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瀬戸大橋のたもとにある港町下津井には、一部ながら蔵や北前船が立ち寄った回船問屋などがの残る風景があります。街自体は決して大きくありませんが、回船問屋は内部の見学ができ、お土産屋さんも併設しています。
また下津井はたこが有名で、時期が合えば近隣ではタコが天日干しされている風景にも出会うことができます。

児島駅から下津井駅方面へ向かうバスがとこはい号。
児島駅から鷲羽山ハイランド、鷲羽山展望台、下津井などを経由しますので、それらの観光には便利なバスです。
ただし本数が少ないので、うまく行程を組む必要があります。訪問時は児島駅から鷲羽山展望台までバス、鷲羽山から下津井まで徒歩で移動、下津井観光後バスで児島駅という行程をとりました。

瀬戸内海のかなたに四国を望む小高い山が鷲羽山で、鷲羽山展望台からは瀬戸大橋が眺めることができます。展望台までは児島駅からバスでアクセスが可能です。
また、展望台には売店も隣接しています。

近隣には下津井の回船問屋などもありますので、ついでの立ち寄りも可能です。

岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋。本四連絡橋の3つのルートのうちの一つで、その3つのなかでは唯一鉄道と自動車道の共用となっています。
高速や鉄道での眺望も素晴らしいですが、岡山側、鷲羽山からの瀬戸大橋の眺めも見事です。鉄道でも岡山と高松を結ぶ快速マリンライナーの高松方先頭車は展望車になっており、眺望を楽しむことができます。

岡山駅から香川・高松を結ぶ快速マリンライナー。快速ですので運賃のみでリーズナブルに移動可能です。
時間によっては入線前に乗車列ができることもありますが、大混雑という印象はありません。確実に座りたいという方は、高松方の先頭車が指定席・グリーン席になっていますので、事前に購入しておく手もあります。この先頭車は展望車で、瀬戸大橋の風景が楽しめる車両となっています。

中世以降の城郭にあたる役割も指摘されている吉野ヶ里遺跡で、その中でも強固な防御がなされているのがこの北内郭。この北内郭は、位の高い人物が居住した郭で、祭祀に使われた建物などが復元されています。
建物内は一部を除いて見学ができ、さらの北に位置する吉野ヶ里を治めた歴代の王の墓と考えられている北墳丘墓などを眺めることができます。

吉野ヶ里遺跡は弥生時代の遺跡ですが、その形態は中世以降で言う城のようだったことがわかってきており、日本100名城にも登録されています。
この南内郭はその城郭的な設備の一つで、周囲が柵で囲まれた郭の入り口には物見小屋がある構造で、中世以降の城との共通点も指摘されています。そのような観点で散策すると違った魅力が感じられる場所です。

吉野ヶ里遺跡は、日本を代表する弥生時代の遺跡ですが、その広大な遺跡が公園になっており見学、散策ができます。
公園内では南内郭、北内郭、市、北墳丘墓のエリアに建造物が復元されており、各所には解説コーナーを兼ねた展示室が設置されています。

公園の吉野ヶ里公園駅側の入り口は、国営だけあって巨大な施設があり、レストランやお土産店などが入っています。

近年はLCCの就航などで関空の利用機会が拡大しましたが、そのアクセス手段のひとつがこのラピート。なんば発着で新大阪・京都を通るJRのはるかや、大阪を通る関空快速に比べると、乗り換えが不要という点は劣りますが、スピードやコストでは引けを取りません。車内にはスーツケース用の荷物スペースなどもあり、大きい荷物があっても安心です。
全車指定席ですが、一部時間を除いて当日直前購入でも空席があり基本的に着席できる状況が多いです。

建造物は残っていませんが立派な石垣が残る名護屋城のハイライトがこの本丸。広大な本丸には建造物の礎石が発掘調査の後復元されています。また本丸には天守台跡も存在し、このあたりからは玄界灘を望むことができ、大変眺望のいい場所です。
天守台から見下ろす遊撃丸も、防御設備がよくわかり見どころの一つです。

豊臣秀吉が文禄・慶長の役に際して築いた城で、大河ドラマ軍師官兵衛でも有名な黒田官兵衛が縄張りを担当したことでも知られています。
城郭には建造物は残っていませんが、立派な石垣と縄張りが残っており、広大な城郭を散策すると往時の面影をうかがい知ることができます。

石垣が多く残る、大手門側は定番ですが、真反対側の遊撃丸や麓にある山里口の石垣なども見どころです。

名護屋城に関する展示のほか、この地域の古代や周辺諸国との交易についての展示が豊富な博物館です。建物は非常に大きく、綺麗です。100名城のスタンプはこちらの受付に設置されています。
名護屋城の散策口にも大変便利な位置にあり、散策前に名護屋城について勉強してからの散策にも最適です。

唐津神社のお祭り、唐津くんちの見どころはやはり曳山。その曳山の中で最も古いのが、1819年製のこの一番曳山の赤獅子。
2番目に古い青獅子や、鯛の曳山と並んで唐津くんちでも、ぜひ見ておきたい曳山です。
なお曳山の進む道路、道順等は当日街のあちこちで無料配布されるリーフレットに記載されています。

さがバルーンフェスタと並んで、佐賀を代表するイベントで、唐津市内だけでなく全国各地から見物人がやってきます。国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
唐津神社のお祭りで、見どころは曳山。歴史ある曳山が市街地を練り歩き、その掛け声が大変迫力があるお祭りです。
例年HPや唐津駅、案内所などで期間中の曳山の巡行路、時刻などが記されたマップなども配布されますので、大変参考になります。

唐津くんちは毎年秋に行われ、曳山が街を練り歩く光景が見ものですが、この期間以外は曳山はこの曳山展示場に納められています。くんちの期間意外に唐津を訪れた場合でもこの展示場で曳山を見学することができます。
くんち期間中は、赤獅子、青獅子はこの展示場から当日出され、それ以外の曳山はそれよりも前に各町に移動されます。

唐津くんちが有名な唐津。その唐津くんちはここ唐津神社のお祭りで、くんちの期間は唐津神社の参道を中心にたくさんの出店が並び、唐津市内だけでなく全国から見物客が訪れます。
神社自体は規模は大きくはありませんが、隣接してくんちの主役である曳山展示場もあり、くんちの前にはお参りをしておきたい場所です。

国の重要文化財の建物で、炭鉱で財を成した高取家の邸宅です。館内は撮影できませんが、趣向を凝らした内装が魅力的でした。
館内の解説を、案内係の人に館内ほぼすべてにわたってしていただき、透かし彫りや珍しい建築・内装手法についてご教授いただきました。

唐津駅から唐津城へ向かう道中、旧唐津銀行の近くにある建造物で、唐津城の三の丸にあたる場所に建っています。建物自体は復元ですが、天守が望める位置にあり、また海水を引き込んだ堀に沿って建っており、潮が満ちると堀のように水に満たされ、城の防御機能を伺い知ることができます。

唐津ではぜひ訪れておきたいスポットの一つ。
松浦川の河口に突き出した先端に位置する城で、海水を引き込んだ堀で囲まれています。天守は模擬天守ですが、天守からは唐津湾や玄界灘を望むことができ、大変眺望がいい場所です。
天守内また本丸内にそれぞれ小規模ながらお土産物も販売されています。
また天守以外にも一の門(櫓門)や麓の三の丸辰巳櫓も見ておきたい復元建造物です。

唐津駅から唐津城へ向かう途中、川のような、運河のような所があります。ここが唐津城の堀に当たります。海水が引き入れられており、海水の魚や汽水の魚が泳いでいます。
堀沿いには二の門堀の解説立札が立てられています。
またこの堀沿いに唐津駅方面に戻ると、三の丸辰巳櫓が復元されています。