エロシさんのクチコミ(119ページ)全6,830件

嬉野温泉の嬉野川沿いにある公衆温泉施設です。古くは蓮池藩の公衆浴場であった古湯温泉を基とするシーボルトの湯の建物は、尖塔を持つ大正時代のゴシック風洋館で嬉野温泉でも一際目立つ建物です。400円で入れる大浴場の他、休憩室、ギャラリーがあり、観光客にも市民にも人気です。

嬉野市内には2つの足湯施設があります。楓ノ木交差点にある足湯が湯宿広場です。大きな東屋の下には足湯があるのはどこの足湯施設も同じですが、ここには、箱の穴に足を突っ込む７人掛けの足蒸しがあります。美人の湯で知られる嬉野温泉のミスとは女性に人気です。

嬉野温泉の中心街から川を渡った南側に萬象閣敷島はあります。予定していた到着時間より遅く付くと入口の前で待ってくれており、その後の接客案内も丁寧過ぎるほど気を使ってくれました。
宿泊した部屋は部屋付き露天風呂のあるwithoak。ベッドのある和洋室で内装は改装したばかりの様でモダンな感じ。部屋からの眺めは大したことはないですが、部屋付きの温泉露天風呂はとってもリラックスできます。
夕食には佐賀牛の焼物にほっぺが落ちました。
多少値段は高いですが、良いお宿でした。

佐賀藩の旧武家屋敷街である静かな住宅街に大隈重信旧宅はあります。大隈重信はこの旧宅で1838年に生まれ、1867年までこの住宅で幕末の動乱を過ごしてきました。
瓦葺の建物に一部茅葺の部分がある面白い建物で、大隈重信の旧宅と言う点においても、佐賀城下の武家屋敷の姿を残す貴重な住宅です。

佐賀藩の旧武家屋敷街である静かな住宅街に大隈重信旧宅に隣接して記念館があります。早稲田大学の創始者としてよく知られていますが、総理大臣を務めた政治家としてもよく知られます。館内では大隈重信の足取り、功績を示す品々、資料が展示されています。知られざる功績が分かり早稲田出身者でなくても興味を引きました。
入館料もリーズナブルです。

佐賀市の中心部にある佐賀藩鍋島氏の居城跡が佐賀城跡です。城跡には残る佐賀城の現存遺構は鯱の門、続櫓の建物と天守台などの石垣跡などが残っているだけで、本丸の御殿は木造で再建されたものです。見るべき所は重要文化財に指定されている鯱の門続櫓。鯱が乗る立派な門には佐賀の役での銃痕が残り見ごたえがあります。
佐賀城跡は公園として整備されており、市民の憩いの場にもなっており、のんびりした雰囲気がありました。

明治維新の一躍を担った鍋島藩の中心地であった佐賀城の本丸御殿を復元し、佐賀の歴史を紹介・展示する施設です。日本で復元された本丸御殿では初めて木造で細部に渡り忠実に復元された建物は見事です。そして入館料は無料（募金）です。
館内では本丸復元の様子を始め、名君　鍋島直正の功績などが展示されています。ですので、歴史好きにも楽しめる施設となっています。

佐賀市歴史民俗館の多くは旧長崎街道沿いに集まっていますが、一つだけ少し離れた所にあるのが旧福田家です。実業家 福田慶四郎が大正７年に建てた住宅は無料で公開されています。立派な表門を潜って中に入ると武家屋敷風玄関があります。室内は洋室、大広間、離れの茶室があり、当時の姿をそのまま残す大正時代の名建築です。
室内では佐賀錦の展示もされており、見逃せない住宅です。

佐賀市柳町を通る旧長崎街道沿い旧三省銀行の斜め対面にある住宅が旧久富家住宅です。大正10年に履物問屋久富商店として建てられた建築で、こちらも佐賀市歴史民俗館の一つとして公開されています。ところが住宅内はカフェに使われており入りづらい雰囲気。カフェなどにせず、昔のままの姿で公開してほしいものです。

佐賀市柳町を通る旧長崎街道沿いに旧三省銀行があります。明治15年に銀行業務を行うために建てられ建物であるが、明治28年に経営悪化で銀行は倒産しました。
正面からみた外見は蔵の様な形状ですが、丸みを帯びた屋根や、鉄扉のついた窓など、他では見られない建築様式が面白い建物です。
訪れたときは、肥前さが幕末維新博覧会の会場として使われていました。

佐賀市柳町を通る旧長崎街道沿いにある旧三省銀行の対面にある町屋建築が旧牛島家です。江戸時代後期に建てられた建物は元々この場所にはなく、平成7年に現地に移築され佐賀市歴史民俗館として公開されています。中に入ると奥に延びる広い土間、そして入り組んだ太い梁など、いかに豪商であったかが分かる造りになっています。このような建物を無料で見学できるのはうれしいです。

佐賀市柳町を通る旧長崎街道沿いにある旧古賀銀行の並びにある旧家が旧古賀家です。想像付く通り古賀銀行創設者の古賀善平の住宅として明治17年に建てられたものです。訪れたとき肥前さが幕末維新博覧会の会場となっとおりましたが、大広間、長い廊下、凝った装飾が施された障子窓など贅をつくした住宅は建築月には見ごたえがあります。

佐賀市柳町を通る旧長崎街道沿いに古賀善平が設立した旧古賀銀行の建物があります。九州五大銀行の一つに数えられた銀行で、通り沿いでは一際目立つ銀行建築です。内部は無料で見学することができ、2階の回廊から見下ろすと、当時の荘厳が思い浮かばれます。当時の資料やパネルが展示されており、知識になりました。

神埼市と吉野ヶ里町に跨る日本最大級の弥生時代の環濠集落遺跡公園です。公園内は3つのゾーンに分かれ、南北内郭、墳丘墓には物見櫓、竪穴式石室、高床式倉庫、環濠、甕棺列墓などの再現された遺構を中心に広大な芝の広っぱ、遊具施設があります。子供連れには一日中遊べるかもしれませんが、遺跡を観光する方は環濠集落ゾーンだけ見学すれば十分だと思います。それでも1.5時間は掛かります。
考古学の好きな方にはお勧めの遺跡公園です。

吉野ケ里遺跡の南部、倉の市の西側にある広大な芝生の広っぱが弥生の大野です。遺跡のあるエリアとは異なり広場と木しかありません。平日に行ったこともあり、東京ドームが2個ほど入りそうな約6ヘクタールもある広場には誰一人もいませんでした。観光する場所ではなく遊ぶ場所です。

吉野ケ里遺跡には2つの大きな環濠集落があり、南側にある最大の集落が南内郭です。北内郭と同様に周りには濠があり、その外側には土塁、城柵が張り巡らされています。そして特徴的なのは4つの再現された物見櫓からは周囲を一望することができ、上ると南内郭、倉と市の姿が良く分かるので、少し大変ですが是非上って頂きたいです。

吉野ケ里遺跡 北内郭の西側に竪穴住居が集まった村があります。これが中のムラです。登呂遺跡で見た竪穴式住居より大きいと思ってみていたのですが、北内郭でとりおこなわれる儀式のために使うものを作っていたバックヤード的な場所と考えられているそうです。時代が違うのもありますが、通りで大きい竪穴住居だと納得。吉野ケ里遺跡の中ではどちらかというと地味な遺跡です。

吉野ケ里遺跡には2つの大きな環濠集落があり、北側の北墳丘墓近くにある集落が北内郭です。名前の通り集落の周りには濠がありその外側には土塁、城柵が張り巡らされており、敵から集落を守る仕組みが良く分かります。集落内には主祭殿、竪穴住居、物見櫓などがあり、特に主祭殿の大きさには驚かされます。弥生時代にこんな大きな建物があったとは初めて知りました。

吉野ケ里遺跡には甕形をした棺桶を使って埋葬された墓がいくつかあります。これらが甕棺墓列です。火葬することなく甕の形をした素焼きの土器でできた棺に亡くなった人を収め2列に埋葬した形態は弥生時代の北九州地方だけだそうです。遺跡では地中に甕が置かれた状態しか見られませんが、北墳丘墓の展示室では埋葬時の姿を再現したものが見られます。
墓碑はないものの結構、丁寧に埋葬されていたことに驚きました。

吉野ケ里遺跡公園の北部、東側の丘の上に作られた弥生時代中期の墳丘墓です。身分の高い首長の様な人が埋葬されている墳丘墓と考えられています。内部は展示館の様になっており、甕棺墓を周りから間近にのぞき込める他、通路の周りの壁には発掘された遺物や、資料がわかり易く展示されており、古代人の暮らしが分かる様になっています。
弥生期の遺跡を他に見たことがありますが、ここまで整った墳丘墓は初めてでした。