きゅういとせろりさんのクチコミ(146ページ)全6,077件

宮崎の観光パンフやポスターで必ず目にする第１級の観光地、高千穂峡の、さらに一番の見所。
すごく狭い峡谷に滝が流れ落ち、その向こうから陽が差す。素晴らしい景色です。
ただ、滝の下はほぼいつも観光のボートがいっぱい。また、滝の水源とも言える池は明るく開放的でその雰囲気の落差がまた見もの。
この面白さは現地に立った人だけの特権でしょう。
なお、ボートは最近は有名になってしまって待ち時間が長いそう。休日は数時間待つこともあるとか。なかなか大変な時代になりました。

高千穂峡の遊歩道に沿ってある池。伝説の池であるような案内板はあるが、できたのは甌穴が連なって水が溜まっているとのこと。案内板にある伝説は、深い青色に神秘を感じたのかもしれません。それはそうと、やや草に隠されつつあるようで、その点、ちょっと神秘感は少ないです。

神武天皇の弟が大和朝廷建設後にここに戻り、このあたりを支配していた鬼八と戦ったおり、鬼八が投げて力を誇示した石、とのこと。２００トンはあるそうで、まあ、普通の人が２００キロの石を投げるのもほぼできないでしょうから、伝説の世界の話でしょう。
この高千穂峡は大雨など、急流のときにこのような大石は流れて行ってしまいそうですが、いつまでも、少なくとも観光旅行が始まったころからここにあるのはまた奇跡のようなものなのかもしれません。

高千穂峡遊歩道は五ヶ瀬川の左岸ですが、右岸は川の流れからすぐにほぼ絶壁で、これが高く、段丘面まで達しています。遊歩道はほぼ谷底にあるので、天にそびえる感じで崖が連なってみえるのです。なかなかの迫力です。が、この崖のせいで、朝から昼までほとんど峡谷に陽が当たらず、写真を撮るにはコントラストが強すぎて大変です。
なお、訪問日は台風の影響か、案内板が外れて落ちていました。

高千穂峡の第一の見所は真名井の滝でしょうが、第二の見所はここ、槍飛です。
槍を地に突いて飛び越えた、というくらい狭いです。もしかしたら走り幅跳びでも飛び越せるかもしれません。
もちろん昔の侍は甲冑を身につけていたのと助走距離がないので走り幅跳びは無理だったでしょう。
ここに架かる槍飛橋は、一番狭い部分を外して設けられているので、すぐ横の一番川幅が狭い部分を間近に見ることができます。

岩盤を川が流れるときに、最初は岩盤のくぼみや割れ目に渦を生じて穴があき、そこに小石がはまって川の流れで回転して岩盤を穴のように削ることでできる穴のことです。ここ高千穂峡のものはどの部分がそうなのだかわかりにくいです。が、岩盤というより川の両岸の崖に丸い穴が連なっていることがわかります。甌穴自体は宮崎県でも南の方の都城の近くにある関之尾滝のすぐ上に岩盤に多量の甌穴が見られ、これがわかりやすいです。見比べみるとわかりやすいです。

高千穂峡の遊歩道の神橋側（真名井の滝の反対側）の遊歩道に入ってすぐの場所にある平らな一枚岩部分。硯のように見えるから、なのでしょう。真ん中がくぼんで、まるで硯にように水がたまっているのもご愛嬌です。この高千穂峡の遊歩道はだいたいの場所は手すりや柵がありますが、ここのようにない場所もあります。あまり危険な行動は取らぬよう注意が必要です。

高千穂峡の北側の入り口が神橋。古い石造りのアーチ橋です。狭いので歩行も注意が必要。ここからちょっと高千穂峡の遊歩道に入ったところから振り返ると、石造りの神橋、鋼製アーチ橋の高千穂大橋、コンクリートアーチ橋の神都高千穂大橋の３つのアーチ橋が同時に見えます。アーチ橋ばかり、それも構造の違う３つのアーチ橋が見られるのは珍しく楽しく面白いです。

高千穂峡の一番北の端にある神橋から見上げるのが迫力です。鋼製の橋は下から見るとそのトラス構造やリブの形をよく眺められるのです。案外、華奢なのにおどろくかもしれません。
また、ここからだと奥のバイパスの神都高千穂大橋も合わせてみることができます。コンクリートのアーチとの差が引き立ちます。

高千穂バイパスは五ヶ瀬川を渡る時、段丘面を一気に超えていきます。その大きさを実感するには下から見上げるのが一番。大橋駐車場からのながめがよかったです。高千穂峡を観光するには駐車場が３箇所ありますが、その一番上流の一番離れた駐車場です。無料なのがいいところ。高千穂大橋のさらに上を越えていく巨大なコンクリートアーチが迫力満点です。

高千穂神社の境内の神楽殿は夜神楽が行われるので広い畳敷き。昼、のぞいているとどうぞ上がってくださいとのことで案内していただけました。注目は独特のしめ飾り。普通、神社にある白いひらひら（しで、というそう）の代わりに緑と赤の紙が。そしてしめ飾りも右から７本、５本、３本の束になっていること。普通の神社と全然違います。
赤い紙が地の神、緑の紙が天の神、７－５－３は「天神七代、地神五代、日向三代」を表しているそうで、ここだけのものだとのこと。やはり転送降臨の地だけあって特別なんですねえ。
夜神楽の時間まで居ることができず残念でした。

高千穂神社の境内は巨大な杉がいっぱい。とくに目立つのが拝殿のすぐ前にある巨大な２連の杉。
よく２本の杉が根元から別れている、という表現がされますが、ここの夫婦杉はちょっと離れ気味。もうちょっとくっついてもいいのでは？
夫婦、手をつないで３回まわると子孫の代まで家系繁栄するそうで、ぐるぐる回る人もみかけました。

高千穂といえば神々のふるさと。その高千穂で一番有名で一番大きな神社。
駐車場もあります。無料でした。
さて、神社は意外とこじんまり。まあ、ちょっとした盆地にひらけた高千穂の街ではあまり大きな神社の森はつくれなかったのでしょう。ただ、その敷地の狭さに対して生えている木々のあまりに大きなこと。有名な夫婦杉以外にも巨木がいっぱい。道路から近く、あまり深い森の中という感じでないのはちょっと残念ですが、やはり神々しさの感じられる神社でした。

宮崎の高千穂周辺には高い橋がいっぱい。覚えきれないくらい。
かつては鉄道の日本一高い橋梁もあったのですが、今は廃線。
この天翔大橋は、深い五ヶ瀬川の谷を一気に飛び越える長いアーチ橋。
他のこの周辺の橋がバイパスの走る段丘面から少し下って深い谷の絶壁のあたりで五ヶ瀬川を渡るのに、この天翔大橋はそのままの高さで五ヶ瀬川を超えるというスケールの大きさ。なのでアーチの長さも高さも日本一です。
延岡から高千穂のバイパスからもちらりとその姿が見えます。
アーチと路面を結ぶその縦のコンクリートの柱の力強さがまた格別です。

道の駅青雲橋の手前で渡ります。
がアーチ橋なので通るだけだは単なる路面です。また地上からものすごく高いのですが運転中に見れるわけなく。
なので道の駅青雲橋の駐車場から伸びる遊歩道から見るのが簡単でおすすめ。森の中に全景が見られます。
ただ、高さはわかりずらく、それは遊歩道の終点あたりまで行かねば見られないので、それがちょっと残念。

延岡と高千穂の間もバイパス整備がすすみました。途中無料高速区間も長いです。
その途中に道の駅が３個。延岡から２箇所目がここです。
青雲橋を渡ってすぐ。でも青雲橋自体は駐車場から少し遊歩道を行かないと見えません。そこからも、橋の高さはわからない眺めしか。
さて、訪問日はイベントをやっていて、ゆずや椎茸や栗の販売。一部は試食もあり、焼き椎茸をいただきました。
そして何より焼き栗。最近購入した機械で加圧して一気に焼き上げるのです。それがとっても安価。同じ機械を使った焼き栗をのちに都内某所でみましたが、１０個入りでここの３倍の値段でした。
やはり人気で焼くのがおいつかず。予約して散策して待ちました。その焼きたての美味しさといったら。
栗の季節も終わりらしく、店内にはあまりなかったのですが、都内の半額程度で大きな袋を購入。家では渋皮煮にしました。

日向市は規模の割にホテルが多い気がします。そのせいか各ホテルともやや安価なように思います。
前回日向宿泊とは別のホテルにしてみました。
中規模ホテルで、中は回廊のような廊下。普通なら細い通路１本ですますところ贅沢な空間利用です。
お部屋はやや小さいですが、リニューアルしたばかりなのかきれいでした。落ち着いたブラウンの配色も心地いいです。
ります。
県北観光と宮崎観光の中間地点としての利用におすすめ。なお、近くには日向岬や大御神社などの観光地もあります。車でないと訪問は難しいですが。

宮崎市街の北に接してある感じで、街の中にぽっかりと森があります。
２０１７年に参道に大きな灯篭が５０基設置されました。もちろん点灯します。
しかし、神社は夜は閉じてしまいます。なので冬場が点灯シーンを見るのに最適。
長い参道をきれいに彩ります。冬場の宮崎観光にぜひ。

宮崎神宮の北側の敷地内とも言える場所にあります。なので宮崎神宮と一緒に見ることもできます。もっとも宮崎神宮の拝殿・本殿のすぐ北側ですがぐるっと一回南の神宮の出口の方を回らないと行くことができません。神楽殿のあたりから左右どちらかに曲がるとそれぞれ宮崎神宮の森の外側を北上する道があります。東側は博物館の付属の民家園があってこちらも見どころ。西側は護国神社があります。
さて、入場無料です。博物館なのに。
地質の展示が多いです。地学好きの人にはたまらないでしょう。宮崎県の北部の山のなりたちの展示がとくに興味深いです。
ほか、昔のくらしの様子の展示など。なつかしい雰囲気です。神楽の映像展示もあります。
たっぷり１時間はかかります。

なんと１人２５００円未満なのに、朝食付き。繁華街にも近く、いうことなし。
そしてまあまあ新しく、きれいです。朝食はパンにサラダにソーセージにスープにコーヒーも。十分すぎます。
人によっては駅からちょっと遠いあたりがネックかもしれません。