エロシさんのクチコミ(115ページ)全6,830件

明治村4丁目にある伊勢神宮外宮の大鳥居前に建っていた宇治山田郵便局舎を移築したものです。円形状の中央棟、Ｖの字に延びる東西翼屋が特徴的な建物は明治42年築の物ですが、ある意味今の郵便局のりもお洒落でモダンに感じました。内部では歴代のポストなどが展示される資料館になっており、本物の簡易郵便局も設置されています。

明治村4丁目の宇治山田郵便局舎の対面にあるレンガ造りの建物が工部省品川硝子製造所です。切妻屋根に換気用の越屋根、イギリス積みの煉瓦壁にはアーチ型の窓が特徴。内部は品川硝子のショップになっており、中に入ると文化財であることを忘れてしまうような雰囲気です。建物の周りにも遺構が何気なくあります。

明治村4丁目の呉服座の並び、一番左手にあるのが本郷喜之床です。明治40年代に建てられた文京区本郷にあった理容店です。中に入ると大きな鏡のある古い理容店の姿を見るとことでできます。基本的には今の美容室と変わらず、設備がレトロと言った感じです。
またこの建物は石川啄木が2階を間借りしていた住居でもあります。隣の小泉八雲避暑の家と同じように石川啄木旧居とでも名付ければ良いのにと思いました。

明治村の4丁目にある呉服座の左手に木造2階建ての小さな町屋があります。この町屋が小泉八雲避暑の家です。怪談で知られる小泉八雲が東京に勤めていた時の夏の避暑に使っていた家ですが、現在明治村で展示されている家では1階は駄菓子屋として使われており小泉八雲の資料はほとんどありません。昔懐かしい駄菓子や、おもちゃが懐かしく感じれる建物です。

明治村4丁目の北側に大阪の池田にあった呉服座があります。「ごふくざ」だと思ってましたが「くれはざ」と詠みます。江戸時代からの古き芝居小屋の姿を残す木造二階建ての建物で桟敷席、花道等、今でも歌舞伎役者が出てきそうな雰囲気があります。中に入って奈落とか舞台を見たかったですが、それはできず入口からの見学しかできませんでした。
地方に古い芝居小屋が残っているところはありますが、大阪で昭和40年代まで使われていたとは驚きました。

明治村4丁目の最北に位置する木造2階建てに建物が半田東湯です。入口には「ゆ」の暖簾が掛かった入口が2つあり、番台があって、脱衣所、奥に湯船と言う懐かしい構造だと思いましたが、さらに古く様式で狭く、湯船に至っては男女の仕切りもなくびっくり。江戸時代は混浴だったと聞きますからその流れかもしれません。
明治期の風呂事情は分かる建物として貴重だと思います。

明治村5丁目にある白亜の大きな教会が聖ザビエル天主堂です。京都の河原町三条に明治23年に建てられたゴシック様式の天主堂です。この建物の最大の魅力はステンドグラスから差し込む光が織りなす荘厳の色彩が見られるところです。海外の教会で見たときの様に見入ってしまうほど。当時日本人が建てたとは、日本人の能力ってすごいです。
見応えがあり明治村の中でも人気のある建物の一つです。

明治村5丁目の南西部にある黒壁土蔵の大きな建物が菊の世酒蔵です。刈谷市にあった菊の世廣瀬酒蔵の仕込み蔵を移築した建物で、軒下には大きな仕込み樽、軒には杉玉、注連縄が掛けられ、内部では酒造りの道具が置かれ、酒造りの工程が分かる様に展示されています。使い込まれた道具が酒造りの歴史を物語っており、勉強になります。

明治村5丁目にある洋食レストランです。明治村にはいくつかの飲食店がありますが、明治村の中ではリーズナブルな価格で明治の洋食を食べることができます。頂いたのはデミグラオムライス＆ハンバーグ。見た目は美味しそうですが、ファミレスの味と大差ありません。昼時は入店待ちになるほど混むので時間をずれして行くことをお薦めします。

明治村5丁目の帝国ホテル中央玄関バス停の近くに宮津裁判所法廷はあります。明治の裁判所と言うと名古屋市市政資料館の様な重厚な裁判所を思いがちですが、明治期の地方裁判所の姿はこのような純和風建築であったことが良く分かる建物です。更に中には当時の裁判風景が蝋人形でリアルに再現されており、傍聴人になった気分になれます。

明治村5丁目の最西南部に明治村にある施設の中では一番可愛いメルヘンチックな建物があります。これが越後高田に明治41年に建てられた高田小熊写真館です。中に入ると一階は畳敷きの和室、2階は大きな明り取りから柔らかな光が注ぎ込む洋室の撮影スタジオになっています。当時の写真撮影は苦労して撮っていたと言うのが良く伝わる写真館です。

明治村5丁目の金沢監獄中央看守所・監房の並びの同じ監獄施設の前橋監獄雑居房があります。明治21年に建てられた監獄の外見は馬小屋の様な感じで、中に入っても、馬房のところが雑居房になっている感じです。時代劇で出てくる牢獄のようです。しかし牢獄は吹きっさらしで冬は寒かっただろうと想像できます。よく昭和40年代まで前橋に残っていたものだなと驚きです。

明治村5丁目の旧帝国ホテル中央玄関の前を下った右手に金沢監獄中央看守所と監房があります。八角形の看守所の中央んは監視室があり、5方の延びる監房を一か所の監視することができる様に作られています。ここには監房は1房しか残っていないのは残念ですが、マネキンが置かれ明治期の監獄がどんなものだったのかが良く分かります。また、近くの前橋監獄雑居房と比較して見るのも面白いです。更に網走にある博物館網走監獄と同じ監獄の完全な姿が見られれます。ふだん馴染みのない所で子供は興味津々でした。

明治村5丁目にある天童眼鏡橋の掛かる池の西側に東京駅警備巡査派出所はあります。大正3年の建てられた交番は辰野金吾が建てた東京駅丸の内駅舎と合うように駅舎のデザインを模してレンガ造り、玄関のアーチ、ドームが設けられており、東京駅の駅舎を思い出しながらみると面白いです（中に写真が掛かっているので見てみると良いです）。
今、この交番が丸の内に残っていても良かったように思います。

明治村5丁目にある金沢監獄正門に近くにある池に掛けられた2連アーチの石橋です。明治20年に天童市倉津川に木橋から架け替えられた物で正式名は多嘉橋と言います。湖面に映る姿は正に眼鏡の様に見え、渡ってみても石組みの美しさがあり、今でも充分に使える橋の様に見えました。
ちなみにこの橋はNHKドラマ「花子とアン」の撮影に使われたそうです。明治村にはその様なテレビでみたことがある施設があるのも面白いです。

明治村5丁目の天童眼鏡橋の先に金沢監獄の正門があります。明治の五大監獄（千葉、奈良、鹿児島、長崎、金沢）の一つであった金沢監獄の正門で明治40年に建てられて物です。最近奈良刑務所がホテルに改装されると言うニュースがありましたが、その奈良刑務所の設計者と同じ山下氏が設計したもので、正門も似たような形状をしています。今も金沢に残っていたらホテルの入口になっていたかもしれませんね。
赤い煉瓦が印象的な重厚な門です。

明治村5丁目の中央近くにある池に掛かる天童眼鏡橋の袂に小さな燈火台の様な建造物があります。これが小那沙美島燈台です。広島の宮島近くの小さな小那沙美島に明治37年に建造された燈台で、燈火が回転する一般的な燈台とは異なります。燈台と言われなければ見逃してしまいます。燈台についてはよく知りませんが登録有形文化財に指定される貴重な燈台だそうです。

隅田川に掛けられていたアールヌーボー風の唐草模様が美しい鉄橋の一部です。内閣文庫側から見たときは人力車が置かれ、舞台だと思っていたのですが、回り込んでみてみると橋梁の一部が移設されたものでした。現在の新大橋は余りにもシンプルすぎて、こちらの新大橋の方が趣があり、このままの姿で再現して欲しかったものです。

明治村5丁目の最北東部にあるのが大明寺聖パウロ教会堂です。明治12年に伊王島に建てられた教会建築を移築したものです。外観は瓦葺の純和風建築で一見、集会場の様に見えますが、中に入るとびっくり。内部はアーチがおりなす三廊式、奥には主祭壇があり、ステンドグラスがない以外海外の教会の様。外と中のギャップに驚かされます。
長崎ではこのような教会が世界遺産として残っているので、こね建物も世界遺産になっていたかもしれません。

明治村5丁目の北部、内閣文庫の右手にある建物が川崎銀行本店です。日本橋にあった建物を移築したものですが、移築した部分は建物全体の左側角の一部のみ。それもほぼ外壁のみで中は一部しか残っていないのが残念。明治村にある建物ではこれほど少ない一部しか残っていない建物は珍しいのではないでしょうか。
階段を上ると、最上階は展望台になっており、明治村や入鹿池を野ズムことができるのが良いポイントです。