阪電車の中書島駅から北に進み、濠川に架かる京橋を渡った橋の北爪東脇に伏見口の戦い激戦地跡の石碑が建てられています。1968年1月に幕府軍と薩長軍が戦った鳥羽・伏見の戦いに火蓋が切られました。その激戦の地となった場所の一つがこの場所。当時の戦いで寺田屋も焼けたと思われます。
幕末歴史ものの時代劇で描かれてる地がこの辺りだったのかと思うと、感慨深いです。

伏見の街の中を流れる川が濠川です。元は伏見城の濠でしたが、江戸時代には荷物の運搬に使われました。
濠川沿いに並ぶ大倉酒造などの酒蔵の姿が伏見の光景として印象に残ります。川沿いには遊歩道が整備され、遊覧船も運行されているのですが、コロナの影響か遊覧船の姿は見られませんでした。

寺田屋で奉行衆によって襲撃され、手負いを負った坂本龍馬が隠れた材木小屋の場所が濠川に架かる大手橋の西詰北側。そこに石碑と銘板が設置されています。
この堀川を北に行った所に薩摩藩の屋敷があり、坂本龍馬が薩摩藩に助けを求めに北に向かったことが伺えます。事件のあった場所に実際に行ってみると位置関係が分かり面白いです。

京阪電車の伏見桃山駅の南東にある京都市営桃陵団地の入口左手に伏見奉行所跡の石碑が建てられています。伏見・鳥羽の戦いで会津藩、新選組の拠点となり、立て籠もった場所です。また、寺田屋事件で坂本龍馬を襲撃したのが、この奉行所の手勢です。石碑と駒札しかありませんが、幕末の歴史好きには位置関係が良く分かり、面白いです。