エロシさんのクチコミ(121ページ)全6,830件

上野恩賜公園内の不忍池の南側に面した所にあるステージです。約1000人程収容できる観客席と開閉式の屋根を持つステージで、訪れたときは丁度ウエノ・ポエトリカン・ジャム6が開催されており、無料で出演者の詩の朗読を聞くことが出来ました。扇方をした木製のシートは自由に座れ、ステージを見やすいですが、周りの音も少し気になりました。

上野池之端にある横山大観記念館の玄関口左手に横山大観顕彰碑が建立されています。昭和43年大観生誕100年にあたる東京100年を記念して建立された黒い石碑です。石碑には水戸出身、東京美術学校卒、岡倉天心創設の日本美術院など大観の足跡が刻まれています。
それ以外は何もなく、説明板の様な顕彰碑なので見応えはありません。

上野不忍池の西側に横山大観記念があります。日本画の大巨匠であった大観が明治42年から過ごしたアトリエ兼邸宅を展示しています。純和風建築の記念館には展示されている作品数は多くはないものの、大観の愛用した道具、庭園、部屋など当時の姿のまま残っています。上野と言う大都会の中にこんな邸宅が残っているとは思いませんでした。2階から望む不忍池の池を大観も観ていたのかと思うと感慨に浸れます。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。幕末剣豪櫛淵虚冲軒之碑もその一つです。弁天堂の裏側に建てられており、弁天島にある碑の中では多分唯一、人を称える石碑と思われます。
櫛淵虚沖軒は上州月夜野出身。神道一心流、一橋家の剣術指南役を務めた剣豪です。徳川家に所縁のある寛永寺に因んでこの地の建てられたのでしょうか。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。鳥塚もその一つです。表面には大きな字で鳥塚、裏面には鳥塚の由来が刻まれています。昭和37年に東京の食鳥肉の販売業者団体が鳥供養の為に建立したもので、弁天島にある他の塚と同じ趣旨の塚です。弁天島にはこんな塚もあるの？と思う塚があり、鳥塚もその一つです。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。包丁塚もその一つです。良く見ると、塚の形が包丁の様に尖った形につくられているのが分かります。
包丁塚は成田山新勝寺、神戸生田神社など全国いたる所にあり、弁天島にある塚の中では一番珍しくない（つまり見応えのない）塚だと思います。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。東京自動車三十年会記念碑もその一つです。
昭和50年の建てられた記念碑で、日本自動車の石澤愛三、エンパイア自動車の柳田諒三、ヤナセの梁瀬長太郎、安全自動車の中谷保の4人を顕彰するために、昭和28年に設立された東京の自動車業界団体である30年会がものです。
ヤナセは知っていましたが他の3人は知りませんでした。この碑も何故、弁天島に建立されたのか理由は分かりません。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。扇塚もその一つです。昭和24年に花柳寿美三周忌に当たって尾上菊五郎等によって建てられたモニュメントです。表には佐藤春夫の詠んだ「扇塚　ああ佳き人かおも影を　志のばざらめや不忍の　池のばほとりに香を焚き　かたみの阿ふぎ納めつつ」の句が彫られています。
扇塚は他の所でも見たことがあり、珍しさは余り感じません。でも何故弁天島何でしょうか。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。スッポン感謝の塔もその一つです。
大きな石碑に亀の様な形をしたスッポンの外形が彫られた石碑です。眼鏡、扇、フグ、包丁等々色々な碑がありますが、スッポンまであるとは驚き。話題性のある石碑ではありますが、何故ここにあるのかは分かりません。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。八橋検校顕彰碑もその一つですが、他の塚・碑は物や生き物等の供養に建てられているのに対し、こちらは江戸時代に箏曲の礎を作った箏曲家八橋検校を讃える石碑です。
八橋検校を知らない人は人の名前であることすら分からないかもしれません。石碑の手前したには箏を模ったモニュメントが置かれており、触ると箏が上手くなるかもしれませんね。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。ふぐ供養碑もその一つです。東京ふぐ料理連盟が昭和40年に建立した供養碑で、ふぐを安心して食することが出来よう様にふぐを供養した石碑です。
石柵に囲まれた石碑には波の上を泳ぐふぐの姿があしらわれており、他では中々見られない供養碑の一つ。でも何で上野なんでしょうか。

上野の不忍池に浮かぶ弁天島の周りには様々な塚・碑が建てられています。めがねの碑もその一つです。
それらの中でも大きく、一風変わった石碑で、徳川家康が愛用した眼鏡がモチーフとして彫られています。しかし、古い物ではなく昭和43年に眼鏡業界の組合が建立しもので、面白くはありますが、見る価値は余りないと思います。

上野恩賜公園の中にある上野精養軒の入口の横の奥の方にある鐘突き堂が時の鐘時鐘堂です。江戸時代から時を江戸の庶民に伝えて来た鐘で、今でも朝、昼、夕と時を知らせています。上野を散策していた際に何回が鐘の音が聞こえたのですが、こんな所にあったと初めて知りました。鐘の音を聞くと落ち着きます。

東京藝術大学近くにある黒田記念館の建物の角、1,2階に上島珈琲店があります。チェーン店ですのでメニューは他の店と変わりませんが、1階にはテラス席があり、緑の多い周りの雰囲気と相まって、まるで海外のカフェの様です。2階にも座席がありますが、人気店の様で席が満席で、相席となることがあるのが玉に傷です。
暑い日でしたので、黒糖アイスコーヒーを頂きましたが、とっても美味でした。

東京国立博物館正面の前の道路を西に行くと東京藝術大学があります。岡倉天心やフェノロサが立ちあげた東京美術学校と東京音楽学校が統合された大学で、北側が音楽学部、南側が美術学部と別れています。音楽学部側は関係者立ち入り禁止の札が掛かり、試験などが行われ入り難い雰囲気。それに対し美術学部側は美術館や陳列館があり、自由に入れます。
校舎は音楽学部の方が古い建物が多く歴史を感じます。
藝術とは縁遠い私には楽器の音が聞こえてきたり、とても興味を引く場所でした。

江戸時代、上野公園一帯はすべて寛永寺の境内でしたが、上野戦争で焼失し、現在残る寛永寺は東京藝術大学の北側に根本中堂があるだけです。根本中堂自身も明治になって川越から移築されたもので、境内もさほど大きくはありません。
寛永寺には戊辰戦争の後、徳川慶喜が謹慎蟄居した葵の間が根本中堂裏に現在もそのままの姿で残っています。しかし、通常は一般公開されておらず、外から屋根が見える程度。
幕末の歴史好きとしては葵の間を一度見てみたいものです。

上野寛永寺の境内、本堂の右側には幾つかの石碑等の記念碑があります。その中の一つに慈海僧正墓があります。墓石には聖観音菩薩が彫られ墓の様には見えません。それに一体、慈海僧正とは誰なのかも知りませんでした。寛永寺の学頭を務めた格の高い僧だそうですが、墓は大したことはありませんでした。

上野寛永寺の境内、本堂の右側には幾つかの石碑等の記念碑があります。尾形乾山墓碑 乾山深省蹟もその中の一つです。尾形乾山は琳派で知られる尾形乾山の実弟。享保年間の江戸に下り入谷で釜を開いた。乾山の墓は上野駅にあった善養寺にあったが、駅拡張で善養寺は巣鴨に移転。移転に際し一時期寛永寺に置かれたことを記念しこれら碑を復元建立したもの。
ですので、本物の碑は巣鴨にあります。
尾形乾山が上野に所縁があったことが分かる碑ではありますが、本物と間違え易く、ややこしいです。

上野寛永寺の境内、本堂の右側には幾つかの石碑等の記念碑があります。その一つに旧本坊表門の鬼瓦、根本中堂の鬼瓦があります。旧本坊表門は寛永寺で唯一残った遺構であり、その修復の際に取り外した阿形の鬼瓦です。隣には同じく根本中堂に乗せられていた鬼瓦。
どちらとも上野戦争の現場にあった遺構として貴重なものです。

上野寛永寺の境内、本堂の右側には幾つかの石碑等の記念碑があります。了翁禅師塔碑はその一つです。天和2年に勧学寮と言う学問所、大蔵経を収めるる経蔵を建立した立派なお坊さんだそうですが、まったく知りませんでした。石碑にの隣には了翁禅師の坐像が東屋の下に祀れらています。
了翁禅師に興味のある方には良いですが、興味のない人にはただの石碑です。