きゅういとせろりさんのクチコミ(166ページ)全6,077件

松山駅から道後温泉に市電で向かう時、一瞬北に向けて走る部分です。
松山城のお堀に沿って走ってます。
この通りからは正面に松山城の天守閣が見えるので、お城の絶好のビューポイント。
実際、松山市で景観の保護区域のひとつなのだそうです。
市電に乗った際は先頭に乗るとすばらしい景色が見られます。

宮崎県庁が観光名所になって以来、いろんな県のクラシックな県庁舎が観光名所に。
愛媛県庁もドームの載ったクラシックな建物が特徴。市電の走るメインストリート沿いなので市電からもばっちり見えます。
面白いのは隣の新館。県のゆるキャラの「みキャン」の大きな絵が。おもわず微笑みたくなります。

松山城の二の丸は天守のある山の上ではなくその山の麓に広がる平地です。
二の丸のあった場所が庭園になっているだけで復元された建物群があるわけではありません。
広大な土地に建物群があったことが、コンクリの土台のカタチで表現されているだけです。
見どころは、周囲の山や野にあり、つつじや紅葉がきれいなこと、茶室があること、昔の深い井戸があること、です。茶室には水琴窟もあります。きれいな音を聞くことができます。
そして恋人の聖地にもなっているようです。

松山の中心街でアーケードも高く、幅も広い、大きな商店街。入口には市電の電停もあり、電停にいると次から次へと電車がやってきます。
スクランブル交差点のどまんなかを市電の線路が横切ってきるので、そこだけ白線が切れて面白いです。
さて、南側には入口すぐに三越があってにぎやか。その割になぜか地場野菜の販売所があったりして地方を感じさせたり。なかなか味のある商店街です。

松山城に登るロープウェイの駅舎の横にある神社で、ロープウェイを使わずに松山城に登る場合はこの神社の中からも登山道があります。
神社自体は、松山の藩祖を祀ったのがはじまりで、他にも天照皇大神、豊受大神など４名が記してありました。江戸時代からですが、いろんな変遷と合併があったようです。
境内にはなんじゃもんじゃの樹がありました。５月には白い花が咲くそうですが訪問時はつぼみでした。

公園、といっても、都市公園、で、この区画は文化財の保護地区です、という漠然とした感じ。緑いっぱいです。
松山城の城域の山の上はそのままお城として保存。麓部分は市民会館や美術館が建った文教地区でもあります。町のど真ん中がこのような緑豊かな公園になっているのはいいですね。
路面電車には環状線もあるのですが、その内側は市街地、ではなく、ほとんどがこの松山公園というところが東京や大阪や名古屋の環状線とちがっていて面白いです。

松山の町のどまんなかにそびえる標高１５０mの山の上に天守や櫓が並んで見えます。夜はライトアップされてます。まさに松山の町の象徴です。訪問にはロープウェイやリフトが便利ですが、標高差１００m程度なので若い人はロープウェイに平行してある登山道や県庁裏、二の丸庭園、古町方面の登山道で時間的にも料金的にも節約がいいでしょう。
訪問にはたっぷり２時間半かかりました。お城は見た目以上にくねくねした道になっているので時間がかかります。

本丸広場にぽつりとある建物。一応、案内板はあるのですが、外観的にはコンクリ造りだなあ、と思わせます。
さて、訪問日は、本丸広場できれいな矢絣の袴姿の女子大生と思われる案内係が記念写真の撮影に大活躍。「はいからさんだあ」、とみんな大喜び。その方々が１１時ころ、この建物に入っていきました。このような詰所というか事務所としての使い方がされているようです。

ロープウェイ側から来ると通らないのですが、古町の方の裏側からくると天守の裏の乾門を通って、紫竹門に来て、ここから天守の一の門に入ります。その紫竹門まで来た敵を横から攻撃するための塀で、攻撃用の穴が並んで開いています。通常だと中側（城内側）から見ることになるので、ただの壁にしか見えず見落としがちです。料金所を入ったら最初のみどころなので注意が必要です。

大天守と小天守、それと北隅櫓と南隅櫓の４つの櫓とその間を結ぶ通路状の櫓で四角形になり、その中に中庭があり、ここが天守への入口になります。この構造を連立式天守といいます。中に入ることができ、天守からの松山市や瀬戸内海の眺めはすばらしいです。標高約１６０mです。天守閣自体はそう高いものではないですが、城山の標高が高いのですばらしい松山の展望台です。城に登った登頂感が味わえます。
なお、全景を見るには、伊予鉄そごうの屋上の観覧車がおすすめです。

ロープウェイの方から本丸の広い広場を通って天守にとりつくとき、大天守の第一層のようにも見える短い塀です。これであまり大きくない松山城の大天守も１層分大きく見えます。
鉄砲用の狭間や石落としの出っ張りがあって、一の門へ押し寄せる敵を頭上から攻撃できるようになってます。塀の下の石垣に何か出っ張りがあるのですが、もしかしたら排水溝かもしれません。お城にも必要だったのでしょうか。

松山城でロープウェイから７つの門で大天守入口ですが、その最後の門。ここを抜けると天守や櫓に囲まれた中庭があって、そこに天守への入口があります。
最後の門だけあって、一の門～三の門までとちがって、門の上には大天守と小天守を繋ぐ通路が乗っているので大きく感じます。そして門自体も柱に筋状の鉄板が貼付けてあるのが目立ってます。それでこの門の名称になったのでしょう。ちょっと安易な名付け方だとは思いますが分かりやすいです。

三の門を入ってその正面はこの櫓。折り返すようなカタチで階段を登って中に入ることができます。
中にはなんと大きな太鼓が。自由に鳴らすことができます。天守閣に向かうときにあまりに普通の建物なので見落とす人が多い感じしたが、誰かが太鼓をたたくと次々と人が寄ってくる感じ。そして太鼓の順番待ち。空いてたら迷わず入りましょう。

松山城にロープウェイ方面から来て６個目の門。天守の入口まで７個の門があるのでラスト前です。
ここまで攻め込まれるようならもう最後、ということなのか門はとっても簡素。一応、防衛線がある、というだけのカタチ。最後の門に向かう敵の波を絞る、感じでしょうか。

天守閣が目の前なのに、門が次々と現れます。そして入るたびにぐるぐる廻るので方向がわからなくなります。おまけに一の門から三の門まで３カ所の門ごとに「東塀」と「南櫓」がセットで現れます。門を通るごとに防衛線と防衛拠点が現れるようなものです。
さて、一の門からニの門までは直角に折れる長い階段です。そしてこのニの門を通るとようやく大天守に取り付くのですが、ここには入口はなく、大天守に入るにはにはさらに２つ、門を通らねばなりません。幅も狭くなります。このような構造を考えながら天守に向かうと攻撃も大変だなあ、と感じると共に、距離の割に歩行距離（歩数）が多いのにおどろかされます。

松山城の筒井門の右脇の石垣が大きく手前に張り出していて、その向こう側に隠れるように隠門が。その上に乗っかるようにこの続き櫓があります。正確には門の上ではなく隣の石垣の上なのですが門と一体化しています。
城外側は石垣に沿ったカタチですが、城内側から見ると門の上と連なった四角形のただの普通の建物か物置にしか見えません。
中には入れませんが、ロープウェイの駅の方の見晴らしがいい場所なので、入れたらいいなあ、と思いました。

ロープウェイ側から松山城に向かうと、戸無門と筒井門で１８０°ターンを２回繰り返すわけですが、その筒井門の横の大きな石垣の裏の死角にこの隠門があります。城に攻め入る敵を死角から攻撃、のためですね。
門自体は狭いですし、城内側から見ると階段を降りた先にあるので、あまり大勢は通れません。
一応、現在も観光用には通れますがとなりの筒井門が正門でみなそちらを通るので、脇にあるこの門は誰も通る人がいません。独占気分でした。

松山城をロープウェイ側から入ると３番目の門で、２つ目の門の筒井門と同じ暗いの大きさです。ちょっと離れて第２の防衛線、といったところでしょうか。石垣の方が建物よりも立派です。名前からして太鼓があるのか、と思ったのですが意表をつかれて、現在、太鼓が置いてあったのは更に先の天守のすぐ脇の三の門隅櫓でした。
戦災で焼けて、再建だそうです。

松山城にロープウェイから行くと２つ目の門です。戸無門をくぐて再び１８０°ターンした位置にあります。ここでは鎧兜の武者２名がいて記念撮影に順番に応じてくれました。朝だったのであまり混雑しておらず５組待ちくらい。ボランティアのようで無料です。いい記念になりました。

松山城にロープウェイ方面から来ると最初にくぐる門です。戸が最初からついていないのでこのような門の名前なのだそうです。ところで、松山城の天守閣に向かっていたはずなのに１８０°ターンしてこの門をくぐり、また１８０°ターンして天守閣に向かう次の門をくぐることになります。まっすぐ攻め込まれないための構造のひとつで興味深いです。そして折り返さないと門が見えないように石垣で隠されているという。
訪問時は春で石垣の上の野花がきれいでした。