12月上旬、大阪乗り鉄記録

2024/12/03 - 2024/12/05

　12月上旬の大阪旅行、紅葉だけでなく、鉄道旅行も行ってきましたので、その記録も紹介します。
　以前から乗りたかった兵庫県内のローカル線、沿線撮影を行いたかった山陽電車、近鉄、JR各線を廻ってきました。既に他の旅行記で紹介している物については省略します。
　

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まず東京から姫路まで、寝台特急サンライズ号で夜間移動。
現在、唯一残った夜行旅客列車である（貨物列車の場合は夜行が主である）。
今回は時系列を無視し、降車した姫路駅から東へ順に、乗車した列車や撮影した路線を紹介していく。

サンライズ瀬戸 乗り物

2階建て車、B寝台シングル。上階。
ソロと違い室内の幅がやや広く、鷹さも相当余裕がある。料金もソロより高い。
どうもサンライズはソロから埋まっていきやすいようだ。指定席券の料金で乗れる「のびのび座席」も人気であるが、私は満席になっているのを見たことはない。あれは床が堅いので、体が痛くなるのだ。

早朝5時25分に姫路に到着。上りは、深夜の三宮と大阪に停車するので大阪から帰るときに使えるが、下りは浜松の次は姫路まで停車しない。三宮あたりは早朝4時50分前後に通過してるので、そこに停車させても良いのではと思う。
12月だから真っ暗。夏ならもう日が出ている。

姫路駅 駅

この時間帯から上りはもう新快速の運転が始まっている。すでに15分間隔運転、

JR西日本 新快速 (223系・225系) 乗り物

6時10分頃出発の上月行、姫新線列車に乗車、佐用まで乗り、そこから地図急行線特急で大阪方面に折り返す。

JR姫新線 乗り物

播磨新宮駅で時間調整。
姫新線の中核となる駅で、留置線も備える。ここと姫路駅との間は、非電化単線ながら本数が多く、軌道強化などの改良工事によって、新型車両導入、スピードアップがなされた区間。なので、姫路からここまでは利用者も多い。
路線改良区間は、地図急行線との乗換駅である佐用駅のひとつ先、上月駅までだが、この駅で乗り換えとなる場合も多く、本数もここから先は半減する。

播磨新宮駅 駅

姫新線で使用されるキハ127系気動車。2扉車内転換クロスシートとハイレベルで、最高速度も時速100km、エンジン出力も6気筒15ℓで450馬力と高性能。
導入前のキハ58やキハ47がロングシート車だったのを考えるとサービスアップだ。
姫路発着はこの系列で統一。
これより前に電化、高速化した播但線が103系なのに比べるとレベルは高い。

智頭急行線との乗換駅、佐用駅に到着。ここで特急スーパーはくとに乗り換える。

佐用駅 駅

霧の中、やや遅れ気味にスーパーはくと2号大阪行が到着。

特急 スーパーはくと 乗り物

リニューアルされた車内。シックな内装。
近いうちに後継車両が入る予定。
高性能なHOT7000形も、登場から30年がたっている。

智頭急行 智頭線 乗り物

そのはくと号の道中、神戸市の垂水区にある塩屋駅。
ここでも写真撮影を行った。
塩屋は「ジェームズ山」と呼ばれる高級住宅街が有名、山と海に囲まれた狭い所を、JRと山陽電車が須磨まで併走している。
その途中にあるのが、カーレーターで有名な須磨浦公園。

塩屋駅 駅

ここでの最大の目的は、山陽電車を撮影すること。Ｓ字カーブがあるのだ、が、ポイントの踏切周囲の道は狭く、構図が難しいうえに、「かぶり」が多い。
数本失敗、阪神車使用の直通特急を撮りたかったんだが、三陽5000形の直特が撮れたのでよしとする。

直通特急 (山陽電車) 乗り物

阪神車はご覧のとおりけつ撃ち頭切れ.....
二兎追うものは一兎も得ずを地で行ってしまった。

阪神電車 乗り物

主に普通に使う最新鋭6000形。ロングシート車。最大混雑率は100%割ってるのにロングシート車......
関西私鉄もロングシート車導入事例が増えてるね、JR西日本は転クロにある程度こだわってるのに。
近鉄なんかは、最新鋭の8AのようにLCカーを積極導入してるし、大阪メトロでさえ、万博対応に、中央線にボックスシート車を入れている。
京都大阪間のように実質グリーン車相当の指定席サービスを徹底している区間もあるが、阪神間と阪奈間は、座席水準が他より低い気がする。

山陽電気鉄道本線 乗り物

塩屋駅付近は、このように国道2号線の歩道部分から、須磨の海岸沿いをゆくJR山陽線の電車が安全に撮影できる点がポイントだ。
有名な須磨塩カーブが、フェンス構築で撮影不可能になったので、ここで撮ることにした。
陸橋になる2号線からやや俯瞰するので、架線や通信線をいなして撮るのにコツが必要。特に、山側の列車線を走る新快速は撮りづらい。
いちばんいいのは、有料になるが、須磨山上公園の展望台から撮る方法。アレも意外と架線柱をかわすのが難しいんだけど。

JR山陽本線 乗り物

列車線をゆくスーパーはくとを撮る。

お、新鋭225系100番台使用の快速が来た。
東海道・山陽線の快速で使ってた221系は、この225系100番台増備車に置き換わり、余った221系は大和路線や奈良線に転属した。
なので、現在、山陽線の快速電車は全て、時速130kmで走行可能であり、実際、朝夕の列車線走行の快速は、新快速と合わせた130km運転を行っている。日中の内側線を走る快速は、内側線は130km運転に対応していない区間があるので、最高速度は時速120kmである。
このJR神戸線、輸送量はかなり多く、1日当たりの輸送量は並走する阪急神戸線の倍だという。
通勤利用エリアも広く、ラッシュ時の新快速は、網干や晩秋赤穂発はもう姫路で座れない。

新快速を撮影。
全列車12両編成の上、年々Aシートという実質指定席グリーン車相当の連結車両が増えている。

JR西日本 新快速 (223系・225系) 乗り物

JRの向こう側を山陽電車が走る。

須磨浦の先に、うっすらと神戸空港。

神戸空港 (マリンエア) 空港

反対側には淡路島、旧花博会場。
もう一度行ってみたいんだよね、あそこ。今回行こうかと思ったがスケジュールが合わず断念。

兵庫県立淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」 公園・植物園

空の上にはスカイマークの飛行機。
神戸空港の09にファイナルアプローチしてる。

山陽塩屋駅。
普通しか停まらない。特急は須磨駅を出ると、山陽垂水、舞子公園、山陽明石と停まる。
やってきたのは古豪、3000系アルミ車。利用者が減ってるせいか、普通は3両編成が増えた。

山陽塩屋駅 駅

この車両、車内は座席変更車だった。
一方校向きクロスシート。

対して、阪神梅田行直通特急車内。
この列車に乗客はかなり集中する。日中でも神戸市内は意外と混む。
高速神戸や三宮で結構乗客が入れ替わる。

合間に、北大阪急行の新線開業区間を乗車。
千里中央駅。

千里中央駅 駅

北大阪急行（メトロ御堂筋線）の新しい終着駅。
箕面萱野駅。北口がメインでバスターミナル等がある。北口は、東端式になっており、線路の終端がそのまま改札口になっている。
ここから先はもう箕面山系。

北大阪急行電鉄 南北線 乗り物

駅から見た箕面の山。箕面温泉の建物が見える。

御堂筋線を南下すると天王寺。別の日に天王寺駅前歩道橋からも撮影。
ここもコツがいるが関西線、阪和線、環状線の列車が撮れる。

天王寺駅 駅

大阪環状線の321系と天王寺折り返し大和路快速の221系、背後に天王寺公園と通天閣。大阪を象徴する光景。

天王寺駅 駅

大阪へ行くと毎回多く利用する大阪環状線。鶴橋駅で。

JR大阪環状線 乗り物

早朝の大阪駅。

最終日に、京阪電車を駅で撮影。沿線でも撮りたかったが時間が無かった。
西三荘駅で。
京阪の複々線区間は、駅で撮れる場所が多い。ただ、写真のような引退が近い電車もいるので必ずカメラマンが貼りついている。

西三荘駅 駅

京阪電車。この駅は普通しか停車しない。

京阪本線 乗り物

京阪特急。8両編成で、2階建て車あり指定席車ありの楽しい電車だが、この時期は外国人客などでごったがえす。

京阪特急 (京阪電気鉄道) 乗り物

この電車が準急運用に入るのも今年が最後かも。
20分ほど撮って撤収。
この駅の次が、モノレールの乗換駅なので、そこからモノレールで伊丹空港へ行き、帰ることにした。

今回、初めて大阪モノレールを利用した。
門真市駅発車時は空いてたが、千里周辺と大阪空港あたりは混む。

門真市駅 駅

門真市から50分くらいで伊丹空港に到着。
昼過ぎなので、食事処以外は空いていた。
結構乗客が多かったのだが、成田行き全日空2178便のチケットも1時間半前でも取れた。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

ANA2178便。ボーイング737-800を使用。
ほぼ満席だったが、乗ることが出来た。これで成田へ帰りました。
私の場合、割引があり、全日空の方が安い。伊丹から成田まで割引運賃16000円未満でした。新幹線よりいいかもしれない。

おわりです。