きゅういとせろりさんのクチコミ(189ページ)全6,077件

兼六園の奥に向かったあたり、曲水の向こうにある小さな築山の七福神山。そのてっぺんにある石塔がこの毘沙門塔です。なぜ七福神の仲間がみんな自然石なのに毘沙門天（戦争の神様）だけが別格の石塔なのかはわかりませんが守護神という考えなのかな、と思います。
さて、石塔自体は細身で頼りない感じでひょろっとした感じで力強さはまったくないです。なお、夜間開園時にはライトアップされてきれいに輝きます。

２月の夜間開園時に続き、８月に昼間に登ってみました。昼はやはり人が多く、頂上のベンチは少なく、あまり長居するところではないです。標高も低いのですが、高い視点から霞ヶ池を眺めることができるのはとてもいい気分です。なお、登山道は高くみせるためにわざとぐるぐるまわりにしているのでしょうね。
さて、サザエ山を外から見ると、、、なんと松の木の高さの方が高く、山はその中に埋もれてさっぱりわかりませんでした。昔は松の木も低く、目立っていたと思います。その時代を想像しながら霞ヶ池越しにサザエ山を鑑賞しましょう。

姫小松は樹齢５００年、だったのですが、１９９５年に老化と台風で枯れたので現在は２代目。わかりにくいのですが右の切り株が初代、左の高く伸びているのが２代目なのでしょう。２代目もあまり茂った感じはなく、太い枝が下の方で何カ所か切られていてちょっと松にしてはさみしい外観です。兼六園はりっぱな松が多いのでこの松は将来のための成長中、ということで写真は太陽を背に若々しく撮ってみました。

兼六園の中で「だいたいあのあたり」というのを示すのに使う、やや広い範囲の総称のひとす。根上松から明治記念の碑あたりの曲水で囲まれたあたり。千歳橋の向こう、という方がわかりやすいかもしれません。このへんやや平らですが、昔はここに屋敷群があったそう。その後、公園に特化したということでしょう。
このあたりではメインのみどころは根上松ですが、唐崎松をちょっとはなれたところから全景をみるのにいいところです。とくに冬と春の夜間開園時はライトアップされて雪吊りがとてもきれいです。

兼六園の池のほとりのぐるぐる回りの登山道の山、さざえ山のてっぺんにある石塔です。やはり山登りするからには何かてっぺんに見るべきものがないと。この石塔とキノコのようなあずまやがあるだけでした。
この石塔は三重塔を模して造られたようで、思ったより大きく重厚です。三重塔とかでは木で造られている部分も全部石に彫って造られているので、その部分の質感を楽しみましょう。なお、夜間開園時にはライトアップされます。この姿もきれいです。

ことじ灯籠と唐崎松の間、というよりも唐崎松の横にあります。曲水を渡る橋ですが、前記のような主要順路の重要な場所にあるせいか幅の広い道がそのまま橋になったような感じで情緒というか景観上の面白みはありません。たぶん、昔のくらべて拡幅されたのだとは思います。
ただ、ここから見る唐崎松はなかなかきれいだと思います。
月見の時間になるとまた景色は変わるのかもしれません。なお、近くには月見灯籠もあります。場所的に南を見ると兼六園の主要な景色が広がるので月見の時間にはながめがよかったことでしょう。夜間開園もあるので天文に詳しい方は月齢と方位を確認して出かけてみるのもいいでしょう。

雁が並んで空を行くかのように並んでいるので雁行橋。亀甲橋とも言われるのは六角形の岩を並べて架けられているからです。
渡ることができないのは残念です。やはり小さいし、落ちやすいからしかたないでしょう。
それより観賞用としてですが、曲水の一番幅の広い部分にあるのでその長さにおいて見応えがあります。よく庭園であるこのような橋とちがって、下が池ではなく川であることも重要なポイントです。
やはり、ここ兼六園の雁行橋は各地のそれのなかでも特別だと思います。

兼六園の中に居るとふと忘れがちなのでうsが、この兼六園は台地の上にあります。
その中に大きな池があったり、このような清らかな小川があるのはすごいことだなあ、と思います。それも江戸時代の造園技術でつくられたところに。当時の職人はお殿様のために頑張ったのだろうなあ、と思います。
底がきれいな平面になっているのでしょう。浅い水路で水の流れが見えるのがいいところです。
小立野口の横の山崎山のふもとから霞が池までの短い距離ですが、橋あり桜あり、中の島あり、灯籠あり、で景色も様々。曲水に沿ってあるいているだけで、その水に乗って旅している気分になってくるのが不思議です。

兼六園の中でちょっと変わった感じのこの像は西南戦争の慰霊のために造られた明治時代のものですが、この像がすごい研究をもたらしたものであることを知ったので報告です。
この像にだけは鳩が糞をしないことから、この像の成分を分析して、カラスがよりつかない合金を開発した、ということでイグノーベル賞（意外性のあるとか面白い研究に贈られるノーベル賞のパロディーの賞。でも限りなく本物に近い賞）を受賞したことがあるのだそうです。
たしかに銅像にありがちな鳩の白い糞はありませんでした。

雪見のための橋なのか、雪の積もった姿が美しいから雪見橋なのかはわかりませんが、後者であって欲しいなあ、と思います。
シンプルに石の板だけでできた橋です。それだけに、切れ込みの入ったところとか、ちょっとしたアクセントがまた風流なのだろうなあ、と思います。
渡橋禁止になっているのは安全のためもあるのだと思います。曲水の向こうの七福神山を前にこの石橋自体が風景のアクセントのようでした。

たいへんめでたい名称の山です。別名福寿山。七福神が飾ってあるのではなく、七つの大石があってそれが七福神を現しているのだそうです。
それはおいておいても、曲水を前に左右真ん中と均整のとれた３本の松の木と灯籠と石塔。これだけで日本庭園の全部がみっちり詰まったかのような景色。きれいです。

枝がほとんどなく葉も少なく、太い枝は布でぐるぐる巻き。桜の枝振りとかいうような感じではありません。かなり痛々しい姿です。初代は昭和４５年に枯れて２代目ということですがこの２代目も元気ないようです。
花の姿は花びらがとても多く美しいそうですが、いつまでも見られるものでもないのかな、と春に見に来なければ、と思いました。

兼六園の中でも端っこの方にあります。
橋自体は普通の木造の太鼓橋のような感じですが、この橋の上流と下流で景色が全然違って、上流側は緑の森の雰囲気、下流はカキツバタが両側に植えられた里の小川のような感じ。その対比がとっても印象的です。
花見橋の名前はおおいかぶさるような桜の花見のためでしょうが、それ以外の季節でも楽しめます。

金沢城と兼六園を一周する通りを百万石通り、と名付けたようです。なので場所によって雰囲気はまったくちがいます。
通りの名前は場所や行き先の識別のためにあると思うので、このような観光名所的な命名はどうかなあ、と思います。ただ、散歩道としての命名だとそれも有り、だとは思いますので、この道を名所をめぐりながら一周してみるのもいいかもしれません。

金沢の名前を冠した神社なのでさぞ立派な、と思うと意外にこじんまり。まあ、昔からここにあったから町の方が後なのであたりまえといえばそれまでですが。ただ、金沢最古の石浦神社がお寺のようで雰囲気が乏しいのに比べて朱塗りのお社は神社らしさがあります。
観光地でいえば「成巽閣（せいそんかく）」の横で、兼六園の入口もあるので、その両方を訪問する予定があればこちらも行程に入れてみるといいでしょう。金沢の名のほんとうの語源である「金城霊沢（こんじょうれいたく）」という泉もこの境内にあります。

金沢の町を訪れたからにはその語源となった場所も訪問してみなければ、ということで広坂の交差点から坂ォ上って訪問。夏はちょっと汗をかきます。金澤神社の中にありました。柵でかこわれた屋根のある四角い池、といった感じで、この台地の上の泉はちょっと不思議な感じです。昔、金を洗った沢、で金沢、になったのだそう。そして「かなざわれいせん」だとばかり思っていたのですが「きんじょうれいたく」と知ってちょっとびっくり。自分の思い込みにもびっくり。やはり来てみるものです。

金沢霊泉の近くにあります。２棟ならんだ優美な洋館のうち、右側がこの旧陸軍金沢偕行社です。２館とも博物館の展示されてない品物の収納庫として使われているようで内部公開はされておらずひっそりとしてました。国の登録有形文化財なので一見の価値はあると思います。
それにしても昔の将校はいい場所を使うことができたんですね。下級兵士もいつかは昇格してこのような場所で、と思ったのかなあ、と絶対無理とあきらめて見ていたのか、ふと考えてしまいました。

広坂の交差点にある神社で、古墳時代から続く金沢最古の神社なのだそうです。最古だけあって３回くらい金沢の町の中で場所を換え、今はここに。地図で場所を追ってみると、今がいちばん目立ついい場所のように思います。
さて、普通の神社のようですが、明治になるまでは寺と同居していたようなので、ちょっとお寺っぽい印象もあります。鳥居がなければ拝殿などはお寺そのものといった感じです。そのギャップが楽しいといえば楽しいです。
２１世紀美術館のおとなりで兼六園の入口もとなりなので、ちょっとお参りに金沢最古の神社にお参りしてみましょう。

しいのき迎賓館の裏側にひろがる空き地のことで、空き地といってもイベントなども行われるようです。昔はここにいろんな官公庁があったと思うのですが、いもり堀の復元などとあわせ、広場に改装したようです。
なので、とくにみどころがあるわけではなくだだっぴろい広場なのですが、昔のここを知っている人にとってはその変化に驚くために訪問してみるといいかもしれません。

金沢の市庁の近く、しいのき迎賓館の向かいくらいにビルがちょっとかたまっていて、そのビルの前の看板のお茶とケーキの写真がとてもいい感じだったので入ってみました。１階がショップで２階がカフェでした。昼前だったのでお客さんも少なく窓際の特等席に。目の前がバス停で高速バスや市内バスがつぎつぎ。お客さんの動きを眺めていると、ああ、旅に出たんだなあ、とか感じちゃいます。
さて、メニューで悩みまくって、結局店頭でみたはちみずジンジャーティーをメインにケーキやゼリーを。
雰囲気がよかったのでゆったりと１時間近くのんびりしちゃいました。
観光地めぐりはこのような激しく動きまくる間にこのような時間をいれると旅の印象が深まります。
なお、１階のお店もちょっとかわった和の雰囲気のお菓子がいっぱいでした。