エロシさんのクチコミ(151ページ)全6,830件

法隆寺 金堂と並んで立つ五重塔です。屋根を数えてみると六重ある様に見えますが、一番下の屋根は裳階と言い見せかけの屋根です。均整の取れたスタイルは京都の東寺の五重塔より美しい姿をしています。更にこの五重塔が現存最古の木造五重塔だということは驚きです。
ずっと眺めていても飽きない塔です。

法隆寺の五重塔、金堂の奥後方、北側に建つ法隆寺の中では最も大きな建物です。回廊と繋がっっており、間口九間の入母屋造りは勿論国宝です。中には日光・月光菩薩を従える薬師三尊像（国宝）が安置されています。透かし彫りの光輪が見事です。
大講堂の中央から中門を見ると、切手（国宝）の構図と同じ風景が見られます。

法隆寺の南参道から南大門を潜り直進した先にある大きな山門が中門です。国宝に指定される中門は法隆寺の見所の一つなのですが、中門の周りにシートの貼られた足場が組まれ解体修復中で、外観はまったく見られませんでした。しかし中門の柱だけは隙間から何とかみられました。後世に残すために仕方がないですが、調べてから行けば良かったです。

法隆寺を訪れる人の大半は南参道を通って行くと思いますが、商店の並ぶ参道の突き当りに現れる山門が南大門です。国宝に指定されている見事な門で、花の形をした花肘木や、彫刻のされた木鼻、優美な形状の屋根が特徴的です。
この門を潜ると広大な法隆寺の伽藍が広がります。

奈良 西ノ京にある世界遺産に指定される法相宗本山の古寺です。広い境内には回廊に囲まれた伽藍の中に金堂、西棟、東塔、その外側には大講堂、東院堂、食堂など多くの建物があります。再建された建物が多い中、東塔と東院堂は国宝に指定され見ごたえがありますが、東塔は修復中で見られません。
建物よりも薬師三尊像、聖観音立像など国宝や重文に指定される仏像が見物です。

薬師寺の回廊の東の外側に面した所に東院党があります。薬師寺の伽藍には再建された建物が多いですが、東院塔は東塔と並んで国宝に指定されている鎌倉期のお堂です。外観もさることながら、中には四天王像に護られた聖観世音菩薩像（これまた国宝）が安置されています。薬師寺の中では小さなお堂ですが、外も、中も見ごたえがあります。

薬師寺金堂の裏（北側）に大講堂があります。こちらも2003年に再建された伽藍の一つです。大講堂の見所は重要文化財の銅造三尊像、そして一見通り過ぎてしまいますが国宝にしていされている仏足石と仏足跡歌碑。他の寺でも仏足石は見たことがありますが、日本最古の仏足石です。撮影は禁止なのが残念です。

薬師寺の中門を潜って右手に本来は見えるはずの東塔は、覆いに囲われてその姿を見ることが出来ません。それは110年ぶりに解体修理が行われていためで致し方無しです。薬師寺の一番の見所である国宝の三重の塔を東西並んだ姿が見たかったので残念でした。
2020年6月には修理が完了するそうです。その際には再度訪れてみたいと思います。

薬師寺の中門を潜って左手に見える三重の塔が西塔です。一見六重の塔のも見えますが、屋根の下に裳階と言う屋根が付いています。金堂に続き昭和56年に再建された物ですが、忠実に再建され見事です。薬師寺の塔は東と西二つの塔が並んだ姿が他では見なられないので、見たかったのですが、東塔が修復中で並んだ姿が見られず残念でした。

薬師寺の中門を抜けた正面に鎮座する巨大なお堂が金堂です。昭和51年に再建されたお堂で、一見外観は木造の様に見えますが、鉄筋コンクリートと組み合わせたハイブリッド構造をしています。すべて木造で復元してくれれば良かったと思うのですが、時代的に仕方なかったのでしょう。
金堂の一番の見所は中に安置されている国宝の薬師三尊像とその台座。日光、月光菩薩を両脇に従えた姿は必見です。

薬師寺の正門である南門を入ると、東西大回廊が目の前に見えます。その両回廊を繫ぐ中央に中門があります。五間三戸の中門は再建された様でとても鮮やか。両脇に鎮座する艶やかな金ぴかに武具で武装した天王像が門を行き来する人に睨みを利かします。
中門を潜ると、薬師寺の大きな伽藍が目に飛び込んできます。ここからの眺めが薬師寺では一番いいと思います。

薬師寺 南大門の南側に休ヶ岡八幡宮があります。薬師寺の鎮守神として平安時代に創建された神社と古い歴史を持つ。境内は小さいながら、とても立派な神殿が鎮座している。
薬師寺をお参りする際は、この休ヶ岡八幡宮を参ってから参るのが正式な順序だとか。是非訪れて見てください。

奈良五条にある鑑真和上が建立した天平時代の古寺です。境内には教科書で誰でも見たことがある金堂、平常宮にあった建物で唯一現存する講堂、鑑真和上が眠る開山御廟など、歴史的な遺物が多くあり見どころ満載です。奈良観光と言うと多くの人は東大寺、春日大社のある奈良公園を訪れる方が多いですが、私は天平時代の雰囲気が残る天平の甍 唐招提寺を訪れる方が人も少なくお薦めです。

唐招提寺境内の北東に開山御廟はあります。鑑真和上坐像が安置される御影堂の東側の林が広がる一番静かな場所です。趣のある土塀にある門を潜り苔むした参道を進んで行くと、厳かな雰囲気が一段と強くなって行き、橋を渡った先に一段高くなった御廟が現れます。
鑑真和上の墓所は唐招提寺の中でも一番尊い場所で見逃せない所でした。

唐招提寺の金堂の背後には、一見金堂と似た造りの講堂が建てられています。講堂と言う名前から分かる通り経典の講義や説法を説いたお堂です。金堂より古い建物は平城宮の東朝集殿を唐招提寺を開くときに移築したもので、当初は金堂としての役割も兼ねていたそうです。勿論こちらも国宝です。
堂内には弥勒仏坐像等が安置されています。

唐招提寺の金堂の東側、礼堂の裏に宝蔵と並んで経蔵が立てられています。経蔵は東大寺の正倉院と同じ高床式倉庫をルーツに持つ校倉造で作られていますが、正倉院よりは大分小さいです。唐招提寺創建時に新田部親王邸の倉を経蔵にしたもので、正倉院よりも古く現存最古の校倉造だそうです。国宝に指定されているだけのことはあり、見事な造りです。

日本史の教科書で見かけだことがある中国から渡来した鑑真和上が開いた唐招提寺の金堂は天平時代の唯一の寺院金堂です。南大門を潜った先にデーンと鎮座する金堂の姿は教科書で見たそのままの姿。正面間口は七間の寄棟造り。遠くから見ると小さいですが、近寄ると意外とでかい。
朝方は団体の観光客もおらず、ゆっくり見られます。

唐招提寺入口交差点から東に200mほど行ったところに唐招提寺 南大門があります。ここが唐招提寺の入場口となっています。南大門は奈良時代の天平様式をした五間の中央三扉の門です。一見した限り古そうな門に見えますが、昭和37年に再建された門だとか。見事に騙されました。

春日大社は広大な紙の森の自体が神域ですが、その自然の造形をそのままに建てられた春日大社の本殿は昨年式年遷宮で塗り替えられたばかり。中元万灯籠で訪れましたが、四棟建つ本殿は参拝所から覗きこむことしかできません（撮影も禁止）。しかし灯りの灯る灯籠が吊り下げられた本殿はとても神秘的な雰囲気で、以前昼に訪れた時とは全く違いました。

バス停に近い大仏殿交差点から荷茶屋・神苑前に抜ける春日遊歩道を歩き、参道を進むこと約20分で朱に塗られた大きな二の鳥居が見えてきます。ここまでは春日の森を歩く感じですが、門を過ぎると摂社、末社、大社が立ち並ぶエリアになり奥深い神域に踏み込んで行くような感じを覚えます。二の鳥居は式年造替で20年おきに塗り替えられるそうです。