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神倉山（権現山）は、熊野大神が熊野三山として祀られる以前に、一番最初に降臨された聖地といわれています。
南側の「天ノ磐盾」という断崖絶壁に神倉神社が祀られていますが、そこまでは熊野古道中の古道といわれる538段の急角度の石段があります。登りつめると、御神体の「ゴトビキ岩（地元の方言でガマガエルの意味）」があります。

石段の途中で後悔しました。登るのも地獄、途中から降りるのも地獄･･･　
でも、上り詰めた上から眺める新宮市街地と熊野灘の眺めは素晴らしかったです。
また、降りる途中の山野草が疲れを癒やしてくれました。

熊野大神が熊野三山として祀られる以前に、一番最初に降臨された聖地といわれています。
天ノ磐盾という峻崖の上にあり、熊野古道中の古道といわれる538段の急角度の石段を登りつめた所に、御神体のゴトビキ岩（地元の方言でガマガエルの意味）があります。
まだ社殿がない原始信仰、自然信仰時代の神倉山から、初めて真新しい社殿を熊野速玉大社として麓に建てて神々を祀ったことから、この神倉神社に対して「新宮社」と呼ばれたとのこと。

533段の石段の途中で、登ろうとしたことを後悔しました。登るのも地獄、途中から降りるのも地獄･･･　上り詰めた上から眺める新宮市街地と熊野灘の眺めは素晴らしかったです。

無料駐車場から境内に入って、社殿を見ると、まばゆいほどの鮮やかさでした。朱色と、青空と、木々の緑のコントラストがまぶしいほどでした。

熊野三山の一社として全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮で、熊野速玉大神と熊野夫須美大神を主祭神としています。
2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産に登録。
もともとは近くの神倉山の磐座に祀られていた神で、いつ頃からか現在地に祀られるようになったといわれる。
神倉山にあった「元宮」に対して、現在の社殿を「新宮」とも呼ぶ。さらに地名も新宮市になっています。

そうと知ったら、「神倉神社」もお参りに行かなければということになりました。

「日本最古の湯」とも言われていて、平安朝以来、熊野詣の湯垢離(ゆごり)場として栄えたとの歴史がある。
さらに世界遺産でありながら入浴できる「つぼ湯」は、日によって７回色が変わるという。
泉質は、「含硫黄-na-炭酸水素塩泉」で、92℃、皮膚病、リュウマチ、胃腸病などに効能あり。飲泉も可能。
共同浴場、薬湯、「湯筒（温泉調理場）」、「温泉汲み取り場」など、利用できる施設が多い。

熊野川の支流湯ノ谷川沿いに、温泉宿が並んでいて、いつかもう一度行きたいと気に入った宿もあります。

「日本最古の湯」と言われる湯の峰温泉には、世界遺産の「つぼ湯」にも入れるし、「公衆浴場」、「薬湯」、「貸切湯」もあります。しかも、つぼ湯利用者は、「公衆浴場」または「薬湯」にも一回入浴できるのですが･･･　　行ったときは「公衆浴場」と「薬湯」は建て替え工事中で、入れませんでした。2022年春頃までかかるとのことでした。
それで、「つぼ湯」は780円の所、公衆浴場等を利用できない分、割り引いて400円でした。

他にも「湯筒（温泉調理場）」や「温泉のくみ取り」のための施設があって、それらも利用できました。

湯の峰温泉は「日本最古の湯」とも言われ、世界遺産でありながら入浴できる「つぼ湯」もあります。
その90度近い源泉で、温泉玉子や茹でさつまいもを作ることができるのが、この「湯筒」と呼ばれている公共の調理場です。
目の前のお店で生卵やさつまいもなども販売されているので、手ぶらで大丈夫です。自分でやるのが余計楽しいですね。
玉子のゆで時間･･････約10分
さつまいものゆで時間･･･約30分

世界で唯一世界遺産に登録された温泉に入浴できる、しかも貸し切りで入れるという珍しい体験をしました。
天然岩の窪みに硫黄泉の濁り湯がたまる温泉場を、板で囲っただけの造りです。大人ならふたりしか入れないでしょう。
３０分交替制で、グループで入ります。この硫黄泉は、日によって７回湯の色が変化するらしいです。30分ちょっと待って順番が回ってきました。

「熊野古道」をたとえ短い距離でも実際に歩いて熊野本宮本社にお参りしたいと願って、どのルートが良いか調べました。
小辺路、中辺路、大辺路、伊勢路などいくつもあるんですね。最終的には「中辺路」の「発心門王子跡」から本宮本社までの3時間弱のコースにしました。
発心門王子の「発心」が「仏道に入って修行の志を固める」という意味で「発心門」はその入り口ということだから、ピッタリの場所。
途中、舗装された生活道路もあるし、石畳や山道のようなところもあって、本宮本社にたどり着けたときは、ホッとした気持ちと、やり遂げたという気持ちも味わえました。

熊野古道を少しでも実際に歩いてみたいと思って、「中辺路」の「発心門王子」から3時間かかって熊野本宮本社にたどり着きました。昔の人ほどではないけれど、やっと着けたという実感がありました。

全国の「熊野神社」の総本宮にあたる熊野三山。三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせるのが、聖地熊野本宮大社。3つの社殿が並んでいて、檜皮葺の社殿が重厚さを感じさせます。

敷地は思ったほど広くはない気がしました。

熊野本宮大社の裏の鳥居まで、わずか200mのところにある最後の王子です。
石碑と賽銭箱だけがあって、こんもりとした木々に守られた王子です。
古道をずっと歩いてやってきて、熊野本宮大社に参拝する前に、祓い清める潔斎所だったと考えられているようです。

これを見ると、「ああ、やっと本宮大社に着けるぞ！」と安心感に満たされました。

（現地や和歌山県の各サイトには「祓殿王子」と表記されているのがほとんどでした。「祓所」でなく）

高野山から熊野に行く熊野古道である小辺路と、田辺市から熊野に向かう中辺路の合流地点にあたります。名前の通り、かつては三軒の茶屋があって賑わったと言われています。
現在は、茶屋を模した綺麗な休憩所やトイレが整備されて、江戸時代にあった「九鬼ヶ口関所」が再建されています。
関所の前に残っている石の道標には「右かうや、左きみい寺（右高野山、左紀三井寺）」と刻まれています。

「川口緑化センター」というサブタイトルがついている位なので、この道の駅は、ユニークな建物で、中のほとんどのスペースがアトリウムになっています。まるで熱帯植物園みたい。行ったときは、サツキやハイビスカスなどの植物が展示、販売されていました。

2階に「ローズ」というレストランがあります。ハンバーグ定食、海老フライ定食、ミックスフライ定食などがあって、どれも1000円以上でした。

1階には、小さなスペースの売店があります。川口というよりも、埼玉県や栃木県などの郷土菓子や漬け物、干し餅などが並んでいます。
売店の隣には、「立ち食いそばコーナー」があります。

石造りの小さな祠が残されています。
中辺路から来た参詣者が、ここで初めて熊野本宮大社を見ることになり、伏して拝んだことから「伏拝王子」となったとのこと。今でも遠くに旧社地「大斎原」を見ることができます。

「大斎原」を眺めながら、中辺路で購入した「さば寿司」と「こんにゃくいなり」を食べて、元気回復をしました。汗をかいた後の「さば寿司」と「こんにゃくいなり」は塩分とミネラルも補ってくれるんですね。そして残りの古道を踏みしめながら、本宮本社までたどり着きました。

発心門王子から舗装された生活道を30分で到着。ここ先は先は古道らしい地道に変わります。
廃校の小学校の隣に石碑があります。水場やトイレがあるのでありがたい。

中世には「大門王子」に「水飲」があったので、それと区別して「内水飲」と呼ばれ、近世以降は「水呑」と呼ばれた。その後、1723年に紀州藩主徳川宗直が緑泥片岩の碑を寄進。明治時代から三里小学校三越分校であったが、昭和４８年に廃校。

それはさておき、周囲の紅葉がこの周辺で一番美しかった。

「熊野古道を是非少しでも実際に歩いて体験したい」を実行しました。
本宮本社付近に自家用車を止めて、バスで「発心門王子」まで行き、復路を自分の脚で戻ることに。発心門王子の「発心」が、「仏道に入って修行の志を固める」の意味で、「発心門」はその入り口を意味することから、まさにうってつけの場所。さらに所要時間も2時間半程度ということで、還暦を超えた人間には理想的。

実行してみたら、3時間弱でたどり着けましたが、翌日以降に足腰が辛いことに･･･
でも、実行できたことに充実感に浸れました。

熊野本宮大社や熊野古道を観光するのに必要な情報やパンフレットが豊富に用意されています。バスもここから発着します。
場所も本宮大社の参道入り口にあるため、とても便利です。
旧社地「大斎原」も徒歩圏内にあります。
スタッフもとても親切で、丁寧に教えてくれます。
惜しいかな、駐車場のスペースが狭くて、もっと広いと有り難いですね。

熊野本宮大社参道入り口の近くの脇にあって、観光バスも駐車できるほど広い無料駐車場完備のお土産屋さんです。
和歌山県内のお土産の種類が豊富で、こちらの駐車場を利用させてもらって、お土産を購入するのに便利です。
梅干し、梅酒、那智黒飴、高菜漬け、和歌山ラーメンと、和歌山県のお土産が一通り揃っています。
ソフトクリームも売っているし、トイレも綺麗です。

1889年(明治22年)の水害で流されるまで、熊野本宮大社の本殿があった場所です。
熊野川、音無川、岩田川が合流する中洲です。現在の熊野本宮大社の近くにあります。
日本一大きな鳥居（全高34×全幅42m）が建っています。鳥居をくぐると『世界遺産』の石碑もあります。さらに奥には、二基の石祠が建てられて、かつての神々が祀られていて、重要な場所であったことが示されています。

「なぜ3本も川が合流して氾濫する可能性があるこの場所に、大切な本宮大社を建てたんだろう?」と考えてみたりして･･･。結論は、『神が舞い降りたというパワースポット』だったということになりました。

道の駅熊野古道中辺路に車を駐車して、そこから片道約20分のハイキングコースを進むと、小さな石像があります。

「片道20分」とは思えないほどのきつさがありました。
「ハイキングコース」とは言えない急な坂道で、段差がきつく、狭いので、ある程度の覚悟はしておいた方が良いかもしれません。途中に車道を横切ったりはするのですが、注意深く見れば、表示があるので大丈夫でした。

清流日高川沿いにある温泉地で「日本三美人の湯」と称される。
泉質はラジウム含有量が豊富な純重曹泉、肌をしっとりさせて、さらに肌を白く美しくするとのこと。創傷・火傷・胃腸病などにも効果があると言われているので、本当にそういう効果がありそうだ。
日高川沿いの「美人亭」に宿泊した。確かにしっとりと肌にまとわって、保湿効果が実感できた。