きゅういとせろりさんのクチコミ(77ページ)全6,077件

鹿寄せを見るために訪問。広い芝生広場です。奈良公園の一部、というより、シカを見るならここが一番似合っている感じもあります。当然、芝生の間にはシカのフンがいっぱいありますので、気になる方は避けて歩きましょう。
鹿寄せはもっといっぱいシカがいる鹿苑の方から鹿を呼び寄せるためにホルンを吹く、というもの。冬は餌が少ないのか大量にシカが走り寄ってきて見事でした。

奈良公園、といっても柵で囲われた公園ではなく、奈良市の東の方全部、興福寺あたりから若草山までの広い範囲全部をまとめて奈良公園というようです。ここではシカがいっぱい。野生生物が公園の中、道路まで普通に歩いているのにびっくりします。
東大寺や興福寺も奈良公園内といえばそうなのですが、一番それらしい春日大社の一の鳥居より東側の参道から鹿苑あたりに行ってみましょう。緑の中、シカがそこらじゅうにいます。この光景こそ公園、のような気がします。

奈良国立博物館の施設のひとつです。１週間に２回だけの公開。というよりまさに研究のための図書館のようで、観光という観点からはその外観の鑑賞になるでしょうか。
一見、ふつうの和風の寺院建築かと思ったのですが、窓の大きさは西洋風でもあり、２階の窓周りはイスラム風でもあり、明治時代の和洋折衷というか、西洋の技術や意匠を和風にどのように取り込むか、といういろんな試みが感じられて興味深いです。外観だけの場合、春日大社の表参道からその正面を見ることができます。

奈良ホテルに宿泊するのに、朝食付きプランが売り切れでした。茶粥の朝食を食べられなくて残念。
コロナで朝食付きのプランの数を絞っているのかもしれません。
なのでランチを予約しました。
高い天井、シャンデリアの部屋と、その外方に張り出しのようにテラスのような区画があって面白いです。なので窓際はそ必ずその張り出し部分になります。どちらでも雰囲気はいいです。壁上部にはうちわの絵、壁には絵画が飾ってあって、それぞれ館内の美術品として紹介されています。
料理は５０００円くらいのコースでした。ゆっくり食べて１時間半くらい。デザートが３品あって柿があって奈良らしい雰囲気で印象に残りました。大切な日の食事にいい雰囲気だと思います。

興福寺は歴史のある寺だけあって所蔵品も多く、国宝館が建てられてしまうくらいなんですね。
入場料は７００円とけっこう高価。しかし建物はコンパクト。写真撮影は禁止です。
一列に並んだ仏像の中に見知ったのはアシュラ像のみ。対面には巨大な像がひとつ。事前学習しないとこういう印象しか残りません。なので事前にHPで所蔵品一覧を見て勉強しておくことをおすすめします。
なお、この建物自体、昔の食堂の復元です。現在は文化財保護のためコンクリート造ではありますが。なので外観にも注目です。

奈良は古都。そしてシカで有名。その両方を味わえるのがこの興福寺の境内です。
バス停から興福寺への参道はシカがいっぱい。しかせんべいも売ってます。
興福寺は境内は自由に入れますが、建物のみ入館料を払う方式。
なので境内で建物を外観だけ見る分には無料です。
なのでシカと五重塔という奈良らしい光景を簡単にみることができます。
簡単な奈良観光にはこれで十分かと思います。

奈良ホテルバス停の目の前にある黒塗りのシックな建物。奈良ホテルのバス待ちのあいだにさらりと入ってみました。１階はお土産物屋さん、２階は団体用レストランです。場所柄観光客は奈良公園から奈良町へ歩く人が通るくらいなので、主として車と観光バス主体の施設のようでした。なのでトイレ完備なのもポイントです。お土産物屋としては広い方だと思います。なので、観光バスのいないときは広々した店内をゆっくり見ることができます。

JR駅前の観光案内所が旧奈良駅舎を利用した巨大なもので驚きでしたが、奈良のもう一方の玄関口、近鉄奈良駅は駅のコンコースにさらりとコンパクトな案内所。奥行きもないです。でも便利な場所でいいですね。全面ガラス張りですが、いろんな案内が貼ってあって賑やかな印象。入りやすいです。
コロナ下のためか片方のドアから入ってもう片方に抜ける一方通行になっていました。
なお、奈良のゆるキャラといえば「せんとくん」ですが、この案内所は奈良市のもの。せんとくんは県のキャラ。なので、この案内所では奈良市の「しかまろくん」がマスクをして頑張ってました。

東大寺の門前のお土産物屋さんと食べ物屋さんのモール。駐車場を囲んでお店が並んでいます。この広場を通り抜けて東大寺の駐車場へ、そして東大寺へ行くことができます。
ここで面白いのがトイレです。ドアがあるのですが、「鹿が入るのでしめてください」との掲示。いかにも奈良らしいですが、いったい鹿は何を求めてトイレまでついて来るのか疑問です。
今回は夕方にタオルのお土産を購入しただけなので空いていましたが、便利な場所だけに昼食時は混雑するのではないかと思います。

春日大社へは普通はバスで行くと、表参道のこの一の鳥居は見ることなく本殿前まで運ばれます。なにせ、この一の鳥居から１km以上あります。歩くひとはほとんどいないでしょう。
この鳥居、柱がすごく太いです。桶を作るのと同じように１６枚の檜の板で円柱状にしてあるのです。赤いのもあってさらに太く見えます。高さは普通かもしれませんがこれだけボリューム感のある大きく見える鳥居も珍しいと思います。

平城宮跡のど真ん中を東西に近鉄奈良線が駆け抜けます。長年見慣れた景色で、古都らしい風景でいいなあ、と思っていたら、やはり遺跡を電車が走るのは問題なのだそうで、今後、南に寄せた線路に付け替えるそうです。ただ完成は西大寺駅の立体化も含めて令和４２年と相当先のようです。
電車の中から見ると、奈良行きなら右手すぐに朱雀門、左手には工事中の大極殿南門、その奥に大極殿が見えます。大極殿南門はシートがかけられ、完成図が印刷されているのが面白いです。

飛鳥地区の入り口である橿原神宮駅前と飛鳥駅前にメインの営業所があるのですが、それ以外にも高松塚や亀石、石舞台にもステーションがあってプラス２００円で乗り捨ても可能という便利さがいいです。
電動アシスト自転車もあって、１０００円が１５００円になる程度なので、ある程度以上の年齢の方にはラクでおすすめです。お店の方によると、飛鳥地区は飛鳥駅から石舞台への登りがきつい感じなので、橿原神宮から時計回りに甘樫丘・飛鳥寺・石舞台・飛鳥駅の順にまわるのがラクでいいそうです。

飛鳥駅の出てロータリーの先、交差点を渡って右側です。農産物直売がメインのようで、地元のお客さんが多く活気がありました。
ところで、飛鳥には「あすか」と「ゆめ」がついたお店が多数あります。農産物直売所だけでもこの「あすか夢販売所」、甘樫丘のふもとの「飛鳥夢の楽市」、石舞台の近くに「明日香の夢市」「飛鳥夢の旬菜館」、と４個も見ました。その中でもここは甘樫丘の楽市と並んで品物も多く駐車場台数も多いです。道の駅の一部でもあるので車の観光客向けにソフトクリーム、ジェラート、五平餅などもありました。

飛鳥駅の出てすぐ左側、駅前ロータリーに面しているのですぐわかります。館内はさすがに飛鳥の窓口。パンフも案内展示も充実していました。とくに航空写真利用の観光案内地図はすばらしいです。
お土産品の販売もやってますが、農産物などのメインは道を挟んだ向こう側のあすか夢販売所に任せているようで、こちらは少なめでした。

飛鳥駅の出てすぐ左側、駅前ロータリーに面して飛鳥びとの館という名の観光案内所があり、ロータリーの先、交差点を渡って右側にあすか夢販売所という農産物直売所があり、これでワンセットで道の駅飛鳥です。アクセス手段に応じて使い分けというよりは、農産物などの直売所を駐車場が広くとれるところに分けた、という感じでしょうか。直売所は地元のお客さんが多く活気がありました。飛鳥ひとの館の方は近鉄電車の到着のあったときは混雑するのでしょうがそうでないときはひっそりとしていました。ただ館内はあさうがに飛鳥の窓口。パンフも案内展示も充実していました。とくに航空写真利用の観光案内地図はすばらしいです。

高松塚古墳からさらに南の高松塚地区の南端にある小さな丘です。大宝律令の文武天皇にしてはこじんまりとした感があります。最近の発掘では高松塚古墳の北にある中尾山古墳の方が本当の文武天皇陵ではないかと言われ、旅行の前月、発掘で火葬骨が出たとのことで文武天皇陵は中尾山古墳の可能性が高まったとの報道もありました。
そのような話はさておき、もし文武天皇陵でなかったとしてもこの小丘もどなたかの陵墓なわけで人工でできた小山だと思うと自然なようで自然じゃない、でも景色に馴染んでる、飛鳥ならではの雰囲気にひたることができます。

高松塚古墳を有名にした壁画の展示館です。現物は保管状態がよくなくて剥離やカビが生じてしまってその修復で話題になりましたが、この壁画舘ではきれいな状態のときの絵をみることができます。そして復元想像図などもあります。
ほんの１部屋のみで、小さな石室そのものの大きさで、入場料３００円は高い感はあります。学生は１３０円と安価なので若いうちにいきましょう。

飛鳥歴史公園舘からゆるゆると山道を自転車で数分。丘の上ではなく斜面にくっついたように円形の古墳が。昔は丘の上だったのにだんだん侵食で丘の片方が削られていったのでしょうか。不安定な眺めです。
周囲を一周できます。木が生えてないのできれいな形をそのまま見ることができます。
隣の丘に登ってちょっと遠くから見るときれいな形であることがわかります。
手前に壁画舘があって有料ですが、有名な壁画の実寸大のレプリカを見ることができます。
昭和の終わりころに突如有名になった古墳ですが、すっかり観光地として根付いていました。

天香山はこんもりした丘、耳成はきれいな三角形、畝傍はドーム状とそれぞれ特徴ある形をしています。
全部を一度に眺めるには飛鳥の甘樫丘の展望広場が一番。平野をバックにきれいに山容が浮かびます。ただ写真で３山を一枚に収めることはできず、それが残念。その目的のためにはもう少し離れないといけないのですがなかなか難しいと思いま す。

飛鳥歴史公園は飛鳥の広域に分散する５箇所の総称。それ以外にも遺跡やお寺はたくさんあります。まずはこの飛鳥歴史公園舘でかるく飛鳥の全体像を把握してからの観光がおすすめです。
国立公園におけるビジターセンターのような施設で、無料です。
そのわりに展示は充実しています。ジオラマや地図系はとくにわかりやすし。またパンフもあり、案内所的利用もできます。