2022/05/30 - 2022/05/30
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万歩計さん
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今日からカミサンは娘と2泊3日の旅行。家でゴロゴロしてても仕方がないので、和歌山県の色塗りを兼ねて湯浅の重伝建へ。和歌山県へは若い頃よく海釣りに行ったが、釣りを止めてからはすっかりご無沙汰に。湯浅はこれまで何度か来たが漁港しか知らない。
重伝建地区の通りを歩くと伝統の醸造業の蔵や古い商家が残り、その多くは復元されていない昔の建物だった。通りの間は小路が細かく巡り、住民の日常生活が感じられる魅力的の家並だった。
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重伝建登録地区名:湯浅町湯浅
分類:醸造町
湯浅町は和歌山県の中部西岸、紀伊水道に臨む小都市である。古代より港町や熊野参詣の宿所として栄え、中世に伝わった金山寺味噌の製造に由来する醤油醸造は、近世に入ると紀州藩の保護を受け代表的な産業になった。16世紀末期、熊野街道の西方に開かれた保存地区は、通りと小路の特徴的な地割で構成され、切妻造平入、本瓦葺を伝統とする町並に醸造文化の歴史が薫る。
~全国伝統的建造物群保存地区協議会発行「歴史の街並み」より
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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7:50 車で自宅を出発、和歌山県の湯浅に向かいます。
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最短ルートは西名阪から阪和道ですが、せこい万歩計は少し回り道ですが大部分が無料区間の京奈和道を利用しました。
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10:15 重伝建地区入口の無料駐車場に到着。平日のためか車は1台も停まっていません。
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重伝建地区は湯浅市街地の北西に位置し、その範囲は東西400m南北280mです。
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駐車場の道向かいの建物は「岡正」。
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建物は「京喜屋」の屋号を持つ呉服店の一部で、入居者が三代に渡って「岡正」と称する酒屋を営んでいました。
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岡正は休憩所で重伝建マップがありました。
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岡正の横から西に延びる北町通りから街歩きをスタート。
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イチオシ
茶色と黒色の木造建築が並ぶ落ち着いた通りです。
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湯浅の町並には美しい格子が見られます。
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津浦家は醸造に用いる麹の製造販売店。主屋は明治11年の建築。
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イチオシ
特徴ある2階の虫篭窓
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イチオシ
通りはとても静か。
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小さな町の魚屋。漁港は直ぐ近く。
楠山鮮魚店 グルメ・レストラン
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早速特産の醤油醸造所が現れました。戸津井醤油です。
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隣接する大きな建物は醤油蔵か。
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振り返りながら歩くと、
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町家を利用した宿泊施設。
紀州湯浅古民家町家宿泊 千山庵 きたまち 宿・ホテル
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一日一組一棟貸し。さて料金は?
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加納家。大正10年築の主屋の2階は当時流行した黒漆喰仕上げ。
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麹アイス。さてどんな味だろう。
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重伝建には復元された建物が混じる場合が多いが、
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この通りの建物は昔のままで特に手が加えられていません。
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レトロなポスト。
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太田久助吟製。元は醤油醸造業でしたが、現在は金山寺味噌を販売しています。建物は江戸時代末期の建築。
太田久助吟製 専門店
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湯浅の醤油は鎌倉時代に中国から伝わった嘗味噌(現在の金山寺味噌)がルーツだそうです。
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店内。
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2パックお買い上げ。
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太田久助吟製の向かいも太田家の建物。明治の建物で湯浅には珍しい妻入り。
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現在は北町ふれあいギャラリー。
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来た道を振り返る。
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ここから先は湯浅を代表する醤油醸造「角長」の建物が連なります。
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角長本店。
角長 専門店
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角長は天保12年の創業。現在も昔と同じ方法で醤油を製造しています。
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本店の向いにある職人蔵は現在博物館。無料で見学できます。
角長醤油資料館 職人蔵 美術館・博物館
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この蔵が建築されたのは慶応2年。
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中国から金山寺味噌がこの地に伝えられ、味噌を製造する時の澄み液が美味いことから醤油が生まれました。江戸時代には紀州徳川家の庇護を受け、湯浅の醤油醸造家は100軒を越えたそうです。
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職人蔵の内部。
角長醤油資料館 職人蔵 美術館・博物館
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小麦の粉砕機
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吉野杉を使った仕込樽
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太い男柱と醤油搾り船
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イチオシ
製造工程に従って道具が展示されています。
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醤油を焚いた釜
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澄まし桶
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当時の帳簿
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電話室までありました。
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こちらは現在使われている醸造蔵。
角長 専門店
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古い天井や梁や桶にはに醤油製造に不可欠な酵母が白く付着しているため、安易に建て替えることが出来ないそうです。
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醸造蔵の前に置かれた醤油瓶に、
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醤油樽
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角長の端に北恵比寿神社。昔はこの先は浜でした。
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北恵比寿神社から曲がり、湯浅湾に注ぐ山田川の河口に出ました。
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角長の裏にあたるこの場所は大仙掘。
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山田川に設けられた内港です。
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イチオシ
ここで醤油の原材料や商品が積み下ろしされました。
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石積みの堀に立ち並ぶ醤油蔵は、湯浅の代表的な景観です。
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しばらく山田川沿いを歩き、
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イチオシ
北町通りに戻りました。
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切子格子に遊び心
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こちらにも。
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北町通りから南に折れて浜町通りへ
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旧赤胴家。明治40年建築の醤油醸造家の主屋で、町家としては湯浅で最大級。
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虫篭窓が続く2階部分は天井が低く、物置や使用人部屋に使われました。
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ここから路地へ。
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赤いベンガラ格子のまちなみ交流館は江戸時代の長屋を改修したもの。今日は閉館でした。
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その向いに個性的な塀をもつ「甚風呂」。
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幕末開業の公衆浴場で昭和60年の営業終了まで、長年にわたり地域住民の憩いの場でした。
甚風呂 名所・史跡
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現在は銭湯跡歴史資料館として無料で見学できます。
甚風呂 名所・史跡
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男湯
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左の深い浴槽は立ち湯
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壁に掲げられたのは昭和30年代の映画館のポスター。当時湯浅町には湯浅会館と旭座の2つの映画館があったそうです。
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2本立て50円。主演は鶴田浩二と久我美子。
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裏に回るとレンガ造りの焚口。
甚風呂 名所・史跡
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最後は重油ボイラーを使っていたようで燃料タンク見えます。
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店主の住居であった主屋は古民具の展示室。
甚風呂 名所・史跡
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示されている古民具は、湯浅住民からの寄贈によるものだそうです。
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甚風呂の隣のお宅の庭に色とりどりの紫陽花
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路地を歩いていくと、
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猫たち
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鍛冶町通りに出ると明治7年築の旧栖原家。工事のため戸が立てられていました。
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長大な間口にずらりと並んだ6つの木瓜形の虫篭窓が印象的な竹林家。古くは醤油と漁網の販売を営んでいました。
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塗り壁の剥がれがいい味を出しています。
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今度は鍛冶町通りを南へ。
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通りを歩いていると、
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見過ごしそうな細い路地が、家々の間からあちこち顔を覗かせています。
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その一つに入ってみました。
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イチオシ
これらは小路といって住人の生活に密接に関わっています。
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ここでは通りとは一味違う静かで懐かしい風景が次々に現れ、
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すっかり魅了されました。
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しばらくは当てもなく小路歩き。
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中町通りに出たら、
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天正年間創建の本勝寺。
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その先の重厚な町家は江戸時代末期に建てられた木下家。やはり醬油醸造家。
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その先に廃屋然とした建物が数軒。
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こんなの好きです。
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見事に蔦が絡まった民家。
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軒下に風流な歌が書かれた行灯
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この辺りが重伝建の南端。ここから東に歩くと、
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深専寺。山門の左に建つ石碑は「大地震津なみ心え之記碑」。
深専寺 寺・神社・教会
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さらに東に行くと道町通り。ここを熊野古道が通っており、天保9年に建てられた立石道標が残っています。
立石道標 名所・史跡
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熊野古道に面したお休み処「立石茶屋」。ここが重伝建歩きの終点。
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13:10 折角湯浅に来たので美味しい魚を食べて帰ります。
かどや食堂 グルメ・レストラン
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名物しらす丼と地魚の刺身
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13:50 湯浅を出発して帰路へ。
湯浅駅 駅
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途中のパーキングエリアで和歌山ラーメン。今日の走行距離は250km。
道の駅 かつらぎ西(上り) 道の駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- mom Kさん 2023/06/06 09:11:29
- 小路も歩かれて
- 万歩計さん 湯浅の真骨頂は、小路にあり。そう思う私です。改築中だった栖原家も湯浅駅も記憶のない建物になっています。この町も他の観光客誘致に必死になっている町同様、もどき建物が増えているような。御手洗方式が全国に広がるといいなあと切に思う私です。「塗り壁の剥がれがいい味」と感じてくれる人が、行政側にいない?それとも住民の美意識、歴史認識?
バブル期、再開発の掛け声の元にかけがえのない貴重な建物が消えたように、ここ数年、インバウンド騒ぎにまた「記憶」を消し去ろうとしている私たちのような気がしています。
万歩計さんのお写真も貴重な記録になる日も近いですね。
- 万歩計さん からの返信 2023/06/06 16:31:03
- Re: 小路も歩かれて
- momKさん、こんにちは。コメントのうえ、フォローして頂きありがとうございます。
ヨーロッパの田舎巡りが好きでしたが、コロナ禍で国内の重伝建に目を向けその素晴らしさに気づき、30箇所程度(未アップ分を含む)を巡りました
重伝建には京都や金沢のように観光資源になっている場所もありますが、それらは例外。大部分は観光とは無縁の地方の小さな町や農村、山村の集落です。
これらの重伝建の維持は住民の合意形成が出来るかにかかっている気がします。色んな制約を受けながら街並みを維持するには、その街の歴史に対する尊敬と誇りがなければなかなか難しいと思います。中でも特に深刻なのは山村集落です。重伝建どころか集落の存続自体が危ぶまれる場所も多いようです。
日本の財産とも言えるこれらの風景を如何に残していくか。行政の力には限度があります。やはり国民の価値観が変わらないと難しいのでしょうね。ヨーロッパでは古い街並みが多く残っていて、人々は何代にも渡って使われた家や家具を修理して使っています。修理屋もビジネスとして成り立っています。便利さや快適さをPRして売り上げを伸ばす消費社会をまず変えないと。難しい問題ですね。
万歩計
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