きゅういとせろりさんのクチコミ(70ページ)全6,077件

間口が狭く奥に長い、いかにも昔の宿場町の家屋のような造りの４階建の公民館の１階の片隅を展示室・案内所にした感じです。あまり観光地としては有名ではない川崎宿なのでこのくらいの設備でもあると嬉しいです。無料なのでこれもいいです。ただ、できれば川崎駅にこのような施設があった方が皆に知ってもらえるのではないかなあ、とちょっと思いました。１００万都市なのに、ちょっと地味な感じがしました。

川崎宿に３つあった本陣のうちのひとつで、一番江戸寄り。今は建物は全くなく案内板のみです。当主は相当のやり手だったようで、財政立て直しや末には代官になったことなどが詳しく書いてありました。
当時の資料は川崎市の市民ミュージアムにあるそうで、その復元模型と間取り図は案内板に写真が載っていて、当時を思いうかべることができるようになってます。
当時は宿場町の入口から少し行ったこのあたりが一番賑わってたのだろうなあ、と想像。今は駅からちょっと離れていてやや静かな一帯です。

六郷の渡しから万年屋の先、ちょっと北側に街に入ったマンションの谷間にひっそりとあります。稲荷横丁というようです。
旧東海道を歩いていると小さな入口表示がありますのでそれを見落とさぬよう。最初のおおきな交差点の手前です。
戦争で文書が全部焼けてしまったので創建年代などは不明なのだそうです。でも川崎宿のお稲荷さんとして親しまれていたでしょうから、それで戦災にあっても再建されてのでしょう。お社の下には巨大な欅の切り株があるとか、土台に用水路の石材が再利用されているとかのことですが、よくわかりませんでした。

川崎宿の跡を歩いてみたとき、六郷の渡しのすぐのところにあったという万年屋。その跡地です。今はマンションです。
歩道に立っている案内板にもここに万年屋があった、ということと当時の川崎宿の絵があるだけです。まさにこの角地にこの絵の万年屋があったのだなあ、ということしか感じられませんでした。川崎宿共通のデザインの案内板なのでここからはじめると後のスポットもわかりやすいです。

第一京浜の六郷橋の川崎側の橋詰に３つ記念碑が立っているうちの一つです。川崎は今も果樹園、とくに梨の栽培で有名ですが、昔はもっと海よりのこのあたりで果樹栽培が行われていたということでしょう。二十世紀ができる前は和梨といえば長十郎の時代が長かったのでその名前は有名。でも明治時代に生まれた品種だったということに驚き。やはり果物が庶民のものとなった時代はけっこう最近なのだ、ということを思うと今の品種改良の速さは驚異的ですね。

東海道の時代も第一京浜の今も多摩川を渡る重要な場所です。結構新しく今の橋は平成初期の完成です。取り付きは川崎側はかなり離れていて、土手を歩いていると、橋の路面の高さがちょうど土手の高さなので、河原に降りるか、ちょっと町側に降りてくぐる必要があって不便です。反面、歩道が土手直結なので、ちょっと展望台代わりに川の中央あたりまで行くのも容易です。ここが昔の六郷の渡しだったので、ここから川崎宿がはじまるので、この橋を東京側から歩いて来て川崎宿の史跡探しをするのもいいかもしれません。なお、京急大師線がこの土手のすぐ下を走ってます。六郷橋をくぐってすぐに昔六郷橋駅があり、わずかながらホームの跡が残ってます。

国道１号線の下流側の土手の上、さらりと案内板が１枚立っているだけですが、昔からここは多摩川の渡河の重要地点だったわけです。海からもある程度離れて川幅も広く、川底も浅く、橋を架けるにはちょうどいい場所だったのでしょう。もっとも大水のたびに流されるので江戸時代のほとんどの期間は船による渡しだったようで、それはそれで合理的です。
もうちょっと歴史を感じさせる記念碑が欲しいところですが、隣に明治天皇六郷渡御碑があるのでそれより立派にするのもどうか、というところではないかとおもいました。なお、土手を降りてちょっと入ったところに別の記念碑があるようで、それは未確認です。

平間寺という名称はほとんど知られていなくて、駅名もそうであるように川崎大師で有名です。
境内は全部壁で囲まれていてます。なので川崎大師駅を降りて参拝しようとすると壁に沿って延々と歩いていったん通り過ぎ、ぐるりと周りこんでさらに商店街を通って大山門から、と相当の遠回り。なので参拝だけが目的ならお寺を囲む壁の見えた交差点で右折して西解脱門から入ると距離は半分以下です。ただ参道の商店街の賑わいもお寺の参拝の一部。行きか帰りには寄ってみましょう。
境内は案外こじんまり。その中に五重塔はじめ建物がびっちり。初詣のときなどは相当の混雑が容易に推測できます。空いている時間をみはからっての参拝がいいいかな、と思います。

多摩川の味の素工場の裏側にあります。なのでちょっと回り込む形で接近することになります。
巨大な水門で、圧迫感を避けるためか、てっぺんに飾りがついています。ぶどうやなしやももなど、今は川崎市でも北の方の郊外にしかない果物です。当時はこの周囲でも栽培していたのでしょう。
運河用の水門ですが、運河自体は完成しなかったようで、わずかの区間の船溜りがそれを感じさせます。
周囲はやはり工場用地のようで、あまり長居はしずらい雰囲気でした。

川崎大師の近くの多摩川沿いにある工場です。
鈴木町駅直結で、鈴木町駅へのアプローチ道路は工場入り口アプローチ道路。、なので通行止めのラインが引いてありました。鈴木町駅はほぼ企業専用駅のようです。（たぶん歩道はいいのだろうとは思います）
また、裏の多摩川の川崎河港水門に向かったところ、ここにも河原は企業用地です、との案内板が立っていて、思いの外広いのに驚きました。工場見学の建物は工場の中を歩くわけにもいかないので、敷地外の案内所からパンダの絵のバスに乗って向かうのですが、その案内所はコロナで閉鎖されていてバスもさみしそうでした。

川崎大師駅のすぐ前にある神社です。八幡さまと神社が同居した感じでちょっと不思議。たしかに通りに面して２つの鳥居があります。見所は奥の方の金山神社。お堂の前にあるのはここまで大きくリアルなものは滅多にないだろうと思われる男根。しかも黒くて太くて。しめ縄もかかって子孫繁栄のお守りとか象徴でもありますが、ちょっと赤面してしまいます。

川崎大師のすぐ横。朱色の小さな門が可愛らしいです。それとは不釣り合いな角地の大きな柳の木やその奥の松の木も見事。そして境内はなんとなく高原を思わせる自然林のような緑の世界。ちょっと足を踏み入れて見てみるだけでも別世界が感じられます。

川崎大師の参道、仲見世の入り口左側角地。一番目立つ場所であるとも言えます。
仲見世で一番販売熱心だった印象で、商品説明も詳しく、また商品の種類も多いし、おみくじの入った飴とか面白いものもあったりしてつい足をとめてしまう楽しさがあります。咳止めの飴が昔から有名だそうで、でもニッキではないというのが珍しかったです。

川崎大師の仲見世で「松屋」は３軒みかけましたが、ここは仲見世入り口の門の横、角地の一番目立つ場所です。３軒とものれんわけなので元は一緒なのだそうです。ここでは声がよくなる、というオリジナルの飴があったのでそれを購入しました。このように「松屋」でも全部のお店が一緒ではないようなので比べてみましょう。

川崎大師の門前の参道商店街です。川崎大師駅からだと、いったん川崎大師を通り越して参道の長さ分行きすぎてそこからバックする形で参道商店街に入る形になります。飴の店が多く目につきました。のれんわけした店でしょう。平日だったので空いていて、参拝前に通った店の人が参拝後にまた声をかけてくれたりします。長さは短いですが濃度が高い感じで雰囲気はいいです。

川崎大師で有名なお土産、くずもち。久寿餅、というのはおめでたい当て字を使ってます。クズ粉ではなく小麦粉を使ってを使っているそうで、それで「葛」という字を使ってないのかな、とも思いました。
さて、参道の一番目立つところにあるので一番お客さんが集まっていました。表の狛犬も愛嬌があっていいですね。
原材料の関係で作り立てがやはり美味しかったです。お土産の時はなるべく早く食べた方が美味しくいただけます。いちばんいいのはやはりここで食べることでしょうね。

川崎大師の参道に面してある小さなお堂です。見落とさないように常に左側を見ておく必要があります。
さて、川崎大師に参拝するとき手綱をお堂の格子に結ぶとどんな馬でもおとなしくなったことから、赤い布に好きな人の名前を書いて格子に結ぶと良縁が期待でききるとのこと。たしかに赤い布が結んであります。深く考えると、相手の名を書いて「おとなしくなる」ことを願う、ということは、相手をのぞみのままにしたい？とか、ちょっといろいろ考えちゃいますので、さらりと参拝するのがいいと思います。

川崎大師といえば葛餅、と聞いてたので、川崎大師の参道や境内で看板を多く見たこのお店へ。境内で見たのはこの本店の看板が塀越しに見えたものでした。さて、不思議なのは「住吉屋総本店」のお店が２つあったこと。どうやら片方は平家で工場売店、もう一方はビルの１階で純粋に売店のような感じでした。
葛餅、といいながらクズ餅ではなく小麦粉の食感。なので硬くなっていきますので、なるべく早めに食するのがいいと思います。

仏舎利塔というかアンコールワットのような特徴的な外観の建物。川崎大師の境内からずいぶん離れて独立してある車の祈願所です。広い駐車場の片隅に建物がある感じで、車道から建物は遠いです。川崎大師の駐車場も兼ねているので、車で参拝の場合はここに止めて徒歩１０分になります。訪問日は平日だったので車もごく少なく、閑散としていました。

多摩川の土手、調布の多摩河原橋から、河口近くのキングスカイフロントまで、JR東海道線のあたりをのぞいた土手の道です。この「ロード」の区間は自転車と歩行者専用です。上流側は「多摩川サイクリングコース」、下流側は「多摩川河口青少年サイクリングコース」という名前もあります。幅が狭いので、歩行の際は自転車に注意です。歩行者も左側通行、との案内がありました。
今回は下流側を全部歩いてみました。見所は大師橋、水門、くらいでしょうか。でも伸びやかな多摩川の河原の風景を見ながら歩いていると距離感も忘れ、いい運動です。川崎大師からもまあまあ近いですし、ちょっとの区間の歩行も気分が変わって楽しいです。