2022/02/26 - 2022/02/26
9位(同エリア133件中)
万歩計さん
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関宿の街歩きの後半は関宿歴史資料館からスタート。ここは関宿を代表する旅籠「玉屋」の建物で、江戸時代の旅籠の様子が見事に再現されていた。商家の看板や意匠を凝らした彫刻類も面白く、さしずめ日本のローテンブルクといった感じ。2時間半かけてじっくり関宿を歩き、次の亀山宿に向かった。
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重伝建登録地区名:亀山市関宿
分類:宿場町
江戸時代、関宿は東海道の江戸から47番目の宿場町として賑わった。東海道の宿場町としては唯一の保存地区で、出入り口にある東追分から西追分まで全長約1.8kmの宿場町のほぼ全域である。街道に沿って家屋が連続し、旧宿場の規模と雰囲気をよく伝える。塗谷造・真壁造で二階建・平屋建など多様な町家が混在し、変化のある町並景観となっている。
~全国伝統的建造物群保存地区協議会発行「歴史の街並み」より
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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関宿街歩きの前半は西の追分から高札場まで。
前編の旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11749728関宿 高札場跡 名所・史跡
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高札場の横は関宿歴史資料館。関宿を代表する大旅籠「玉屋」の建物で、江戸の宿場の様子を再現しています。
この資料館だけは入場すべし by 万歩計さん関宿旅籠玉屋歴史資料館 美術館・博物館
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建物正面2階には、屋号にちなんだ「宝珠の玉」をかたどった虫籠窓。
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「関で泊るなら鶴屋か玉屋、まだも泊るなら会津屋」と謳われるほどの大旅籠でした。
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入口を入ると店の間。そこに二階の客室に上る階段。
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壁に掲げられた講札。
講札は伊勢参りなどの講の定宿であることを示すもので、旅籠にとっては店先に掲げる講札が多ければ多いほど、安心して泊まれる宿であることを旅人に示すことができ、店先の目立つところに掲げていたそうです。 -
関特産の火縄。
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店の間の奥が主人が座る帳場。
この資料館だけは入場すべし by 万歩計さん関宿旅籠玉屋歴史資料館 美術館・博物館
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旅人はここで使用人が運んで来る洗い桶で足を洗いました。
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奥の土間
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客に供される食事はここで作られました。
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土間の高い天井
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土間の一部に風呂。江戸時代の風呂のサイズは棺桶と同じ。その狭さに何時も驚きます。
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土間を出て戸外の井戸端を進むと、
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客室に面した庭。
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庭の奥に土蔵。内部には歌川広重の浮世絵がありました。
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旅籠の母屋に上がると、畳敷きの大広間を襖や障子で仕切っただけの客間。
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立派な床の間のある部屋も、
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隣との仕切りは襖一枚で欄間はスカスカ。プライバシーはほぼゼロです。
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庭から眺めるとこんな感じ。
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こうして寝ました。
この資料館だけは入場すべし by 万歩計さん関宿旅籠玉屋歴史資料館 美術館・博物館
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旅籠では夕食と朝食の二食が提供され、食事は一汁三菜が基本でした。
これに対して木賃宿は相部屋が基本で、寝具もないため自分の衣類を敷いたり被ったりして寝ていたそうです。食事は出ず自分で食材を持ち込んで自炊。このとき調理に必要な薪の代金を支払う必要があったため、「木の代金=木賃」となり、木賃宿という名称の由来となったそうです。 -
蚊や蚤には苦労した模様。
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最後に「宝珠の玉」をかたどった虫籠窓から通りを見下ろして、
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玉屋を出たら隣に現役の旅籠「石垣屋」。鈴鹿から京都まで旧東海道を3泊4日で歩く計画を立てた時、宿泊候補の一つに考えた宿です。
三重の古民家ゲストハウス 旅人宿石垣屋 宿・ホテル
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尤も素泊まり宿なので木賃宿に近いか。男女別の相部屋らしいが、さすがに布団はあるだろう。
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瓦屋根の付いた立派な看板は「庵看板」と言います。
深川屋 陸奥大掾 グルメ・レストラン
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看板は京都側が漢字、江戸側がひらがなになっています。旅人が方向を間違えぬための工夫です。
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ここは和菓子屋さんでした。
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伊藤本陣跡。関宿には川北本陣、伊藤本陣と二軒の本陣がありました。
本陣は格が違う by 万歩計さん川北 伊藤本陣跡 名所・史跡
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本陣は参勤交代の大名や、公家、公用の幕臣等が利用した格式の高い宿泊施設です。
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TV番組の撮影クルーがウロウロ。
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百六里庭・眺関亭は関宿にある小公園。関宿が江戸から106里あることから名づけられました。
奥の小公園は映画のセットのよう by 万歩計さん百六里庭 公園・植物園
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中に入ると時代劇のセットのよう。
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通りから少し奥まった場所にある鶴屋。玉屋、会津屋とともに関を代表する旅籠の一つでした。
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江戸時代末には脇本陣にもなりました。破風に格式を感じます。
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関宿の伝統的町家の一軒が、
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関まちなみ資料館として公開されています。
関宿の昔の街並みの写真展示 by 万歩計さん関まちなみ資料館 美術館・博物館
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帳場の銭函に、
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箱階段。
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二階の天井は低い。
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虫篭窓は中から見るとこうなっています。
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奥の土蔵に行くと、
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関宿の保存事業による街並みの変遷が写真で残されています。
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このような努力で江戸時代の街並みが保存されています。
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ここは明治15年創業の桶屋。
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イチオシ
瓦に細かい意匠が施されています。
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イチオシ
この辺りは江戸時代そのまま。
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銀行も街並みを配慮した意匠に。
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平成9年度三重県さわやかまちづくり賞(景観づくり部門)を受賞しました。
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屋根の漆喰彫刻にも注目。これは虎。
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こちらは龍。
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マンホール蓋は意外にシンプル。
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延命寺山門は旧川北本陣の門を移築したもの。
延命寺 山門 名所・史跡
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関の山車会館
関の曳山祭り山車を展示 by 万歩計さん関の山車会館 美術館・博物館
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関の山車は最盛期には16基もあり、狭い関宿を練ったそうです。現在は4台の山車が残っています。
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イチオシ
八百屋の看板の下に「遊快亭」の文字。
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ここは松鶴楼という芸妓置場でした。
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棟続きのこちらがもう一軒の置屋である開雲楼。凝った意匠の二階の手摺や格子窓に面影が残っています。
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街道筋の宿場では大抵の旅籠は飯盛女と呼ばれる遊女を置き、また専門の遊郭も多かったそうです。
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2軒の芸妓置場の前が御馳走場。関宿に出入りする大名行列の一行を、宿役人が出迎えたり見送った場所です。
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イチオシ
少し東に行くと関宿で最も古い町家が残っています。建築時期は18世紀中頃。
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「ばったり」と呼ばれる店の前に取り付けられた、上げ下げが出来る棚や、
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馬繋ぎの環金具が残っています。
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黒ぬり漆喰に白の虫篭窓。
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街道は中町から木崎へ、
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木崎の街並み。
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木崎の街並み。
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木崎の街並み。
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14:07 行く手に東追分の鳥居と常夜灯が見えてきました。関宿の東の入口です。
東の追分 寺・神社・教会
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関宿を2時間半かけてじっくり見学しました。これから東海道を東に、次の亀山宿まで歩きます。
旧東海道と亀山宿の旅行記はここ→
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