モノレールと江ノ電でめぐる鎌倉と江ノ島鉄ヲタ紀行

2016/07/15 - 2016/07/16

　7月の3連休、天候はいまいちだが所要があったのでそのついでに、モノレールと江ノ電の乗り鉄、撮り鉄、そしておまけに湘南鎌倉の面白いスポットを数点廻ってきた。
　何かイベントがあったのか、土曜日の昼頃から鎌倉市内はえらく混雑していたのが印象的。
　今回は用事があった関係で日帰りではなく、大船に一泊する形となった。
　大船では、早朝の朝練（鉄道写真撮影）に便利な旅館を選んだ。
　湘南モノレールで江ノ島-片瀬海岸-江ノ電の写真と乗車-鎌倉では、長谷寺・銭洗弁財天などを見て回る。
　鎌倉から横須賀線で帰途、というスケジュールである。
　長谷寺に、洞窟を利用したお堂があることは、今回行ってみて初めて知った。思いがけない収穫である。
　鎌倉仏教というのは、洞窟に意外なほどなじみがあるのだ。まあその代表が、銭洗弁財天と大船田谷のユガ洞。ユガ洞には次回行って見ようと思う。詳細は写真をご覧ください。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　集中豪雨により神奈川県の電車ダイヤは混乱する中、所要を終えて大船駅に到着。時間は午後8時を過ぎていた。

大船駅 駅

大船駅西口前を流れる柏尾川。大船駅は再開発が進み、来るたびに駅と駅前が変貌している。バスターミナルも移設されていた。

大船駅西口、大船観音もより

夜の大船観音

大船観音寺 寺・神社・教会

当日15日宿泊した、みしまや旅館。駅前旅館とビジネスホテルを併せたような旅館。駅に至近で、目の前を東海道線、貨物列車が夜通し走る。

三嶋屋 宿・ホテル

旅館の室内は質素。素泊まり5000円は立地を考えると妥当か。
風呂と便所は共同。

翌早朝。旅館のすぐ近くに踏切があり、東海道線の貨物列車がひっきりなしに通る。ここで撮り鉄。

こんな風に早朝5時ころに、貨物列車が大挙して東京方面に上っていく。東海道線の始発電車がまだ来ないのに、貨物は5分間隔くらいでやってくる。

旅館を7時半にチェンクアウト、踏切を渡って10分も道なりに歩くと、すぐに湘南モノレールの富士見町駅に着く。

富士見町駅 駅

今回の目的の一つ、湘南モノレールに乗って江ノ島へ。

湘南モノレール 乗り物

湘南モノレールは全線単線だが、8分間隔くらいと結構頻繁にやってくるので便利。車内は比較的狭く、朝はかなり混雑するらしい。

モノレールはジェットコースターのように急カーブ急こう配があり、スリリング。懸垂式モノレールの特性で、カーブに入っても減速せず、車体を遠心力で傾けながら進む。
同じ懸垂式でも千葉モノレールより速い。車内はクロスシート。

目白山下駅。結構標高が高い。ここからトンネルを抜けるとすぐ湘南江の島駅。

目白山下駅 駅

湘南江の島駅。ホームはここだけかなり高い処にあり、4階か5階まで階段かエスカレータを昇る必要がある。

湘南江の島駅 駅

駅を出て通りを渡るとすぐ目の前が江ノ電の江ノ島駅。

江ノ島駅 駅

江ノ島駅。8時半くらいだが、結構人が降りてくる。

駅前をすぎひたすら海岸を目指す。周りにマンションが多く見通しがきかないためか、意外に距離があるように感じる。

やっと来ました、片瀬海岸。目の前に江ノ島。

片瀬東浜海水浴場 ビーチ

片瀬海岸。シーズンなのだがあまり人がいない。

サーファーが沢山いた

江ノ島と片瀬海岸

サーファーのみなさん

国道134号線

再び町中へ戻ると、龍口寺がある。

龍口寺 寺・神社・教会

お寺の目の前では、江ノ電が道路の上を走る。ここだけ併用軌道（路面電車もたいなもの）なのだ。ここが江ノ電のビューポイント。

狭い道だがここ（江ノ島―腰越間）を江ノ電は道の上を通る。

江ノ電 乗り物

江ノ電も全線単線。12分間隔でゆっくりと走る。

さて、ここ腰越駅から、目的のひとｙす、江ノ電に乗って鎌倉の古寺めぐりに行く。

腰越駅 駅

長谷駅まで江ノ電に乗車。結構混んでいた。

長谷駅 駅

由比ガ浜。意外や海水浴客がいない

由比ガ浜海水浴場 ビーチ

来た道をもどり長谷駅の横を通り抜け、長谷寺へ。参道は混み始めていた。

目指す長谷寺が見えてきた。駅からやや歩く。京急バス停のほうが近い。

お花のきれいな長谷寺と庭園

長谷寺 (長谷観音) 寺・神社・教会

庭園の花がきれいだった

紅葉も新緑一色。秋に来たらきれいだろうな。

長谷寺観音堂。山の中腹にあり、見晴らしがよい。
長谷寺は観音様をまつっているが、ほかに地蔵菩薩や弁財天のお堂もある。

長谷寺 (長谷観音) 寺・神社・教会

展望台があり、ここから鎌倉の町はもちろん逗子葉山の海岸も見える。

弁財天はこのように洞窟にお堂がありそこに祭られている。空海が開いたという話だが、洞窟内は清水が湧き、まさに弁天様にふさわしい。また洞窟寺というのも鎌倉らしい趣だ。

弁天窟内部。岩壁に仏像や弁天像が彫られていた。

長谷寺 (長谷観音) 寺・神社・教会

内部はかなり低いところがあり、しゃがまないと勧めない。濡れているので注意。

長谷寺から京急バスに乗りいったん鎌倉駅へ出る。鎌倉市内、特に大仏付近はバスの本数も多く、10分くらいでやってくる。

鎌倉駅から北西へ20分ほど細道を歩くと、源氏山の中腹に、銭洗弁財天という神社がある。入口が洞窟で、弁天様も、某靴っぽいところに祭ってある。湧き水でお金を洗うと義利益があるという。ここで昼食をとった。

銭洗弁財天宇賀福神社 寺・神社・教会

銭洗弁財天です左手奥に弁天様が祭ってある

崖から湧き水が幾筋も出ており、涼しげなところだった。マイナーかと思いきや意外と参拝客が多かった。

銭洗弁財天宇賀福神社 寺・神社・教会

鎌倉駅に戻る。あとは横須賀線に乗り、鎌倉を後にするのだった。終わり。
鎌倉湘南は、乗り物が野手多様なうえ本数も多く便利、楽しいところであった。

鎌倉駅 駅