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益田家は萩藩の永代家老で、幕末、藩主を助けて藩政改革を行いましたが、元治元年1864年禁門の変の責任者として切腹させられています。
櫓は高い石積みの上に造られ、武器が収められていました。櫓前の前の馬場の見張りも櫓からしていました。

元は鎌倉の材木座に建てられた毛利家の別邸の門。大正10年に別邸と共に萩の別の場所にあったものを、また移築し、今の場所にあります。
萩にある門としては異色の形と材質で、ケヤキが使われているので、他の萩の古い建物と少し風情が違いました。

長州藩の萩城は慶長9年1604年に毛利輝元が指月城の麓に築城し、別名指月城。お城の裏手には自然の要塞　指月山があり、お城を守っています。
現在はお堀と石垣が残り、公園として整備されています。桜が植えられ、行ったときは桜が満開でした。地元の方々がお花見に訪れていました。

阿武川デルタの北西にこんもりとある山。山の南側には萩城があります。
その向こうは日本海なので、萩城を自然と守っている山です。
お城の林として守られてきたため、手つかずの自然も残されていて樹齢600年もの巨木も多くあります。

毛利輝元の没後、この地に建てられ、輝元と夫人、殉死者のお墓があります。ここは以前は輝元の本邸があった場所で、輝元没後は菩提寺として建てられましたが、その後廃寺となり、お墓のみが残されていて、少し寂しい雰囲気の場所でした。

口羽家は萩長州藩の家老に次ぐ家柄で、そのお屋敷が残されています。母屋と門が国の重要文化財に指定されています。上級武士のお屋敷とあって、立地も素晴らしく開放的な庭は川に面していて見晴らしがよい場所でした。当時の暮らしぶりが垣間見れる貴重なお屋敷でした。

萩の城下町は石塀と土塀が広く続き整備されていて、とても風情があります。
防備の為、行き止まりと見せかけ錯覚させるための工夫がされています。
左右を高い塀で囲んで、道をかぎの手、直角に曲げ、一見行き止まり化と錯覚させています。

明倫館は長州萩の藩校で、初代の明倫館のあった跡地です。1718年に藩主毛利吉元によりつくられました。三の丸の南の方に位置し、敷地は広く940坪もありました。
後に城下の別の土地に明倫館は移されています。
今は、草木だけが残り、夏ミカンが実っていました。入り口の石階段が面影を残していました。

萩城三の丸の3か所の橋の一つで、城下町から三の丸への通路の一つとなっていました。
見るからに歴史がありそうな、小さな橋で渡るのをためらってしまうような風情でかかっていました。以前は木造りだったのを安山岩で造り直したものです。外観も珍しく見ました。

木戸孝允は、藩医の子として生まれ、ここが　生誕地。その後近くの桂家に養子に行って、桂小五郎と名乗ったのだそう。江戸にでるまでの20年間、過ごした家です。
2階建ての家で珍しく驚きました。広いお屋敷でした。

萩の城下町を散策中寄りました。高杉晋作や木戸孝充旧邸、菊屋住宅なども近くにあります。
幕末の日本屈指の蘭学者青木の実弟も長崎で医学を学び、種痘の技術を初めて藩に持ち帰り、天然痘を予防することに成功しています。
邸内では色んな説明をきくことができます。

長州藩萩の藩校明倫館は、萩城下の中心地に移され、その新明倫館の正門として建てられたものです。その後本願寺山口別院に移され、正門とされていましたが、2004年に、ここに移築されました。とても威厳を感じさせる門でした。

国の登録有形文化財の本館を含む旧明倫小学校の木造校舎を改装整備して、萩の魅力を発信する場所にリニューアルされています。
館内は世界遺産ビジターセンターや、幕末ミュージアム、萩グルメのレストランなどがあります。萩観光の始めに行きたい場所です。

萩の藩校であった明倫館は1719年に藩主吉元が毛利家家臣の子弟教育の為に開きました。
幕末における長州藩の活躍に貢献した藩校です。
130年後、嘉永2年1849年むに、城下の中心地、現在の場所に移され、吉田松陰もここで教鞭をふるいました。
平成8年には国登録有形文化財に登録されています。
現在は萩観光の起点となっています。

伊藤博文は元は光市の農家で生まれ、父親が伊藤家の養子となり、一家で入家して、移り住んだ家で、わずか29坪の小さな家です。明治元年1968年兵庫県知事に赴任するまで、ここを本拠としていたそう。小ぢんまりとしていて、質素な雰囲気で当時の暮らしぶりがわかりました。
近くには東京の本邸が移築して並んでいました。松陰神社、松下村塾も近くにあるので、併せて行くのがおすすめです。

伊藤博文の旧家と、その後品川に建てた家が移築して並んでいました。
伊藤博文は元は光市の農家の生まれで、父親が養子になり一家で入家して住んだ家が29坪の小さな家で、明治元年1968年兵庫県知事に赴任するまで旧家に住み続けていました。
その後、東京品川で建てた家は、総理大臣の家とあって、立派でした。
近くには松下村塾や松陰神社もあるので、併せて行くのがおすすめです。

吉田松陰を祀った神社です。最初は明治23年1890年に松下村塾の西側に土蔵造りの小さな祠を造ったのが始まりで、その後伊藤博文らの努力により県社の社格を得ました。
松陰神社近くには松下村塾、吉田松陰幽閉の部屋、など見るべきものが沢山ありました。

松下村塾のすぐそばにあります。吉田松陰が罰せられ、安政2年1855年から数年、幽閉された部屋が残されています。僅か3畳ほどの畳敷きの小部屋です。
結局、安政6年江戸に送られ、死罪が言い渡された即日処刑されてしまいます。
松陰の無念さが伝わってくるような場所でした。

安政の大獄で処刑され、わずか30歳でこの世を去ってしまった吉田松陰。
そんな若さだったと、ここに来て知りました。
小屋を改造して八畳の畳敷きの部屋を塾として、その後多くの塾生を育てましたが、早世。その意志を引き継いだ人達により、日本が作られていったと思うと、感慨深い貴重な塾を間近に見て、感動します。吉田松陰が生きていたら、その後の日本はどうなっていたのか、この小さな塾がどれだけの志士を魅了したのか・・色々と考える場所でした。

東萩駅の東側の山の中腹には松陰神社や松下村塾、伊藤博文旧邸などがあります。
松陰神社の鳥居をくぐって、神社を進み、松下村塾の近くにありました。
安政の大獄で処刑され、短い生涯を終えた吉田松陰の思いを現代に伝えるため、遺書や最後の手紙などが展示されています。