きゅういとせろりさんのクチコミ(132ページ)全6,077件

佐賀の町外れにあるのでちょっと行きにくいです。立派な昔風の門があるのでさすが、と思っていたら本館は敷地の奥のコンクリートの建物でした。偉人ではあるのですが、やはり早稲田大学の創始者のイメージが強く、佐賀に記念館があるのがちょっと不思議に感じるかもしれません。なお、敷地内には銅像、石碑、生家もあります。銅像はなにかちょっと威厳のないおとなしい顔つきなのがちょっと気になってしまいました。

大隈重信記念館の敷地の中、記念館の建物の脇にあります。外見は最近の建物か、と思うくらい目に眩しい白壁。でも奥の方には茅葺の屋根がのぞいてます。増築を重ねたのでしょう。他は瓦屋根です。武家屋敷の中でも大きい方、すなわち良家だったのだなあ、とわかります。屋敷街になってないのでここにぽつんとあるのは寂しいかなあ。なお、敷地の外の道路からはあまりよく見えません。なので、道路からの取り付きがどんな感じだったのかは興味のあるところです。

幕末維新博覧会のリアル弘道館としての入場です。係員の方がたくさんいて、閉館間際で時間がないのでというと「急行コース」で案内していただけました。５０畳の大広間はちらりと見ただけです。さすが銀行頭取のお屋敷、広いです。部屋がいっぱいあります。一時期料亭として利用されていたそうで、まさにうってつけのお屋敷。ところで、この博覧会が終わったあとの利用方法は、というと、無料公開施設として以外にいろんな展示会に使えるという公民館のような施設なのだそう。なかなかいいなあ、と思いました。

幕末維新博覧会開催中に「葉隠みらい館」になっていたので入場しました。面している通りが昔の長崎街道というメイン通り、というのもいまひとつピンとこない細い通りなのですが、この建物も銀行というには小さい蔵のような建物でまったく華やかさがないのです。上がってみても畳の間が。どこが銀行の営業のスペースだったのか不思議な感じでした。

お土産と夜のホテルで食べるお菓子の購入です。唐津から佐賀へのメインの国道２０３号線沿いで駐車場も入りやすかったです。お店の方がいろいろ教えてくれました。小城羊羹も大きなパッケージと小型のパッケージでは作り方も違うし、保存期間も違うので、できれば大きい方が美味しいことなど。で、両方購入しました。小型の方は、夏限定でほたるの絵の描いたバージョンがありました。小城は蛍で有名なのだそうです。ただ、この年は季節が早く、６月上旬ではもう終わりに近いとのことで、直接佐賀市内のホテルに向かいました。お店の方といろいろおしゃべりするのはためになる情報もあって、空いているときはなるべくお話してみるといいです。

呼子で有名なイカ料理のお店の朝市の出口あたりの大通りにあるお店です。ほぼテイクアウト専門。今回はカップに入ったイカシュウマイとイカ天のセットを購入。揚げたてでパリパリして美味しかったです。駐車場がないので朝市通りの中間くらいにある無料駐車場に入れるか、有料の港の駐車場に入れるか、です。歩きの観光客向けと言えるでしょう。

ここ大川内山は門外不出の陶芸の技のために陶工もここから出られなかったわけで、その墓をピラミッドのように積み上げた無縁仏の集合体。よく見るとたしかに石碑にみな文字や像が彫ってあります。まさに無念の想いが積み重なっているようです。手を合わせて静かに退去しました。最近はあまり観光ガイドにも載ってないようです。やはり、その経緯から静かにおいておこうということなのかもしれません。

大川内山の入り口。駐車場の横にある橋（陶工橋）をわたると自動で音楽を奏でてくれる、はずなんですが、訪問時はどのように歩いてみても、また、塔のまわりを歩いてみても全く鳴ってくれませんでした。故障のときもあるようです。
さて、「めおとし」とは陶器の割れのチェックのために鳴らしてみる、のだそうで、それを塔の上に陶器を音階を調整して並べたものです。なお、この陶器、たぶん、もとは風鈴だと思います。いろんな大きさと柄があって、音階の調整はたいへんだったと思います。今回は音色を楽しめず、絵柄の鑑賞だけに終わりました。

似たようなお店がいっぱいの伊万里の大川内山のお店の中でも目をひいたお店です。
店頭にぶら下がっている巨大な風鈴。その絵柄が面白くて。パンダ・ニワトリ・うさぎ・ブタなどが海から顔を出してます。でも店内は普通です。たしかに風鈴は目につきましたが。楽しいお店でした。

ランチに訪問。最初のトマトとオレンジのアミューズからしてびっくり。きれい。カクテルみたい。次いでサラダの海に泳ぐエビと海のようなゼリー。トマト色のパスタ、わら焼きの伊万里牛。切り株の上の海岸の上にデザート。コーヒーは帽子のようにソーサーにはまって。
次は何がどんな感じで出てくるのかわくわくです。
開業３周年で特別価格でした。でもまた来たいお店です。

チャイナ・オン・ザ・パークは深川製磁のテーマパーク。有田には他にポーセリンパークという陶磁とお酒のテーマパークや、博覧会のときにつくられた「歴史と文化の森公園・炎の博覧会記念堂」という大きな施設があります。バブル期に造られた施設ですが、この深川製磁のパークがいちばんこじんまりとした分身の丈にあっているというか、充実しているように思いました。
さて、いかにもアウトレットの施設、というような長いトタンの建物の中ほどにアウトレットの入り口があります。工場の跡なのか、とっても広いです。種類は少ないですが、ちょっとだけ絵付けの線が乱れてるかな、という程度の陶磁がいっぱい。安いです。茶碗や小皿など、ちょうど不足していた陶磁を皇室御用達のお店の品で補充できてほくほくでした。
喫茶は別の美術館の建物、レストランはこのトタン張りの建物を抜けた裏側です。それぞれアウトレットに案内がありましたが、どちらも隠れ家的でわかりにくい場所にあるので、落ち着いて食事や喫茶にはちょうどいいかもしれません。

深川製磁のアウトレットと美術館のあるテーマパークの一番奥の森の影に丘の斜面を利用したレンガ仕上げの建物があり、これが忠治館という美術館でした。無料ですが、アウトレットの建物からは森の影で見えないのであまり人はこちらまでは足を伸ばさないようで、ひっそり閑。一人か２人くらいしかいません。しかも広くて作品は少なくゆったり配置。ゆっくり静かに鑑賞できました。２階には喫茶コーナーもありました。静かにくつろげそうです。

６月の上旬。ラベンダーの丘は満開。さわやかな香りが。ラベンダーは寒い地方の花と思ってましたが、この暑い九州でこんあ見事なラベンダー畑におめにかかることができるとは感激です。深川製磁の創始者の妻が旭川出身だった縁で、１９８４年にこのラベンダーの丘が富良野から４０００本の苗木を移植してつくられたそうです。過去に新聞で猛暑の年にほぼ全滅に近い被害があった、との報道がありましたが、無事復活してました。梅雨のころではありますが、この時期に北九州を旅行するときは寄ってみましょう。無料です。

柿右衛門窯に行くと、広い駐車場に隣接してあるのがいわばショールーム。その奥に、庭と池があり、橋を渡った先のコンクリート造りの平凡な建物がこの「参考館」。いわば美術館です。入り口には「酒井田柿右衛門館」とでかい石碑があります。扉にちょこっと「参考館」の文字が。ちょっとわかりにくいですね。
中はさすがの大物というか、展示品だなあ、という品々が。お店だけ見てその奥に気がつかない方も多いようです。こちらもぜひお忘れなく。無料です。

今回は時間に余裕があったのでのんびり店内を。ショールーム的な感じで展示は少ないです。高級品がやや多くやっぱり購入できそうな品なし。
さて、今回は庭の錦鯉に注目。ハートの模様の子がいるそうです。簡単にみつかりました。わかりやすいです。初代もいたそうなので、いつもいるようにしているのでしょう。いいことありそうな予感がしました。

この地方どくとくの「ごとうふ」という甘い豆腐のようなお菓子と飲み物をセットでいただきました。
コーヒーカップは壁面と窓辺び天から地まであるようないっぱいのディスプレイの中からカップを選びます。
アイスの時期だったので、普通のカップを選べなくて残念。雰囲気を味わうには夏以外がいいかもしれません。
なお、お冷やのカップもそれだけで十分おしゃれ。まわりは食事の方が多かったです。

有田の異人館の目の前にある黄土色の古い建物。入り口を含め富士山の絵が目につきます。日本の象徴ともいえるこの柄を多く使っているようで、海外との取引が盛んだったからでしょう。
店内はショールームを兼ねた販売スペース。でもあとで行った深川製磁の経営のチャイナ・オン・ザ・パークのアウトレットの方が広くて安くて多くてよかったかも。でも両方見ておいてよかったです。
店員の方が天皇家御用達であることや、その納めた品々の展示の説明をしてくれました。空いている時期の訪問はいいものです。

明治時代に有田焼の買い付けに訪れた西洋人をもてなすために作られたお屋敷。なので和洋折衷。ステンドグラスのハマった窓や螺旋階段になぜか畳の部屋。手すりのあるベランダがあるのにお庭は純和風。シャンデリアがあるのに和風の壁紙。いろいろ対比が楽しいです。でも妙に落ち着いた感じ。説明もしていただけて、さらに興味が深まります。無料施設なのにびっくり。ぜひとも訪問を。

有田館、という有田の街のメイン施設であるような名称ですが、これはここが観光案内所でもあるからです。
後付けの張り出しのような部分が観光案内所でした。トンバイ塀の場所を聞くのに利用。丁寧に教えていただきました。
あと、ここは文化拠点でもあり、有田焼の展示・販売も、そして２階は喫茶室になっていました。コーヒー３００園が有田焼のカップでいただけます。そして１９９６年に有田で行われた博覧会で展示された有田焼のからくり人形の展示をしています。なんと高級な。動きを見てみたかったかも。

窯に使われる耐火煉瓦を再利用してしっくいで固めて作った塀。耐火煉瓦は重量があるので、かなり重い塀なんのだろうなあ、と思います。表面は何回も焼かれているのでいろんな色に変色しているし、角がとれてたり欠けていたり。それも味がありますね。歴史を感じさせる遺産だ、というのにも納得です。
ガイドブックには「このあたり」という表示しかなく、現地で見つけるのがちょっとたいへん。
深川製磁の近くで発見。そこにはどこにトンバイ塀があるか、の地図があり、重宝します。