ナツメロ大王さんのクチコミ(146ページ)全9,711件

天守閣の玄関のある中庭に向かう途中、筋鉄門と三ノ門の間にある櫓がこちらです。武器弾薬を補完する用途があったようですが、防御の上でも天守への外的の侵入を防ぐための関門であったことが分かります。それほど大きな櫓ではないですが、江戸時代末期の建築で重要文化財に指定されていますし、松山城の重層的な建築美の重要な構成要素となっていると思いました。

天守に入る玄関口は中庭にあるので、その手前の筋鉄門を通過することになります。この門の手前左手にあるのが、重要文化財に指定されている東塀です。私が訪問した時には、大勢の観光客が、鉄砲狭間から本丸を見下ろしたり、記念撮影をしたりと、古城の雰囲気を楽しんでいました。

天守閣の玄関は天守中庭にあるのですが、そこに入る最後の関門となっているのが、この筋鉄門です。天守と小天守の双方から狙い撃ちされる造りになっていて、侵入者にとっては決死の覚悟が必要だったろうと推測されました。大きな門ではないですが、シンプルで美しい城門だと思いました。

本丸広場に入ると、天守に向かって左手にぽつりと一棟だけ独立して建っている建物がこちらです。管理事務所として使われいています。ロープウェイの駅からお城に向かう際に戸なし門に向かって坂道を上がると、この櫓があることでメリハリのついた風景になっています。その意味では、管理事務所であると共に景観の上でも重要な役割を担っていると思いました。

ロープウェイで城山に上ると、戸無門をすぎて方向転換した際に見えてくる大きな城門がこの筒井門です。この城門の前からの松山市内の風景も見事で、大勢に観光客が写真に残していました。この門をすぎると本丸かと思いきや、実は小さな曲輪があり、防備の要になっていました。実に興味深い二重三重の防御のための構えだと思いました。

松山城の本丸に入る際に通貨する最後の関門がこの太鼓門です。筒井門から来ると右手に石垣に向かって進む、そこで左に方向を変えて漸く城門が目に入ってきます。そうした構造なので、防御には効果があったのであろうと容易に推測できました。両サイドには櫓があり、堅牢な守りを感じました。

松山を訪れたなら、外せない観光地がこの松山城だと思います。街のほぼ中央にある標高132mの山を利用していて、同じ四国の高知城と比べると山の高さがあるため天守まで少し距離を感じました。徒歩でも上がれますが、ロープウェイやリフトもあって、気軽に山登りが楽しめました。私は松山滞在の際に徒歩、ロープウェイ、リフトのすべて利用しました。天守閣に入るには入場料が必要ですが、本丸までであれば無料で見学が可能でした。重要文化財の天守や櫓群は見ごたえ十分でした。

道後温泉を堪能した後、道後温泉駅へと続く「ハイカラ通り」を散策していた際に、狸のれんという珍しい名前のお店を見つけ入ってみました。白と黒のマークが暖簾に印刷されており、最初は気づかなかったのですが、二度見した際に狸のシルエット、しかも丸々と太った狸であることに気づきました。非常に優れたデザインだと感心。売られている商品も「道後コーヒー」「俳句茶」などユニークでした。

道後温泉に滞在した際、温泉めぐりのためこちらんも利用しました。道後温泉本館は狭い上に観光客もおおかったので、のんびりできませんでしが、こちらは600円払って広い湯舟につかってのんびりと旅の疲れをいやすことが出来ました。貸しタオルもあるので、わざわざバスタオルを自分で用意してから赴く必要もなく、使いやすかったです。

道後公園の一角に、ここが湯築城として使われていた時代の様子を伝える資料館がありました。大きな建物ではないですが、発掘調査の中で出土した中世の出土品などを見学することができました。往時の湯築城の様子がわかる展示は、予備知識がなくても非常に分かりやすいものでした。バス停の「道後公園」駅から公園に入ってすぐの場所にあり、アクセスしやすかったです。

道後温泉観光の際、「道後公園」にも足を延ばしました。公園の少し坂を上がった先に、屋根についた祠のような建物があり、そこでこの湯釜を見学しました。説明書きを読むとなんと奈良時代に作られたとのことで、日本最古だとか。湯釜という言葉そのものも、道後温泉を訪れて初めて聞きました。温泉といってもこうした装置があって初めて人が心地よく利用出来るのだと、学ぶことが出来ました。

明治時代を代表する俳人、正岡子規の像が松山の道後温泉にありました。上野公園にも正岡子規を記念する野球場がありますし、知る人ぞ知る野球を日本に広める上で大きな貢献をした方でもあります。野球（ノボール）や、四球などの訳語も彼によるとのことで、なるほどそうして見てみると、この正岡子規の像も野球のユニフォームを着ています。この像は彼の新しい側面を知るきっかけになりました。

バスで松山市内中心部から道後温泉に向かうと、道後温泉駅の一つ手前「道後公園」駅で下車してすぐの場所にありました。松山では至る所で、正岡子規ゆかりの句の石碑などを見ることが出来ますし、この記念館にはそうした市民に愛される正岡子規の業績をたどる展示がされていました。また、明治時代の松山の様子を今に伝える展示や、夏目漱石と一時同居していた住まいの再現展示も興味深く見学することが出来ました。

松山城天守に登り、道後温泉の方に目をやると、ひときわ大きく目立つ近代的が建物が見えました。なんだろうとバスで訪問したのが、この南町の電停前にあるひめぎんホールでした。とても大きな建物で、コンサートや会議室などがあって、愛媛県の県庁所在地である松山らしい充実した施設でした。私が訪れたのは平日でもあり空いていました。

道後温泉駅のすぐ近く、商店街の入り口角に小さな観光案内所があり立ち寄りました。道後温泉は小さくコンパクトにまとまっていますが、そこからバスで石手寺方面にも向かおうと考えていたので、バス乗り場などを教えて頂きました。他にも分かりやすい地図も置いてあったので利用されると良いでしょう。

道後温泉に滞在した際、「伊佐爾波神社」へ向かう道中、左手にある「湯神社」にも立ちよりました。道後温泉らしいネーミングだと思い、石段をのんびりと上がって境内に向かいました。大己貴命・少彦名命の二神が道後温泉を開いたという伝説があり、こうした神社が開かれたとのこと。この日は訪れる人もおらず、ひっそりとしていました。ただ駐車場もあってさほど神社の厳粛な雰囲気は感じられませんでした。

道後温泉園の駅前広場にある「坊ちゃんからくり時計」の横に有る足湯がこちらです。足湯は鹿児島空港など何か所か利用したことがあるのですが、こちらは狭い広場の一角、しかも隣が坊ちゃんからくり時計ということもあって、視線が気になって落ち着いてつかっていられません。せめて目隠し程度でも良いので、簡単な植え込みなど考えて欲しいと思いました。

伊予鉄道後温泉駅前にある広場で、放生園という名前で呼ばれていました。「園」といってもそれほど広い訳ではなく、坊ちゃんからくり時計と足湯、正岡子規の碑などですでにキャパオーバーといった程度の広場です。足湯では旅行者が綺麗な足を出してむくんだ足をお湯につけていました。

道後温泉本館の入浴するための入り口が、正面向かって左手に回り込んだ時、脇に見えたのがこっちらの「玉の石」という石で、神様のように回りが木の枠で囲まれて祀られていました。説明によると国造りの際に道後温泉で病を治癒した神様にちなむエピソードがあるようで、今では病気平癒の神様として祀られているとのこと。柄杓でお湯を組んで石にかけている方もいらっしゃいました。

道後温泉を訪れた際、伊佐爾波神社へも足を延ばしました。高い石の階段がまっすぐに伸びていて、足腰に不安を覚えながらも登り始めました。なんとか登り終えると八幡造という全国的も珍しい朱色の社殿があり、見ごたえがありました。回廊をめぐると奉納された古いされた絵画などあって、見ごたえがありました。