ナツメロ大王さんのクチコミ(477ページ)全9,711件

冬晴れの三連休を利用して、東京都小金井市にある江戸東京たてもの園に行ってまいりました。ＪＲ中央線の武蔵小金井駅で下車し北口の２番・３番の乗り場からのバスは全て小金井公園西口に停車します。目指す江戸東京たてもの園はバスを降り７，８分で到着です。丁度、「新春の昔あそび」と銘打った子供向けのイベントが開催されており、獅子舞やミニ凧造りなどを楽しむ子供連れの姿が目立ちました。園内は、高橋是清が暮らした邸宅や、正面を豪勢に仕上げた「看板建築」の街並みなど、懐かしさといくらかの寂寞とを覚える隠れたスポットです。明治から昭和初期の建築が多いのですが、今見ても非常に文化的な生活を指向していたことが分かり、実に有意義な時間を過ごすことが出来ました。

鶴ヶ岡八幡宮の西側に神奈川県立美術館（鎌倉）があります。丁度岸田劉生の作品などを展示する「光のある場所」という企画展を開催中でした。9時開館と勘違いしておりましたが、9時30分開館ですので、お間違いなく。
時間前はチケット売り場も当然ですが閉まっております。冬戸外で待つのは仮にそれが数分であっても辛いですよ・・・。
また、12月29日から2014年の正月三が日は休館日とのことですので、合わせてご注意ください。

独り静かに物思いにふけるにはもってこいのお寺です。境内よりも、この三門に上がる時代を経てすり減った石段を踏みしめるだけで、鎌倉という著名な観光地に居ることを忘れてしまうような、不思議な魅力があります。昇天しそうですね。有る程度の年齢に達した方には、言葉では言い尽くせない小津安二郎の映画の世界を感じるという表現が、ことによると最も的確かも知れません。

北鎌倉駅のすぐ横（東側）に位置する円覚寺も、建長寺と同様に禅宗のお寺で、中に座禅の為の道場などがあり、一般の人も体験できるようです。山門から右手にそれて石段を上り切ると鐘楼があり、そこからは富士山まで望むことができますので、健脚の方はどうぞ。

鎌倉五山第一と謳われる建長寺は、その名に違わぬ見ごたえ十分のお寺でした。特に芝の増上寺から移築したとされる仏殿は本尊である地蔵菩薩像を中心として、天井や欄間への彫刻など見る者を圧倒する技術の結晶です。豪壮な山門も、武家の都鎌倉の雰囲気が感じられる建築美が感じられました。

ＪＲの鎌倉駅から江ノ電に乗換て長谷、稲村ケ崎方面に向かいました。路面電車ではないですが、街中を縫うように走る車窓からは家並みの向うに時折顔をのぞかせる湘南の海が、なんとも言えない趣を添えています。海岸近くまで迫る山と、群青色の湘南の海、そして真っ青な空。詩情を掻き立てられる路線です。

静御前が舞を舞うなどの故事に彩られた歴史ある鶴岡八幡宮を訪問。神奈川県の初詣の一大スポットらしく、お正月の準備が着々と進んでおりました。最後の源氏の将軍であった源実朝が殺害された現場である大銀杏の大樹は、３年ほど前に突風で倒れたとのことで、今は幹の根元近くが僅かに残されているのみです。

２０数年ぶりで鎌倉の大仏様を拝みに行きました。手前は腹周りに脂肪がつきました（？）が、大仏様は変わらない澄ました顔で海を向かって鎮座しておいででした。江ノ電の長谷駅から徒歩１０分ほど、拝観料は２００円です。一般の旅行者にとって大仏以外にはこれと言って見たいと思える物はなく、早々に立ち去りました。若い頃友人らと来た時には、大仏の顔が級友の誰に似ているなどと、他愛もない事で談笑しながら参観したものですが・・・。

年の瀬も押し迫る中、鎌倉の稲村ケ崎へ行って参りました。目的は今年世界遺産に登録された富士山を砂浜の向うに望むことで、天気予報を綿密にチェックし終日晴れマークの並んだ日を選んで何時間もかけてやって来ました。江ノ電の稲村ケ崎駅から徒歩７，８分の位置にある、寒風吹きすさぶ岬の公園からは、えも言われぬ程の凛としてそびえる富士山を拝むことが出来ました。
また、公園には「七里が浜哀歌（真白き富士の根（嶺））」に唄われた逗子開成中学ボード部の海難事故を悼む像が立っており、あの切ない唄の歌詞が刻まれております。♪真白き富士の嶺、緑の江の島。仰ぎ見るも今は涙・・・

東京スカイツリーを訪問しました。ソラマチでのお買い物も楽しいのですが、隅田川対岸の浅草で地下鉄を降り、駒形橋から眺めるのも東京らしい風景が楽しめますよ。おちろん時間が許せばなのですが、橋を渡って浅草通りからも綺麗なツリーを見ることが出来ます。

東京タワーから歩いてすぐ、徳川家の菩提寺である増上寺に行って参りました。先の太平洋戦争（大東亜戦争）の際、昭和２０年の３月と５月の二回空襲に遭い、大伽藍も灰燼に帰したとのことで悔やまれます。今は本殿など復興されており、初詣の際には３万人ほどの人出が見込まれる場所ですが、その時期以外は参拝客も少なく静かなものです。かつての威容は戦災を免れた三解脱門の壮大さから窺い知ることが出来る位でしょう。

開業から５５年を迎える東京タワーに行って参りました。丁度、高さ250ｍの特別展望台の参観が再開したばかりで、抜けるような快晴の日の東京タワーとその素晴らしい眺望を楽しんできました。空気が澄んだ日の多い冬でも、富士山がこれほどきれいに望める日は珍しいのではないでしょうか？

大手門から皇居東御苑に入りほどなくして百人番所が左手に見えます。本丸に入るには、この検問所をクリアーする必要があったのですね。ここで不審者でないと認められ、晴れてその先に進めたのですね。内部は解放されていないですし、星二つ半にしました。

東京駅から丸の内側へ出てまっすぐ続く行幸通りを抜けるとうっそうとした樹木に覆われた江戸城に到着です。江戸城は土塁で囲まれた部分も多いのですが、この桔梗堀周辺には立派な石垣や幾つかの櫓が残り、徳川幕府の居城の威容が感じられます。内堀通りを右に回ると皇居東御苑に入る大手門、そのまま桔梗堀・蛤堀を進んでしまうと入城不可の桔梗門、坂下門なのでご注意を。なお坂下門界隈からは宮内庁の庁舎が松林の奥に望めます。

北の丸公園の北端に位置し、地下鉄「九段下駅」から出てすぐです。音楽グループ爆風スランプの曲「大きな玉ねぎの下で」に「九段下の駅を降りて坂道を・・・・」と唄われているのがここ武道館です。東京の大学の入学式・卒業式などでも使われるとのことで、訪れた方も多いのではないでしょうか。法隆寺の夢殿が巨大化したような建造物です。

北の丸公園の旧近衛師団司令部（現工芸館）の開館時間前に到着したため、見学できず北の丸公園を散策しました。都会の真ん中で見事な紅葉を楽しめる公園ですので、是非訪れてみては如何でしょうか？日本武道館もすぐ近くですので、迷うことは無いと思います。

皇居東御苑の北端にある天守閣跡から北桔橋門を過ぎ、首都高に架かる歩道橋を渡ってすぐです。旧近衛師団司令部庁舎で、レンガ造りの見事な洋館です。なお、皇居東御苑は９時から見学可能ですが、こちら工芸館は１０時からの開館なのでお間違いなく。私は１０時前に行って入館できませんでした（涙）。

靖国神社へ拝殿せずに右に回ると、近代日本が経験した戦争の歴史を学ぶ遊就館があります。２１世紀を生きる我々が、現在の価値観で日清・日露戦争や、太平洋戦争（大東亜戦争）に白黒つけるのではなく、まず当時の世界情勢がどのようなものであったかを理解した上で、判断すべきでしょうね。そうしないと現在世界で起きている変化の本質を見誤ることになりかねません。普段の仕事や生活を離れ、こうした場を訪れることで、そうした事を考えるきっかけにもなります。

皇居見学後、靖国神社へ向かいました。「九段の母」の歌で「空を突くような」と唄われた大鳥居の向うの見事なイチョウ並木を抜けると、拝殿があります。246万柱の戦没者を祀っている場所です。種々の理由で参拝には抵抗を感じるというある方は、拝殿手前を右に回ると「遊就館」という明治維新からの歴史を学べる博物館があるので、そちらを見学されると良いと思います。

地下鉄丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」を降りてすぐ、衆議院の建物の裏手から首相官邸を背にして東に進み、通りに出たらすぐ左折。国会議事堂の正面に到着します。東京に巨大な建築が多いからか、以外とこぶりな感じがします。桜田門方面に向かってイチョウ並木が伸びており、見事な黄葉を楽しめました。