2015/04/25 - 2015/04/25
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fmi(ふみ)さん
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大型連休初日、急きょ思い立って、茨城県と栃木県のローカル線を走破する小旅行に出かけた。メインは真岡鐡道のSL列車である。とくに綿密な旅程を組まなかった行き当たりばったりな紀行ではあったが、希望のSL列車に乗車することが出来た。
真岡線は終点から基点までの全線を、「SLもおか号」に乗り、そのほか水戸線も、全線乗車した。
夏を感じる陽気、天気は実に良好で、つつじやさつき、藤や菜の花さくローカル線気候は絵になった。今回鉄道写真撮影は主目的にせず、「乗り鉄」に徹した。
行程は、自宅から高速バスで東京へ、品川から常磐線直通の中距離列車を乗り継ぎ、友部から下館まで水戸線、
下館と茂木の間の真岡線を往復、下館〜小山まで水戸線、小山から東京まで東北線グリーン車、東京から再び高速バスで帰宅。1万円以内で廻ることが出来た小旅行となった。行程時間は朝8時半から夜19時半。
真岡線のSLは、上越線や秩父鉄道とちがい、単線非電化なので、汽車らしさが一番残る。客車は50系という近代型車両であるが、冷房が無いので窓を開けることが出来る。童心に帰った1日だった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JR特急 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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起点は品川駅。今年から直通するようになった「上野東京ライン」常磐線直通特別快速土浦行に乗る。
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土浦から友部までは特急に乗車。特急券のシステムが変わってしまった常磐特急。自由席が亡くなったうえ、発券がややこしい。
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茨城県、友部駅に到着。水戸に近く、ここで常磐線と、水戸線の小山方面が分岐する。
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昔は小ぶりな国鉄型駅舎だったが、今は立派な橋上駅舎になった。
構内はひろく、ホームは3面、5番線まである。
最近まで貨物の荷扱い設備もあった。友部駅 駅
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友部駅に停車中の常磐線普通上りと下り、そして一番奥に水戸線の水戸行が停まってる。
水戸線は、今年から新型E531系で運用する列車がかなり増えた。台車がしっかりしてるうえ、ボックスシートも備えてるので乗りごこちはよい。 -
友部駅に停車中の常磐線上り品川行特急ときわ号。今年の春から、上野ではなく品川まで乗り入れるようになった。
常磐線特急は、1時間毎に友部駅に停車する。
通過する「ひたち」号は、上野から水戸までノンストップの列車が多い。 -
常磐線普通列車。上野発着と品川発着が交互に運転される。ただ、ここ友部まで来る列車は、上野始発がほとんど。上野から水戸までは、大体30分毎に普通列車が走る。速度はかなり速いのだが、途中特急に抜かれるため、水戸までは2時間くらいかかる。
グリーン車が必ず連結されている。休日日中はグリーン車は空いている。編成は、ここまで来る列車は10両編成のみ。15両編成は途中、土浦駅で5両切り離す。 -
これから乗るローカル線、水戸線。1時間毎の運転(30分間隔の時もある)で、一部は水戸駅まで乗り入れる、乗車した列車は、友部始発の小山行だった。
常磐線の友部駅から、焼き物の町、笠間、筑西市下館を通り、栃木県小山市で東北線小山駅に至る。全線単線だが電化されており、5両編成の電車が軽やかに走り、常に南に筑波山を見ながらの旅である。
現在はローカル線然とした路線だが、以前は貨物列車が、昔は急行列車が走っていた。沿線風景はつくばの山間を走り、それを抜けるとのどかな関東平野を走る。 -
水戸線車内。新しい車両なので、綺麗。
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最初の目的地、茨城県筑西市、下館駅に着く。ここまで45分くらい。
関東鉄道(守谷、取手まで走る)と、これから乗る真岡鉄道の乗換駅。下館駅 駅
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下館から真岡鉄道のディーゼルカーに乗車、終点茂木をめざす。
真岡鉄道は非電化単線で、1時間おきにレールバスが走る。 -
沿線は実にローカル色豊かでのどか。駅もこんな風なローカル駅だ。
関東平野を走るが、起伏は結構あり、益子あたりからは山間に入って行く。 -
単行のレールバスの車内。昨年乗った、ひたちなか線に似てる。ロングシートの車両と、ボックスシートの車両がある。
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終着、茂木駅。行き止まりの路線で、周囲は山。ここから国道を北上すると、烏山駅にも行ける。
ここは栃木県芳賀郡茂木町。近くには道の駅もあった。茂木駅 駅
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茂木駅前。のどかな山間の小さな町。
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茂木駅の風景。1面1線のホームは駅舎に直結、ディーゼルカーが佇んでいる。その対面には、側線とターンテーブルがあり、進行方向を変えた蒸気機関車が既に出発準備をしていた。
SLもおか 乗り物
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イチオシ
SLもおか号。土休日に1日1往復走る。C12型機関車が、3両の50系客車を引っ張り、比較的ゆっくりと走行。
出発まであと20分、運転準備は整い、これからホームのある線路に入れ替えを行う。 -
煙と蒸気をあげ、運転をはじめた蒸気機関車。これからポイントをわたりバックでホームにつける。
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機関士と帰還助士。
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茂木駅のホームに付けられたSL列車。扉も開けて早速乗車。
客車は比較的新しいものなので、自動扉である。扉用の圧縮空気は、蒸気から送られてくるので、そのための空気ダメが蒸気に追設されてる。 -
記念写真を撮る家族連れが多い。
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出発、力行する蒸気機関車。煙と水蒸気も舞い上がる。
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客車車内。50系という国鉄末期に製造された新しい客車で、電車みたいな車内。ただし冷房はない。
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途中の駅では、対向のディーゼルカーと列車交換のための待ち合わせがある。
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機関車C12。真岡線のような、ローカル線での運転を考慮してつくられた蒸気で、炭水車のないタンク式機関車。3動輪前輪蹂躙を1軸ずつ配置(プレーリー)、小型軽量で扱いやすく関東近縁のローカル線でも1960年代まで走っていた。
真岡鐡道の66号機は、1930年代に製造されたもので、1994年に復元された。蒸気の特徴でもあるデフは、この形式ではついてないモノが多い。 -
沿線で一番大きな駅、真岡駅。
真岡駅では比較的長い時間停車し、その間に記念写真を撮る人も多い。真岡駅 駅
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真岡駅には、国鉄時代の真岡線で使用していたディーゼルカーや機関車、貨車が多く保存されている。
写真は主力だった20系気動車。国鉄時代は水戸線にも乗り入れていた。 -
1時間半かけて15時56分、起点の下館まで戻ってきた。
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水戸線の電車と並ぶSL。
東京から来る場合、東北線か新幹線で小山まで来て、水戸線に乗り換える必要がある。 -
水戸線と真岡鐡道の接続は良い。水戸線で下館から小山まで行き、小山から、東北線の上野東京ライン直通電車に乗って、東京駅まで帰った。
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