エロシさんのクチコミ(148ページ)全6,830件

川崎市立古民家園の入口を入ってすぐ右手にある2階建ての立派な木造建築があります。この建物が小杉陣屋にあった旧原家住宅です。明治44年に建てられた建物は唐破風屋根のある式台や広い台所、土間など当時の贅を尽くした造りが見物です。
中に上がることが出来、古民家カフェとしても使われおり、休憩所としても使えます。しかたないのかもしれませんが、値段が高いので余り利用している人は居ません。

旧東海道 関宿の百六里庭の東側に関まちなみ資料館があります。江戸時代末期に建てられた町家 旧別所邸を利用した資料館です。内部では箱階段、くど、井戸など町家での生活を偲ばす場所があり、関宿の歴史資料が展示されています。箱階段を上れる機会は余り無く手すりのない階段は上り辛いですが、利にかなった家具だなと感心。
関宿旅籠玉屋歴史資料館に入場したら共通券でこちらにも入れたので、入ってみたら、関宿の古い写真や、町並みの模型も見られ以外と良かったです。

旧東海道 関宿の街道筋を北に入った所に福蔵寺があります。街道からも二層の立派な山門が目に入り行ってみると、織田信孝の菩提寺でした。境内に入ると本殿と観音堂、薬師堂があり、それぞれ作られた時代は異なり、屋根の造りも異なります。
織田信長の三男 織田信孝の墓は壁際にあり、大塚俄左衛門が切腹した信孝を持ち帰り、この寺に埋葬した墓だそうですが、見た目は結構新しい様に見え、「これがそれなの？」と言った感じでした。

旧東海道 関宿を歩いていると、百六里庭の対面に川北本陣跡、そこから西に30m程の所に伊藤本陣跡の石碑が街道沿いに建てられたます。本陣は大名等高貴な身分の人が泊まる場所で、各宿場に一つだけだと思っていたのですが、二つある所があるんですね。それも関宿が交通の要所で賑わっていたことの証なんだと思いました。

旧東海道 関宿の郵便局の東隣りに関宿旅籠玉屋歴史資料館があります。「関で泊まるなら鶴屋か玉屋」と詠まれた関宿を代表する大旅籠が当時そのままの姿で残る貴重な建物です。白漆喰の二階、軒下のある建物自体も見ものですが、内部では旅籠で使われていた食器、膳、旅の資料や、布団が敷かれた部屋があり、江戸時代の旅の姿を垣間見ることができます。
時代劇などで旅籠のシーンを見たことがありますが、実物の旅籠は意外と狭い所だったんだと実感できます。

旧東海道 関宿のほぼ中央にある郵便局の街道筋に面した敷地の一角に高札場跡があります。
幕府の法度、掟書が掛かれた高札が張り出された江戸時代の掲示板の跡で、現在設置されている高札は復元されたものです。掲示されている高札の文字は小さく、何が書かれているのか読めませんでしたが、時代劇等で見た場面が実際この場にあったのかなと、想像すると面白いです。

旧東海道の47番目の宿場 関宿が亀山にあります。亀山市には他に亀山宿、坂之下宿もありますが、伊勢別街道、大和街道の追分があり栄えた宿場町でした。「～するも関の山」とう言葉の語源も関宿の山車だそうです。
緩やかに湾曲した街道筋には旅籠だった建物など古い町並みが取り残されたように残り馬籠宿、妻籠宿にも劣らない古い町並みが見られます。

旧東海道 関宿の街道筋ほぼ中央に関地蔵院があります。境内にある本堂、鐘楼、愛染堂が重要文化財に指定されています。741年に創建された古いお寺で、本尊は最古の地蔵菩薩と言われています。境内は自由に見学できますが、堂内の拝観は予約が必要なので、境内だけの見学になりました。

関宿観光駐車場に車を停めると、駐車場脇の観光案内所の横に小萬の湯と言う名の足湯がありました。湯船はL字型で、一辺には手すりが付いており、湯の中を歩行出来るようになっています。お湯は薄い茶褐色をしたお湯で、温まります。
関宿のこんな所に足湯（温泉）があるとは思いませんでした。

三条通りから小西さくら通りを南に入った所に威厳のある古い店構えの店があります。それが古梅園。大きく墨と書かれた看板の掛かる古梅園は創業1577年創業の日本最古の墨を製造・販売するお店です。店内にはガラスケースの中に箱に入った墨が沢山並べられています。小学校の授業で墨をすって以来、久々に墨を見ました。今となっては全くと言って使うことは無いですが、歴史を感じます。

奈良町の鎮宅霊符神社の隣に奈良町からくりおもちゃ館があります。建物は明治期に建てられた旧松矢家住宅で無料で公開され、中には江戸時代のおもちゃが展示されており、現物で遊べるおもちゃが机の上に置かれています。面白かったのが「猫とねずみ」。ねずみが見え隠れする姿を見ると、昔のおもちゃは単純ですが、趣があったなぁと思います。

元興寺の旧境内のほとんどは奈良町になっていますが、現在遺構が残っているのは現在の元興寺、元興寺塔跡と、この元興寺小塔院跡の3つ。
元興寺塔跡には礎石等が残っていますが、国宝五重小塔が置かれて居た元興寺小塔院跡は新しい虚空蔵堂、供養碑があるだけで何も残っていません。見に行く価値は余り無いかと思います。

奈良町のほぼ中心の旧元興寺本堂のあった場所に奈良町資料館があります。入口には庚申堂の身代わり申がぶら下がり、館内には仏像、高札、民具などが展示されています。特に面白かったのが、江戸時代の絵看板。ヨーロッパの釣り飾り看板に相通じる物があるなあと思いました。

奈良町のほぼ中心、奈良町物語館のほぼ正面に奈良町にぎわいの家があります。大正期に建てられた古美術商の大隅家の町家は、間口は狭い物の奥行が長く、土間の上を見上げると見事が梁が組まれています。他の観光地なら有料であってもおかしくないのに無料で見られるのは、古い建物好きの人にはうれしい限りです。

奈良町のほぼ中心、奈良町にぎわいの家の近くに奈良町物語館があります。明治期の町家を改修したギャラリースポットとなっています。
奈良町にはここを含め、奈良町にぎわいの家、ならまち格子の家の無料施設があり、観光客にはありがたい存在です。

奈良町のほぼ中心、奈良町にぎわいの家の近くに吉田蚊帳店があります。
大正10年創業の専門店ですが、蚊帳を専門に扱う店ではなく、ふきん、ランチョンマット、ストール等身近な商品も扱っています。
奈良町のお土産にカラフルなふきんを買って行くのも良いと思います。
また、古い店構えも一見の価値ありです。

奈良町の御霊神社の裏に、民家に囲まれて元興寺塔跡があります。元興寺と言うと極楽坊だけのように思いますが、奈良町一帯が元興寺の境内で、この場所には明治時代直前に焼失するまで東塔があった場所です。境内には東塔の礎石が綺麗に残っています。

奈良町の中心地から少し南辺りにある1200年前に御霊神社によって創建されたと伝わる古い神社です。「ごりょう」と読みますが、読み方によっては「おんりょう」であることから分かるように、非業の死を遂げた井上皇后、他戸皇太子、早良親王他の祟り神が祀られているのが由来の様です。しかし、そんな怪しげな雰囲気は全くありません。
今では縁結びの神社になっており、訪れる人が多いです。

興福寺の南、元興福寺周辺一帯がならまちです。車一台が通れる通れる道沿いには格子窓が並ぶ日本古来の古い町家の町並みが残り、ノスタルジー感たっぷりです。街中は元興寺、十輪院等のお寺、御霊神社、庚申堂、ならまち格子の家等など見所が多く、散策マップ片手に半日程かけてゆっくり巡るのが面白いです。

奈良町の南側、高林寺の近くに奈良市ならまち格子の家があります。無料で公開されている施設は昔からのものではなく、復元された町家です。奥行のある町家には箱階段や小民具が置かれ人が今でも生活している様な感じさえ受けます。
トイレやベンチもあり、奈良町散策の休憩ポイントとしても使えます。