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 子供の頃、国鉄羽犬塚駅から黒木行きのディーゼルカーが走っていた。高々20km足らずのミニ路線だったが、幼心にすごく遠くまで行く列車に思えて見送ったことを思い出す。<br /> また最近、矢部川を挟んで久留米藩と柳川藩の農民が水争奪を繰り返した歴史がTVで紹介された。水を確保するために一方が廻水路を造ると、もう一方は更に上流に廻水路を造る、すると一方は更に上流に、といった具合。この廻水路の遺構は200年以上経た現在も現役で使われていた(勿論、水争いになるような使い方はしてません)。<br /><br />**********************************************************<br /> 重伝建登録地区名:八女市黒木<br /> 分類:在郷町<br /> 黒木氏が拠った猫尾城が落城後、天正・慶長期の二度の町立て後、江戸時代の豊後別路整備を経て久留米藩の在郷町として発展した。町家は明治13年の大火前後の建築で、妻入り二階建て・入母屋造り桟瓦葺を基本に両袖に下屋を下ろし、主屋と蔵の機能を併せ持つ居蔵の形式が特徴。屋根尻は土蔵や離屋が連坦し、矢部川沿いの廻水路や玉石積み、小堂などが醸し出す農村景観が広がる。<br /> ~全国伝統的建造物群保存地区協議会発行「歴史の街並み」より<br />

重伝建巡り「八女市黒木」(在郷町 福岡県)

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2021/07/11 - 2021/07/11

11位(同エリア115件中)

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2021/07/11

  • 八女福島から筑後黒木へ

  • 福岡に戻る

この旅行記スケジュールを元に

 子供の頃、国鉄羽犬塚駅から黒木行きのディーゼルカーが走っていた。高々20km足らずのミニ路線だったが、幼心にすごく遠くまで行く列車に思えて見送ったことを思い出す。
 また最近、矢部川を挟んで久留米藩と柳川藩の農民が水争奪を繰り返した歴史がTVで紹介された。水を確保するために一方が廻水路を造ると、もう一方は更に上流に廻水路を造る、すると一方は更に上流に、といった具合。この廻水路の遺構は200年以上経た現在も現役で使われていた(勿論、水争いになるような使い方はしてません)。

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 重伝建登録地区名:八女市黒木
 分類:在郷町
 黒木氏が拠った猫尾城が落城後、天正・慶長期の二度の町立て後、江戸時代の豊後別路整備を経て久留米藩の在郷町として発展した。町家は明治13年の大火前後の建築で、妻入り二階建て・入母屋造り桟瓦葺を基本に両袖に下屋を下ろし、主屋と蔵の機能を併せ持つ居蔵の形式が特徴。屋根尻は土蔵や離屋が連坦し、矢部川沿いの廻水路や玉石積み、小堂などが醸し出す農村景観が広がる。
 ~全国伝統的建造物群保存地区協議会発行「歴史の街並み」より

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
その他
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  •  八女福島から国道442号線を、大分に向かって走り矢部川上流へ。

     八女福島から国道442号線を、大分に向かって走り矢部川上流へ。

  •  20分で黒木の街中に入りました。

     20分で黒木の街中に入りました。

  •  地域交流センター「ふじの里」の駐車場に車を停め、ついでに街歩きマップを頂きました。<br /> 黒木は往環道沿いに特産物の茶、楮皮、堅炭等の豊富な山産物を扱う在郷町として発展しました。明治、大正期の町家や蔵が多数残されており、2009年に重伝建の指定を受けました。

     地域交流センター「ふじの里」の駐車場に車を停め、ついでに街歩きマップを頂きました。
     黒木は往環道沿いに特産物の茶、楮皮、堅炭等の豊富な山産物を扱う在郷町として発展しました。明治、大正期の町家や蔵が多数残されており、2009年に重伝建の指定を受けました。

  •  先ずは矢部川沿いの道を歩きます。ここで見たかったのは久留米藩と柳川藩が矢部川の水争奪をした廻水路の遺構。

     先ずは矢部川沿いの道を歩きます。ここで見たかったのは久留米藩と柳川藩が矢部川の水争奪をした廻水路の遺構。

  •  廻水路とは取水した水を下流の相手側の堰を迂回して、さらにその下流にある自領の堰へ安定的に廻水するための水路です。このため両藩は矢部川沿いの左右岸交互に、営々と廻水路を築造しました。この歴史はTVで紹介されました。

     廻水路とは取水した水を下流の相手側の堰を迂回して、さらにその下流にある自領の堰へ安定的に廻水するための水路です。このため両藩は矢部川沿いの左右岸交互に、営々と廻水路を築造しました。この歴史はTVで紹介されました。

  •  これが川から引かれた廻水路。その上に気になる大きな建物が。<br /> 

     これが川から引かれた廻水路。その上に気になる大きな建物が。
     

  •  表に回ったら龍壽家の建物。萬歳屋の屋号で川魚料理屋を営んでおり、建物は明治28年建築。

     表に回ったら龍壽家の建物。萬歳屋の屋号で川魚料理屋を営んでおり、建物は明治28年建築。

    萬歳屋 グルメ・レストラン

    明治28年創業の川魚料理屋 by 万歩計さん
  •  山並みを借景とした矢部川の展望が自慢だったようです。

     山並みを借景とした矢部川の展望が自慢だったようです。

  •  中町から上町にかけ往環道は国道になり、通りに沿って古い街並みが残っています。

    イチオシ

     中町から上町にかけ往環道は国道になり、通りに沿って古い街並みが残っています。

  •  創業明治18年の醤油屋さん。

     創業明治18年の醤油屋さん。

  •  東に歩くと上町。

     東に歩くと上町。

  •  まる昌醤油

     まる昌醤油

  •  大正2年新築時には入母屋造りの堂々たる居蔵造りだったようです。しかし昭和後期の道路拡幅で表二間半が除去されました。

     大正2年新築時には入母屋造りの堂々たる居蔵造りだったようです。しかし昭和後期の道路拡幅で表二間半が除去されました。

  •  気になる路地があるので入ってみたが行き止まり。

     気になる路地があるので入ってみたが行き止まり。

  •  右手に雰囲気ある建物

     右手に雰囲気ある建物

  •  特に説明はなかったが、平入り・真壁造りの堂々とした家。

     特に説明はなかったが、平入り・真壁造りの堂々とした家。

  •  廃屋も散見。

     廃屋も散見。

  •  表札はあるが表は板で打ち止め、2階のガラス窓は外れたまま…。

     表札はあるが表は板で打ち止め、2階のガラス窓は外れたまま…。

  •  もう一度矢部川に下りると、

     もう一度矢部川に下りると、

  •  黒木堰

     黒木堰

  •  ここから見ると、堰から水を廻水路に取り込む様子がよく分かります。

     ここから見ると、堰から水を廻水路に取り込む様子がよく分かります。

  •  国道に戻ると、

     国道に戻ると、

  •  直ぐに素戔嗚神社

     直ぐに素戔嗚神社

    素盞嗚神社 寺・神社

    黒木の大藤 by 万歩計さん
  •  鳥居を覆うのは天然記念物「黒木の大藤」。

     鳥居を覆うのは天然記念物「黒木の大藤」。

    黒木大藤まつり 祭り・イベント

  •  応永2年(1395年)後征西将軍良成親王のお手植えとされています。

     応永2年(1395年)後征西将軍良成親王のお手植えとされています。

  •  樹齢620年。藤棚は東西50m南北80mもあり、毎年春に「八女黒木大藤まつり」が開催されます。

    樹齢620年。藤棚は東西50m南北80mもあり、毎年春に「八女黒木大藤まつり」が開催されます。

  •  重伝建の地図

     重伝建の地図

  •  国道から一つ北側の通りに行ってみます。

     国道から一つ北側の通りに行ってみます。

  •  水路が流れる静かな通り

     水路が流れる静かな通り

  •  水路には鯉が泳いでいました。

     水路には鯉が泳いでいました。

  •  水路のある通りから国道バイパスに行くと国鉄黒木駅跡

     水路のある通りから国道バイパスに行くと国鉄黒木駅跡

  •  C11型SLが静態保存してありました。

     C11型SLが静態保存してありました。

  •  かって黒木駅と鹿児島本線羽犬塚駅の間を国鉄矢部線が走ってましたが、昭和60年に廃線になりました。万歩計の記憶では既にディーゼルカーに変わっていました。

     かって黒木駅と鹿児島本線羽犬塚駅の間を国鉄矢部線が走ってましたが、昭和60年に廃線になりました。万歩計の記憶では既にディーゼルカーに変わっていました。

  •  国鉄黒木駅跡から再び国道に下りていきます。途中から黒木の街並みが見渡せました。

    イチオシ

     国鉄黒木駅跡から再び国道に下りていきます。途中から黒木の街並みが見渡せました。

  •  今度は中町から下町を歩きます。正面は江戸時代から続く葛切りの丸宗菓心庵。

     今度は中町から下町を歩きます。正面は江戸時代から続く葛切りの丸宗菓心庵。

    丸宗菓心庵 グルメ・レストラン

  •  有吉家住宅

     有吉家住宅

  •  かって金山屋と号し鯛生金山に労働者を派遣していました。

     かって金山屋と号し鯛生金山に労働者を派遣していました。

  •  旧松本家住宅。明治11年の黒木大火の翌年に再建された居蔵造りの代表的な町家です。

     旧松本家住宅。明治11年の黒木大火の翌年に再建された居蔵造りの代表的な町家です。

  •  黒木を代表する町家建築で、現在はまちなみ交流館になっています。

     黒木を代表する町家建築で、現在はまちなみ交流館になっています。

  •  旧松本家住宅内部。

     旧松本家住宅内部。

  •  古い家具調度類。

     古い家具調度類。

  •  裏庭から見た建物

     裏庭から見た建物

  •  中町の大型居蔵造り

     中町の大型居蔵造り

  •  表壁に貼り付けられた飾り石は、近郊で産出する青石です。

     表壁に貼り付けられた飾り石は、近郊で産出する青石です。

  •  リフォームされているが形は昔の居蔵造り。

     リフォームされているが形は昔の居蔵造り。

  •  中町から下町へ。

     中町から下町へ。

  •  ここから南に曲がって、

     ここから南に曲がって、

  •  国道から一つ南の往環道へ。

     国道から一つ南の往環道へ。

  •  横溝本家。山林を所有した材木商で、黒塗りの塗り壁に家紋のような模様。

     横溝本家。山林を所有した材木商で、黒塗りの塗り壁に家紋のような模様。

  •  八女福島の建物と比べると大型の居蔵が多い。

     八女福島の建物と比べると大型の居蔵が多い。

  •  カステラが名物の宗清龍堂

     カステラが名物の宗清龍堂

    宗清龍堂 グルメ・レストラン

  •  下町の家並

     下町の家並

  •  この建物の一階外壁には巨大な青石を貼りつけています。

    イチオシ

     この建物の一階外壁には巨大な青石を貼りつけています。

  •  横溝分家。昭和31年に新築された比較的新しい町家。

     横溝分家。昭和31年に新築された比較的新しい町家。

  •  下町の街並み。

     下町の街並み。

  •  下町の街並み。

     下町の街並み。

  •  明治34年建築の三谷家。

     明治34年建築の三谷家。

  •  ひと回りして国道に戻ってきました。<br /> 重伝建地区は東西1kmとこじんまりしており、農村集落から発展した町でした。<br />

     ひと回りして国道に戻ってきました。
     重伝建地区は東西1kmとこじんまりしており、農村集落から発展した町でした。

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