エロシさんのクチコミ(123ページ)全6,830件

上野東照宮の社殿の四方を囲んでいる塀が透塀です。緑の塗られた菱型に組まれた格子が透けて見えるので透塀と言う様です。社殿と同じく重要文化財に指定されており、格子の上下には色彩艶やかな鹿、鼠、猿、雀、牡丹等の動植物、魚の彫刻がとても見事です。
一つ一つ見ていると物語の様になっている所も面白いです。

上野東照宮は無料エリアに銅燈籠や唐門等の史跡見えるので社殿を拝観しない人も多いですが、拝観受付して中のエリアに入ると目の前に幹回り8m、高さ25m、樹齢600年と言う見上げてしまうほど大きな楠の大木があります。御神木であり、注連縄が掛けられています。
これだけの大木は上野公園の中には他にありません。

上野東照宮の参道の奥側の両側には石ではなく、銅製の銅燈籠が並んでいます。全国諸国の格の高い大名が徳川家康を祀る東照宮に奉納した物で、形はほぼ同じですが、八角、六角、四角の火袋があります。そして、唐門の両横には3基の銅燈籠。徳川御三家（紀州、尾張、水戸）が奉納したもので、別格扱い。
整然と並ぶ銅燈籠は絢爛豪華な唐門に相応しい光景に見えました。

上野東照宮の参道の奥側に並ぶ銅燈籠の横に千羽鶴がぶら下げられた石で造られたモニュメントが設置されていました。近寄って見ると広島 長崎の火と刻まれ、モニュメントの中央のハトの中には、何と火が灯されています。この火が長崎広島に落とされた原爆による火です。東照宮を訪れる外国人の方も手を合わせ、平和の願いに国の垣根はないと感じました。

上野東照宮の参道の途中には二つの手水舎があります。左手にある手水舎は水が張られていますが、右手の手水舎は空で、手水舎を覆う覆屋の下には他の所では見られない、鈴がぶら下がっています。更に驚くのはこの鈴は石製。何と石工の八右衛門が奉納したものだそうです。触っても揺れる程度で鳴りません。何故こんなものを奉納したのか不思議です。

上野東照宮の水舎門を潜り石灯籠の並ぶ参道を進むと銅燈籠の手前右手に神楽殿があります。唐門や社殿が金ぴかなのに対し、質素ですがとても優美な造りをしています。明治7年に深川木場組合から奉納されたもので、良い材木、良い腕で造られています。
戊辰戦争の戦地であった上野でその6年後にも関わらず、この様な神楽殿が奉納されているのに驚きました。

上野東照宮の水舎門を潜り抜けると石畳の敷かれた参道が唐門まで一直線の伸びています。その両側に整然と並ぶ石灯籠はなんと200数基もあります。全国諸大名から奉納されたもので各灯籠の名前が刻まれています。
まるで、将軍が歩く参道に家臣の諸大名が平伏す様に見え徳川家康の威厳さが伝わってきます。

上野東照宮の大石鳥居を潜った先にある門が水舎門です。慶安4年に阿部重次が奉納した門で、名前が表す様に本来は門の為に作られたものではなく、御水舎を上を覆っていた上屋を昭和39年に門として移築したものです。
門を潜り抜けるとき上を向いてください。門の屋根下には一番組から十番組の纏札が奉納され火除け祈願されていたと思われますので、見逃さない様に。

上野恩賜公園の中にも徳川家康を祀る東照宮があり上野東照宮と言われています。その正面入口にがっしりと建つ大石鳥居は、なんと国指定の重要文化財になっています。重要文化財になっている鳥居を初めて見ました。
この鳥居は寛永十年に酒井忠世によって奉納されたものだそうです。
東照宮の正面なので鳥居の下で並んで写真を撮られる人が多い場所です。

上野恩賜公園の中、上野大仏の北側にお化け灯籠はあります。これまでも何回も周辺を歩いていたのに、木陰に佇む様に置かれていたのと、人が近づけない様になていたので、こんなに大きな灯籠があるなんて知りませんでした。
日本三大灯籠の一つとされており、佐久間勝之の寄進だそうです。
改めて一言、「でっかい」。

中央通りから上野恩賜公園の桜並木道を進んで行くと上野大仏を過ぎた辺りの分岐賂角にトーテムポールが立てられています。都民の平和と繁栄を願って上野ライオンズクラブが立てたトーテムポールで特に歴史的な謂れはありません。しかし、目立つ存在で、良く見ると案内板を兼ねており、右手に行くと博物館、西洋美術館、左手に行くと動物園とかかれており、立ち止まって見る人が何人かいます。

桑名の駅から他人の土地を踏まずに家に着くとまで言われた桑名の実業家 諸戸清六の邸宅として大正2年に建てられた邸宅には、旧岩崎邸やニコライ堂を設計したジョサイア・コンドル設計の洋館があります。塔屋のある2階建ての洋館は現代でもモダンに感じるほどお洒落な洋館で、桑名に訪れたら是非訪れて欲しい建物です。
近代洋風建築好きには見逃せない邸宅です。

桑名と言えば焼き蛤が有名ですが、お土産に買って帰るなら安永餅。その安永餅の老舗が永餅屋老舗です。安永餅は江戸時代からある粒餡のはいった某状の焼餅で、一つ一つ袋に入っておりお配りするのにも最適です。さらに値段も高くありません。日持ちがそんないしないのは注意が必要です。味は京都の焼餅に似ており、餅の歯応えが私は好きです。

東海道53次の日本橋から42番目の宿場です。熱田神宮のある宮宿から七里の渡しを渡った所にある海を入口とする珍しい宿場です。七里の渡跡からは陸路が始まり周辺には本陣「船津屋」と脇本陣「駿河屋」が形を変えて残っています。旧宿場沿いは現在の主要道路からは離れており、寂れた感が漂います。

歌川広重の浮世絵　東海道五十三次の桑名宿に描かれた蟠龍櫓は七里の渡跡のすぐ先にあります。現在の蟠龍櫓は東寺のものではなく復元されたもので、1階は水門の管理施設、2階は展望台になっており誰でも見学できるようになっています。展望台からは目前の川口の眺めが見られますが、窓に格子があり、見辛いのが玉に傷です。

江戸時代の主要街道であった東海道の中で唯一、海の区間があったのが七里の渡。その渡しの跡が桑名宿にあります。海の街道を渡ってくる旅人を迎えたのが伊勢国一の鳥居。この場所から伊勢路に入ることからこの鳥居が立てられていたそうです。
現在は海を渡ってくる人は居らず浮世絵に影響を与える描かれた蟠龍櫓（復元）が当時の姿を偲ばせています。

桑名の揖斐川に面した所に旧桑名城の本丸、三の丸跡を公園にした九華公園があります。桑名城の痕跡は城の外郭と堀位しか残っていませんが、公園内を歩いていると城の石垣に使われていた印の刻まれた石が残っていたり、桑名城の面影が残っています。城好きには石垣なども残っておらず城好きにはちょっと物足りなかったです。

桑名の九華公園の近くにある牛肉で有名な柿安が営むスーパーマーケットです。本社ビルの一階にあり、広い駐車場も完備しており地元の人も、観光客も利用しやすお店です。店内は精肉以外にも野菜、総菜などが置かれるスーパーマーケットですが、流石に精肉のコーナーは充実しており、贈答品のコーナーも設置され、贈り物をすることもできます。
精肉は持ち帰るのが大変だったので手頃なソーセージを買いました。

近鉄四日市駅かあ徒歩5分程、諏訪公園の一角に諏訪神社があります（正確には諏訪神社の一角に諏訪公園）。1202年に諏訪大社から分霊された歴史ある神社で地元では「お諏訪さん」と親しまれている産土神社です。旧東海道（国道一号線）に面し大層賑わっていたそうです。朝方行くと地元の人達が境内の清掃をされており、如何に親しまれている神社が分かります。それ以外は見応えはありません。

四日市の諏訪公園の中にあるレトロな近代洋風建築がすわ公園交流館です。実業家の熊澤一衛よって昭和4年に旧四日市市図書館として建てられた建物は鉄筋コンクリート造り、２階建て、スクラッチタイルの貼られた外観が親しみのある建物です。現在は市民の交流の場として活用されており、無料Wi-Fiも完備されだれでも気軽に利用することができ便利です。