エロシさんのクチコミ(109ページ)全6,830件

静岡市の南部にある登呂遺跡の発掘現場を保全のために公園にした場所です。公園内には弥生時代の竪穴式住居、高床式倉庫が復元展示されていますが、そのような場所は1/5程、大部分は水田跡で広い緑地になっています。子供たちを遊ばせるのには、考古学の勉強にもなり良いかもしれまえん、

登呂遺跡の南側に接する場所に建てられた登呂遺跡に関する出土品や弥生時代の体験ができる博物館です。1階は無料ゾーンで登呂遺跡を再現した村の中で当時の生活を体験でき子供に人気、2階がメインとなる出土品の展示室で登呂遺跡が如何に貴重な遺跡であるかが分かる展示になっています。それでいて入館料300円とは安いと思います。

昨今、日本の縄文、弥生期の遺跡として良く紹介されるのは三内丸山遺跡や、吉野ケ里遺跡ですが、私が小学生たった頃、遺跡と言えば登呂遺跡でした。東名高速静岡ICの近くの住宅街の中に整備された広い遺跡公園の中に登呂遺跡があります。竪穴住居、高床式倉庫の他、稲作様水田が復元され、弥生時代の人々の生活が良く分かります。今でも貴重な遺跡で十分見る価値があります。

徳川家康公を祀る神社の一つです。日光、上野はこれまでに訪れたことがありましたが今回初めて久能山東照宮を訪れました。1600年頃家康公死後に久能山城跡に創建された東照宮は階段状の境内に楼門、鼓楼、神楽殿、神庫等の重文のと、静岡唯一の国宝である社殿があり、極彩色に彩られた建造物は家康公の威厳を見せつけるものとなっています。日光の東照宮にはかないませんが見事です。

現在の久能山東照宮のある久能山の山上の開けた場所が久能山城跡です。東照宮の建造物に目が行きますが、所々に久能山城の跡が見られます。表参道から上った所にある一ノ門は大手門、旧宝物館の裏には久能山城を築いた武田信玄の腹心、山本勘介の名がついた勘介井戸、神廟の辺りには石垣を見ることができます。
当時は相当頑強な山城だったことが伺え知れる城跡です。

久能山東照宮を正式の訪れるのにお参りするには久能山東照宮 表参道石段を通ります。麓にある石鳥居から17間借り1159段の石段が一ノ門まで続きます。私はロープウェイを使った行きましたが、昔はこの石段を登らないとお参り出来なかったそうです。
上から覗くだけでも急な石段で、上る気がしません。歴代将軍もこの参道石段を上ったのでしょうか。籠を担ぐ人はさぞ大変なことだったでしょう。

久能山の表参道1159段の石段を上った所に現れる門が久能山東照宮 一ノ門です。石垣の間に作られた一ノ門は神社の門と言うよりも城郭の門の様な姿をしています。それもその筈で武田信玄が築いた久能城の大手門の跡に作られた門です。門の外からは眼下に駿河湾の広大な海原が見られ眺めが良いです。

久能山東照宮の御社殿を囲む玉垣を右手から出た所にもう一つの社殿があります。これが日枝神社です。御社殿よりは相当小さな造りの神社で大山咋命を祀る神社です。社殿を見てると何か違和感を感じるなと思ってじっくりと見まわすと、屋根を支える垂木の間隔が普通は均等に並んでいるのに対して、この社殿は不均等に並んでいます。訪れたら是非見てみてください。

久能山東照宮の社殿の左手から廟所参道を更に進んだ先に久能山の御祭神である徳川家康公の遺骸を埋葬した宝塔があります。ここが神廟です。石垣で囲われた神廟には久能山の他の所とは違い色が無く、とても厳かな雰囲気で、神聖さが漂っています。久能山の中で最もパワーを感じる場所です。

徳川家康の遺言によって創建された久能山東照宮のメインとなる建物が久能山東照宮 社殿です。拝殿・石の間・本殿が繋がった社殿も極彩色に彩られ、金の金具や、透かし彫りなどが施され、その絢爛豪華な姿に見とれてしまう程です。国宝に指定されていますが、静岡県にはこの社殿が唯一の物だと知りました。とにかく見事です。

久能山東照宮の境内の中にある徳川所縁の品々を展示する博物館です。ロープウェイを降りた社務所の先にあります。GWに訪れるたのですが、「徳川歴代将軍名宝展」が開催されており、歴代15将軍の甲冑すべてが一同に勢揃い。滅多にすべて同時に展示されることはなく、中でも秀忠の具足はここにしかないレア物だそうです。他にも国宝の太刀「真恒」が展示され、刀剣ファンにも満足のいく展示でした。

神楽殿の背後の石垣の上にある建物が久能山東照宮 神庫です。1617年に建てられた神庫は久能山の中では変わった様式の建物で、正倉院と同じ校倉造りですが、その装飾は金箔欄間など極彩色。宝物が納める場所であるからか近寄って見学することができず残念。校倉造りの建物はなかなか見られないので、建築好きには興味の高い建物です。

鼓楼から一段上がった右手にある舞台風の建物が久能山東照宮 神楽殿です。1617年に建てられた神楽殿は銅瓦葺入母屋造りで、こちらも重要文化財にしていされています。本来、神楽を奉納する建物ですが、絵馬が奉納され、本来の用途と違う使われ方をしています。面白かったのは精巧に作られた模型も奉納されており、静岡らしいさを感じさせました。

神厩から一段上がった右手にある高い建物が久能山東照宮 鼓楼です。石垣の上に作られた鼓楼は太鼓を設置するためのもので1617年に建てられました。もとは鐘を吊るす鐘楼だったのが、こちらも廃仏毀釈のあおりで鼓楼に改めたとのこと。こちらも朱に塗られ、特に軒のしたの梁には極彩色の塗装が施され、下から見上げるだけにとても見事に見えます。

神厩から一段上がった左手、鼓楼の正面にある石の舞台が久能山東照宮 五重塔跡です。ほとんどの人は何もないと思い通り過ぎていきますが、そこには明治6年まで五重塔が存在し、その礎石が残っており、またそこには駿府城から移植された蘇鉄が茂っています。
五重塔が残っていれば、さぞ荘厳だったと思われ、つくづく廃仏毀釈は明治政府の愚策だったと感じます。

久能山東照宮 楼門を潜った先左手ある建物が神厩です。朱色に塗られていますが、東照宮の建物の中では装飾は少なく、中には本物の馬の代わりに、左甚五郎作と言われる木造の神馬が納められています。
訪れた4月末には神厩の前に植えられたオオデマリの花が丁度見頃で、朱色の神厩に白い花が映えとても綺麗でした。

日本平山頂と久能山東照宮を約5分で結びロープウェイです。久能山東照宮に行くには久能山下から表参道の1159段ある石段を徒歩で上って行くのが正式ですが、このロープウェイを使うと体の不自由な人でもあっという間に久能山東照宮に行くことができとても便利。車窓からは相模の海を眺めることができ、GWには眼下に藤の花が綺麗に見えました。
HPには割引券が掲載されており、往復で110円安くなるので使わないと損です。

有度山の山頂一帯が日本平山頂です。以前より日本平山頂からは富士山、清水港、三保の絶景を望むことができ静岡でも屈指の人気ポイントです。以前は山頂には展望所しかありませんでしたが、新たに日本平夢テラスが親切され以前より一層快適に絶景を望むことが出来るようになりました。それだけの絶景ポイントだけあり駐車場が混むのが難点です。

日本平の山頂に建つ高さ約95mもある電波塔です。以前、日本平を訪れたときは広場の中央にのっきらぼうに建てられた無機質な電波塔の様に思えてましたが、今年再訪すると電波塔は変わりませんが、夢テラスのデッキが取り囲む様に作られ、以前の姿とは一変していました。電波塔好きの人がどれだけ居るか知りませんが、普通の人にとっては見応えはないと思います。

旧清水市と旧静岡市の間にある有度山の山頂一帯が日本平です。307mと特別に高い山ではありませんが、山頂からは東側正面に富士山、清水港、駿河湾の絶景を望むことが出来ます。その景色は正に日本平と言う名に相応しい景色です。富士五湖から望む富士山も絶景ですが、日本平からの富士山は格別です。富士山が見えない日に行っても余り意味はないでしょう。